2014年1月 7日 (火)

日本の珍名駅11”はだかじま”

 約5年ぶりとなる珍名駅の新作です(笑).

Hadaka5(写真1) はだかじま駅の駅名標

 本日のテーマははだかじま駅です.はだかじま… ヌーディストビーチのある島のようなネーミングです.そんなはだかじま(波高島)駅があるのが海なし県である山梨だという因果がなんとなく面白いと思います.ここは東海道本線富士駅と中央本線甲府駅を縦に結ぶ身延線の駅なのであった.

Hadaka9(写真2) 身延線からの富士山

 お正月の当直の合間の2014年1月4日,青春18きっぷを利用して繰り出しました.富士駅から2両編成の電車で北を目指します.道中右手には,冬の快晴の中富士山がくっきりとその美しい姿を見せていました.身延線は全線約88キロあrんですが,富士山と南アルプスに挟まれた渓谷内を走る路線のため,急こう配と急カーブが続き,特急でも全線通すと2時間近くかかってしまいます.普通列車の場合だと,ほぼ中間地点にある身延駅まで1時間半かかりました.

P1040005(写真3) 身延駅構内の立ち食いそば屋(やっぱり風林火山です)

 この日の電車は身延駅止まりだったため,ここで電車を乗り換えます.目指す”はだかじま”はここから2駅目,緊張しながら乗っていると,待ちに待った放送が聞こえてきました.

 「まもなく,はだかじまはだかじまです.出口は右側です…」



ここをクリックすると,はだかじま(波高島)駅到着直前の車内放送が聞けます.

Hadaka1(写真4) こちらは縦の駅名標

 さっそく電車を降りてみます.はだかじま駅は島式のホームが1面で一応行き違いが可能な構造になっています.定番の駅名標を見つけてさっそく写真を撮りました.JRの駅のホームには,付近にある名所案内などもあるのですが,残念ながらヌーディストビーチに関する記載はありませんでした(笑).

Hadaka3(写真5) 名所案内です

 ホームから駅舎に行くために線路を渡ります(跨線橋はないので,電車が走っているときは結構危険かも).駅舎は白塗りの古風な造りだったが駅員はおらず,無人駅のようでした.駅前に出てみると,自販機や店の姿はなく,今では見る機会もめっきり減ってしまった緑の公衆電話ボックスがぽつんと立つばかりです.

Hadaka4(写真6) はだかじま駅正面

 駅から道沿いに歩いていくと,なにやら看板が見えました.行ってみると,このはだかじま(波高島)という地名の由来が書いてあります.それによると,昔まだ稲作ができず,畑が主体だったところから「畑ヶ島」の地名が生まれ,それが転化したとも,付近を流れる富士川の急流からきた「波高き」が由来であるともいわれているとのことでした.駅前の道をさらに進むと「波高島」のバス停もあります.ということは,バスに乗っても「次は波高島です」という案内放送が聞けるということで,機会があれば乗ってみたいなと思ったのでした.

 同じ内容の記事をHP本編にもアップしています(日本の珍名駅11”はだかじま”駅 ).

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2013年12月18日 (水)

久しぶりの取材旅行

 12月は演奏会シーズン,私自身も各地で都合4回のステージがありました.その最後が先の週末土曜日(12月14日)に終わり,これでひとまずそちら方面は一段落です.

 そして,その翌日の日曜日(15日)は朝から快晴の良いお天気,しかも風も弱くて絶好のお出かけ日和,さらに加えて青春18きっぷの利用可能期間が始まっており,こりゃもう出かけるしかない! というわけで,さっそく出かけることにしました.

 今回の目的は自分のHPの取材旅行,行先は小田原からも楽勝で日帰りができる,埼玉県西部です.秩父鉄道秩父線にある珍名駅,「おまえだ」駅がこの日の取材先です.実はこの小前田駅には以前も行ったことがあります.日本100名城に数えられる鉢形城の取材で埼玉県北西部の寄居町に行く途中,偶然に見つけたものです.しかし,この時はメインはお城ということで,ホームの看板を撮影するくらいの取材しかできなかったのでした.いつか行こうと思ってたんですが,なかなか実行に移す暇がなく,この日になったというわけです.

