2017年6月16日 (金)

第57回能代寮歌を愛する会

Img163  さて,昨日一昨日と2日間年休を取って秋田県に出かけてきました.恒例となっている能代寮歌を愛する会に参加するためです.普段はクラシック音楽を愛好している自分ですが,深層心理には寮歌が潜んでいて,何かの折には無性に歌いたくなってくるのです.

 寮歌とは呼んで字のごとく,寮の歌ですが,現実には旧制高等学校や大学の予科といった戦前の日本の高等教育機関の寄宿舎の歌を指し,作詞のみならず作曲も寮生自身によりなされたものが多いという特色があります.当時全国には官立私立合わせて50校近い高等学校や大学予科があり,作られた寮歌の総数は3000曲にもなると言われています.まさに当時の学生たちの青春の歌であったわけですが,戦後の学制改革や寄宿舎自身の衰退もあり新曲はほとんど作られなくなりました.ただ当時を知る人々によって全国各地で寮歌祭が盛んに行われてきました.

 しかしながら,当時を知る人々の高齢化もあり近年各地の寮歌祭が規模縮小あるいは終了という流れになっているのは残念ではあります.ただ一方で戦後世代の中にも自分のように寮歌を愛好している人間もいるのはたしかで,近年の寮歌祭にはこうした若い人たちの姿も見られるようになているのはうれしいことです(この世界では自分は若い方です 笑).

P6140896  私が能代の寮歌にお世話になったきっかけは,能代の会長さんの御子息がかつての勤務先の同僚だったというまったくの偶然からです.以来時々参加できなかった年もありましたが,ついに今年でめでたく10回目の参加と相成りました.例年10回参加者は別枠であいさつと何か1曲歌うという習慣があります.今年は自分が10回目ということで事前にその旨の打診がありました.

 で,問題は何を歌うかです.自分は旧制弘前高等学校の関係者というわけで,当然歌うのは弘前高校の歌になります.同校の代表寮歌である「都も遠し」は当然のように一般枠で歌われるので除外されます.また同じく代表的な歌である「虚空に羽ばたき」も,実は同じく今年10回参加となる大先輩(リアルに旧制を過ごした方)が歌うということで除外されることに… さあどうしようと思った私,寮歌祭の大先輩とは違って実は知っている寮歌はそんなに多くないんです(各校の代表的な歌をちょこちょこ知ってる程度).悩んだ挙句,在寮時代にちょっとかじった「図南歌」という作品を選択したのでした.

P6160993  6月14日(水)に空路で秋田入り,夕方に会場となる能代キャッスルホテルにチェックインしました.会は6時半にスタート,開会の言葉や檄文朗読等に続き,いよいよ高歌放吟の開始です.自分の図南歌も無事に終了し,全国各地の寮歌が歌われます.例によって料理やお酒を堪能して言ううちに,ちょっとお腹がキューンとなりました.そこで席を外してトイレに行って帰ってきたら…

 ちょうど弘前高校の出番になっていました( ゚Д゚).

 あわてて登壇しましたが,一番肝心な「都も遠し」が歌えませんでした(申し訳ございません<(_ _)>).

P6140902  その後も会は続いていきます.こうしたイベントの場合,特にお酒が入ってくるとプログラムが押してくるいうケースが多いんですが,能代の寮歌では司会の会長さん直々に,「早く始めてください」,「あいさつ無しでお願いします」などダメ出しが出るので進行はスムーズでした.結局10時15分過ぎに予定通り会は終了,この日は市内のスナックでの二次会にもお誘いいただき,さらに楽しい時間を過ごしたのでした(相当飲んだはずなのに翌日具合が悪くならなかったことから,よっぽと体調がよくかつ楽しかったと思われた).

 来年は秋に開催ということで,また参加したいイベントなのでした.

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2016年8月 4日 (木)

中央寮歌祭2016

 今日は新宿の京王プラザホテルで開催された中央寮歌祭2016に参加してきました.普段クラシック音楽を愛好している自分ですが,深層心理には寮歌が潜んでいて,時々歌いたくなるのです(笑).

