2017年12月 1日 (金)

新国立のばらの騎士

Img160  気が付いたら12月に入ってしまいました.別名師走ともいわれますが,師匠も走ってしまうほど忙しい年の瀬ということになります(仕事だけではなく忘年会など宴会方面でも忙しい月です).

 そんな12月に入る直前,11月30日は東京初台の新国立劇場にオペラ観劇に行ってきました(11月はこれで4公演目だ (^.^)).演目はR. シュトラウスの「ばらの騎士」,そういえば7月にも二期会の公演で観た演目です.

 ポストワーグナー時代の重要な作曲家であるR. シュトラウスのオペラ作品,当初は「サロメ」や「エレクトラ」といった不協和音を多用した前衛的な作風だったんですが,1911年に初演されたこの「ばらの騎士」では音楽はむしろ保守的になり,非常に聴きやすい作品に仕上がっています(シュトラウスと台本作家のホフマンスタールは「モーツァルトを意識した」と語っている).

Dsc_1793  作品舞台は18世紀女帝マリアテレジアの時代,権力,財力がある一方で夫が留守がちで今の生活に満足していない美貌の元帥夫人とその愛人である若い貴族オクタヴィアン,夫人の従兄弟で粗野で好色だけどどこか憎めないオックス男爵,成金の新興貴族ファーニナル家の娘ゾフィーの4人がからむ恋愛劇です.タイトルのばらの騎士というのは,当時のウィーンには婚約にあたって男性から女性に銀の薔薇を送る習慣があり(ただしこれは事実ではなくホフマンスタールの創作),この薔薇の運び役の騎士をばらの騎士と呼ぶことに由来します.劇中オックス男爵とゾフィーが結婚することになり,オクタヴィアンがばらの騎士としてゾフィーの下に行くわけですが,そこで2人が恋に落ちて… という展開になります.

 実は自分,若い頃はこのオペラあんまり好きじゃなかったんですが,中年になって改めて観て,「いいなぁ~」となった作品です(歳を経た方がよさがわかる代表的作品かも).今回の公演は2007年初出のジョナサン・ミラー演出の再々再演になります.前回の公演が2015年でしたからわずか2年後の登場ということで飯守芸術監督のお気に入りなのかとも思っています.出演者は元帥夫人にリカルダ・メルベート,今年の6月にジークフリートでブリュンヒルデを歌った方です.大柄で威厳のある夫人を演じていました.オクタヴィアンは当初予定は別の方だったんですが変更でステファニー・アタナソフに,実はオックス役のユルゲン・リンと同じく2015年の公演時といっしょだったので既視感がありました(笑).そしてゾフィー役が同劇場初登場のゴルダ・シュルツ,バイエルンでの同役が絶賛された新鋭ということで期待していたんですが,伸びのある声やちょっとコケティッシュな演技が若いゾフィーっぽくて良かったです(フィガロのスザンナ役なんかピタリかも).

 で,終演後は劇場内のレストランへ.この前日が11月29日の「いい肉の日」だったのに肉を食べていなかったこともあって,肉が出てくるコースをいただいたのでした.

Img_3382 Img_3383  左がメインの国産牛サーロインのタリアータ,右がデザートの林檎のコンボスタです (^^)v.食に音楽に充実した月末でした.

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2017年11月24日 (金)

歌劇「椿姫」

Img172  11月はオペラ鑑賞強化月間! と決めたわけでもないんですが,11月6日の武蔵野でのプラハ国立のルチアに続き,昨日11月23日は新国立劇場の椿姫公演に行ってきました.

 ヴェルディ中期を代表する作品のひとつである椿姫(原題はラ・トラヴィアータ 道を踏み外した女?)は小デュマの同名の小説をオペラ化したものです.美しいアリアの数々,テンポよく進んでいくストーリー,全体で2時間程度とよくまとまっていることもあって非常に人気があり,上演頻度の高い作品です(これは海外歌劇場の引っ越し公演だけではなく,市民オペラレベルでもよく上演されている).自分もオペラになじみがない人にお勧めする作品としてプッチーニのラ・ボエーム,トスカとともにこの作品を挙げています.