 小田原駅から湘南新宿ラインの高崎行きに乗り込みます(都心で乗り換えずに埼玉方面に直接行ける非常にありがたい路線です).乗車すること約2時間ちょっと,熊谷駅で下車しました.ここから秩父鉄道に乗り換えです.関東地方のJR&私鉄はSUICAやPASMOといったIC乗車券が利用できるところがほとんどなんですが,この秩父鉄道は数少ない非対応路線となっています.というわけで入り口で切符を購入し,有人改札口を通ってホームに向かいました.

Pc150007_2 ホーム行くと既に乗るべき電車が待っていました(各駅停車三峰口行き).3両編成の電車は定刻に出発しました.埼玉県は大宮や川口あたりは都市部といった感じが強いですが,熊谷あたりまで来るとのどかな田園地帯といった趣です.電車は単線のローカル線をガタゴトと走っていきました.乗車すること20分ちょっと,待ちに待った車内放送です.

 「まもなくおまえだおまえだ,降り口は左側です」

 そこは「次はおまえだ!」だろ,と心の中で突っ込みながら聞いていました.小前田駅で下車してみます.

Pc150020 まずは定番のプレートのお迎えです.こうしてみると,特にやましいことがない身でも思わずドキッとしてしまいますから(笑),悪いことをして追われている人なら思わず態度に出てしまうんじゃないかと思いました(幸い周辺に刑事っぽい人は見かけませんでしたが).

Pc150027_2 プレートといえば,こういう縦表記のものも外せませんね.

 おまえだ駅は2面3線,駅員もいる有人駅です.駅舎はちょっと古めで渋い感じでした.

 駅前に出てみると,道路がありますが,車通りは少なく,ひっそりと静まり返っています.ふと見ると,元はヤマザキデイリーだったらしい個人商店がありました(お酒ほかいろんなものを売っているようです.

Pc150009Pc150010_2 看板の一部が青く塗りつぶされているのが意味深でした(笑).

 今回の取材の成果はホームページの珍名駅コーナーにアップしてあります(日本の珍名駅 おまえだ).

 

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2012年7月 3日 (火)

おまえだ駅が…

 ココログにはアクセス解析という機能が付いていて,どういうキーワードでブログにやって来たのかとか,どの記事のアクセス数が多いかなど様々な情報を見ることができます.

 で,今朝何気に見ていたら,昨日から今日にかけて,「おまえだ 駅」といった感じの検索ワードが激増していました.ブログの右下に張り付けている検索フレーズランキングでも,1位から3位までが見事におまえだ関係です.

 検索でひっかかっている記事はこちら(日本の珍名駅10 ”おまえだ”

Omaeda2(写真) おまえだ駅ホームにある表示板

 おまえだ駅というのは,埼玉県の秩父鉄道に存在する駅のことです.漢字では小前田駅と書くんですが,言葉の響きが「犯人はおまえだ!」や「次はおまえだ!」みたいなニュアンスで楽しいため,私はこれを珍名駅のひとつに認定しています(笑).珍名駅には他に,群馬県上信電鉄にあるなんじゃい(南蛇井)駅や高知県のごめん(後免)駅,秋田県ののぞき(及位)駅なんかもあるんですが(日本の珍名駅),今回おまえだ駅のみが注目されているところを見ると,珍名駅というよりも,この「おまえだ駅」のみがどこかで話題になっているようです.

 そういえば最近,この手の珍名駅の話題がご無沙汰です(この「おまえだ」駅も,3年以上前の記事ですから).久しぶりに探してみたいなと思ったのでした.

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2009年1月20日 (火)

日本の珍名駅10 ”おまえだ”

 珍名駅シリーズの新作です.