Dsc_0995  かつて全国にたくさんの寮歌祭があったんですが,旧制高校を現役で過ごした方々の高齢化等もあり,各地の寮歌祭が終了または規模縮小という流れになっています.東京で開催されるものとして,かつて日本寮歌祭という大規模な寮歌祭あったんですが,これも2010年の第50回をもって終了となっています.ただこれだけ大規模な寮歌祭をこのまま終わらせてしまうのは残念であるという意見も多く,なんとかその後を模索する動きがありました.ただ,これには2つの流れがあって,主として旧制高校のOBたちが,あくまでも旧制高校の寮歌にこだわって運営している全国旧制高校寮歌祭と,主として新制大学時代の人々もかかわって, 新制以降の寮歌などにも間口を広げている中央寮歌祭があります.今回参加したのは後者で,2011年以降今年が6回目となります.

 昨年までは土日の開催ということで参加のハードルは低かったんですが,今年はなんと!平日木曜日白昼の開催です.会場の都合ということなんですが,寮歌祭関係者の多くはリタイヤした人なので問題は少ないのかもしれませんが,現役世代にとっては厳しい話です.自分も当初参加できるのか不安でしたが,なんとか年休を取得して参加することができました.

Dsc_0996  朝家を出て小田急のロマンスカーで新宿へ.この日は久しぶりに龍馬紋の着物でした(ウチのKも着物).新宿駅は暑かったですが,この日は雲も多かったこともありうだるようなという感じではなし.着物だったのでタクシーでホテルまで移動しました.

 会場はすでに大勢の参加者で賑わっています.各校ごとにテーブルに分かれるんですが,自分の入る弘前高等学校が名簿の参加者数と椅子の数が合わない(2人分)… 仕方ないので一応幹事役の私とウチのKが別なテーブルに移りました.

Dsc_0994  そして11時に寮歌祭の開幕です.開会の辞,続いてこの1年間に鬼籍に入られた諸先輩方への黙祷,主催者の挨拶,檄文朗読と続き,いよいよ寮歌高唱の始まりです.歌うのは北から南,外地という順番ですが,公平を期すために毎年少しずつずらしていきます.昨年は高知高校から始まって松山高校で終わる順番でしたが,今年は東亜同文書院など外地の学校から始まりました(そして震災からの復興を応援するために熊本の第五高等学校をラストに).

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 各校の持ち時間は4分,かつては最初に長挨拶をする人なんかもいて時間が押してしまうケースがあったんですが,近年はその辺も徹底されたのか,挨拶無しで歌い始めるというパターンが定着したようです(4分経過すると鐘が鳴らされる).

 で,この寮歌祭の特徴が料理の少なさ(笑).実はこの寮歌祭の参加費は各地の寮歌祭と大差ありません.でもって会場が京王プラザですから,予算がひっ迫しているらしく,あまりたいした料理が出てこないのでした(プリッツやポテチに始まり,数品出てきて,デザートはスイカ&バナナ 笑).その一方お酒はビールや焼酎があって結構飲めます(食べ物が少なくてひたすら飲むため,後で具合が悪くなることも 笑).

 この寮歌祭で自分は医務部という役職(?)になっています.要は具合が悪くなった人への対応ということですが,昨年はそういう事件はなかったんですが,今年は具合が悪くなった人がいました.幸い大事には至りませんでしたが,なかなか大変です(能代の大先輩にお世話になりました.この場で御礼を申し上げます <(_ _)>).

 さらにこの日は毎年ひのパレで写真をいただいている武州レディースのラブさんにもお会いしました.旧制高校に造詣の深いラブさん,文章も書かれているようです.す,すごい!

Img_2489  会は3時半ごろに終了,そのまま帰宅となりました.前述のように食べ物が少なくてひたすら飲んでいたため,帰宅後具合が悪くなりましたとさ.

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2016年6月20日 (月)

北溟寮リニューアル

 先週能代の寮歌イベントに参加してきたわけですが,今日はそのついでの話題です.

 私が弘前大学在学中北溟寮に住んでいました(だから今寮歌祭に参加しているというウワサもある).もともと北溟寮は旧制弘前高等学校の寮で,現在大学の多くの学部がある文京町にありました.戦後は引き続き弘前大学の寮としてそのまま存続しましたが,当時は木造の建物だったようで老朽化が著しく,昭和40年代に緑ヶ丘の現在地に移転,この際に鉄筋コンクリート造りの今の建物になりました.寮は基本的に2人部屋で,日曜祝日を除く朝夕の2食付きでした.寮の管理は一応大学が行う建前でしたが,実際には寮の自治会が運営していました.

