2023年3月24日 (金)

音威子府TOKYO

 昨夜は所用があって都内に出かけていました.で,せっかくだから寄ったのが表題のお店音威子府TOKYOさんです.都内で音威子府蕎麦が食べられる店として2019年秋に開業,ただその直後にコロナ禍に入ってしまったこともあり,私が初めて訪れたのはオープンから2年ほどたった2021年11月でした.この時はその後に用事が入っていたためにお酒無しのざるそばのみでしたが,その後は日本最北の酒蔵といわれる北海道増毛町の国稀とともに,蕎麦のほかに各種料理をいただくのが定番になっています.

Dsc_2544 Dsc_2545(左写真1)日本最北の酒「国稀」,(右同2)蕎麦味噌

 音威子府蕎麦といえば殻ごと挽いた真っ黒な外観と風味が特徴です(ほかには絶対ない).蕎麦好き旅行者の間では有名な存在でしたが,現地の駅そば常盤軒が2021年に閉店してしまいました(店主が亡くなられたため).そして麺を作っていた畠山製麺も2022年夏で廃業してしまったことから,このオリジナルの音威子府蕎麦がいつまで食べられるのか気になるところではあります.

Dsc_2546 Dsc_2551 (左写真3)野菜メインの天ぷら,(右同4)音威子府蕎麦と新得蕎麦の合い盛

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2023年3月16日 (木)

札幌ラーメンどさん子

 世にラーメン屋チェーンは数あるが,その端緒的な存在が表題のどさん子である.Wikipediaによると1967年東京都墨田区両国に1号店が開店したとのことである.今でこそ味噌味の札幌ラーメンは誰でも知る存在であるが,当時は札幌以外ではあまり知られていなかった.どさん子はそうした味噌ラーメンを前面に出した.一般的な醤油味ラーメンとの違いなどから世間の注目を集め,あっという間に全国展開,最盛期の1970年代には全国に1200店舗以上が存在したと言われている.自分が学生時代の頃は地方都市の繁華街のほか,主要国道沿いに店舗があったため,友人とのドライブの際によく立ち寄ったものである.チェーン店というと,現代ではメニューの種類や味などが統一されているイメージがあるが,当時のどさん子はあまりに急激に店舗展開しすぎたためか,そうしたものの店ごとのばらつきが大きかったように記憶している(店によっては味が全く違う場合も).そんなどさん子であるが,現在は各地に新興ラーメンチェーンができ,独自店も増えている影響でかなり縮小してしまった.とはいえ今でも全国に100店舗近くが営業を続けている(私の実家近くにもある 笑).

 先日このどさん子のカップ麺があったので購入して食べてみた.

Dsc_2538 Dsc_2539  当然味噌味である.コーンや胡椒の粒も当時を思い出させた.しかし味はこんなんだったかな?とよく思い出せなかった(前述のように店ごとの違いもあったので,これがどさん子の味!という印象が薄いのかもしれない 笑).

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2023年3月 6日 (月)

盛岡に行ってきました

Img_0703  この2日間盛岡に行ってきました.自分自身や実家の親の用足しをするためです(市役所に行ったりしなければならないため平日を含めた日程になった).3月になって北国の盛岡も春めいた陽気でしたが,さすがに関東に比べるとまだまだヒンヤリしていました.

 用足しついでに内丸にある白龍の本店へ.駅ビルのフェザンに店舗ができて以来,もっぱらそちらを利用することが多くなっていますが,高校時代から通い詰めた本店に来るとホッとします.本店にしかないろうすう麺にも惹かれましたが,結局いつものじゃじゃ麺と水餃子をいただきました.

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2023年2月28日 (火)

崎陽軒のシウマイ弁当

 今日は所用で新横浜に出かけてきました.終わったのがちょうどお昼時ということで,この日のランチは横浜名物崎陽軒のシウマイ弁当を買っていただきました.

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 お弁当の容器といえばコンビ二弁当をはじめ専らプラ容器が主体ですが、この崎陽軒のシウマイ弁当は昔ながらの木の容器を使用しているのが特筆されます(自分が子供の頃は寿司折りをはじめとして木が普通だった).木の容器のメリットとしてはご飯の水気を程よく吸い取るために,時間が経ってもご飯がべとべとにならないなどがあるそうです.そうした昔ながらの伝統を今も守っているお弁当、美味しくいただきました.