 今回のテーマは埼玉県西部にある秩父鉄道おまえだ(小前田)駅,のっけからミステリータッチな駅である.「犯人はおまえだ!」みたいな感じで.もし仮に逃走中の指名手配犯がこの駅に迷い込んだら,ドキッとしてうろたえて挙動不審になり,犯人だとばれちゃうんじゃないだろうか.

 それはともかく,このおまえだ駅は埼玉県西部の深谷市にある.秩父鉄道は羽生市の羽生駅から西に向かい,熊谷駅・寄居駅を経て,秩父市の三峰口駅に至る路線である.おまえだ駅は熊谷より西,日本100名城にも選定されており,戦国大名北條氏ともゆかりの深い鉢形城がある寄居町の東に位置している.

 今回はJR高崎線で熊谷に行き,そこから秩父鉄道に乗り換えた.車内にはこれから秩父観光に向かうらしい年配のグループ客が大勢乗っていた.各駅停車の電車は西に進み,さあいよいよ待ちに待った放送が聞こえてきた.

 

  

ここをクリックすると,おまえだ(小前田)駅到着直前の車内放送が聞けます(録音状態がちょっと悪いです).

 「まもなく,おまえだおまえだです.降り口は左側です.」

 次はおまえだと,授業で先生に当てられる生徒の気分になった.

Omaeda2 (写真1) おまえだ駅のプレートです

 東京・埼玉両県は東半分が都市部,西半分が田園地帯といった趣だが,埼玉西部にあるここおまえだ駅周辺ものどかな風景が広がっていた.

Omaeda3 (写真2) おまえだ駅ホームからの風景です.

Omaeda4 (写真3) 定番のたてプレートです

Omaeda1 (写真4) おまえだ駅前です

 注: まだ少し取材が足りないので,補足取材後HPの方にアップします.

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2008年10月29日 (水)

日本の珍名駅9 ”いや”

 珍名駅シリーズの新作です.

 今回のテーマはJR山陰本線の”いや”(揖屋)駅である.鳥取県西部の中心都市米子と島根県の県庁所在地松江の間にある東出雲町にこの駅は存在する.特急列車はすべて通過するためいや駅を訪問するには普通列車に乗らなければならない.今回は松江から米子方面に向けて乗車した.

 松江駅を発車し東松江駅を過ぎると目指す”いや”駅はもうすぐである.耳を澄ませると待ちに待った放送が聞こえてきた.「次はいやいやです.間もなくいやいやです.お出口は左側です.」

  

ここをクリックすると,いや(揖屋)駅到着直前の車内放送が聞けます.

 思わず「車掌さん何をそんなにいやがっているのだろう」などと考えながら放送に聞き惚れた(翌日乗った際にはワンマン列車用の録音テープによる女声バージョンもあった).

Sanninn_190 (写真1) ”いや”(揖屋)駅脳内です.それなりの駅です

Sanninn_181 (写真2) これが”いや”(揖屋)駅の看板です.

Sanninn_187 (写真3) これがお約束のひらがなタテ表記です.

 揖屋駅に降り立ってみた.秋の夕暮れは早くすでに周囲は真っ暗である.東出雲町の中心駅ということできちんとした駅舎もあり,駅前には自販機もあった.駅の正面から10メートルほど歩くと山陰の幹線道路国道9号線があり結構車が行き交っていた.

Sanninn_196 (写真4) ”いや”(揖屋)駅周辺の様子です.

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2008年9月 7日 (日)

日本の珍名駅8 ”やべ”

 本当に久しぶり,なんと約1年ぶりの珍名駅ネタである.

 今回のテーマはJR横浜線の”やべ”(矢部)駅.実はこの駅の存在を知ったのは偶然である.100名城巡りで八王子に行った際,途中の電車内で聞いた放送がきっかけである.

 「次はやべっ,やべっす.」

 おもわず吹き出してしまった私,「なにを焦っているのだろう.そんなにやばいことがあったんだろうか….」

 しかしこの時はそれ以上の取材はかなわず,他日を期したのだった.