 以来50年,自分が在寮していた頃もそのスタイルだったんですが,施設の老朽化が進んだのと,昨今の学生のニーズの変化から,先だってリニューアルオープンされたようです.

Photo  これは同窓会報の記事なんですが,古い建物を壊して新築したたわけではなく,元の建物をベースに全室を個室化,さらには冷暖房化もされた模様です(これに伴い定員も従来のほぼ半分の約100名となり,そのうちの1割程度を留学生向けにしているらしい).1980年代には各地の寮が立て壊しになり,完全個室の食堂無しという新規格寮(いわゆる新々寮)への建て替えが盛んにおこなわれていたんですが,今回は予算の関係なのかリニューアルだったようです.

 ちなみに以前は寮に大浴場があったんですが,リニューアル後はコイン式のシャワーブースとなっており,大浴場がどうなったのかは不明です.また前述の新規格寮とは違って食堂も存続しており,これまでとほぼ同様に食事が出る模様です(内容がどうなのかは不明).

 同窓会報にはリニューアルされた北溟寮の写真が出ていますが,外観は以前とさほど変わっていません.

Bankara1_2  卒業式の日の写真.寮門前にて.

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2016年6月16日 (木)

第55回能代寮歌を愛する会

Img118  昨夜秋田県能代市で開催された第55回能代寮歌を愛する会に参加してきました.

 普段はオペラや教会音楽などのクラシック音楽を愛好している私ですが,深層心理には寮歌が潜んでいて,時に無性に歌いたくなります(笑).自分と寮歌の出会いは高校生時代に遡るんですが,今のように各地の寮歌イベントに顔を出すようになったのは,能代の寮歌を中心になって盛り上げている大学医学部の先輩のおかげです.

 そんな能代寮歌を愛する会は春と秋の年に2回開催されているんですが,このうちの1回が外部からゲストを招いて大規模に行われる会です(残りの1回は地元能代の会員だけで行われる).過去2年は10月の秋の会がゲスト参加だったんのですが,今年は春の会ということで今回行われたものです.

 東京など大都市で開催されている数百人規模の寮歌祭と違い参加者同士の垣根が低く,アットホームな雰囲気が素晴らしいイベントです.

Dsc_0960  今回も北は北大予科から南は鹿児島の七高造士館,海外は旅順高校や上海の東亜同文書院などの寮歌や校歌,さらにはこれら寮歌を元歌とした新制能代高校(旧制能代中学)の応援歌なども披露されました(私自身は七高造士館の北辰斜めの音頭を取らせていただきました.次回機会があれば巻頭言からやってみたいな).

 さて,以前の記事にも触れたんですが,こうしたイベントでは人々の盛り上がりから時間が押していくことが多く,進行役の幹事を悩ませることになります.特に時間を遅らせる原因のひとつが長挨拶ということで,今回は事前になるべくそれをしないよう通達(?)がされていました.その成果やいかに? と注目していたんですが,ゲスト代表挨拶が3分30秒(予定3分),第10回参加寮歌が2分30秒(予定2分)など,若干長めになったものの、その後の展開で挽回できるレベルに留まったのは成功の裡に入るのかなと思いました(それにしてもこうして時間を計っているゲストなんて,嫌な存在だな 笑).

Dsc_0959  結局会は順調に進み,定刻の22時15分にお開きとなりました(高齢の方が多いため2次会はなし.自分も翌朝すぐに戻るため街には繰り出しませんでした 笑).

 参加者の皆さん,幹事の方々本当にありがとうございました.

 ちなみに次の寮歌イベントは8月の中央寮歌祭(新宿)は自分が幹事なので必須ですが,7月の埼玉寮歌に行けるかどうか… 当直との兼ね合いで判断したいと思います.

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2016年6月10日 (金)

能代寮歌の案内

 先日能代寮歌でお世話になっている先生から同会の最終案内状が届きました.