 それだけ有名な作品なので,自分もいったい何回生鑑賞したのか覚えていないほどですが(笑),今回のヴァンサン・プサール氏演出の公演は2015年の初出を含めて2度目の鑑賞でした.鏡を効果的に使った色彩の美しい舞台です.配役としてはヴィオレッタ役のイリーナ・ルングさんの声が良く響いていて素晴らしかったです.

 椿姫の時代のアリアは,ゆったりとしたテンポのカヴァティーナと,アップテンポなカヴァレッタの2部構成が基本形なんですが,かつては後半のカヴァレッタ部分がカットされる演奏が一般的でした(理由としては物語展開が停滞しやすいため).しかし,近年特に新国立ではこうしたカットをしない演奏が増えており,今回も2幕第1場最初のアルフレードのアリア,同最後のジェルモンのアリア(カヴァティーナ部分が有名な”プロヴァンスの海と陸”)ともカヴァレッタが歌われていたのは嬉しかったです(自分この部分好きなので).

Dsc_1785  終演後は新宿の小田急百貨店に入っているKINKAWOOKAへ,ちょうど生牡蠣の半額キャンペーンをやっており,「こりゃ食うしかない!!」というわけで,ワインとともにいただきました (^^)v

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2017年11月 7日 (火)

ハンガリー国立歌劇場のルチア

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 気が付いたら11月になりました.10月はいろんなことがあって余裕がない1か月だったことあり,仕事以外での遠出もありませんでした(自分的には珍しいかも 笑).そんな10月の下旬にハンガリー国立歌劇場が来日していることに気づきました.今回の演目はJ. シュトラウスの「こうもり」とドニゼッティの「ランメルモールのルチア」です.オペラ好きの自分,しかも最近娯楽がなかったこともあり,こりゃ行くしかないと決意した次第です.で,鑑賞する演目ですが,「こうもり」も魅力的ですが,自分的にはやっぱり「ルチア」だろうということで,近郊で開催される「ルチア」の日程を調べてみました(こうもりは今後二期会と新国立で鑑賞予定あり).

 しか~し,ほとんどの日程が出張と被っています.唯一観に行けそうなのが,11月6日武蔵野市民文化会館での公演ということで,チケットを入手し行ってきました.

23172574_1518479641582729_791107611  ルチアの概要に関しては今年の3月に新国立劇場での公演の際に記事(新国立劇場のルチア )にしているので多くは語りませんが,19世紀イタリアで流行した狂乱オペラの傑作です.今回タイトルロールを歌うのはハンガリーのエリカ様(笑)こと,エリカ・ミクローシャさん,当たり役は魔笛の夜の女王とのことで,コロラトゥーラの名手です.この日のルチアでも後半の20分もの長大アリアを朗々と聴かせてくれました.

 ランメルモールのルチアといえば,タイトルロールのルチアの悲劇というイメージが強いんですが,自分的にはルチアの政略結婚の相手であるアルトゥーロ・バックロー卿の方がよっぽど悲劇じゃないかと感じます.なぜなら,アルトゥーロは単に金持ちだということでルチアの兄,エンリーコ・アシュトン卿によってルチアの政略結婚の相手にされ,彼女との結婚式に呼び出されました.まあ政略結婚のことは彼も認識はしていて,やってきた際には「自分が来たからにはこの家も大丈夫だ」的なことを言って歓迎されるんですが,肝心の花嫁(ルチア)には邪険にされ,さらに式にはルチアの彼氏だと名乗る男(エドガルド)が乱入してきます.極め付けには式の晩に発狂したルチアに無残にも殺されてしまうというのですから全く悲劇の一言です.しかも犯人のルチアは犯行時心神喪失状態にあり,今の裁判なら罪に問われない可能性が高いなどまったくもって浮かばれません.現代のワイドショーなんかだと,

「結婚式暗転!富豪のアルトゥーロ氏,花嫁に惨殺される.二人の間に一体何が?」

などと格好のネタにされることは間違いないでしょう.そんなことも感じたルチア公演でした.

Dsc_1772  ちなみに会場となった武蔵野市民文化会館でのコンサートを主管する武蔵野文化事業団は独特のチラシで一部の間で人気が高いんですが(笑),この日の会場入り口にもこうしたチラシ(武蔵野チラシ)がたくさん張られていましたが,その中にあって稲垣潤一のコンサートのみ普通のチラシでした.きっとこれは,武蔵のチラシにしてはまかりならぬという稲垣潤一の事務所の圧力があったのではと想像しています.