Yabe1 (写真1) やべ駅の看板

 その後機会を見つけて何度か行ってみたのだが,この駅の面白さは放送にあるため,車掌のノリ(どういう意味じゃ)が良くないといい作品にならないという問題点があるのだった(事務的に,「次は矢部です」では何の面白みもない).

Yabe2

(写真2) おなじみのひらがな縦表記です

 9月6日に都心に出かける用事があり,帰路思い立って行ってみることにした(青春18きっぷのラスト1日分を使用).都心から中央線で八王子へ,そこから横浜線に乗り換える.相模原駅を過ぎて,さあ次が問題のやべ駅である.録音の準備をして待つ.

 「次は矢部です.」 全然面白くないじゃん(← いや,車掌に罪はないのだが… 笑).

 仕方ないので次の淵野辺駅で下車して下り列車で再び矢部駅に向かう.録音して待っていたが… 今度も面白い放送をしてくれない.かくして相模原駅で下車,再び上り列車で矢部へ.待ちに待った放送が聞こえてきた.

 「間もなく…やべっ,やべっす.降り口変わりまして右側です.」

 

   

 ここをクリックすると,やべ(矢部)駅到着直前の車内放送が聞けます.

Yabe3

(写真3) やべ駅周辺の様子

 これだ!ついにやべ駅の放送を録音できたのであった.録音後駅に降り立ってみたが,周囲はひっそりとした感じで人通りも少ない.駅の北側にはなにやらフェンスに囲まれた施設がある.なんだろうと思って見たら,

 在日米陸軍地域 許可なき者立入禁止 違反者は日本国法律により罰せられます.とのこと.さっきの車掌の焦りはこれが原因だったのかと妙に納得したのでした(笑).

Yabe4

(写真4) たしかに立ち入るとやばそうです(調べたら米陸軍相模総合補給廠だそうです).

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2007年8月10日 (金)

日本の珍名駅7 ”きくな”

 約3ヶ月ぶりの珍名駅ネタです.しかも今回は初の大都会珍名駅(?)です.先週末首都圏に行った際,見てきました.

 神奈川県の県庁所在地である横浜市は人口350万を数える日本最大の市である.そんな横浜市にあるのが,今回紹介する”きくな”(菊名)駅である.場所はJR横浜線の新横浜駅の隣だが,私鉄である東急東横線も乗り入れている.今回私は東急東横線からアプローチした.地下鉄日比谷線の終点,中目黒駅から東急東横線特急に乗り換える.途中自由が丘,武蔵小杉を過ぎてめざすきくな駅はもうすぐである.耳を澄ますと,いよいよ待ちに待った放送が聞こえてくる.

 ↑

ここをクリックすると,きくな(菊名)駅到着直前の車内放送が聞けます.

 「まもなく,きくなきくなです…,きくなを出ますと横浜に停まります」,「きくなきくなって,そんなに聞いて欲しくないなら,じゃあ言うな」と心の中で突っ込みたくなる(笑).

P8050142 東急東横線のきくな駅です.聞いてはいけない秘密があるようです.

P8050141 きくな駅の看板前で,相変わらず嬉しそうです.この駅では乗り換えに困っても駅員に聞いてはいけないそうです(ウソ).

 そんなきくな(菊名)駅で途中下車してみた.さすがに大都会の駅だけあって,ホーム上は大勢の人でごった返していた.しかし駅から外に出てみると,ひっそりしていて寂れた感じである.どうやらきくな駅を利用する人の大多数は,ここに用があるのではなく,JRと東急の乗り換えのためらしいのであった.

P8050140 P8050139

菊名駅の様子です.(左)東急東横線,(右)JR横浜線

 実はこのきくな駅の取材は,当初の予定に無く,地下鉄日比谷線に乗っていて偶然発見し,急遽出かけたものなのでした(思いがけない収穫 喜).そんなわけで,ビザンチン皇帝は今日も,目を皿のようにして世の中の面白いものを探しているのでした.