 以前,「無断出席はご遠慮ください」という独特かつ絶妙な言い回しに感動させてくれた先生なんですが,今年の案内の文面からも,幹事としてのご苦労が伝わってきました.

Img_2376 挨拶は「3分以内でお願いしました」


「2分以内のご挨拶」


「長挨拶は切にご遠慮ください」

 例年寮歌イベントでは開会に当たってのあいさつに加え,各校ごとに代表者が一言二言しゃべってから歌うというのが一般的なんですが,この一言二言の際に長々としゃべってしまう人が結構いるのです.

 寮歌祭は限られた時間で何十校もが歌うため,各校に割り当てられる時間はせいぜい数分です.しかもこの短い時間ではフルコーラス歌うことはなく,何番と何番を歌うみたいな感じで指定されるんですが,それでもその場の雰囲気で盛り上がってしまいそれ以上歌ってしまうことも多いのです.すなわち油断しているとどんどん時間が押してしまう状況で,そんな中でさらに長々としゃべられては幹事側はたまったもんじゃないというわけです.一般にこうした長挨拶をしてしまうのは大先輩的な人が多いので,若い幹事がモノ申すのも難しいため余計大変なわけです(能代の先生はその中ではモノ申している方に入りますが).

 今回こういう文章が載せられているというところに,並々ならぬ決意を感じたのでした.

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2015年10月26日 (月)

第54回能代寮歌を愛する会

Img042  10月21日夜にキャッスルホテル能代で開催された第54回能代寮歌を愛する会に参加しました.普段は歌というともっぱらオペラなどのクラシック音楽を愛好しているんですが,深層心理に寮歌が潜んでいて時々それが頭をもたげてくるのです.

 寮歌とは読んで字のごとく,寮の歌ですが,一般には旧制高等学校およびそれに準ずる学校(大学予科等)の寄宿舎の歌とされています.最終的に全国に39校あったという旧制高校各校で,毎年の記念祭などを契機としてたくさんの寮歌が制作され愛唱されていました.それらの大半は学生自らが作詞作曲したものです.

 戦後旧制高校が廃止された後も,関係者によって愛唱され,全国にたくさんの寮歌祭が生まれました.しかし,現役として生活していた方々の高齢化によってこうした各地の寮歌祭は終了してしまったところも多く,現在では20ちょっとが開催されるのみとなっています.

 能代寮歌を愛する会は,こうした全国の寮歌イベントのひとつですが,私がこの会を知ったのは,自分の前勤務先の同僚のご尊父が,たまたま同じ大学学部&寮の出身者で,しかも大の寮歌好きで,能代の寮歌イベントの幹事をしているという縁からでした.2006年以来,可能な限り出席させていただいています(この会は春と秋の年2回開催で,そのうちのどちらか1回がゲストを招いての会となる).

Dsc_0625  前の記事で書いたようにこの日は大館能代空港から能代市内まで大回りして,5時30にホテルにチェックインしました.準備をして2階の会場に向かいます.今回はゲストと地元の方々あわせて70名ほどの参加でした.開会の言葉に始まり,この1年間に鬼籍に入られた方々の紹介と黙とう,あいさつや檄文朗読,歓迎寮歌と続き,乾杯を経て寮歌斉唱の時間となります.

 寮歌斉唱は4部構成で,北は北大予科から南は七高造士館まで(旧制高校としての最南端は台北高校),その他大学校歌などを含めて合計50曲以上が歌われました.私はというと昨年に続き,七高造士館の代表的寮歌「北辰斜め」の音頭を取らせていただきました.

 会は6時半から10時半まで延々4時間,一般的にこうした会はアルコールが入るにしたがって進行が遅れがちで幹事役の方を悩ませるんですが,この日は進行がスムーズ過ぎて(笑),急きょ歌が追加される場面もありました.

995635_874297462667620_672498341109  それにしても,いつも思うんですが,職業柄自分が普段接する高齢者は元気がない人が多いんですが,この寮歌イベントに参加されている高齢の方の元気なこと.寮歌には若返り,アンチエイジングの効果があるなんて言う方もいますが,ホントにみんな元気だなと感心するのでした(まあ,元気だから能代まで来れるんだという話もありますが).

