2023年4月25日 (火)

産業医の単位コンプリート!

 ここでも以前から挙げていますが,主要な学会の単位ガバガバ大作戦を実行中です.その中の一つ,産業医の単位が今日ついにコンプリートされました.

 オンライン参加が当たり前にできるようになったコロナ禍の学会ですが,産業医研修だけは対面が基本です.産業医は法律に基づく重要な業務を担う役割なので,その気になればインチキ可能なオンラインでの受講は認めないという当局の強い意志を感じます.コロナ禍で対面研修が激減したために研修会の機会そのものが少なく,集めるのが大変な分野でした.ただ,昨年秋頃から徐々に対面研修が再開されてきた流れを受けて,一気に集め始めたというのが実態です.

Img_08012  先週末の日本医学会総会で6単位をかき集め,今日25日午後の甲府での研修会でついに全20単位となりました(結局甲府だけで半分以上の11単位を集めた).この日のテーマは「産業保健スタッフのための労働関係法の基礎知識」,法律関係なので正直言ってあまり面白くなさそうだな💦と思っていたんですが,意外と自分も知らないことが発見されて興味深かったです.まあともかく,これで無事に更新できます.

Img_0782  終了後は近くの丸亀製麺に寄り、今月限定で提供されている山盛りあさりうどんをいただきました.本当にあさりたっぷりで,食後は貝塚ができそうな感じでした.

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2023年4月23日 (日)

第31回日本医学会総会②

 4月21日から始まった第31回日本医学会総会,主として産業医の単位集め目的の私も参加しています.22日はほぼ1日会場で各種イベントに参加したのち合唱団の練習へ,終了後の懇親会を経ていったん帰宅しました.そして最終日の22日は眠い目をこすりながら朝7時に家を出て東京に向かいました.すでに受付は終わっているのでこの日は直接会場へ向かいます.朝から3連続で産業医の講習会に参加しました(昨日と併せて合計6単位ゲット!!).終わった後はしばし会場を散策,日本医学会総会は医学関係者向けの講演のほか、市民向けの企画も多数行われています.子供向けのセッションもあって,”医師&看護師のおしごとを体験しよう”というコーナーや自然科学系のクイズコーナーもあって,ちょうど自分が通りかかった時には「2度ノーベル賞を受賞した科学者は誰でしょう?」というクイズが出されていて,それに対して「キュリー夫人」と正解していた賢そうな子供がいました.

 午後2時からはメインホールで閉会式前の特別公演が3つ行われます.ここからは一般市民も参加可能なためウチのKも合流して聴講しました.その3つとは

Dsc_2587 Dsc_2588 「はやびさ2が拓いた新しい科学の地平」 津田雄一先生

「iPS細胞 進捗と今後の展望」 山中伸弥先生

「COVID-19これまで、そしてこれから」 尾身茂先生

 まさに現在の自然科学系のラスボス感満載の方々で,これだけの講演を一気に聴けるのはさすが日本医学会だなと感心したのでした(参加費が高いからなぁ 笑).

 ラスボス3講演の後は閉会式,次回の第32回日本医学会は4年後の2027年に大阪を中心とした関西で開催されること,次期会頭は大阪大学心臓血管外科の澤芳樹先生で日本医学会120年の歴史で外科医が会頭になるのは初めてらしいです.

 閉会式の後は総会最後のイベントとして,著名なピアニストの辻井伸行さんのミニコンサートがありました.演奏曲目はショパンの英雄ポロネーズやリストのラ・カンパネラなどで,私の世代だと「これでベートーベンのテンペストが入ったら”赤い激流”だなと妙に盛り上がってしまいました.素晴らしい演奏をもって第31回日本医学会は終了,私とKはせっかく東京に出てきたのだからと八重洲にあるオイスターバーで牡蠣とワインを堪能してから帰宅しました.こうして充実した週末が終わったのでした.

Img_0793 Img_0794 生牡蠣12ピース

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2023年4月22日 (土)

第31回日本医学会総会①

 以前から予告していたように,この週末東京の国際フォーラムにて第31回日本医学会総会が開催されています.国内に医学系の学会は星の数ほどありますが,それらの中で主要な多くの学会はこの日本医学会の分科会という位置付けになっています.そのためかこの学会に参加すると分科会各学会認定の認定医あるいは専門医の更新単位が自動的に付与される仕組みになっているため,複数の認定医・専門医を所持しているものにとってはポイントの二重取り,三重取りができる学会となっています.特に産業医は最大6単位が取れるという魅力があります.そんな巨大な学会にも拘らず今回で31回目というのはどういうことかというと,この学会開催が4年に1度とオリンピックやサッカーのワールドカップ並みの開催頻度だからです.現在進行中の単位ガバガバ大作戦の一環として今回は私も参加してきました.