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2023年2月 2日 (木)

歌劇「タンホイザー」

Img20230201_07445906  最近オペラの話題が多いのですが,1月31日に現在新国立劇場で上演中のワーグナー作曲,歌劇「タンホイザー」の公演を鑑賞してきました(今月3回目のオペラ鑑賞).

 ワーグナーはイタリアのヴェルディとともに,19世紀を代表するオペラ作曲家です.ヴェルディ同様主要作品がほぼオペラに限られることから,世間での知名度はモーツァルトやベートーベンには及びませんが,同時代や後世に与えた影響の大きさでは計り知れないものがあります.彼ももヴェルディ同様,後になるほど作品が円熟化して完成度が高くなっていく成長型の作曲家です.ワーグナー作品の特徴としてレチタチィーヴォ,アリアの区別のない音楽(無限旋律)や指導動機(ライト・モティーフ)の多様などが知られていますが,これも彼の初期作品から見られたものではなく,徐々に形成されていったスタイルです.今回上演されたタンホイザーは従来型のオペラからワーグナー的なオペラへの移行期に位置づけられる作品です.ワーグナー作品といえばとにかく上演時間が長いという印象がありますが,本作は休憩抜きで3時間と常識の範囲内(笑)に収まっています.

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(左)上演時間,(右)幕間にはスパークリングワイン

 内容は中世のタンホイザー伝説とヴァルトブルクの歌合戦の伝説をワーグナーが独自に融合させたもの.気高い女性の自己犠牲により罪深い男性が救済されるというテーマは極めてワーグナー的です.音楽は有名な序曲や2幕の大行進曲,3幕の夕星の歌や巡礼の合唱など親しみやすい部分も多いです.特に合唱の荘厳さは自分的には非常に好きな部分です.今回の公演ではタンホイザーにステファン・グールド,エリザベートにサビーナ・ツヴィラク,ヴォルフラムにデイヴィッド・スタウト,領主ヘルマンに妻屋秀和といった錚々たるメンバーを揃えていました.休憩含めて4時間ですが,それほど長く感じさせないのもこの作品の魅力です.魂が洗われるような公演でした.

 終演後は劇場内のレストランへ.実は新国立の公演に来たのは昨年5月の「オルフェオとエウリディーチェ」以来だったので,ここに来たのもすごく久しぶりです.この日は終演が18時過ぎと夕食にはピッタリな時間だったこともあり,フルコースをいただいたのでした(もちろんワインも).心も胃袋も満たされた1日でした.

Dsc_2432 Dsc_2433 Dsc_2434 Dsc_2436 Dsc_2437 Dsc_2438(左上)お酒はシャンパン,(中上)前菜は蕪のムースと魚介のマリネ,(右上)パスタは牡蠣とトレビスのトマトソース,(左下)魚料理 鮟鱇のパンチェッタ巻き,(中下)肉料理 ザワーブラーテン,(右下)デザートは苺のスープ バニラのジェラート添え

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2023年1月30日 (月)

歌劇「トスカ」

Img20230201_07434573  昨日1月29日は上野の東京文化会館に藤原歌劇団のトスカ公演に行ってきました(今月2本目のオペラ鑑賞).

 オペラ作品というと,17世紀のモンテベルディから現代まで,いったい何作品あるのか数えるのも不可能ですが,その中で誰もが納得するであろう名作となると,ある程度絞られます.このプッチーニによって19世紀最後の年である1900年に発表された「トスカ」は,多くの人が認めるであろう名曲中の名曲でしょう(もっとも同時代の作曲家であるマーラーは本作を駄作と呼んだそうですが…).オペラを初めて見る人に何を薦めるかと問われてトスカを押す人も多いと思います.その理由としては,まず時間が程よいこと(全3幕合計2時間ほどと映画並み),ストーリーがわかりやすくスリリングであること,登場人物のキャラだ立っていて感情移入しやすいこと,美しいアリアが堪能できることなどが挙げられます.

 物語はフランス革命後のナポレオンが台頭し始めた時期のイタリア・ローマ,自由主義者で政治犯のアンジェロッティとその友人の画家カヴァラドッシ,カヴァラドッシの恋人の歌姫トスカと自由主義者を徹底的に弾圧する一方で,ひそかにトスカをものにしようと野心を抱くローマ市の警視総監スカルピアが織りなす人間ドラマです.アリアとしてはカヴァラドッシによる1幕の「妙なる調和」,3幕の「星は光りぬ」,トスカが歌う2幕の「歌に生き恋に生き」はオペラ史でも屈指の名アリアです.