Img_1984  翌日は多くの方々は観光で白神山地へ,とはいえ自分は仕事があるので午前の便で羽田へと引き返したのでした.この寮歌イベント,来年は6月の予定ということで,今から予定を開けておかねばと思ったのでした(写真は帰りの飛行機から見えた鳥海山).

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2015年8月10日 (月)

中央寮歌祭2015

Img032_345x480  昨日,新宿の京王プラザホテルにて中央寮歌祭2015が開催されました.

 寮歌とはすなわち寮の歌なんですが,実際には旧制高等学校および大学予科の寄宿舎に伝わる歌をさすことが一般的です.特に寄宿舎の大きなイベントに即して作られたものが多く,作詞・作曲も寮生自身によってなされるのがほとんどでした.

 普段オペラなどクラシック音楽を愛好している私ですが,深層心理には寮歌が潜んでいて,時として無性に歌いたくなることがあります.今から10年ほど前に勤務していた病院の同僚ドクターのご尊父が無類の寮歌好きという縁で,能代の寮歌イベントに参加する機会をいただき,その後ほかの寮歌祭にも時々顔を出すようになりました.

 こうした寮歌祭は全国にたくさんあるんですが,その中でもとりわけ大きなイベントだったのが日本寮歌祭です.ただこちらは2010年の第50回をもって終了となっています.しかし,これだけの規模の寮歌祭が途絶えてしまうのは惜しいと考える人たちも多く,結局2011年以降別の形で継続していくことになりました.ただ,これには2つの流れがあって,主として旧制高校のOBたちが,あくまでも旧制高校の寮歌のみにこだわって運営している全国旧制高校寮歌祭と,主として新制大学時代の人々もかかわって,新制以降の寮歌などにも間口を広げている中央寮歌祭があります.今回参加したのは後者で,2011年以降今年が5回目となりました.

Dsc_0399_270x480  前日東京に用事があった自分は久々に新宿のカプセルに宿泊,朝ゆっくりお風呂に入ってから会場に向かいました.この日の都心はここ数日の暑さが和らいでやや秋模様の涼しさでした.受付を済ませてから和服に着替え準備は万端です.

 11時から開会式,主催者のあいさつに引き続きこの1年で鬼籍に入られた先輩方への黙祷(この日は長崎の日でもありました),檄文朗読と続き,11時半にいよいよ開始となりました.

Dsc_0401_270x480  この寮歌祭は基本的に北から南へ(札幌の北大予科から鹿児島の七高造士館),内地から外地へ(京城,旅順,台北)という流れで歌うんですが,公平を期するためということで毎年少しずつ移動していて,今年は高知高等学校から始まって松山高等学校で終わるパターンでした.

 料理は中華のコースでしたが,参加者の平均年齢が高いこともあって量は少なめ,その分アルコールは飲み放題になっていました(若い参加者には物足りないでしょう 笑).自分はというと,周囲の高齢者にお酌しつつ,散々飲んでいました.

Dsc_0408_480x270  自分の所属する弘前高等学校は15番目,歌ったのは「都も遠し」でした.

 持ち時間は各校4分,例年だと途中で長々と挨拶を始める御仁がいたりして,時間が押すケースが多いんですが(4分経つと鐘が鳴らされる),この日の進行は非常にスムーズで幹事は大喜びだったと思います(自分も一応医務部ということで幹事の端くれに入っていますが,この日は涼しかったこともあって体調を崩す方はいませんでした).

Dsc_0426_360x480  夕方4時に会は終了,着替えをして帰路につきました.ちなみにこのい中央寮歌祭,来年は8月4日木曜日なんだそうです.平日じゃないか!! と思ったんですが,こういう寮歌イベント参加者は基本的に現役を退いた方々ばかりなので,曜日は関係ないんだろうなと思ったのでした(自分は参加できるかなぁ 汗).

 

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2014年10月25日 (土)

第52回能代寮歌を愛する会

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 さる10月22日,毎年恒例の寮歌イベントのひとつである,第52回能代寮歌を愛する会に参加してきました.

 これは秋田県能代市を中心に活動している寮歌愛好会の例会です.毎年春と秋の2回開催で,どちらか1回が地元会員のみでの開催,もう1回がゲストを招いての開催となっています.ここ2年は春の会がゲストを招いての会だったんですが,今年は秋の会になりました.

