2018年11月 3日 (土)

11月になりました

 ここ数日朝夕はめっきり気温が下がるようになり,上着やコートが欲しくなりました.気が付けばカレンダーは11月になっています.

 例年秋は活動的になる自分ですが,今年も9月の医師会合唱団の定演を皮切りに,しながわ宿場まつりや市民合唱祭参加,オペラ観劇,先月の東京21合唱団のコンサート,函館行き,能代寮歌と活発に動き回っておりました(その他産業医の単位集めのための甲府2往復なんてのもあった).一方で11月はステージこそありませんが,遠隔出張が入ってますし,オペラ観劇や映画鑑賞など芸術系を中心に活動する予定です.

 さて,そんな11月直前の10月31日は会合のために東京御徒町に繰り出していました.実は先月第15回コンサートを開催した東京21合唱団では,2年後の2020年秋を目標にJ. S. Bachのマタイ受難曲 BWV244を取り上げることにしています.そしてこのコンサートはアマチュアオケである”Collegium Armonia Superiore Japan”(以下ARS)との共催で行われることになっています.で,昨夜はそのARSの方々との事務的な打ち合わせでした.

 私たち東京21合唱団のコンサートはもっぱら,赤坂の霊南坂教会を主会場として行ってきたのですが,マタイ受難曲となれば教会の礼拝堂では手狭であり,一般のコンサートホールを使用することになります.今回は今後ホールを抑えるための作戦(笑)や,今後決めていかなければならないことについての洗い出し作業を行いました.などというと堅苦しい話なのかと思われそうですが,私同様ARSの方々も音楽をこよなく愛するアマチュアの方々です.打ち合わせの合間にはハイドンやモーツァルトに代表されるウィーン古典派の話題などに話が飛び,とても楽しい時間を過ごすことができました(縁あって自分も合唱団の役員をやっていますが,基本的にこういうのが好きだからこそやっていけるんだよなぁとつくづく思いました).

 そんな21合唱団のマタイ受難曲,基本二重合唱でオケは40人規模になります.合唱団の現状の規模ではちょっと厳しいところがあり,これから新規会員を大募集していかなければなりません.合唱団のHPだけではなく,各種SNSも駆使していこうと思うのでした.

44862294_1973077922789563_553355696 44913700_1977093019054720_771602804 (左写真1) マタイの楽譜各種,右の赤いのが学生時代に購入した楽譜,(右同2) 基本的にベーレンライター版(左の写真の青いやつ)と同じです

 マタイ受難曲は学生時代から好きだった作品で,いつかやってみたいと思い楽譜を購入したのですが,当時はやるチャンスがなく,楽譜も埋もれたままになっていました(ベーレンライターの国内版の楽譜).今回練習を始めるにあたり,しばらくはこの埋もれていた楽譜を使っていこうと思っています.30年間日の目を見ることなく埋もれていた楽譜に光を当てたいというのがその理由です(皆川達夫先生の対訳が付いている以外は普通のベーレンライターの楽譜と中身は全く同じ).

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2018年10月23日 (火)

コンサートと函館

Img_4104  産業医の単位をかき集めた週の最後を飾ったのが東京21合唱団第15回コンサートでした.ここは医師会合唱団と並んで,私がメインで活動している合唱団です.邦人作品やポップス系も扱う医師会と違って,こちらは純粋に教会音楽専科(笑)の合唱団です.今回はラインベルガーのミサ曲変ホ長調(カントゥス・ミサ),讃美歌21より,J. S. バッハの教会カンタータ21番という3ステ構成でした.毛色の違う3つのステージということで,スペースオペラとラブコメ,時代劇の豪華三本立てじゃないかと感じるほど濃厚さでした.特にラインベルガーのミサ曲はア・カペラに加えて二重合唱という高難度の二乗という感じで手ごわかったです.

 演奏会当日は夕方から最後の練習を経て本番に臨みました.この日は自分の大学合唱団時代の周辺学年の方々がたくさん来てくれて大感激でした(泣).終演後は恒例の打ち上げを経て終電で帰宅します.近年は演奏会の日は近くに宿泊というパターンが一般的だったんですが,実は翌日からウチのKの実家に遊びに行くことにしていたからです(演奏会用の荷物を置きたかったのと,飛行機が午後なので宿泊すると時間が余ってしまう).

 前回函館に行ったのは2016年のGWだったのでほぼ2年半ぶりでした(新函館北斗駅松前城の桜).今回はKの親姉妹とその子供たち等総勢9人で市内湯の川温泉のホテルに宿泊しました.久しぶりの温泉と豪華ブッフェでみんな喜んでくれたようです.