  ホームページの方にも同内容の記事があります

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2007年5月 5日 (土)

日本の珍名駅6 ”げろ”

 約半年ぶりの珍名駅ネタです.今回のテーマは,岐阜県の山中,JR高山本線の”げろ”(下呂)駅です.高山本線は東海道線の岐阜駅から北上し,美濃太田,高山,飛騨古川を経て,北陸の富山に抜けるルートである.げろ駅は美濃太田と高山の中間にある,山間の駅である.今回は名古屋から特急ひだ号に乗り込んだ.美濃太田駅を過ぎて,周囲はどんどん渓谷の雰囲気を醸し出してくる(この辺は飛騨木曽川国定公園になっている).目指すげろ駅はもうすぐである.耳を澄ましていると,待ちに待った放送が聞こえてきた.「ご案内いたします.あと3分程でげろに到着致します.げろでお降りのお客様,どうぞお早めに御支度下さい.あと3分程でげろに到着致します.ありがとうございました.間もなくげろに到着致します~.」

  

ここをクリックすると,げろ(下呂)駅到着直前の車内放送が聞けます.

Geroekisha 下呂駅の駅舎.結構渋くて立派です.

Gerokanban2 お約束の看板とともに.とても幸せそうです(笑).

 ”げろ”といえば,何といっても温泉が有名で,草津・有馬ととならんで日本の三名泉に数えられている.泉質は単純硫化水素泉で,ほんのりと硫黄の匂いが漂ってくる.この温泉は白鷺が発見したという伝説があり,駅のホームにも温泉が湧き出していた.

Geroyurai 下呂温泉の由来です.白鷺が発見したのだそうです.

Geroonsen 駅のホームにも温泉が沸いています(結構熱いです).

 そして,げろの有名な(?)お土産が,この「下呂の香り(げろのかおり)」である.どんな香りがするんだろうと,恐る恐る開けてみたが,別に特殊な匂いはなく,ほんのり甘いお菓子の匂いだった(味はなかなか美味しいです).ちなみに以前は「下呂牛乳(げろぎゅうにゅう)」というのもあったそうですが,現在では「下呂温泉牛乳」に変わってしまったそうです.

 ホームページの方にも珍名駅のコーナーがあります(日本の珍名駅

Geronokaori1 そしてこれが銘菓「下呂の香り」です.

Geronokaori2 恐る恐る開けて見ましたが,別に変わった匂いはしませんでした.

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2006年12月 8日 (金)

日本の珍名駅5 ”おおぼけ”

 約1ヶ月ぶりの珍名駅シリーズ,今回のネタは,四国は徳島県のJR土讃線にある“おおぼけ”(大歩危)駅です.土讃線といえば,以前紹介した“ごめん”(後免)駅も有する国内屈指の珍名路線である(笑).

 香川県の県庁所在地高松を出発したディーゼル特急は善通寺から内陸部に入る.そして昔甲子園を沸かせた池田高校のある

池田町

(駅名は阿波池田駅,ちなみに只の池田駅は北海道のJR根室本線にある)を過ぎると,周囲は一気に山深くなってくる.列車の車窓から吉野川とその周囲の渓谷が見えてくる.この辺がおおぼけ(大歩危)峡である.まずは渓谷についての案内放送が流れた.

 

  

 ここをクリックすると,大歩危峡の観光案内が聴けます.

 案内が終わり,しばらく走っていくと,待ちに待った放送が聞こえてきた.「次はおおぼけに停まります.」,「ご乗車ありがとうございました.間もなく,おおぼけおおぼけに着きます…….」

 

  ↑

 ここをクリックすると,おおぼけ(大歩危)駅到着直前の車内放送が聴けます.

 テープの女性の無表情な声に続く,車掌のマッタリした語り口がいい味を出した車内放送である.

Oboke2_1 おおぼけ駅のプレートとともに.とても嬉しそうです.

Oboke5_1 おおぼけ駅の駅舎です.漢字の字体もいい感じです.

Oboke3_1 駅のプレートはやっぱりひらがな表記に限ります(笑).