 普段音楽というと,オペラなどのクラシック音楽を中心に聴いている私ですが,深層心理には寮歌が潜んでいるために時に無性に歌いたくなってくるのでした.この能代寮歌を愛する会は,私が前任地でお世話になっていたドクターのご尊父が幹事をされている関係で,声をかけていただき,以来可能な限り参加しているイベントです.今回は羽田から秋田空港に飛んで,そこからレンタカーで能代入りしました.

Dsc_0372  5時半過ぎから受け付け開始,地元会員およびゲストが三々五々集まってきます.そしていよいよ6時半から開宴です.今回は各種合わせて30曲以上の寮歌を歌うということで,司会役の方(前述のドクターのご尊父)が,「遅くとも10時半には終了となるよう,次に歌う方々はステージ後ろに待機するなど,進行にご協力ください」と念を押していました(普通の歌だとせいぜい一番から三番くらいまでだが,寮歌は曲によっては十番以上あるものも多い.なので全部歌うと時間がかかるため,一部割愛して歌うのだが,興が乗ってくるとなし崩し的に全部歌い始める人が出てくることがあるので,その辺に釘を刺していると思われた).

Pa220352  会は開会のあいさつ,この一年で亡くなられた関係者への黙祷,主催者の歓迎挨拶,檄文朗読と続き,いよいよ寮歌タイムの始まりです.まずは今回が節目の参加者(10回,15回など)による寮歌から.歌う前に簡単な挨拶があるんですが,嬉しかったのか,小学校の校長先生ばりの長い挨拶に… 進行役の方はさっそくの展開に,ちょっと困ったような表情でした.その次の人から「挨拶は2分以内でお願いします」とダメ出しが出てしまいました (^。^).

 その後はプログラム順に寮歌が歌われていきます.北は北海道帝大予科から南は七高造士館,さらには外地の京城帝大予科や海軍兵学校までバラエティに富んだ曲でした.当初は時間が大丈夫かとちょっと不安でしたか,後半は比較的順調に流れていき,結局終演は10時半,なんとか予定通りでした.料理は基本中華ですが,お刺身やきりたんぽ鍋も付くなど郷土色が出ていておいしかったです(もちろんお酒も 笑).

Dsc_0374  寮歌は本来が旧制高校の寄宿舎の歌ですから,現役でこれらを経験されたのは最年少でも軽く80歳を超える年代の方々であり,年々その数が減っています.これがため全国各地の寮歌祭も終了となるものが増えているんですが,この能代の会は,旧制時代を経験していないものの,寮歌の響きに共感したより若い世代の方々が中心になって行っているため今後も続けていくとのことでした.

 この日は会場となったホテルに宿泊,他の参加者の多くは翌日から白神山地を観光し温泉に泊まるんですが,私等の場合そこまで休むこともできないので,翌日帰ります.

 が,翌23日は朝から雲一つない快晴! というわけで,途中北秋田市にある日本の滝100選の中でも人気の高い安の滝に寄り道しました. マタギで知られる旧阿仁町から未舗装の林道を走り,安の滝駐車場へ.ここから40分ほど歩くと安の滝につきます.二段90メートルの滝は周囲の紅葉と相まって素晴らしい景観となっていました.

Dsc_0382 Dsc_0377  写真左は滝の全体,右は上段の滝の滝壺付近からです.

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2013年7月13日 (土)

第45回埼玉寮歌祭

 みなさんこんにちは,すっかり更新が滞ってしまいました.

 関東甲信越地方は7月6日に梅雨明けが発表されたんですが,その日当地は曇り空で気温もそれほどではありませんでした.「どうせ梅雨明けなんて言って,その後も雨の日がが続いて,後から『実は間違いでした』なんて訂正する何年か前のパターンだろう」とタカをくくっていたんですが,翌7日からは連日の猛暑となり梅雨明けはウソじゃなかったようです(笑).

 そんな暑さの本格化した7月7日,定番の寮歌祭のひとつである埼玉寮歌祭に参加するため大宮に行ってきました.