 劇としても2幕でスカルピアがカヴァラドッシを拷問にかける様子を聴かせながら,トスカを精神的に追い詰めていく場面など非常に緊張感の高いシーンが続きますが,個人的には1幕最後の人々がテ・デウム(「神である汝を讃えん」を合唱する傍らでスカルピアが自らの野心を歌う場面が非常に好きです.

 今回の公演は土日をダブルキャストによる上演で,キャストはすべて邦人歌手でした.演出もオーソドックスなもの(というかリアリズムを目指しているヴェリズモオペラの範疇に入る本作においては突飛な演出はやりにくいでしょう).そんな名作を堪能した1日でした.

 オペラ鑑賞というと,その後の食事までがセットと考える我が家,この日は四谷三丁目にある音威子府TOKYOさんに繰り出し,蕎麦や焼酎を堪能しました.

Img_9581 Img_9582(左)礼文島の昆布焼酎,(右)黒い音威子府そばと白い新得そばの食べ比べ

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2023年1月21日 (土)

歌劇「オテッロ」

Img20230121_10500743  オペラ好きの我が家,2023年の初オペラ鑑賞はロッシーニのオテロでした.シェークスピアのオセロを原作にしたオペラとしてはヴェルディのオテロがあまりにも有名です.ボーイトの優れた台本と円熟期のヴェルディの音楽が融合した非常にドラマ性の高い緻密な作品は,ワーグナーの影響がヨーロッパ中に広がった時代の中でイタリアオペラの伝統を維持しつつ劇と音楽を見事に調和させた傑作です.今回鑑賞した作品はそんなヴェルディの大先輩ともいえるロッシーニが作った同名の作品となります.

 ロッシーニといえばセビリアの理髪師やチェネレントラなどの喜劇的な作品が有名ですが,非常に多作な作曲家だったことから非喜劇的な作品も多く書いています.このオテッロは時期的にちょうどセビリアとチェネレントラの間に作曲されたものです.原作はもちろんシェークスピアですが,当時はベルカントオペラ全盛の時代,主役の歌手が高難度のアリアを歌い観客が熱狂していた時代です.本作もそう言う作品であることは言うまでもありません.特に主役のオテロ(テノール)には高度な歌唱技術や声量が求められ,現代ではこれを歌いこなせる歌手がなかなか得難いのが,この作品がなかなか上演されない理由の一つになっています.さらにはもう一人の主役であるデズデーモナ(ソプラノ)や脇役のロドリーゴ(テノール),イヤーゴ(テノール)も難度の高い歌があります(難度の高いテノールを3人も必要とするというとても贅沢な作品です).今回はオテロ役にジョン・オズボーンを招聘し実現した模様です.

 会場は新百合ヶ丘駅近く,昭和音大のテアトロ・ジーリオ・ショウワ,都内のホールに比べて近いのが魅力です(笑).今回は2階席の最前列にしたのですが,このホールの場合最前列前に柵があって,背筋を伸ばさないと柵が視界に入り舞台が見えにくいという問題があることがわかりました(2列目の方がいいかも).

 曲は序曲からロッシーニっぽさ全開,アリアはコロラトゥーラありでハイCやDも出てくるし,どんどん場面を盛り上げていくロッシーニ・クレッシェンドも健在です.曲調も全体に明るいので1幕のフィナーレや2幕の三重唱(オテロ、ロドリーゴ、デズデーモナ)なんか歌詞の内容は修羅場ですが、曲だけ聴くとセビリアやチェネレントラと違和感がない感じです.当時(1810年代)のイタリアでは町によっては舞台上で殺人を描くことが禁止されていたケースもあり,そうした町で上演する際にはオテロとデズデーモナの誤解が溶けて最後はハッピーエンドになるように改定された版もあったそうですが,元々の音楽が明るいのでそうしても違和感がない作品だなとは感じました.ヴェルディ作品だとイヤーゴは徹底的な悪人として描かれていますが、ロッシーニではそこまでキャラが立っておらず,チョイワル親父といった感じです.ヴェルディ版ではオテロの嫉妬を掻き立てるアイテムとしてハンカチが登場し,不倫疑惑の状況証拠として重要な役割を果たしますが,ロッシーニ版では手紙がその代役となります.ただ手紙は別に宛名があるわけでもなく,自分的には「オテロ、お前そんな簡単に騙されるなよ」と思ったのでした.

