2024年1月10日 (水)

ストレスチェック

 ストレスチェック制度は定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげることによって、労働者がメンタルヘルス不調になることを未然に防止することを主な目的とて平成27年12月に施行されたものです(厚労省より)。

 ストレスチェックのやり方は職場によって異なりますが、大体は外部の専門業者に依頼して行われるのが一般的で、過去には答案用紙みたいなものに記載して郵送し、後日結果が返ってくるというパターンでした。ただ近年ではeラーニングみたいな感じでオンライン上で質問に答えていくと、その場で結果が表示される(それを自分でダウンロードする)ような形が多くなりました。今の職場もそのオンライン形式で今日から開始ということでさっそく受検してみました。

 ストレスチェックのような形式は深く考えず直感的に答えた方が真実に近いものになります。問題は40問ほどありましたが、それほど時間はかからずに回答できました。で、結果です…

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 「あなたはストレスをあまりかかえておらず、またストレスの原因となる要素もあまりないようです」

 ハイ、知ってました(笑)。例年ストレスがないといわれるのがストレスだと公言してはばからない私ですが、今回アフリカの果てまで飛ばされてどうなっているんだろうかと思っていましたが、やっぱりストレスとは無縁な状態に変わりはないようでした。

 ただ、今後状況が変わればどうなるのかは不明なので、気を付けていきたいと思います。

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2023年10月27日 (金)

脳の血管

 私が住んでいる住居の浴室には絵が飾ってあります。それは私が飾ったものではなく、この住居備え付けのものです。

Angio1  最初見た時から、なにか見覚えのあるデザインだなぁと思っていたのですが、気が付きました。それは脳の動脈を側面から見た構図に類似しているのです。

Angio2  これは脳のMRA画像です。向かって左側(前方)に走っているのが内頚動脈、右側(後方)が椎骨・脳底動脈です。くだんの絵は前後が逆になっていますが、こうした脳動脈のように見えるわけです。しかも椎骨動脈から分岐する後下小脳動脈や脳底動脈から分岐する前下小脳動脈、上小脳動脈、後大脳動脈まできちんと描出されているのがすごいなと思ったのでした。

 ここまでくると完全に職業病ですが、なんかそんなことを考えてしまった我が家の浴室でした。

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2023年4月25日 (火)

産業医の単位コンプリート!

 ここでも以前から挙げていますが,主要な学会の単位ガバガバ大作戦を実行中です.その中の一つ,産業医の単位が今日ついにコンプリートされました.

 オンライン参加が当たり前にできるようになったコロナ禍の学会ですが,産業医研修だけは対面が基本です.産業医は法律に基づく重要な業務を担う役割なので,その気になればインチキ可能なオンラインでの受講は認めないという当局の強い意志を感じます.コロナ禍で対面研修が激減したために研修会の機会そのものが少なく,集めるのが大変な分野でした.ただ,昨年秋頃から徐々に対面研修が再開されてきた流れを受けて,一気に集め始めたというのが実態です.

Img_08012  先週末の日本医学会総会で6単位をかき集め,今日25日午後の甲府での研修会でついに全20単位となりました(結局甲府だけで半分以上の11単位を集めた).この日のテーマは「産業保健スタッフのための労働関係法の基礎知識」,法律関係なので正直言ってあまり面白くなさそうだな💦と思っていたんですが,意外と自分も知らないことが発見されて興味深かったです.まあともかく,これで無事に更新できます.

Img_0782  終了後は近くの丸亀製麺に寄り、今月限定で提供されている山盛りあさりうどんをいただきました.本当にあさりたっぷりで,食後は貝塚ができそうな感じでした.