Img_0785 Img_0786  学会企画そのものは4月半ばからすでに始まっていましたが,本格開催は21日から,この日は天皇皇后両陛下や岸田総理大臣なども参加して開会式が行われました(ビザンチン皇帝である私はその日甲府に行っていたため参加していません 笑).私の参加は翌22日から,この日は朝7時に家を出て一路東京に向かいました.会場である国際フォーラムに着いたのは8時過ぎ,まずは地下の受付で二次元バーコードを提示して参加証を受け取ります.その後ほかの学会ではほとんど見かけなくなったコンベンションバッグを貰います.この時「ご自由にどうぞ」というお茶を貰ったのですが,一見何の変哲もないおーいお茶に見えて,実はこれ学会オリジナルの非売品なのでした(ここまでするかという感じ 笑).

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(写真)おーいお茶名物の俳句の欄まで凝っているのが凄い!

 8時半から産業医研修会の開始,1時間につき1単位と決まっているため時間ピッタリ行われます.2コマ終わった段階で事前に予約していたランチョンセミナー会場へ移動します.コロナ前は当たり前だったランチョンセミナーですが,久しぶりでワクワクしました.お弁当は崎陽軒の特製弁当,さすが日本医学会気合が入っています.

Img_0788 Img_0789  午後はさらに1コマ産業医研修会を受講し,その後は「COVID19に世界はどう対応したのか」,「感染症予防の究極的手段としての予防接種」という2つの講演を聴いてこの日はお終いとなりました.

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2023年4月21日 (金)

産業医強化週間

 以前から告知しているように、現在自分が持っている主要な専門医・認定等の更新単位取得強化を図っています.とりわけ背中に火がついているのが産業医で年内にあと10.5単位必要です.その単位を集めるべく今日は山梨県甲府市に行ってきました.山梨産業保健総合支援センターが主催する産業医研修会は無料で,しかも予約が取りやすく,以前から「困ったら山梨」というほどお世話になっているところです.現在取得している9.5単位のうち実に6.5単位を山梨で取得しているほどです.

 そんな山梨産業保健総合支援センターの研修会,今回のテーマは 「産業カウンセリング研修 」~職場におけるカウンセリングの技法を学ぶ~ というもの,これは年間8回のシリーズもので本年度は第1回目になります.実は昨年度の最終回の研修を受けて興味深かったため今回申し込みました(まあ一番の理由はとにかく単位が欲しいからですが 笑).

 研修の中身は実際のカウンセリングの際の話の聴き方(目線や姿勢から合いの手の入れ方まで)の話から,実際に参加者同士で聞き役・話し役に分かれての実習まで充実したものとなりました.目線一つでも相手に与える印象は大きく異なるため,注意が必要です.今後産業医的な業務が増える可能性があるため興味深い研修でした.

Img_0783 産業医単位のシール(これを貰うために苦闘しています 笑)

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2023年4月17日 (月)

中国留学用の診断書

Img20230418_12064431  旅行医学・渡航医学に関心の深い自分は、普段もそうした業務を行っています。渡航者へのワクチン接種や英文の診断書の作成等ですが,今回中国への留学のための診断書を作ることになりました.

 中国語と英語の併記になっているわけですが,こうしてみると日本語の医学用語と同じ文字が多いことに改めて気づきます.医学用語に関する日本と中国の関係で言えば,古くは漢方医学の分野で中国語の語彙が日本に伝わるという流れがあったのですが,江戸時代後期以降蘭学が盛んになると,西洋由来の医学用語が日本語の漢字に意訳され,やがて明治以降それが中国に伝わるという逆の流れが出来上がりました.このため近代西洋医学由来の中国語の医学用語の多くが日本語由来になっています(日本と中国はそもそも漢字を使う文化圏なので利便性が高かった).

 今回の診断書で見れば,性病、脊柱、流行性脳脊髄膜炎、黄熱病など明治期から戦前までにできた医学用語は日本語とほぼ共通です.一方でエイズなど現代のもの(日本語でも漢字ではなくカタカナ表記だったりするもの)に関しては音を当てた独自のものですし,コレラ(霍乱)・ペスト(鼠疫)といった近代以前から存在した病気に関しては独自の言葉があります.