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2017年10月29日 (日)

10月29日の出来事

 今日は10月29日,先週に引き続き(?)日本列島には台風が近づいていて,各地で強い雨が降っているようです.こんな日は行楽に出かけようという気分にもならないので,逆に絶好の当直日和と言えます(笑).そんな雨降りの日曜日は隣県の病院に出張当直に来ています.

 こうした応援当直は朝から翌朝までの丸一日です.まあ救急外来がない病院なので忙しくはありませんが,一日院内に監禁(笑)されるので,飲み物やおやつなどは事前に用意しなければなりません(小さな病院なので売店はない).というわけで途中セブンイレブンに寄ったんですが,レジで会計をしたらくじを引けといわれました.いわれるままに箱に手を入れ,適当にくじらしきカードをひいて店員に見せたところ,何やら当たったようです (^^)v

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 当たったのはこちら,エッセンシャルシャンプーです(笑).能書きによると,ハネ寝ぐせを抑えるシャンプーだそうです.自分にピッタリじゃないかと感動しました(このシャンプーの定価がわからないんですが,結構上の方の当たりじゃないかと思った).

 そんな10月29日は歴史的に何があったんだろうと調べてみたんですが,モーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」がプラハのスタヴォフスケー劇場で初演されたのが今から230年前のこの日だそうです.

 モーツァルトはそれこそ交響曲から協奏曲,歌曲から宗教曲等すべてのジャンルの作品を残していますが,そんな彼が最も力を入れていたのがオペラだと言われています.特にウィーンに移ってから作られた諸作品は人気が高く,今での世界中のオペラハウスで定番のレパートリーとなっています.

 1786年に初演されたフィガロの結婚は,ウィーンではあまりヒットしませんでしたが,当時ハプスブルク帝国の一部だったプラハでは大ヒットとなり,モーツァルトもこの街に呼ばれて大歓迎を受けました.そして,新たに新作オペラをという依頼を受けて作曲されたのがこのドン・ジョバンニです.プラハでの初演は成功を収めたものの,その後各地での評判はイマひとつだったようです.ただその後時代が移るにつれて作品の評価も上がり,現在ではフィガロやコジ・ファン・トゥッテ,魔笛と並ぶ人気作品となっています.

 ついでに,その他の10月29日としては第一次世界大戦によるオスマン帝国の崩壊による混乱のなか,アンカラに成立したケマル・アタチュルクに指導された政権がトルコ共和国の建国を宣言した日ともなっています.

 そんな歴史にも思いを馳せている2017年10月29日でした.

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2017年10月19日 (木)

第51回小田原市民合唱祭

Img171  趣味のひとつが合唱という自分,現在いくつかの合唱団に所属しているんですが,そのなかのひとつ,小田原医師会合唱団はなにかとステージの多い合唱団です.現在の活動のメインは年1回の定期演奏会にあるんですが,その他にも医師会関係の市民向けイベントや大規模な学会のウエルカムパーティの余興などに出演するケースが多いからです(そもそもの始まりがそっち系だったというウワサも).

 特に今月は1日に市の認知症関連イベントの演奏,15日昼には健康フェスティバルでの演奏,さらに同日夜には今年の春に叙勲を受けた先生の祝賀イベントでの演奏と小ステージが目白押しでした.そんなイベント三昧の10月で一番大きなものが表題の市民合唱祭です.

 これは市の合唱連盟に所属している合唱団が一堂に会して日頃の活動成果を披露するイベントです.規模や歴史は本当に様々で,広く活動しているところもある一方で,この合唱祭が唯一の発表の場みたいな小規模なところもあってバラエティに富んでいます.我々医師会合唱団は比較的新参の部類に入るんですが,団員が徐々に増えていることもあって,市の合唱連盟所属団体の中では一二を争うほど(笑)規模が大きくなりました.

