2018年5月24日 (木)

学会に行ってきました

 久しぶりの投稿になりました.5月12~13日に行われたひの新選組まつりの余韻に浸る間もなく日常の現実にさらされています.そんな現実のひとつである学会が行われているため,自分も参加してきました.

 会場は北海道札幌市,当地から行く場合アクセスは空路になるわけですが,一般的に札幌の玄関口となるのは新千歳空港です.

 が,しか~し

 ビザンチン皇帝が出かけるときにそんな常識は通用しません (^.^).今回はもっと東の女満別空港から入りました.理由は現在取り組んでいる位置ゲーム,ケータイ国盗り合戦のためです.これは日本全国を600の国,6000の空に分割し,その地点に行ってスマートホンを操作することでそれらの国,空を獲得していくというゲームです.こうした旅系・集める系に目がない私ですから,数年前から取り組んでいます(現在540の国,3800強の空を獲得済み).北海道のような普段住んでいる土地からみて遠隔にある場所はなかなか行くのが難しいため,なるべくこうしたチャンスは無駄(?)にしたくないからです.学会は水曜日からなんですが,今回は前日(火曜日)の午後に飛びました.

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(左写真1) 飛行機から見えた屈斜路湖,(右同2) 女満別空港

 羽田から1時間40分のフライトで到着,現地は晴れの良いお天気,気温も20度越えでかなり温かかったです.

 空港でレンタカーを借りて,メイン路線である国道39号線を中心に周辺の空を撮りまくりながら東に向かい,この日の夜は旭川に宿泊しました.ホテルにチェックインしたのち,近くにあったジンギスカンが食べられるお店で夕食を取りました.

Img_3751 (写真3) ビールの飲み比べ 🍺

 翌日は早朝に起きて,学会が行われる札幌に向かいます.北海道全図を漠然と眺めると,札幌-旭川ってそんなに離れていないように感じるんですが,実は140キロくらい離れており,特急でも1時間半かかるのでした.

 学会場は中心部のロイトン札幌&ニトリ文化ホール&教育会館の3か所(いずれも徒歩圏内),ロイトンで受付をして,まずは教育会館で行われる生涯教育セミナーへ.これに参加すると専門医を更新するためのポイントが得られるという寸法なんですが,普段自分が専門にしていない領域に関する最新の知見は非常に勉強になりました.

Img_0512 (写真4) 学会場

 午後からはいくつかのシンポジウムに参加するなどして過ごし,夕方からは札幌近辺の空をいくつかとって,今度は新千歳空港へ.空港内のお寿司屋さんに入って夕食と日本酒をいただいたのでした(結局食に走ってしまう自分 笑).

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(写真5,6) お刺身と握り(珍しいニシンの握りがありました)

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2018年4月 9日 (月)

第17回日本旅行医学会大会

 この週末,東京代々木で開催されていた第17回日本旅行医学会大会に参加してきました.

30221669_1687202691377089_143844929 30226609_1687202678043757_849584637  旅行医学とは「人の移動の安全性と快適性を高める医学」と定義されており,飛行機や自動車などでの移動にかかわる医学や現地における医療事情や感染症の現状の把握や啓蒙など多岐にわたっています.臓器別に細分化された専門医の集まりの学会とは全く異なる,横断的な学会です.構成員も医師だけではなく,看護師や薬剤師,理学療法士などのコメディカル,旅行会社の添乗員や航空会社のフライトアテンダント,はたまた旅行に興味のある一般の方々まで広く門戸を開いています.年1回の大会の他,登山医学セミナーやワクチンセミナーなどいくつかのイベントを主催しています.

 旅行と医学なんて,まさに自分のためにあるような学会ですが,参加し始めたのは数年前,業務的にもある程度余裕が出てきてからのことです.一般に学会というと,自分の興味があるシンポジウムなどを聴いて,時々中抜けして観光というパターンも多いんですが,この旅行医学会の講演は興味深いものが多いので,基本的に中抜けはせずにフル参加が定番です.