Img_4109 Img_1054  湯の川といえば,日本城郭協会が今年の春から始めた続日本100名城スタンプラリーのひとつ志苔館があります.せっかく近くまで来たのだからとそちらにも寄ってみました.

Img_1019  ここは14世紀の末に津軽安東氏によって築かれた道南十二館のひとつで,中世から近世にかけてのアイヌと和人の戦いに際しては和人側の最前線となったところです.今回続100名城に選定されたわけですが,Kの実家の人たちは「こんなところがあるなんて知らなかった」と言ってたので,知る人ぞ知る場所だったと思われます(まあ自分も100名城じゃなかったら来てなかったな 笑).

 最後は函館山に上ったんですが,そこの売店で購入したのがこちら.

Img_4140  ドラえもんと新選組のコラボなのでした(笑).

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2018年10月 8日 (月)

10月の連休

 活動が一気に盛んになる秋,9月に引き続き10月もたくさん活動をしています.

 10月3連休の中日である7日は地元の市民合唱祭に参加しました.

Img_4066 Img_4069 (左写真1) 今年は第52回だそうです,(右同2) 会場にて

 今年は童謡詩人,北原白秋が小田原にやってきて100年の記念イヤーということで,参加団体は必ず1曲北原白秋作詞の曲を歌うことが指定されています.今回医師会合唱団では,「揺籃のうた」(草川信作曲,源田俊一郎編曲)を取り上げました(あとは先日の定演で初演した大田先生の組曲から).

Img_4075 (写真3) 合唱祭のプログラム

 今年の合唱祭は参加22団体と例年に比べて少なめでしたが,気が付いたら医師会合唱団はこの地区の合唱団の中では,かなり大所帯な団になっていました(活動団員が40人以上).非常に感慨深かったです.

 で,実はこの日は合唱祭で終わりではありません.このあと夕方から横浜に移動して,そこで開催された全日本医師ボーリング大会(そんな大会があるんです 笑)の懇親会に参加して余興演奏を披露したのでした(横浜の中華街を久しぶりに歩いたんですが,名札をぶら下げた団体観光客でごった返していた (^^;)).

Img_4073 (写真4) 生牡蠣が美味しい季節です

 演奏終了後は各自解散,せっかく中華街に来たのだから中華料理をという選択肢もあるんですが,中華は東京21合唱団の練習後にいつも食べているのでパスして,この日は生牡蠣をいただいたのでした(オール北海道産,濃厚な味のものが多かったです).

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2018年9月27日 (木)

東京21合唱団第15回コンサート

Img012  今日は演奏会の宣伝です.先日演奏会が終わった医師会合唱団とともに,自分の合唱活動の柱である東京21合唱団の第15回演奏会です.

 医師会合唱団が邦人曲やポップス系を含む幅広いジャンルの曲を演奏しているのと対照的に,こちらはキリスト教の教会音楽に特化した合唱団です.

 今回は,定番の讃美歌21に加えて,J. G. ラインベルガーのミサ曲変ホ長調(カントゥス・ミサ)とJ. S. バッハの教会カンタータ21番を取り上げます.ラインベルガーは19世紀の後半に主としてドイツのミュンヘンで活躍した作曲家です.その主要作品はオルガン曲と宗教曲で,今回演奏するカントゥス・ミサは1878年に作曲された作品で,無伴奏による二重合唱で歌われます(無伴奏なので楽器による応援がなく,しかも二重合唱なので1パート当たりの人員は通常の半分になるという高難度の作品!).一方のバッハはあまりにも有名な作曲家ですが,このカンタータ21番は彼のワイマール時代に作曲されたといわれており,バッハの作品ではしばしばみられる,苦悩から歓びへというパターンを取る結構大規模なカンタータです.こちらも難しい作品ですが,いい演奏になるよう団員一同最後の追い込みに入っております.

 演奏会は10月19日(金)19時から東京都港区の霊南坂教会にて行われます.

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2018年9月25日 (火)

小田原医師会合唱団第10回記念定期演奏会

 以前ここでも紹介した,小田原医師会第10回記念定期演奏会が,昨日小田原市民会館にて開催されました.

 合唱が趣味の私ですが,この合唱団は東京21合唱団とともに現在メインで活動している合唱団です.結成は2008年春で,縁あって初回の練習から参加しています(これは全くの偶然).その最初の年に結成コンサートが開催され,翌2009年に第1回,以後ほぼ毎年定期演奏会が開催され,今回ついに10回目を数えたことになります.