22279880_1484317861665574_449881950  で,8月に記事を書いたんですが,今年は自分も合唱祭の役員で駆り出されたため,当日は朝早くから会場入りしました.自分に与えられた役は舞台係,参加団体によって指揮台や譜面台の要不要,ピアノの位置や蓋の明け具合が異なるため,演奏の合間にそれらの調整をする役割です.午前中はリハーサルを行う団体を利用してその段取りの習得をして,いよいよ本番を迎えます(ウチの合唱団は午前中に別なスタジオでリハーサルでしたが自分はこちらで拘束されているため不参加,ほぼぶっつけ本番でした 笑).

 舞台係は基本的に下手の袖に待機しています.開会ちょっと前に講師の先生方が袖にやってきました.今年の講師は作曲家の木下牧子さんと声楽家の多田羅迪夫さんです.自分と縁が全くない方々というわけでもないんですが,さすがに声をかけるのは憚られました(笑).ちなみに木下牧子さんはこの前日にNHKホールで開催されたNHK学校音楽コンクール高校の部の審査員をされていて,2日連続でたくさんの合唱を聴くことになるわけですが,昨日はムチャクチャ上手い団体ばかりで,一方今日は… とにかくお疲れ様という感じでした.

 そんなこんなで合唱祭は開演,私を始め数人の舞台係はサクサクと仕事をこなしていきました.ちなみに,先ほどの講師の先生以外にも袖には各合唱団の指揮者の先生やピアニストの方々が入れ代わり立ち代わりやってきます.普段人間観察が大好きな私は,そうした指揮者とピアニストなどの織りなす人間模様を眺めていました(けっこう面白いです 笑).

 普段合唱祭は歌うだけでしたが,こういう形で参加するのも面白いなと思ったのでした.

Dsc_0352  空き時間にちゃっかりこんな写真を撮って遊びます(笑).

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2017年10月17日 (火)

楽劇「神々の黄昏」

Img157  秋は芸術の季節です.特に世界のオペラハウスは秋に開幕し翌年の春まで公演が行われるパターンになっています.東京の新国立劇場もその例にもれず,だいたい10月から翌年6月までがシーズンになります.そして2017/2018年のシーズンがいよいよ始まりました.その最初の演目がワーグナー作曲の舞台祝祭劇「ニーベルングの指環」の第3夜,「神々の黄昏」でした.私も10月4日の公演に行ってきました.

 新国立劇場の現在の音楽監督は飯守泰次郎さん,ワーグナーのスペシャリストです.2014年に同劇場の音楽監督に就任した時から,これは指環をやるための招聘だということは明らかでした.最初の2014/2015のシーズンは「パルジファル」の新演出と「さまよえるオランダ人」の再演版のスタートでしたが,翌2015/2016年のシーズンから新演出の指環が始まり,同年に「ラインの黄金」が,翌2016/2017年に「ワルキューレ」と「ジークフリート」が上演され,今回ついに「神々の黄昏」に至ったわけです.

 舞台祝祭劇ニーベルングの指環はワーグナーがその構想から完成まで実に30年近い年月を費やした大作です.本作は全体の総上演時間が15時間を越えるため,一気に上演することは現実的ではありません.全体は4つの部分からなっており,それぞれ序夜「ラインの黄金」,第1夜「ワルキューレ」,第2夜「ジークフリート」,第3夜「神々の黄昏」と名づけられています.

 今回の第3夜「神々の黄昏」は,前作「ジークフリート」でブリュンヒルデ(神々の長ヴォータンの娘にして元ワルキューレ)と結ばれたジークフリートの旅立ちから,ギービヒ家の当主グンターの異父弟ハーゲンの姦計による彼の死,そしてその後に続くブリュンヒルデの自己犠牲による魂の救済と神々の世界の終焉が描かれます.

Img_3273 (写真) 休憩を入れると16時開演で終演は22時です

 演奏時間は4時間半以上!(休憩除く)と全4作中最長ですが,鑑賞する側にとっての疲労度はそれほどではありません(私のような普段はイタリアオペラを愛好する者にとっては.根っからのワーグナー好き,いわゆるワグネリアンにとっては一番人気はワルキューレです).理由としては,登場人物が結構多く(特に前作ジークフリートにくらべて),人間も登場するためそれなりに人間ドラマが展開されること,合唱が初めて登場し華やかさが増すこと(実は全3作までは一般のオペラでは定番になっている合唱が全く出てきません)があると思います.

