2021年2月19日 (金)

マタイ受難曲演奏会延期

 趣味のひとつが合唱の私です.メインで参加している合唱団として東京21合唱団と小田原医師会合唱団,東京マドリガル会があります.このうち医師会合唱団の方は昨年2月初旬から練習が休止になったままです(まあこちらは医療関係者が趣味でやっている団体なので万一クラスターでも出したら世間で騒がれること必定なので仕方ないです).東京マドリガル会も約1年休止中です(ここは平均年齢が非常に高いのでやむを得ない).もう一つの東京21合唱団の方はやはり昨年2月末から活動休止していたものの,昨年秋に感染状況がやや落ち着いたタイミングで練習を再開しました.しかしその後のいわゆる感染第3波と,国の緊急事態宣言の発出を受けて再び休止に追い込まれ今に至っています.

 で,この東京21合唱団では管弦楽団Collegium Armonia Superiore Japan(ARSと略称)との共催で今年の10月にJ. S. バッハのマタイ受難曲全曲演奏会を開催することになっていました.企画そのものは2018年秋に始まり2020年10月に本番を向かるはずだったんですが,新型コロナの蔓延を受けて昨年4月に1年延期としていたものです(その辺は東京オリンピックと同じ).しかしながら練習が再開できないまままもなく春を迎えるという状況の中で検討が行われ,このたび本年10月予定の演奏会を再び延期することが決まりました.延期先の日程についてはこれから改めて協議していく予定です(世間では新規感染が縮小傾向にあり,ワクチン接種が始まるタイミングではありますがまだまだ予断を許さない状況と考えています).

Chirashi  ひの新選組まつりのパレードや日本寮歌祭の中止も残念でしたですが,こちらは年単位でじっくりと取り組んでいた企画だっただけに余計ショックが大きいです.写真は幻となった2020年10月版のチラシとチケットです.

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2020年11月26日 (木)

エールとプリンプリン物語

Rectangle_large_type_2_f82f9ce5af297a41c  朝ドラ「エール」が本日事実上の最終回を迎えました(明日はドラマパートなしのコンサートとのこと)。

 朝ドラは主人公の一代記的なストーリーとなることが多いので,最終回はその晩年の姿が描かれます.今回と同様,実在の人物をモデルとし,男性が主人公だった2014年下半期の「マッサン」の最終回も,妻エリーの死を看取ってその後の最晩年の姿が描かれました.今回の「エール」も実在の人物がモデルで,同じように夫婦の強い絆が柱になっている作品でした.「マッサン」同様配偶者が先に亡くなっているという史実があるため,こちらも同じような晩年が描かれるのかなと思っていました.

 しかし,今作では妻音の死ははっきりとは描かれず,若返った二人が海に向かって走り,はしゃぐというこれまでオープニングで描かれた風景が再び登場し終わる形でした.またパートの前半では故・志村けんさんが演じた小山田耕三が死の直前に書いた手紙が届けられるという話でした.

 で,この事実上の最終回を観終わった時,人形劇「プリンプリン物語」の最終回を思い出してしまいました.

Purinpurin_01  プリンプリン物語は昭和54年4月から57年3月まで放送された人形劇です.作品的にエールとの共通性はないのですが,ただその最終回が探し求めていたプリンプリンの母親からの手紙が届けられ,そこに書かれていた通り,プリンプリンとその仲間は海に向かい旅立つという形で締めくくられており,「意外な人物から届けられた手紙」と「海に向かって終わる」という2点が私の中でシンクロしたものと思われます.

 こういう感想を抱いた人,他にもいるのでしょうか(笑).

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2020年11月23日 (月)

創作民話 比叡山の笛吹き男

むかし比叡山の道路はカーブが多い峠道で、夜な夜な暴走族が大量に現れ、我が物顔で走り回っていた。
この暴走族の爆音には、延暦寺のお坊様たちもほとほと困り果て、頭を抱えておったそうな。

ある日、都から奇妙ないでたちの男が寺にやって来た。
男は、「わしに報酬をくれるのなら暴走族を退治してやるぞ」といった。
お坊様たちは暴走族には困り果てていたので、男に報酬を約束した。

Pied_piper

男は懐から一本の笛を取り出し、それを吹きながら延暦寺の外に出ていった。
すると、男の笛の音に引き寄せられるかのように、暴走族がどこからともなく現れ、男の後に付いて山を下って行った。
男はそのまま琵琶湖に行ったため、暴走族は一人残らず湖に落ちて消えてしまったそうな。

こうして比叡山は静けさを取り戻した。男は約束の報酬を払うようお坊様たちに求めた。
ところが延暦寺のお坊様たちは、支払いの段になって急に惜しくなり、あれやこれや理由を付けて支払いを拒んだ。
男は、「仏に仕えるものがそんなインチキをするとは、必ず天罰が当たるだろう」と捨て台詞を残して去っていった。

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一年後、都からたくさんの軍勢が比叡山にやって来た。
その軍勢を率いていたのは、なんとあの奇妙ないでたちの男だった。
男の合図で比叡山には火がかけられ、延暦寺は廃墟となり、お坊様たちもみな殺されてしまった。

その男の名は織田信長といったそうな。

Odanobunaga

(了)

 

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2020年9月25日 (金)

東京21合唱団練習トライアル

 趣味として合唱があるビザンチン皇帝です.普段は医師会合唱団と東京21合唱団を中心に活動していますが,新型コロナウイルスの感染拡大を受けて,声を出すという行為が感染リスクを高めるものであることからどちらも今年の2月頃から集まっての活動を休止しています.ただウイルスに関する知見が増えて対策が見えてきたこと等から,団体によってはすでに活動を再開しているところもあるようです.