Shousai4 Shousai3  ちなみにコレラを意味する霍乱ですが,霍は素早いという意味があり江戸時代に日本人がコレラをころり(ころりと死ぬから)と呼んだのに概念は似ています.ペストの鼠疫はそのものズバリという感じですが,中世以来世界で猛威を振るっていたペストも近代以前は日本で流行した事例がなく,日本ではオリジナルの言葉は作られていません(黒死病という異名はあるが臨床現場では使われない).

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2023年4月 8日 (土)

母子手帳

 わけあって今回いくつかのワクチンを接種しなければならない環境にあるのですが、幼少期の自分の接種歴を確認するために実家にある母子手帳を確認していました.

Dsc_2564 Dsc_2565  仮面ライダーのシールが貼られてるところに子供時代の私がどんな感じだったのか想像がつくのですが,一番確認したかったのが破傷風の接種歴です.旅行医学の勉強をしていると破傷風ワクチンは昭和43年から定期接種(三種混合DPTワクチン)になったと知っているので,自分はぎりぎり該当しないだろうとはわかっているのですが,念のためという感じです.ワクチン接種ページを見るとやっぱり当時はジフテリア・百日咳の二種のみでした(一方で当時は種痘が行われていたのが感慨深い).やっぱり破傷風は3回打たないとダメなようです💦.

 その辺の手続き等があって実家に行ってきたのですが,途中いわき市の四倉パーキングエリアの食堂に寄りました.海鮮を売りにしたお店なんですが,海鮮味噌タンメンがボリューム満点で美味しかったです.

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2023年4月 3日 (月)

9世紀の病院

 今日4月3日は新年度になっての最初の平日でした.新入職員や異動職員が初めて出勤する日ということで院内人の動きが多くて,少しざ慌ただしい雰囲気になっていました.

 そして夕方には恒例となっている異動者の挨拶が行われました.その中の一人,大きな病院から移ってきた人が「急性期の病院から~」というフレーズを喋ったのですが,その瞬間自分の頭の中に,黄巣の乱・坂上田村麻呂・ハンブルク大司教座というワードが脳内に広がりました.急性期を9世紀と脳内誤変換した結果ですが,急性期という基本的な医学用語を9世紀という歴史用語に誤変換するとは… 自分もかなり焼きが回ってきたなと痛感した次第です.

 それにしても9世紀の病院ってどんなのだろうと改めて思ったのですが,日本は平安時代で医学すなわち祈祷の時代です.ヨーロッパはノルマン人の侵入等で社会全体が農村化していた時代,まともな病院があったとは想像できません.ただイスラム世界は当時この分野の世界最先端だったようで,9世紀初めにアッバース朝首都のバグダッドに最古の総合病院ができたという記事を見つけました(ビマリスタン).今でいう大学病院的なイメージで,まさに当時の急性期医療を担っていたのでしょう.

 そんなことを考えた新年度でした.

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2023年3月26日 (日)

日本神経学会地方会

 今月から実施中の「単位ガバガバ大作戦」,この週末は土曜日に日本神経学会九州地方会,日曜日に同九州地区生涯教育講演会に参加しました.九州まで行ったのかといえばさにあらず,オンラインによるWeb参加です.コロナ禍による数少ない好影響が学会や講演会のオンライン化,従来なら現地に出かけなければならなかったものが自宅や職場から参加できるようになったのは大いなるメリットです.移動の必要もないため,例えば午前中に東京の講演会を聴いて、そのまま午後は福岡での講演会に参加なんていう芸当も可能になったわけです(一方で学会といえば空き時間の観光も楽しみのだったのですが,オンラインだとそっち方面がなくなるのは寂しい).

 開始時間に指定された会議にアクセス,所属と名前,メールアドレスを入力してそのまま参加です.地方会は症例報告がメインなので色々興味深い症例について知ることができます.一方の生涯教育講演会は神経内科領域の様々な疾患に関する最新の知見の講演です.普段自分が担当しない分野についてはボーっと生きていると世間の波に取り残されてしまうため,こうした場で学ぶのが大切です.2日間で7単位をゲットです(この直前までに取っていた単位は24単位なので合計31単位,目標の50単位まで残り19単位です).

Tani 学会の会員マイページから.昨年12月以降の地方会はすべてオンラインでの参加です.