Img054(写真1) 今年のプログラム

 普段は歌というとオペラなどのクラシック系の歌ばかり聴いているイメージがありますが,実は深層心理には寮歌が潜んでいて,ときどき無性に歌いたくなるのでした.

 過去にも触れていますが,旧制高校というのは,明治から昭和の戦後しばらくまで置かれていた高等教育機関です.その教育内容は,ちょっと前まであった新制大学の教養課程に該当するもので,大学に学ぶ前の学生に幅広い教養を身につけさせることを目的としたものです.新制の高等学校との違いは,新制の高校はあくまでも中等教育機関で,厳しい受験の前にいろんな教科を学ぶ(受験勉強)に対し,旧制高校は厳しい受験の後に幅広い教養を学ぶという点にあります.当時は旧制高校の定員と帝国大学の定員はほぼ1対1だったため,旧制高校を卒業したものは,学部学科を選ばなければ,どこかの帝国大学に無試験で入れたのだそうです.

P7070227P7070236(左写真2) 会の様子,(右同3) 北大予科の登壇

 旧制高校については,日本の近代化に果たした役割を大とするものの,そのエリート主義や独善性などが批判されることもあり評価が難しいのですが,私自身は専門バカではない,幅広い教養を身につけた知識階級の育成という意味でその理念には大いに賛同するのでした(専門家は専門以外にも造詣が深いことが望ましい).

P7070249(写真4) 私です(笑)

 そんな旧制高校を現役で過ごした人たちも最年少で80歳を軽く超える時代になり各地の寮歌祭も終了するところが増えています.この日も400人もの人たちが参加していましたが(もちろん私は圧倒的に若い部類です 笑),年齢を感じさせないほどパワフルな方々が多いなと感心したのでした.

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2013年6月16日 (日)

第49回能代寮歌を愛する会

 先週はいろいろあって忙しかったんですが,その一環というわけでもないですが,6月11日に秋田県能代市で行われた第49回能代寮歌を愛する会に参加してきました.

Img052(写真1) 今年のプログラム

 寮歌というのは旧制高校の寄宿舎の歌のことで,今でも当時を知る人々(とはいってももう70から80代になりますが)や,その影響を受けた人々に愛好されている存在です.全国に合計何曲の寮歌があったのか,想像もつかないほどなんですが(wikipediaによると3000曲以上あるらしい),その中でも第一高等学校の「嗚呼玉杯」,第三高等学校の「紅もゆる」,北海道帝国大学予科の「都ぞ弥生」の3曲はとりわけ有名で,三大寮歌などと呼ばれています.

 普段はもっぱらオペラを中心とするクラシック音楽を愛好している私ですが,深層心理にはこの寮歌が潜んでいて,時に無性に歌いたくなることがあったりします(笑).

P6110100(写真2) 今年の様子

 これら寮歌を歌うイベントがいわゆる寮歌祭で,かつては全国にたくさんの寮歌祭がありましたが,旧制高校を現役で過ごした方々の高齢化もあって,近年では終了してしまった寮歌祭もあります.この能代寮歌を愛する会は,私の前任地で一緒だったドクターのご尊父が幹事をされているという縁で2006年から参加させていただいています(都合で行けない年もありましたが).

Ryoka(写真3) 今年の様子2

 会場はJR能代駅近くのキャッスルホテル能代,6時半の開宴です.まずは開会の挨拶,そして近年鬼籍に入られた方々への黙祷,檄文朗読となります.その後全国の寮歌が次々に歌われていきます(基本的にはその学校ゆかりの方が登壇して歌うのですが,応援自由なので知っている寮歌の時にはどんどんステージに上がります 笑).途中には地元会員による旧制高校の寮歌を元歌とした新制能代高校の応援歌なども披露されました.ちなみに当時,旧制高校の寮歌が旧制中学(新制高校)の応援歌などに流用されるのはよくあるパターンだったようで,私の出身高校(もちろん新制 笑)の応援歌の中にも北大予科の寮歌が元歌のがありました.

Img053(写真4) 集合写真(ただし昨年のものです)

 結局会は3時間以上にわたり,久しぶりに放歌高吟の夜となったのでした.翌日参加者の多くは近くの白神山地の観光に向かいましたが,私は仕事が待っているので朝一の飛行機でとんぼ返りとなったのでした.

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