 この学会では毎年海外の先生方を招聘して,外国における医療事情やトピックなどをお話してもらう企画があるんですが,今年は米国の歯科医療事情,南アフリカの医療事情などがありました.特に南アフリカは最近行ってきたところなので興味深かったです.その他の講演としては最近増えている海外留学に関する安全のための研修システムの話題や,安全な移動のためにというテーマで,渋滞を科学的に考える渋滞学の話題が面白かったです.

 学会の専務理事の先生がおっしゃっていたんですが,海外の安全というとテロなど衝撃的な話題はよく取り上げられるが,現実に日本人が海外で亡くなる最大の原因は疾病(脳血管障害や急性心疾患)であり,不幸にしてこうした疾患に直面した場合,どのように対応すべきかという話題にはほとんど関心が払われていないことは極めて憂慮すべきことであるということをおっしゃっていました.その他にも世界の広い範囲で猛威を振るっているマラリアや狂犬病などの感染症対策など,重要な割には世間の関心が薄い分野をどうやって啓蒙していくのかなど,この学会の果たすべき役割は大きいと感じました.

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2018年3月18日 (日)

脳神経内科

 自分の専門は神経内科,それは医師になって以来ずっとそうである.実は英語だとこの診療科をDepartment of Neurologyという.直訳すれば神経科ということになる(なのでメインの学会も日本神経学会という).これがなぜ神経内科という名前になったのかというと,この領域が独立の診療科となった1970年代当時,日本では精神科の別名的な意味合いで神経科という言葉がすでに使われ,世間的にも認知されていたからだ.このため後発の悲しさから,それと区別するために神経内科という名称を新たに作り出したわけである.

 それから40年,今回日本神経学会ではこの「神経内科」という名称を,「脳神経内科」に変更しようというキャンペーン(?)を始めたようだ.これは神経内科という名称が前述の神経科に似ているために,躁うつ病や統合失調症といった本来精神科(神経科)が担当すべき患者さんがやって来る等現場に混乱があること,現実の神経内科疾患では脳卒中や認知症など,主病変が脳にある疾患も多く,名称を現実に即したものにしようということ,更には脳を扱う外科である脳神経外科と類似させることで,そちらと対になる内科版であることをPRする狙いがあるものと思われる(ただ神経内科の病気は脳だけではなく,運動器など整形外科領域ともオーバーラップするので,外科と対比させたいのなら脳神経整形内科になる気もする(新函館北斗駅みたいだが).

 一方でこの脳神経内科という名称だが,実はすでに一部大学等では使用されており今回新たに発明されたものではない.また学会の通達は強制力があるわけではなくて,あくまでもお願いに過ぎないので,今後この名前が広まっていくのかは予断を許さない.

 

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2017年11月29日 (水)

新・湯治ワークショップ

Img_3377  昨日(11月28日)は表題の「新・湯治ワークショップ」に参加してきました.これは特定非営利活動法人健康と温泉フォーラムが主催し,環境省が共催して行われたイベントで,自分も所属している温泉療法医会の研修会も兼ねていました.

 会場は上野の東京文化会館の4階会議室です.東京文化会館といえば二期会や藤原歌劇団などのオペラ観劇でちょくちょく訪れている会場です.上野駅の公園口を出て横断歩道を渡り,いつものように会館の正面口から入って,近くにあったエレベーターで4階に上がりました.そこに会議室があるんだろうと思っていたんですが…

 ありません ( ;∀;)

 そこにあったのは音楽資料室だけでした… おかしいなと思って辺りを見渡すと何やら張り紙があります.それによると,会議室に御用の方は一旦外に出て楽屋口から入ってくださいとのこと,どうやら同じように間違えてここに来てしまう人が多いようです ( ̄▽ ̄).

Img_3380  張り紙の指示通り一旦外に出て楽屋口へ.ここには守衛さんが立っていて,「フォーラムの方は奥のエレベーターから4階にどうぞ」みたいなことを言っていました(ここからは舞台の楽屋にも行けるので,そっち方面へ部外者が入り込まないよう見張っている模様).指示されたとおりに4階に上がると無事に会議室がありました.ここで受付を行って会場に入ります.