 終演後は久しぶりに牡蠣が食べたいと思い町田のオイスターバーへ,生牡蠣やガンガン焼きなどを堪能したのでした.

Img_9568 Img_9569(左)生牡蠣,(右)牡蠣のガンガン焼き

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2023年1月 6日 (金)

2022年ユリウス暦のクリスマスイブ

 今夜はクリスマスイブです.

 といっても,多くの方々は????となると思います.クリスマスは12月25日,ただしユダヤ教の暦は日没から始まるため,12月24日の日没からクリスマスが始まり,翌25日の日没で終わります(24日の日没から25日の夜明けまでがクリスマスイブ).

「それはわかってる.でも今日は1月6日じゃないか!」という声が聞こえてきそうです.その通り,今日は1月6日です.グレゴリオ暦では…

 そう,今日が1月6日というのはグレゴリオ暦での話で,暦が違えば日にちも変わってくるのです(江戸時代の日本は和暦を使用していたため,例えば池田屋事件は和暦だと元治元年6月5日ですが,グレゴリオ暦では1864年7月8日となります).近代以前に西洋で使われていた暦であるユリウス暦では今日は2022年12月24日なのです.

「とはいえ,グローバリズムが浸透した21世紀,世界中の地域で使用されている暦はグレゴリオ暦,イスラム暦とかもあるけど,キリスト教のイベントで違う暦を持ち出してもしょうがないんじゃ」という声も聞こえてきそうです.

 しか~し! キリスト教だからこそ異なる暦が問題になってくるのです.イエスやその使徒たちの時代に使われていた暦はユリウス暦です.これは共和政ローマ末期の政治家,ユリウス・カエサル(英語だとジュリアス・シーザー)が制定した暦,それによると1年を平年365日とし,4年に1度うるう年を設けて366日となります.この暦を使うと1年は365.25日の計算ですが,実際の地球の公転周期(太陽の周りを1周する時間)は365.2422日なので,1年に0.0078日の誤差が生じます.ただ制定当時としては実用上問題ないものでした.

 しかし,塵も積もれば…の例えもあるように,その後ローマ帝国が衰退し中世を経てルネサンス期になると,その誤差が無視できないようになってきました.具体的には復活祭の基準になる春分の日が明らかに遅くなってきたからです.すなわちユリウス暦制定から1600年を経て,当初の誤差0.0078日が10日ほどの誤差になってきたのです.そこで16世紀のローマ教皇グレゴリウス13世の肝いりで新しい暦が制定されました.これがグレゴリオ暦で,この暦では3年の平年と1年のうるう年という基本概念はユリウス暦と一緒ですが,例外規定として西暦で100で割り切れる年は基本うるう年とはせず,さらに400で割り切れる年はうるう年とするというものです.この暦を使うと1年は365.2425日となり公転周期との誤差は0.0003日となり,さらに精度の高い暦となりました.

 このグレゴリオ暦が現在基本の暦なわけですが,ここで問題が発生しました.それは暦を制定したのがローマ教皇だったこと.すなわち当時ローマカトリックと対立していたプロテスタントや東方正教はこの暦を認めなかったからです.特に東方正教諸教会は自分たちこそが正統という意識が強かったため,「ローマ教皇なんていう異端の頭目が作った暦なんか使えるか!」という感じで拒否反応があったようです.しかしながら国際交流が盛んになる近代以降になると,さすがに日常生活でも独自にユリウス暦を使い続けるのは困難となり,現在ではこれらの地域でも世俗生活ではグレゴリオ暦を使っています.ただ教会暦だけはかたくなにユリウス暦の使用にこだわっているのです.

 なので,東方正教会の多くでは教会暦はユリウス暦であり,クリスマスもユリウス暦の12月25日,グレゴリオ暦では1月7日となっているのです(このグレゴリオ暦で1月7日というのも絶対ではなく,22世紀にはさらに誤差が広がり,今より1日遅れの1月8日になる予定).現在戦闘状態にあるウクライナとロシアですが,ウクライナ正教、ロシア正教とも今夜がクリスマスイブになっています.

 ちなみに我が家では例年クリスマスをグレゴリオ暦・ユリウス暦と2回祝う習慣があるのですが,ユリウス暦の今夜はかに🦀とふぐ🐡を食べに行ってきました.かには2021年12月の間人蟹以来,ふぐは2022年1月の浜松以来です.美味しくいただきました(最後はてっちりと雑炊で締める).