 しかし音楽はあくまでもワーグナー的で濃密です(笑).ワーグナー作品が他の,特にイタリア系のオペラと違う点はイタリアオペラが歌手の美しいアリアやアンサンブルを聴かせるのが主眼なのに対して,ワーグナーでは歌そのものよりもオーケストラを含めたトータルで物語を語るスタイルにあります.特に示導動機(ライトモチーフ)と呼ばれる旋律(登場人物や情景などに対してそれぞれ小さな旋律が設定され,場面場面に応じて使われる)が効果的に使われる様はまさにワーグナーという感じです.

Img_3274 Img_3275 (写真) 劇場内ホワイエの様子

 今回の一連の公演ではシュテファン・グールドがローゲ(ラインの黄金)→ジークムント(ワルキューレ)→ジークフリート(ジークフリート&神々の黄昏)と通して出演していたのが特筆されるんですが,一方でブリュンヒルデ役は全て異なるキャストでした(ワルキューレ:テオリン、ジークフリート:メルベート、神々:ラング).

 午後4時の開演でしたが,途中2回の休憩をはさみ,終演はなんと10時! とはいえ終盤ジークフリートの死からブリュンヒルデの自己犠牲までは息をつく暇もないほど一気の展開,最後の愛の救済の動機の締めを聴いた時は魂が抜けそうになっていました(一方でいつもながら残念なのはすぐに拍手したがる人がいること,せめて30秒くらいは余韻が欲しいだろう!と思ったのでした).

 ともかく,ワーグナーを観劇するとその後1~2週間はその音楽が頭の中に渦巻くんですが,今回もやっぱりそうなのでした(笑).

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2017年9月19日 (火)

医師会合唱団の定演が行われました!

Img170  おとといの9月17日,私も所属している小田原医師会合唱団の第9回定期演奏会が開催されました.

 趣味のひとつが合唱の自分,今いくつかの合唱団に所属しているんですが,他はすべて宗教曲 or 洋モノばかりなので,邦人の合唱作品や歌謡曲などの少しくだけた作品を取り上げる団体としては唯一の存在で貴重です.合唱団の結成が自分が当地に越してきたのとほぼ一緒というタイミングだったため,第1回から欠かさず参加しています.当初は4声でのハーモニーを構築することすら難儀するレベルだったんですが(笑),指揮者やピアニストの先生の熱心なご指導や,団員の努力によって少しずつ歌える曲の幅が広がってきているところです.

Fb_img_1505701796315 (写真) 第2ステージ(医師会の先生提供)

 今年は4ステ構成で,1ステが宗教曲(今年はアルカデルトのAve Mariaとバッハのコラール2曲),2ステがロシア民謡,3ステが歌謡デラックス,そしてメインの4ステが大田桜子さん作曲の「私がいちばん大切にしたいもの」でした.これだけ広いジャンルの作品を一気に定演でやるのは学生合唱団並みのバイタリティかもしれません(実際に日々の練習に加えて箱根での合宿までやりましたから(笑)).

Fb_img_1505701811354 (写真) 3ステのダンス(同)

 当日は台風接近のウワサもあって天気が心配されていたんですが,幸い開演時にはちょっと雨が降る程度でした.今年もたくさんの方々に来ていただけて団員一同感謝しています.来年は記念すべき10回目を迎え,より趣向を凝らしたステージになる(たぶん 笑)と思います.

 

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2017年9月 4日 (月)

強化練習に行ってきました

 9月に入って最初の日曜日,久しぶりに盛岡の合唱団の強化練習に参加してきました.現在は来年春のコンサートに向けて,メンデルスゾーンやブルックナーのモテットなどを中心に取り組んでいるんですが,この日新たにシュッツやバッハの楽譜も配られました.その中のひとつがこちら

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 シュッツによる詩編98の合唱曲なんですが,実はこれ1999年に盛岡でやったことがある作品なんです(なんと18年前!!).懐かしいなぁと感慨に浸りながら練習しました.

 今回は小作品が中心とはいえ,練習曲数が多いので,はたして来年の本番ステージに乗れるのか不安なんですが,できる限り頑張ってみようと思います.