 今回の新・湯治ワークショップは21世紀的な湯治の在り方や世間へのPRをいかにすべきかをテーマとした会合です.参加者は自分のような温泉療法医の他,全国の温泉地の関係者,旅行会社の方,行政関係者の他マスコミ関係者もいました.

Img_3378  会議は最初に基調講演があって,その後討論という流れになりますが,結構議論が白熱して面白かったです.ただこの会合,いろんな種類の人達がいろんな思惑をもって参加していることもあり,時として自分の地域の話題などのPRを延々とやってしまう人がいるらしいです(笑).そのため司会者にはイエローカードやレッドカードが渡されていて,あまり長くしゃべる参加者にはそれらを提示して発言を遮ることがあるらしいです(この日は提示された人はいませんでしたが,「これ以上話すとイエローカードが出そうなのでやめます」みたいなことを言ってた参加者もいました.自分的にはなかなか面白い会合でした.

 で,会が終わった後は小田原にとんぼ返り,夜は市役所行われる介護保険審査会に参加したのでした.

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2017年1月 9日 (月)

風邪の日

 自分のホームページのトップ画面の右下に,「今日は何の日」というパーツが張り付けてあります.それによると,今日1月9日は「風邪の日」なんだそうです.どういうことかと思って調べてみたんですが,どうやら江戸時代後期の大横綱,2代目谷風(谷風梶之助)が寛政七年(1795年)のこの日に流感(流行性感冒,おそらくはインフルエンザだったんだと思います)のために亡くなった故事に由来するのだそうです.

 なるほど統計学園 今日は何の日?(総務省統計局のサイト)

Tanikaze_2  谷風梶之助といえば,雷電為衛門や小野川喜三郎と並ぶ,江戸時代の大横綱です.特に安永七年(1778年)から天明二年(1782年)にかけての江戸本場所63連勝は,150年後に双葉山の69連勝が出てくるまでは大相撲の最多連勝記録でした.

 そんな強い横綱だった谷風ですが,寛政七年当時流行っていた流感に罹り,あっけなく亡くなってしまったのです.まだ現役の横綱でした(享年44).人並み外れた体力があるはずの横綱でさえも命を落とす風邪,おそらくはインフルエンザだったと思われますが,甘く見るととんでもないことになる病気であるのは現代でも変わりません(抗インフルエンザ薬など,江戸時代に比べて格段に医学が進歩した現代でも毎年インフルエンザで亡くなる人はいます).

Kiritanpo  1月9日といえば,お正月も終わって疲れが出る時期,また大寒に向かって1年でもっとも寒さが厳しくなる時期でもあります.風邪の予防は手洗いとうがいですが,栄養補給と休息も大事な要素です.先に挙げた統計局のサイトでは,風邪対策としてネギの話が出ていました.寒い時期にネギをたくさん摂取できるものといえば鍋料理,まさにピッタリの献立ですね(これに熱燗が付けば最高だ !(^^)!).

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2016年11月17日 (木)

沖縄に行ってきました

 久しぶりの更新になります.

 先週後半沖縄に行ってきました.とはいっても休暇とかではなく,学会出張のためです.

 会期は11月11日(金)~12日(土)の2日間,会場は沖縄県宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターです.沖縄で学会があること自体が珍しいので,以前から絶対に行ってみたいと思っていた学会です.ただ,東京あたりで開催される学会と異なり,遠い沖縄の学会となれば,手ぶらで行くことはなんとなく憚られる(単なる旅行と誤解される? 笑)ため,発表演題を用意しての参加です.

 で,その自分の発表が11日の午後のセッションだったこともあり,準備のため前日の夕方の便で沖縄入りとなりました.夕方羽田を発った飛行機は途中強い向かい風(偏西風)に会いながらも順調に飛行し,夜那覇空港に到着しました.飛行機を降りた第一声が…

 「あ,暑い…」

 いや,本当に暑いです.温かいではなくて,まさに暑いという表現がぴったりくる感じです.北海道ではもう雪が降っているところもあるというのに… いやぁ,やっぱり日本は広いです (^.^).