Img_9544 Img_9545 Img_9547 Img_9549(左上)蟹味噌,お酒のお供にたまりません,(右上)てっさ,(左下)蟹の炭火焼き,(右下)ズワイガニの蒸籠蒸し

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2022年12月 6日 (火)

サンマーメン

 横浜のご当地ラーメンにサンマーメンというものがあります.語感からサンマに関係したラーメンなのかと思いますが,実はサンマとは無関係,漢字で書くと生碼麺となり,「生きが良い麺」という意味なんだだそうです.

 で,実際のサンマーメンとはどんなものかというと、醤油味でもやしを主体とした野菜,豚肉のあんかけを載せたラーメンです.札幌ラーメンや博多ラーメンなどの超有名ご当地ラーメンに比べるとマイナーで,かつては横浜市民でもその存在を知らない人も多かったそうです.

 しかしSNSなどでの発信が増えてくるに従い徐々に知名度を上げていき,今では横浜以外の場所でも見かけることが多くなりました.私が隣県の病院に応援に行く途中にあるラーメン屋さん(一番亭三島塚原店さん)にもメニューとしてあります.今日は朝から寒い一日だったので夕方寄って食べることにしました.

Dsc_2410  麺は細麺,あっさりとした醤油味にあんかけのもやしがたっぷり,今日のような寒い日にぴったりの一品でした.

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2022年11月 5日 (土)

山梨ヌーヴォー

 新酒ワインといえばフランスのボジョレーヌーボーが有名です。例年11月の第3木曜日に解禁されるそれは、初物好きな日本人の感性にあうのか結構話題になります。一方で国内でもワイン醸造が盛んな山梨県にも同じコンセプトのものがあり、こちらは山梨ヌーヴォーの名前で11月3日に解禁となります。ボジョレーヌーヴォーが同地特産の「ガメイ」を使用した新酒なので必然的に赤ワインであるのに対して、山梨ヌーヴォーは白ワイン用の品種である「甲州」と赤ワイン用のそれである「マスカット・ベーリーA」を使うため赤白両方あるのも魅力です。昨年は日中昇仙峡を散策して夕方から勝沼に行ってヌーヴォーを楽しみましたが,今年は甲府市内で飲み、ついでにレストランで食事もしようという算段になりました。

Dsc_2398 11月3日文化の日は晴れの特異日として知られています。昨年に続き今年も見事な青天でした。まずは河口湖のそばにある「河口湖 音楽と森の美術館」に行きました。以前テレビ東京の水バラで太川陽介が訪問していたのを見て、一度行ってみたいなと思っていたからです。ここはたくさんの自動演奏楽器があり、様々なコンサートが楽しめます。部屋全体が巨大な自動演奏楽器になっているホールや歌手とのコラボ演奏,動く紙芝居という感じのサンドアートとのコラボなどがありました(半日滞在して一通りのコンサートを堪能しました)。昼食は併設されたレストランで。ダリの好んだ甲殻類のトマトクリームスパゲティをいただきました(この段階ではまだ自動車利用なのでワインは無し 笑)。

Dsc_2394_20221120193601 Dsc_2395 Dsc_2392 Dsc_2397(左上)歌手と自動演奏楽器とのコラボ,(右上)珍しいバイオリンの自動演奏楽器,(左下)ストラディヴァリウス、(右下)ダリの好んだパスタ

 14時ごろに同地を離れ甲府に向かいます。約1時間ほどでこの日宿泊する古名屋ホテルに到着、少し休んだ後甲府駅へ。構内には山梨ヌーヴォー(以下新酒)の販売や立ち飲みできるコーナーがあります。さっそくいただいたのは言うまでもありません(笑)。赤も白もブドウの香りが口いっぱいに広がりました。

Img_9482 Img_9483(左)山梨ヌーヴォー,(右)こちらはプレミアムワイン

 新酒を味わった後はホテルに戻り,しばし温泉で寛ぎました。そして18時30分からレストランでの夕食,この日はフレンチのコースでした(料理のお供はすべて山梨ワイン)。

Dsc_2400 Dsc_2401 Dsc_2402 Dsc_2403 Dsc_2404 Dsc_2405 Dsc_2406 Dsc_2407 Dsc_2408 前菜からメイン、デザートまで全6品でした。

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