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2023年4月23日 (日)

第31回日本医学会総会②

 4月21日から始まった第31回日本医学会総会,主として産業医の単位集め目的の私も参加しています.22日はほぼ1日会場で各種イベントに参加したのち合唱団の練習へ,終了後の懇親会を経ていったん帰宅しました.そして最終日の22日は眠い目をこすりながら朝7時に家を出て東京に向かいました.すでに受付は終わっているのでこの日は直接会場へ向かいます.朝から3連続で産業医の講習会に参加しました(昨日と併せて合計6単位ゲット!!).終わった後はしばし会場を散策,日本医学会総会は医学関係者向けの講演のほか、市民向けの企画も多数行われています.子供向けのセッションもあって,”医師&看護師のおしごとを体験しよう”というコーナーや自然科学系のクイズコーナーもあって,ちょうど自分が通りかかった時には「2度ノーベル賞を受賞した科学者は誰でしょう?」というクイズが出されていて,それに対して「キュリー夫人」と正解していた賢そうな子供がいました.

 午後2時からはメインホールで閉会式前の特別公演が3つ行われます.ここからは一般市民も参加可能なためウチのKも合流して聴講しました.その3つとは

Dsc_2587 Dsc_2588 「はやびさ2が拓いた新しい科学の地平」 津田雄一先生

「iPS細胞 進捗と今後の展望」 山中伸弥先生

「COVID-19これまで、そしてこれから」 尾身茂先生

 まさに現在の自然科学系のラスボス感満載の方々で,これだけの講演を一気に聴けるのはさすが日本医学会だなと感心したのでした(参加費が高いからなぁ 笑).

 ラスボス3講演の後は閉会式,次回の第32回日本医学会は4年後の2027年に大阪を中心とした関西で開催されること,次期会頭は大阪大学心臓血管外科の澤芳樹先生で日本医学会120年の歴史で外科医が会頭になるのは初めてらしいです.

 閉会式の後は総会最後のイベントとして,著名なピアニストの辻井伸行さんのミニコンサートがありました.演奏曲目はショパンの英雄ポロネーズやリストのラ・カンパネラなどで,私の世代だと「これでベートーベンのテンペストが入ったら”赤い激流”だなと妙に盛り上がってしまいました.素晴らしい演奏をもって第31回日本医学会は終了,私とKはせっかく東京に出てきたのだからと八重洲にあるオイスターバーで牡蠣とワインを堪能してから帰宅しました.こうして充実した週末が終わったのでした.

Img_0793 Img_0794 生牡蠣12ピース

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2023年4月22日 (土)

第31回日本医学会総会①

 以前から予告していたように,この週末東京の国際フォーラムにて第31回日本医学会総会が開催されています.国内に医学系の学会は星の数ほどありますが,それらの中で主要な多くの学会はこの日本医学会の分科会という位置付けになっています.そのためかこの学会に参加すると分科会各学会認定の認定医あるいは専門医の更新単位が自動的に付与される仕組みになっているため,複数の認定医・専門医を所持しているものにとってはポイントの二重取り,三重取りができる学会となっています.特に産業医は最大6単位が取れるという魅力があります.そんな巨大な学会にも拘らず今回で31回目というのはどういうことかというと,この学会開催が4年に1度とオリンピックやサッカーのワールドカップ並みの開催頻度だからです.現在進行中の単位ガバガバ大作戦の一環として今回は私も参加してきました.

Img_0785 Img_0786  学会企画そのものは4月半ばからすでに始まっていましたが,本格開催は21日から,この日は天皇皇后両陛下や岸田総理大臣なども参加して開会式が行われました(ビザンチン皇帝である私はその日甲府に行っていたため参加していません 笑).私の参加は翌22日から,この日は朝7時に家を出て一路東京に向かいました.会場である国際フォーラムに着いたのは8時過ぎ,まずは地下の受付で二次元バーコードを提示して参加証を受け取ります.その後ほかの学会ではほとんど見かけなくなったコンベンションバッグを貰います.この時「ご自由にどうぞ」というお茶を貰ったのですが,一見何の変哲もないおーいお茶に見えて,実はこれ学会オリジナルの非売品なのでした(ここまでするかという感じ 笑).