Dsc_1161 (写真1) 夕食のステーキ(200グラムのヒレです)

 空港を出て近くのレンタカー屋さんで車を調達し市内に向かいます.途中ちょこちょこと寄り道をしてホテルにチェックイン,この日は近くのステーキ屋さんで夕食にしました(本格的なステーキではなく,かなりカジュアルな感じ).

 翌日は朝5時起きでまずは沖縄本島を散策,お昼近くに学会場に入りました.沖縄コンベンションセンターは会議棟、劇場棟、展示棟から構成されている総合イベント場ですが,それだけでは足りないため,隣の体育館も会場に加えられています(自分が発表するポスターセッションもこの体育館だった).行ってみると大勢の参加者でごった返しています.多くの人はスーツでしたが,あまりの暑さのためか半袖のラフな格好の人も目立ちました(会場スタッフはリゾートっぽい服装).

Dsc_1186 Dsc_1170 (写真2,3) 学会場の様子

 所定の場所に持参したポスターを張り,討論時間までは他のポスターを眺めながら会場を巡ります.いろんなテーマのものが取り上げられていて興味深かったです.時間になり討論開始,大きな混乱もなくスムーズに進んでいきました.

 夕方からは全体懇親会があったんですが,私は参加せず別行動(笑),翌日は特別講演等を聴いたりして,午後の便で戻って来たのでした(沖縄から帰ってくると,関東は非常に寒く感じました).

 

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2016年11月 4日 (金)

労災保険給付の概要

 さる11月1日,甲府市内で開催された産業医研修会に参加してきました.研修自体は午後からなんですが,せっかく山梨まで繰り出すのだから,山梨県唯一の未訪100選滝である七ツ釜五段の滝にも行ってこようと,有休をとって一日フリーの状況を作り出しました.

 七ツ釜五段の滝は山梨県山梨市北部,埼玉県との県境に近くにある西沢渓谷の最深部にある滝です.春は新緑,秋は紅葉の名所として非常に人気が高い場所で,休日ともなれば人の流れで渋滞することもあるとか! そんな場所ですから平日,しかも早朝に行くのがベストだろうと,この日は朝5時起きで出発しました.

 天気は雨,ただ前夜の段階では夜間は雨が降るものの,明け方には止むとの予報だったのと,基本的に晴れ男のビザンチン皇帝が出かけるのだから雨なんて降るはずがない!と確信していたからです(笑).

Pb010001 (写真1) 雨です…

 小田厚から圏央道,中央道と走って現地に向かいます.7時半頃になっても雨は止む気配がありません.おかしいなと思い,天気予報を確認すると,なんと!午前中いっぱい雨に変わってるじゃないですか(泣).午後からは晴れるらしいですが,午後から晴れても研修会だしなぁということで泣く泣く断念しました(七ツ釜五段の滝は駐車場から往復4時間かかるので,午後の研修会に泥だらけで現れるわけにもいかないので).

Pb010004 Pb010006 (左写真2) 紅葉がきれい,(右同3) お昼から晴れてきました(南アルプスが見事です)

 結局周辺のドライブで時間をつぶし,甲府市内へ.この日の研修のテーマは労災保険給付の概要でした.労働災害は一般に労災と略され誰でも耳にしたことはあると思いますが,この労災に見舞われた際に給付されるのが労災保険というものです.今回の内容は労災の要件や近年話題になることの多い,脳・心臓疾患や精神障害の労災認定についてでした.

Pb030012 (写真4) この日の資料

 講師は労働局の担当官の方ですが,いかにも官僚的なトーンの話し方で睡魔と戦うのが大変でした(笑).話もそうですが,配られた資料の文章も行政的で興味深かったです(どこに目を付けているのか 笑).例えば業務上の負傷について,次の場合は業務災害とは認められませんという項目があるんですが,例えば

 労働者が就業中に私用(私的行為)を行い、または業務を逸脱する恣意的行為をしていて、それが原因となって災害を被った場合

 という文言があるんですが,これって端的にいうと,仕事中サボっててなんかあっても労災にはならんぞ ということですよね.