 10回記念の今回は,縁あって作曲家の大田桜子さんへの委嘱作品を演奏する機会に恵まれました.歌詞は金子みすゞで,これは合唱団の指揮者の先生がみすゞ作品の紹介・普及に努力されている関係でもあります.

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 今回の演奏会は3ステ構成,1ステは宗教曲の小品を数曲,2ステは過去9回の演奏会で思い出深かった作品を中心としたステージ,そしてメインの3ステが委嘱作品,混声合唱組曲「みんなを好きに」でした.完成された楽譜が手元に届いたのが演奏会2日前の9月22日,そこに記された初演 2018年9月24日 小田原医師会合唱団第10回記念定期演奏会の文字は,この段階では未来の話であり,これで演奏会ができなかったらどう言うことになるんだろうと不思議な気分でした(奇しくも今回の組曲の2曲目が「不思議」という曲).

Img_1007 Img_1006  演奏会って準備は大変なんですが,当日はあっという間に終わってしまいます.自分にとっても感慨深いコンサートだったので,途中なんどか泣きそうになったというのは内緒です(笑).この日は職場の人や自分の患者さんも来てくれました(あとは母親と妹も 笑).今日職場の人に話を聞いたらなかなか好評でした!

 それにしても結成当初は4声のアンサンブルを構築することすら困難なところから始まったんですが,指揮者の山田浩子先生,ピアニストの田端ゆみ先生の優しく我慢強い(笑)指導と団員の努力によって,10年後委嘱作品を演奏できるようになるとは当時想像もしていませんでした(本当に感謝です).本当にみんなレベルアップしたなと思います(自分だけレベルが変わらず置いてかれている感じ 笑).

 演奏会後の打ち上げでお客さんのアンケートが回ってきたんですが,医師会合唱団のこれまでの演奏会はダンスが入るステージや幕間にバンドが登場したりと,けっこう華やかだったんですが,今回は委嘱作品がメインということで,それに集中するために,そうした要素は押さえた感がありました.これまで毎年聴きに来てくださった方々の中には,そうした要素が少なかったことが寂しい的な声もあったんですが,次回の第11回ではそうした要素も復活するじゃないかと思ってます.

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2018年8月10日 (金)

小田原医師会合唱団第10回記念演奏会

 暑い日が続いていますが皆さんお変わりないでしょうか? 本日は演奏会の宣伝です.

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 私が所属している小田原医師会合唱団の第10回記念定期演奏会が,来る9月24日(振替休日の月曜日)に小田原市民会館大ホールにて行われます.

 今回のメインステージは10周年記念として大田桜子さんの委嘱作品,金子みすゞの詞による混声合唱組曲「みんなを好きに」を取り上げます.

 この合唱団は自分が当地に転勤してきたタイミングで結成された(されていた?)合唱団です.縁あって初練習から参加し続けています.当初は混声4部を成立させることすら難儀していたんですが(笑),指揮者の先生方の優しく忍耐強い指導と,団員の努力により気が付いたら10年も継続していたという感じです.

 良い演奏ができるよう団員一同頑張っておりますので,ぜひご来場くださいませ(そのほか,宗教曲のステージと過去の演奏会で思い出深い曲を集めたステージもあります).

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2018年7月30日 (月)

バッハセミナー in 明日館

37945944_1844209382343085_216285682  台風12号の雨と風が吹き荒れた週末でしたが,日曜日にあたる7月29日は台風一過の良いお天気になりました.

 そんな日曜日は東京豊島区の自由学園明日館で開催されたバッハセミナー in 明日館の終了演奏会に行ってきました.

20597285_1593466947386414_269252317  このセミナーは声楽指導者&バッハ研究家である佐々木正利先生を講師にお招きして毎年夏に同地で開催されているものです.基本的にはバッハの宗教作品数曲を取り上げて4日間の集中した講習で仕上げ,最終日に終了演奏会の形で発表するという形になっています.

 自分自身も学生時代以来あちこちでお世話になっている先生ですが,例年セミナーの時期は休みを取るのが難しいこともあって講習には参加せず,最終日の演奏会のみ聴きに行くというのがパターンになっています.今年取り上げられた曲がマタイ受難曲BWV244の第2部でした.昨年が同作品の第1部だったので,その続きというわけです.参加者の中には学生時代の仲間もたくさんいました.

 この演奏会は合唱のみならず,ソリストもセミナー参加者が歌うのが定番です.レシタティーヴォは1曲丸々歌うこともありますが,アリアなどは曲を分割して数人で歌い継ぐことも多々あります.当然当時の仲間もエントリーして歌っていたんですが,中でも61番のイエスの死の場面では福音史家とイエスを歌ったのが自分の同期&1級上の先輩,学生時代集まってはマタイ受難曲やロ短調ミサなどのバッハ作品を聴きながらああでもない,こうでもないと語り合っていた仲間たちが,マタイの一番劇的な部分を歌っている光景にジーンと来てしまったのでした.