 おおぼけ駅はほとんど全ての特急列車が停まる駅だが,その理由は人口が多いからではなく,観光名所だからである.車窓からも眺められた大歩危峡(川下りなども楽しめる)のほか,更に奥地に入ると平家の落人伝説で有名な祖谷渓や観光名所“かずら橋”がある(私とK10年前に旅行に来たことがあるが,祖谷蕎麦がなかなか旨く,温泉もある秘境であった).

 駅の周辺はひっそりとして,タクシーが1台暇そうに停まっているばかりであった.バス停もあるが,本数も少なく私の滞在中もバスがやってくる気配はなかった.実際,吉野川の川下りなども,この大歩危駅から少し離れたところから発着しているのである.どうしてここに駅があるのか,よく分からないのであった.

Oboke8_1

おおぼけ駅のホームにある,かずら橋のミニチュアです(実物は橋の長さが何十メートルもあります.

Oboke4_1 正目から見たおおぼけ駅です.タクシーが1台だけ停まり,駅前には1軒だけ商店がありました.

Oboke6_1 ぼけマートって一体…,お釣りを間違えないか心配です(笑).

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2006年11月 8日 (水)

日本の珍名駅4 ”のぞき”

 珍名駅シリーズの第4弾は,地元東北地方,JR奥羽本線の山形県と秋田県の県境にある”のぞき”(及位)駅です.奥羽本線は福島県福島市を起点とし,奥羽山脈の西側内陸部を経て秋田市に抜け,さらに北上して最終的に青森市に至る,東北地方日本海側の幹線である.福島から新庄までは山形新幹線のルートともなっている.

 今回のテーマである”のぞき”駅は,その山形新幹線の終点”新庄駅”から,普通電車でさらに35分程,北に行ったところにある.新庄から秋田行きの普通列車(2両編成の東北地方の都市近郊でよく見られるタイプ701系?)に乗り込み出発する.新庄から5つ目の大滝駅を過ぎると,いよいよ次が目指す”のぞき”駅である.車内放送に耳を済ませる.「間もなく,”のぞき”,”のぞき”です.降り口は進行方向左側です…」

  

ここをクリックすると,のぞき(及位)駅到着直前の車内放送が聞けます.

Nozoki7_1 何かを覗いています(笑).

Nozoki6 ホームも複数あり,橋もあるなど,結構大きな駅です.縦に「のぞき」と書かれたプレートの写真が欲しかったのですが,なぜか全て塗りつぶされていました(写真左端,電柱に付いているみどりのプレートがそうです).

Nozoki2 ハチの巣があるそうです.恐る恐る近づきましたが,発見できませんでした.

 ”のぞき”駅のある,山形県真室川町は山形県北部に位置する人口約10,000人の町で,真室川音頭で有名である.のぞき駅周辺は,典型的な中山間地域といった感じで,田んぼや畑もちらほらと見られる.この駅はいわゆる”秘境駅”ではないため,それなりに立派な駅舎が存在するが,基本的には無人駅である.駅を探索すると,”のぞき(及位)”の名前の由来を書いたプレートが貼ってあった.それによると,その昔,この地域で修行していたとある修行者が,山の断崖の端から宙吊りになり,崖の横穴を覗き込むという荒行(想像しただけで凄い修行である)をやって,後に位の高い山伏になったことに由来するのだという(今でも奈良辺りでは,この修行をやる人がいるそうです!).我々一般人が想像するのとは全く違った由来があったのである.

Nozoki5 のぞき駅の外観

Nozoki4 のぞき駅の由来です.こんな立派な由来があるとは…….

Nozoki3 駅周辺の様子.

 のぞき駅から更に北上すると,間もなく雄勝トンネルという,長い県境のトンネルに入り,そこを抜けると,もう秋田県湯沢市なのであった.

Inaniwa 湯沢市では,日本三大うどんのひとつである”稲庭うどん”が楽しめます(写真は温うどんと冷うどんのセットです).

ホームページ本編のほうにも珍名駅のコーナーを設置しました(日本の珍名駅

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