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(写真)おーいお茶名物の俳句の欄まで凝っているのが凄い!

 8時半から産業医研修会の開始,1時間につき1単位と決まっているため時間ピッタリ行われます.2コマ終わった段階で事前に予約していたランチョンセミナー会場へ移動します.コロナ前は当たり前だったランチョンセミナーですが,久しぶりでワクワクしました.お弁当は崎陽軒の特製弁当,さすが日本医学会気合が入っています.

Img_0788 Img_0789  午後はさらに1コマ産業医研修会を受講し,その後は「COVID19に世界はどう対応したのか」,「感染症予防の究極的手段としての予防接種」という2つの講演を聴いてこの日はお終いとなりました.

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2023年4月21日 (金)

産業医強化週間

 以前から告知しているように、現在自分が持っている主要な専門医・認定等の更新単位取得強化を図っています.とりわけ背中に火がついているのが産業医で年内にあと10.5単位必要です.その単位を集めるべく今日は山梨県甲府市に行ってきました.山梨産業保健総合支援センターが主催する産業医研修会は無料で,しかも予約が取りやすく,以前から「困ったら山梨」というほどお世話になっているところです.現在取得している9.5単位のうち実に6.5単位を山梨で取得しているほどです.

 そんな山梨産業保健総合支援センターの研修会,今回のテーマは 「産業カウンセリング研修 」~職場におけるカウンセリングの技法を学ぶ~ というもの,これは年間8回のシリーズもので本年度は第1回目になります.実は昨年度の最終回の研修を受けて興味深かったため今回申し込みました(まあ一番の理由はとにかく単位が欲しいからですが 笑).

 研修の中身は実際のカウンセリングの際の話の聴き方(目線や姿勢から合いの手の入れ方まで)の話から,実際に参加者同士で聞き役・話し役に分かれての実習まで充実したものとなりました.目線一つでも相手に与える印象は大きく異なるため,注意が必要です.今後産業医的な業務が増える可能性があるため興味深い研修でした.

Img_0783 産業医単位のシール(これを貰うために苦闘しています 笑)

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2023年4月17日 (月)

中国留学用の診断書

Img20230418_12064431  旅行医学・渡航医学に関心の深い自分は、普段もそうした業務を行っています。渡航者へのワクチン接種や英文の診断書の作成等ですが,今回中国への留学のための診断書を作ることになりました.

 中国語と英語の併記になっているわけですが,こうしてみると日本語の医学用語と同じ文字が多いことに改めて気づきます.医学用語に関する日本と中国の関係で言えば,古くは漢方医学の分野で中国語の語彙が日本に伝わるという流れがあったのですが,江戸時代後期以降蘭学が盛んになると,西洋由来の医学用語が日本語の漢字に意訳され,やがて明治以降それが中国に伝わるという逆の流れが出来上がりました.このため近代西洋医学由来の中国語の医学用語の多くが日本語由来になっています(日本と中国はそもそも漢字を使う文化圏なので利便性が高かった).

 今回の診断書で見れば,性病、脊柱、流行性脳脊髄膜炎、黄熱病など明治期から戦前までにできた医学用語は日本語とほぼ共通です.一方でエイズなど現代のもの(日本語でも漢字ではなくカタカナ表記だったりするもの)に関しては音を当てた独自のものですし,コレラ(霍乱)・ペスト(鼠疫)といった近代以前から存在した病気に関しては独自の言葉があります.

Shousai4 Shousai3  ちなみにコレラを意味する霍乱ですが,霍は素早いという意味があり江戸時代に日本人がコレラをころり(ころりと死ぬから)と呼んだのに概念は似ています.ペストの鼠疫はそのものズバリという感じですが,中世以来世界で猛威を振るっていたペストも近代以前は日本で流行した事例がなく,日本ではオリジナルの言葉は作られていません(黒死病という異名はあるが臨床現場では使われない).