37938221_1844209395676417_724836002  昔の仲間たちの雄姿

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2018年7月 7日 (土)

歌劇「トスカ」

Img008  気が付いたらもう7月,関東は異様に早い梅雨明けの一方で,西日本では大雨が続くなど異常気象に見舞われている昨日今日です.旅行から戻って間もなく3週間,すっかり日常生活に戻ってしまったビザンチン皇帝であります.

 さて,そんな自分の日常といえばオペラ鑑賞(笑),というわけで先週の水曜日に新国立劇場で表題の「トスカ」公演に行ってきました.

 17世紀のモンテヴェルディから21世紀の今日まで,世の中で作曲されたオペラ作品はそれこそ星の数ほどあるでしょうが,その中でも屈指の名曲としてどこからも異論が出ないだろう(たとえアンチ・プッチーニの人であっても)傑作です.よく,オペラになじみがない人にどの作品を勧めるかという話題が出た時に真っ先に上がるのもこのトスカです(自分も絶対にこれを勧める).理由としては全体で2時間(休憩除く)とほぼ映画並みの長さであること,ストーリー展開が早く,オペラ一般にありがちな劇の停滞がないこと.登場人物のキャラが立っていて感情移入しやすいこと,名アリアがあるのはもちろん,大迫力の合唱も登場すること等々,オペラの魅力がこれでもかと凝縮されていて飽きさせないからです.2000年に初出となったアントネッロ・マダウ=ディアツ演出によるプロダクションは新国立の定番レパートリーとなり,近年はほぼ3年に1回上演されています(自分も何度も見ている).

Img_3858  19世紀初頭,ナポレオンがヨーロッパに大きな影響を及ぼし始めた時代のローマが舞台.共和主義者の政治家アンジェロッティとその友人の画家カヴァラドッシ,彼の恋人トスカと,王党派で共和派を厳しく取り締まる警視総監のスカルピアが織りなす劇です.1幕冒頭のカヴァラドッシによるアリア「妙なる調和」,1幕最後の大合唱「テ・デウム」とスカルピアの独白,2幕のスカルピアがトスカを追い詰めていく場面とそれに続くトスカのアリア「歌に生き恋に生き」,3幕のカヴァラドッシの名アリア「星は光りぬ」など聴きどころ満載です.

 今回は指揮者に弱冠28歳のロレンツォ・ヴィオッティを迎え,トスカにはこれを当たり役にしているというキャサリン・ネーグルスタッド,カヴァラドッシは3年前の同公演でも歌ったホルヘ・デ・レオン,スカルピアはクラウディオ・スグーラという面々,特にネーグルスタッドは歌う部分は高音なんですが,地のレシタチーボではかなり低音のどすの利いた声で,特に2幕のスカルピアとのやり取りは迫力ありました.個人的に一番好きな1幕の最後,テ・デウムのシーンは本当に華やかで,これを見るためだけに来る価値があるなと思う場面でした.贅沢を言えば,スカルピア役がかっこよすぎて,絶対悪なはずなのに,なんか憎めない(ドン・ジョバンニみたいな感じ)のがちょっと残念でした(笑).

Img_3857  この日は夜の公演で,終演が22時を過ぎそうだったために,久しぶりに劇場レストランの幕間メニューに挑戦,メニューはズワイガニとレタスの冷製パスタでした.ただ幕間が25分しかないのでウチのKは全部食べられなかったようです(笑).先月カタリーナ・ワーグナーによるフィデリオの後だけに,きわめて正統的な演出のオペラを堪能した夜でした.

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2018年6月 4日 (月)

2つのコンサート

 学会シーズンが一段落し,いよいよ今週末から夏季休暇の旅行に繰り出すんですが,その狭間にあたる先週,2つのコンサートに行ってきました.

Img_3772  ひとつは5月29日に武蔵野市民文化会館で行われたザ・キングス・シンガーズのコンサートです.ザ・キングス・シンガーズはイギリスの男性6人組アカペラ・アンサンブルユニットです.結成されたのが1968年ということで,今年でなんと!50年になります.これだけ長い期間活動しているわけですから,当然メンバーも固定されてはおらず,時代とともに入れ替わりはあります.しかし,それでも同じ名称・同じコンセプトで歌い続けているユニットです(メンバーが入れ替わるという意味ではモーニング娘。やAKBと一緒です 笑).