Pb030013 (写真5) 行政的な文章

 労災といえば,通勤途中での災害も通勤災害と言って労災に含まれるわけですが,これは住居から職場まで合理的な経路で,かつ合理的な方法で移動しなければならないと定められています.合理的な経路というのは常識的に考えられる経路ということで,合理的な理由なく,著しく遠回りになるような経路はダメとのことです.なので新宿に住んでいる人が池袋の会社に通勤するのに山手線の内回りや丸ノ内線を利用するのは合理的な経路とはみなされないわけです(ただ,通常使うコースの線路が運転見合わせになったなど,合理的な理由があれば遠回りも許されるケースはある).

 合理的な方法とは電車,バスなどの公共交通機関の他に自家用車,バイク,自転車,徒歩などですが,これも実情にそぐわない利用は合理的とはみなされない可能性があります.例えば自宅そばにバス停があってバスならまっすぐ会社に行けるのに,自宅からずっと離れた駅まで出て電車に乗り,そこから何十分も歩いて会社に着くなんてのも合理的ではないとみなされそうです.

 また通勤の逸脱,中断にも触れられていました.通勤の逸脱とは通勤の途中で関係ない方向に経路を逸らす行為で,例えば帰宅途中野球を見に行くために球場に行くなどが該当します.一方通勤の中断は途中で通勤に関係のない行為をすることを指し,これは途中下車して駅の居酒屋に入って飲むなどの行為が該当します.これらはどちらも逸脱,中断があった時点でそれ以降は通勤災害の対象となる通勤とはなりません.なので帰宅途中で一杯ひっかけた後で事故に巻き込まれた場合は労災にならないわけです(ただし飲み会自体が会社の指示だった場合はまた異なる扱いになる).もっとも中断,逸脱とはいっても,駅でトイレによる,売店でジュースを買う程度の行為は中断・逸脱には含めないことになっています.

 こうした行政的な話は面白くないケースが多いんですが,今回は普段の我が身に当てはめて考えると非常に興味深かったです.

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2016年9月12日 (月)

神経筋疾患学術講演会

 今日は夕方から厚木で開催された神経筋疾患学術講演会に参加してきました.

Dsc_1041  この日のメインは国立精神神経センターの埜中先生の講演,筋病理のお話から始まって,宇宙メダカや最近の治療薬の話題まで非常に楽しいお話でした.随所にちりばめられた寒いギャク(笑)も素晴らしかったです.

 こうして講演を聴くと埜中先生って小児科の先生なんだなぁといつも思います.これが神経内科医なら,ちょっとひねったというか,独特なキャラが多いんですが(自分もそうかは不明),なんかまっすぐな感じの方なので (^。^).

 講演終了後,意見交換会と言う名の懇親会もあったんですが,自分は参加せずそのまま家路につきました.なぜかというと,明日の夕方からいよいよ,ちょっと遅めの夏季休暇に入るのでその準備があるからです \(^o^)/.

 

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2016年7月11日 (月)

登山医学セミナー

 この週末,日本旅行医学会主催による登山医学セミナーが開催され参加してきました.

13654331_1021596011271097_472178566  このセミナーは基本的には登山医学,高地における医学を取り扱うわけですが,今回は今年4月に熊本で震災があったことから,「災害時に役立つ登山医学知識と登山用具」というテーマでの開催となりました.

 災害時に役に立つアイテムを俗に防災用品などと呼んでいますが,実はこの防災用品は登山などのアウトドア用品と被るところがあります.すなわちどちらもライフラインの不十分な状況に対応できるよう工夫されたアイテムだからです.テントやマット,シュラフ,携帯用ガスコンロなどの登山用品はそのまま防災用品として活用することが可能です.実際に震災時にはこうした登山用品店の売り上げが急増するんだそうです.

 ただこうした登山用品,アウトドア用品もただ準備しておくだけではだめで,時々広げてみる,実際に使ってみるなどしないと本番で的確に使用するのは難しいそうです.何事にも練習が必要なのは当然で,こうした防災用品も普段から使い慣れておくことが大切だということです(キャンプなどのアウトドアを趣味している人は日々こうしたアイテムに慣れているわけで,そうした人は震災などの非常時への対応も早い).