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2023年3月20日 (月)

産業医研修会

 先日宣言したように,夏までに諸学会等の更新に必要な単位を集めるキャンペーンを開始しています(名付けて「単位ガバガバ大作戦」).その一環として昨日新宿で開催された産業医研修会に参加してきました.

 今回は「高齢労働者の健康課題と対策」,「社会が変わる!安全衛生委員会の立ち上げ方進め方」,「産業医の法的責任とリスク」の3本建て3時間の講演でした.最初のテーマは高齢化と労働力不足の時代を迎える日本で増えてくるだろう高齢労働者の健康に関する話題,次がある程度以上の規模の事業所では設置が義務付けられている安全衛生委員会の適切な設置に関して,最後が産業医がしばしば遭遇するトラブルに関してです.3つとも全く異なるテーマなので集中が切れることなく聴くことができました.

 最初の高齢労働者の話題は定年が延びる傾向にある世相と,再雇用等で権限が無くした高齢労働者のモチベーションに関する話題や20年前に比べて高齢者の体力が大幅に向上しているというエビデンス(これは常々感じていたこと.20年前の60歳は今なら50歳くらいに見える)が面白かったです.2つ目の安全衛生委員会は私も職場で参加している委員会ですが,職場の風通しを良くするためにもこの委員会を上手に活用するのが重要だとのことでした(この委員会は法的に設置が義務付けられているものなので,どんなワンマンオーナーの会社でも廃止することはできません).3つ目は打って変わってネガティブな話題,近年の権利意識の増大と相まって増えている産業医に関するトラブルと対策のお話,自分も産業医的な業務を担当する機会が増えているのでとても参考になりました.

Img_0734 Img_0735  研修会終了後には受講を証明するシールをゲット! 今日段階で通算9.5単位が集まりました(目標は20単位).

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2023年3月 4日 (土)

日本医学会総会

 医学関係の学会はそれこそ数え切れないほどあります.医師は自らが専門としている基幹学会のほかに関連した様々な学会に所属している場合が多いです.たとえば神経内科医の場合は基幹学会として日本内科学会と日本神経学会に所属し,さらに各自の専門や興味・関心に応じて,脳卒中学会や神経治療学会,神経生理学会,頭痛学会,てんかん学会といったより専門的な学会にも所属します.私の場合は加えて日本旅行医学会,日本渡航医学会,日本温泉気候物理医学会などにも入っています.また直接専門とは異なりますが,産業医業務を行うための資格として日本医師会が認定する産業医資格もあります.

 こうした学会ではその専門性や会員のレベルを維持するために専門医や認定医を定めていることが一般的です.大抵は入会から一定年数を経て受験資格を得て,試験(筆記試験や口頭試験,学会によっては症例の提出なども)を受け合格すれば専門医や認定医となります.資格としての医師は特に問題を起こさない限り資格は維持されますが,専門医・認定医はそうではなく,決められた期間ごとに更新しなければなりません.一般には学会への参加や教育講演の聴講など,学会の定めたルールに従って単位を取得し申請を行うことで更新されます.なので持っている専門医・認定医の数が多ければそれだけ更新のための労力も大きなものになります.

 私もいくつかの専門医・認定医(産業医含む)を持っているのですが,諸事情があり今年の夏までにそれらの更新に必要な単位を揃える必要が出てきました.このうち日本内科学会,日本旅行医学会はすでに規定の単位が集まっているので問題ないのですが,そのほか日本神経学会や産業医はまだまだ数が不足しています.現在そうした学会の単位を集めようキャンペーン(笑)を行っているのですが,日常業務の合間にやる必要があるためなかなか大変です.

 そこで登場するのが表題の日本医学会総会です.名前のイメージから日本の医学の総元締め的な印象を受ける学会ですが,実はこれ日本医師会が主宰している学会で,必ずしも医学の総元締めというわけでもありません.ただ影響力はそれなりにあって,この学会の総会に参加すると主要な学会の単位になるというメリットがあります.しかも1回の参加で複数の学会の単位がもらえるというポイントの二重取り三重取りみたいな感じです.特に産業医の単位が最大6単位とれるのは大きなメリットです(産業医は1時間の講習で1単位と決まっているため,普通の講習会ではせいぜい2~3単位).

 なんかいいこと尽くしのように思えますが,この学会参加費が非常に高いという欠点(?)があり,これまでほとんど参加したことがありませんでした.ただ今回背に腹は代えられないということで,参加することにした次第です.今年の日本医学会総会は4月21日(金)~23日(日)の3日間,東京国際フォーラムで行われます.

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