日本の珍名駅11”はだかじま”
約5年ぶりとなる珍名駅の新作です(笑).
本日のテーマははだかじま駅です.はだかじま… ヌーディストビーチのある島のようなネーミングです.そんなはだかじま(波高島)駅があるのが海なし県である山梨だという因果がなんとなく面白いと思います.ここは東海道本線富士駅と中央本線甲府駅を縦に結ぶ身延線の駅なのであった.
お正月の当直の合間の2014年1月4日,青春18きっぷを利用して繰り出しました.富士駅から2両編成の電車で北を目指します.道中右手には,冬の快晴の中富士山がくっきりとその美しい姿を見せていました.身延線は全線約88キロあrんですが,富士山と南アルプスに挟まれた渓谷内を走る路線のため,急こう配と急カーブが続き,特急でも全線通すと2時間近くかかってしまいます.普通列車の場合だと,ほぼ中間地点にある身延駅まで1時間半かかりました.
(写真3) 身延駅構内の立ち食いそば屋(やっぱり風林火山です)
この日の電車は身延駅止まりだったため,ここで電車を乗り換えます.目指す”はだかじま”はここから2駅目,緊張しながら乗っていると,待ちに待った放送が聞こえてきました.
「まもなく,はだかじま,はだかじまです.出口は右側です…」
ここをクリックすると,はだかじま(波高島)駅到着直前の車内放送が聞けます.
さっそく電車を降りてみます.はだかじま駅は島式のホームが1面で一応行き違いが可能な構造になっています.定番の駅名標を見つけてさっそく写真を撮りました.JRの駅のホームには,付近にある名所案内などもあるのですが,残念ながらヌーディストビーチに関する記載はありませんでした(笑).
ホームから駅舎に行くために線路を渡ります(跨線橋はないので,電車が走っているときは結構危険かも).駅舎は白塗りの古風な造りだったが駅員はおらず,無人駅のようでした.駅前に出てみると,自販機や店の姿はなく,今では見る機会もめっきり減ってしまった緑の公衆電話ボックスがぽつんと立つばかりです.
駅から道沿いに歩いていくと,なにやら看板が見えました.行ってみると,このはだかじま(波高島)という地名の由来が書いてあります.それによると,昔まだ稲作ができず,畑が主体だったところから「畑ヶ島」の地名が生まれ,それが転化したとも,付近を流れる富士川の急流からきた「波高き」が由来であるともいわれているとのことでした.駅前の道をさらに進むと「波高島」のバス停もあります.ということは,バスに乗っても「次は波高島です」という案内放送が聞けるということで,機会があれば乗ってみたいなと思ったのでした.
同じ内容の記事をHP本編にもアップしています(日本の珍名駅11”はだかじま”駅 ).
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