 彼らのレパートリーは非常にバラエティに富んでいて,イングランドやスコットランド,アイルランドの民謡やルネッサンス期のイギリス・マドリガル,フランスのシャンソンといった古典曲をはじめとして,ジャズ系の歌,ビートルズから現代作品にいたるまで,それこそ歌ならなんでも歌う(たまに歌じゃないのも歌う)くらいの勢いで活動しています.

 今回は結成50周年記念ツアーということで,新たなアルバム”Gold”に収録された曲を中心に,ルネッサンスから現代曲,はたまた日本の歌までたくさんの曲を披露してくださいました.いつ聴いても「人間の声ってなんて素晴らしいんだろう!」と思わせてくれるコンサートでした.

Img_3778  そして2つ目が6月2日,新国立劇場での歌劇「フィデリオ」公演です.

 ベートーベン唯一のオペラとして知られ,当時の自由主義的な世相を反映する作品です.今回はバイロイト音楽祭の総監督であるカタリーナ・ワーグナー(リヒャルト・ワーグナーのひ孫)による演出ということで注目を集めていました.とにかく斬新な演出(笑)をする方だと聞いていたので,5月20日の初日の公演後,ネット上に様々な反応が上がっていたのは予想通りでした(賛否半々よりも否が6割くらいか).

 が,これだけ話題になると逆に怖いもの見たさで楽しみになってくるから人間の心理は面白いです(もしかして作戦かも).

 公演はすべて終了したのでネタバレOKと思いますが,たしかに衝撃的な舞台でした.第1幕はまあ,こんなものかなと思っていたんですが,第2幕の後半はあっけにとられます.このオペラは投獄されていた夫を妻が解放する!自由万歳!というストーリーなんですが,カタリーナの演出では… 初日のカーテンコールで演出家にブーイングが飛び交ったのがわかる気がしました.音楽としての演奏は,フロレスタン役のステファン・グールド,レオノーレ役のリカルダ・メルベート,マルツェリーネ役の石橋栄実らキャストや合唱は素晴らしかったので口が悪い人は,「だまって目を瞑って聴けば最高だった」と言っているようです(笑).

 とはいえ,今回のプロダクションは今年で退任となる飯守泰次郎芸術監督が,「”フィデリオ”の革新性を表現するような、問題提起する舞台をつくりたい」と考えてカタリーナ・ワーグナーに依頼したと述べていることから,こうした世間の反応は織り込み済みだったんだろうなと思ったのでした.

 なんにしても,音楽は素晴らしいです.

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2018年5月31日 (木)

医師会合唱団の合宿

 趣味として合唱に取り組んでいる私ですが,現在メインとして活動している団体のひとつが小田原医師会合唱団です.自分が当地に越してきたタイミングに結成された合唱団で,その最初の練習から参加しています(ただこれは偶然で,私が合唱団設立に関与したわけではない).同年の結成コンサートに始まり,翌2009年には第1回定期演奏会を開催,以後も毎年活動を継続しています.そして今年はついに記念すべき第10回の定期演奏会を数えることになりました.この合唱団が私にとって特別なのは,ここが邦人曲をメインに取り上げている唯一の合唱団だからです(他の団体は基本的にすべて宗教曲などの洋モノ).過去には髙田三郎さんの「水のいのち」や佐藤眞さんの「旅」など,邦人合唱組曲の名曲を取り上げてきました.

 そんな医師会の第10回の記念演奏会では,大田桜子さんの委嘱作品を演奏することになっています.それに向けての練習も着々と進んでいるわけですが,その一環として先週末に箱根のホテルで合宿練習が行われました.

Dsc_1903_2 (写真1) 合宿の会場となった箱根のホテル 

 日々の練習も大切ですが,こうした集中練習も非常に重要です.普段の練習だとせいぜい2時間ちょっとで,すべての曲をさらうことはできませんし,やった曲も次の練習まで間隔があいてしまうことで,記憶から薄れてしまうことがよくあるからです.その点合宿練習なら時間もたっぷり(今回は2日間で9時間もの練習ができました),今回は定期演奏会で取り上げるすべての曲を一通り音出ししました.

Img_0515Img_0518 (左写真2) 練習会場入り口,(右同3) 練習風景

 練習の後は懇親会,こうした宴席があるのが大人の合宿の魅力です.夜遅くまで盛り上がってしまいました(笑).

 今回の練習の成果は9月24日(振替休日)に如何なく発揮される(笑)予定です.

Img_0520  ホテルのテラスからの景色,自然いっぱいです.

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