Dsc_1750  盛岡に行くと食べるものといえば,自分にとっては白龍のじゃじゃ麺が定番なんですが,この日は一風亭の担々麺になりました(ウチのKが愛好している品).独特のスープが美味です.

 で,帰った翌日は月初め恒例のレセプト点検大会(笑).書類の山と格闘したのでした.

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2017年8月20日 (日)

小田原医師会合唱団第9回定期演奏会

Img159  気が付けば8月ももう3分の2が終わろうとしています.

 毎年8月はあまり活動しないのがパターンの自分ですが,たしかに今年は5日の中央寮歌祭くらいしか活動していません(笑).

 そんな活動しない8月の反動でもないんですが,来月9月にはイベントが待っています.それが表題の小田原医師会合唱団第9回定期演奏会です.

 現在いくつかの合唱団に所属している私ですが,この医師会合唱団は洋モノ以外を取り上げる貴重な存在です(それ以外は宗教音楽だったり英国マドリガルだったり).今年はメインステージに大田桜子さんの「私がいちばん大切にしたいもの」を取り上げ,その他には昭和歌謡を合唱に編曲した「歌謡デラックス」やロシア民謡のステージなんかもあります.

 で,先日の練習の際ロシア語の発音の勉強をしたんですが,日本語にはない母音や子音で苦労しました(笑).考えてみれば日本語って世界的に見ても母音や子音の数が少ない言語のような気がします.

 (おそらく)日本独特であろうシャレなどの言葉遊びの文化は,逆に母音や子音が少ない(すなわち同音異義語が多い)からこそ成立するんだと思います.

 この第9回小田原医師会合唱団定期演奏会,9月17日(日)小田原市民会館大ホールにて14時開演です(当日券はたくさんあります.たぶん 笑).

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2017年8月 7日 (月)

バッハ・セミナー in 明日館

Img168  中央寮歌祭'17の翌日8月6日は,豊島区で開催されたバッハ・セミナー in 明日館の修了演奏会を鑑賞しに行ってきました.

 このセミナーは声楽指導者&バッハ研究家である佐々木正利先生を講師にお招きして毎年夏に西池袋の自由学園明日館で開催されているものです.毎年バッハの宗教作品数曲を取り上げて4日間の集中した練習で仕上げ,最終日に修了演奏会の形で発表するという形になっています.

 自分自身もあちこちでお世話になっている先生ですが,毎年この時期は他のドクターの休みを優先させているため,必然的に留守番となること,先述の中央寮歌祭と日程的に被ることから参加はできず,最終日の演奏会のみ聴きに行くというのがパターンになっています.

 自由学園明日館はアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの設計によるもので,現在は国の重要文化財に指定されています.今回の演奏会の会場となる講堂は彼の弟子遠藤新の設計で1927年に造られた建物です.2年間の耐震補強工事が終わりこのたび再開館となったところです(演奏だけでなく建物を見るのも興味深いところです).

20597285_1593466947386414_269252317  今年のバッハ・セミナーで取り上げられた曲は,なんとマタイ受難曲の第1部! バッハの数ある作品の中でも最高傑作との呼び声も高い名曲です.そんな名曲の勉強ができるということもあって,今年は全国各地から100人を超える受講生が集まりました.

 この修了演奏会,合唱はもちろん受講生が歌うわけですが,加えて独唱部分も受講者自身が担当するのがミソです.例年だとオーディションでの選出なんですが,今年は受講生が多いこともあって,希望者全員が何らかの歌う機会を与えられたとのことです.マタイ受難曲はソロ部分が多い曲ですが,それでも希望者の絶対数が多いため,1曲を分割してリレー歌いするという趣向で行われました.

20637994_1593466900719752_639764914  午後2時から開演です.例年合唱団はステージ上に並ぶんですが,今年は人数が多いために並びきるのが困難だったのか,左右の席に合唱団が座り(第1コーラスが下手側,第2コーラスが上手側),ステージには独唱者が立つスタイルでした.全体で3時間という大曲マタイですが,第1部はその3分の1ほどの長さ,音楽の充実ぶりもあり,あっという間でした.

 終演後は参加者や他の観客とのふれあいタイム(?)なんですが,自分の学生時代の知り合いがたくさんいて,久しぶりの再会が嬉しかったです.

 こうして暑くて中身の濃い週末となりました.

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