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2023年4月 8日 (土)

母子手帳

 わけあって今回いくつかのワクチンを接種しなければならない環境にあるのですが、幼少期の自分の接種歴を確認するために実家にある母子手帳を確認していました.

Dsc_2564 Dsc_2565  仮面ライダーのシールが貼られてるところに子供時代の私がどんな感じだったのか想像がつくのですが,一番確認したかったのが破傷風の接種歴です.旅行医学の勉強をしていると破傷風ワクチンは昭和43年から定期接種(三種混合DPTワクチン)になったと知っているので,自分はぎりぎり該当しないだろうとはわかっているのですが,念のためという感じです.ワクチン接種ページを見るとやっぱり当時はジフテリア・百日咳の二種のみでした(一方で当時は種痘が行われていたのが感慨深い).やっぱり破傷風は3回打たないとダメなようです💦.

 その辺の手続き等があって実家に行ってきたのですが,途中いわき市の四倉パーキングエリアの食堂に寄りました.海鮮を売りにしたお店なんですが,海鮮味噌タンメンがボリューム満点で美味しかったです.

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2023年4月 3日 (月)

9世紀の病院

 今日4月3日は新年度になっての最初の平日でした.新入職員や異動職員が初めて出勤する日ということで院内人の動きが多くて,少しざ慌ただしい雰囲気になっていました.

 そして夕方には恒例となっている異動者の挨拶が行われました.その中の一人,大きな病院から移ってきた人が「急性期の病院から~」というフレーズを喋ったのですが,その瞬間自分の頭の中に,黄巣の乱・坂上田村麻呂・ハンブルク大司教座というワードが脳内に広がりました.急性期を9世紀と脳内誤変換した結果ですが,急性期という基本的な医学用語を9世紀という歴史用語に誤変換するとは… 自分もかなり焼きが回ってきたなと痛感した次第です.

 それにしても9世紀の病院ってどんなのだろうと改めて思ったのですが,日本は平安時代で医学すなわち祈祷の時代です.ヨーロッパはノルマン人の侵入等で社会全体が農村化していた時代,まともな病院があったとは想像できません.ただイスラム世界は当時この分野の世界最先端だったようで,9世紀初めにアッバース朝首都のバグダッドに最古の総合病院ができたという記事を見つけました(ビマリスタン).今でいう大学病院的なイメージで,まさに当時の急性期医療を担っていたのでしょう.

 そんなことを考えた新年度でした.

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2023年3月26日 (日)

日本神経学会地方会

 今月から実施中の「単位ガバガバ大作戦」,この週末は土曜日に日本神経学会九州地方会,日曜日に同九州地区生涯教育講演会に参加しました.九州まで行ったのかといえばさにあらず,オンラインによるWeb参加です.コロナ禍による数少ない好影響が学会や講演会のオンライン化,従来なら現地に出かけなければならなかったものが自宅や職場から参加できるようになったのは大いなるメリットです.移動の必要もないため,例えば午前中に東京の講演会を聴いて、そのまま午後は福岡での講演会に参加なんていう芸当も可能になったわけです(一方で学会といえば空き時間の観光も楽しみのだったのですが,オンラインだとそっち方面がなくなるのは寂しい).

 開始時間に指定された会議にアクセス,所属と名前,メールアドレスを入力してそのまま参加です.地方会は症例報告がメインなので色々興味深い症例について知ることができます.一方の生涯教育講演会は神経内科領域の様々な疾患に関する最新の知見の講演です.普段自分が担当しない分野についてはボーっと生きていると世間の波に取り残されてしまうため,こうした場で学ぶのが大切です.2日間で7単位をゲットです(この直前までに取っていた単位は24単位なので合計31単位,目標の50単位まで残り19単位です).

Tani 学会の会員マイページから.昨年12月以降の地方会はすべてオンラインでの参加です.

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