 また今回はアウトドアの際に問題となる蚊への対策も話題になっていました.実は最も人間を数多く殺している生物が蚊なのだそうです(ウイルスや細菌を除く.ちなみに2位が人間で,3位は毒蛇).特に蚊によって媒介される疾患のうち日本脳炎と黄熱病以外はワクチンはなく,マラリア以外にはほとんど治療法がないというのが現状であり,現実に取りうる対応としてはとにかく蚊に刺されないようにするしかありません.こうした防蚊対策としては防虫剤の塗布,防蚊作用のある繊維を使用した衣類の着用があり,今回はこの手の話題も取り上げられていました(防蚊衣類は海外に出かける機会の多い自分も欲しいと思った).席上,フロアから海外旅行時に防蚊作用のある食材はないかといった質問も出ていたんですが,旅行医学会の専務理事の先生が「食事で蚊が防げるというものについて,エビデンスのある話はない」と答えていて,今話題の水素水もそうですが,登山用品で検索すると「飲む酸素」,「食べる酸素」といったどう考えても科学的にありえないだろうというようなアイテムが存在することからも,防災用品の世界でも科学的検証に耐えうるものを見極める目が重要だと再認識しました.

 そのほか,震災時の車中泊で問題となったロングフライト血栓症(深部静脈血栓症,いわゆるエコノミークラス症候群)や熱中症などの話題も出てきました.朝から夕方までの長丁場のイベントでしたが,内容的に興味深いため疲労感もなく楽しいセミナーでした.

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2016年5月19日 (木)

第57回日本神経学会学術大会

Dsc_0938 (写真1) 日本神経学会学術大会の看板

 2016年5月18日~21日の日程で,表題の第57回日本神経学会学術大会が神戸市で開催されています.自分もメインにしている学会なので毎年参加しています.とはいえ病院業務との兼ね合いもあるのでフル参加とはいかず(偉い先生方はフル参加ですが 笑),今年は5月18日の1日だけの参加となりました.

 前日の夕方に業務を終えてそのまま小田原駅へ.そこから新幹線にのって西に向かいます(2時間に1本小田原に発着するひかり号を利用).新大阪からはJR西日本の誇る新快速電車に乗り換えて神戸市の中心部の三宮へ.この日は駅前に宿泊しました.

Dsc_0939_2 (写真2) この日は抜けるような快晴

 そして翌朝会場となる神戸コンベンションセンターへ.お天気は抜けるような快晴(これが五月晴れなのか),どうせなら学会じゃなくて他の用事の時に回してくれよと言いたくなるような良いお天気です.最寄駅はポートライナーの市民広場駅なんですが,駅前に係員が立っていて「受け付けはこちらで~す」と誘導していました(お疲れ様です).今回は事前登録しているので,あらかじめプリントアウトした登録票のバーコードを読み取り機にかけるだけで完了します.そのまま生涯教育講演の会場に向かいました.

Dsc_0937 (写真3) 学会場にて

 学会参加の理由のひとつに専門医の更新に必要な単位の取得があります.学会参加や発表でももちろん単位が取得できますが,同時に開催される生涯教育講演等のセミナーに参加することでも単位がもらえるのでした(この日は脳梗塞・TIAの最新治療と難病対策の新しい話でした).

 午前のイベントが終わってお昼はお弁当付きのランチョンセミナーの時間,かつては各セッションごとに弁当の中身を競い合っていたんですが(笑),無益な争いだと理解したのか近年はどのセッションに行っても同じ弁当になっています.今回は神戸ということで牛肉のお弁当でした(神戸ビーフかどうかはわかりません).

 午後は興味のあるシンポジウムに参加,かくしてあっという間に夕方になりました.帰りは個人的な理由で飛行機です(笑).会場からポートライナーで10分の神戸空港からでした(地図で見るとわかるんですが,神戸空港って関西空港と直線距離はすごく近いんですよね).

Wcn (写真4) 来年は国際学会とタイアップらしいです

 ちなみに次回のこの学会は,世界神経学会と同時開催とのことで2017年9月に京都で行われるらしいです.そういえば2014年の温泉気候物理医学会の時もそうだったんですが,国際学会とタイアップするときってなぜか京都なんですよね.やっぱり日本を代表する観光地だから? と思ったのでした.

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