 こうした中,9月20&21日に東京21合唱団でもコロナ時代の活動を模索するためのトライアル練習が行われました.場所は早稲田にあるトーキョーコンサーツラボ,実は今年10月に予定されていたコンサートのためのオケ合わせ会場として押さえていた場所でした.しかしコロナ禍でコンサートが延期になったものの,すでにキャンセル料がかかる時期になっていたため,そこを利用して行おうとなったものです.

 当日は参加者には健康チェック表に記入してもらい検温を実施,検温にはサーモカメラを使用しました(なんと,団員のひとりが調達してきた).会場では参加者同士前後左右2メートル離して座り,常にマスクを着用することにしました(練習中のみ口元のゆったりしたマスクも可).

Dsc_1246 Dsc_1250 (左)会場受付の様子.テーブルの右にあるのがサーモカメラ,(右)距離を空けて座ります

 2日間の練習では30分毎に換気休憩を入れるなど徹底を図りました.この間オンラインでのレッスンも行っていましたが,やはりリアル練習に勝るものはありません.その後参加者の健康状態にも問題はないようで,まずは成功と考えています.今後は少しずつリアル練を入れていければと思います.

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2020年8月10日 (月)

新国立劇場の新シーズン

Img038  オペラ好きの我が家,だいたい年に10回以上は生観劇するのが定番になっています.しかし,新型コロナの感染拡大を受けて,状況が大きく変化してしまいました.特に新国立劇場は2月中旬のロッシーニの「セビリアの理髪師」公演を最後に(参考記事)、以後の本公演,研修所公演すべてが中止になってしまいました.特に4月に予定されていたヘンデルの「ジュリアス・シーザー」、6月のワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は楽しみにしていただけに残念でした.

 一方で秋から始まる次年度のシーズンに関してはすでに年明けに演目が発表され,3月下旬にはシーズンチケットも届いていました.しかしながら感染症の影響が長引いていること持って,6月にはそのシーズンチケットはいったんキャンセルとされることが発表されました(関連記事).

 はたして新シーズンはどうなるのか心配されていましたが,このほどシーズン最初の演目,ブリテンの「夏の夜の夢」公演が行われることが発表されました.今回は”感染症対策を講じた"ニューノーマル時代の新演出版"公演として,当初予定に手を加えた演出版で行われるようです.また指揮者は当初予定されていたマーティン・ブラビンスが降板したとのことで,飯森範親氏が代わって担当するとのことです.

 国の指導により,使用できる客席数が約半分になったなか,チケットの一般販売,会員販売に先立ち,常連さん先行販売(笑)があるとのことでさっそく申し込みをしました.DVD等でも鑑賞はできますが,オペラ好きとしてはやっぱり生で鑑賞したかっただけに,とても楽しみにしています.

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2020年7月14日 (火)

巴里祭

_res_blogd445_constantinus21_folder_1796  今日7月14日はフランスの革命記念日です.1789年のこの日,政治に対する不満を募らせた民衆がパリ郊外のバスチーユ監獄を襲撃,この暴動が全国に波及してフランスは革命の激動期に入ったのです.以来この日はフランスでは祝日として祝われています.

 このフランスにとって特別な日である7月14日をテーマにした映画が,Quatorze Juillet で意味はそのまま”7月14日”です.これはルネ・クレール監督によって1933年に作られた庶民の恋愛劇で,日本では巴里祭という題で公開され人気を博しました.このため,革命記念日自体も日本では巴里祭といういい方をすることがありますが,フランス人に向かってこの日を "Festival de Paris" といってももちろん通用しません(笑).

 映画「巴里祭」,私が見たのは学生時代の名画座でしたが,その哀愁的な挿入歌が素敵だなと思ったのでした.夏のひと時にコーヒーを片手に見たい映画です.

 

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2020年6月24日 (水)

合唱練習再開ガイドライン

 気が付けば6月も下旬,今年も間もなく半分が終わろうとしています.

 思えば趣味のひとつである合唱練習が無くなって4か月がたちました.全国に出されていた緊急事態宣言も解除されたのが1か月前,その後東京アラートなんてのが出ていた時期もありましたが,社会活動に課されていた自粛要請も縮小され,先週末からは原則都道府県をまたぐ移動も制限はなくなりました.カラオケ店や夜のお店も再開され街には人々の姿が戻ってきているようです(東京を中心に最近でも数十人単位で感染者が判明していますが,ワクチンが開発されたわけでもないこの時期,自粛を解除してこの程度の感染者が出るのは想定内だろうと思います).

 が,合唱練習が再開される雰囲気にはなっていません.理由は合唱がいわゆる3密の全てに該当する活動であり,一歩間違うとクラスターを発生させる場になりうることをみんなが感じているからだろうと思います.今日NHKのローカルニュースで千葉県内の中学校の合唱部が外で傘を差しながらの練習を始めたみたいな話題が出ていましたが,こうまでしないと練習ができない世の中なのかと悲しくなりました.

 合唱部が活動再開 傘で感染対策

 一方で,東京都合唱連盟が昨日付で,「新型コロナウイルス感染症影響下での合唱練習再開ガイドライン」というのを発表していました.全国で感染者が最も多い東京都の連盟が出したというところがミソです(まあ,感染者が極端に少ない鳥取県や徳島県,あるいはいまだに感染者が出ていない岩手県なら普通に練習再開もありだと思うので).

 新型コロナウイルス感染症影響下での合唱練習再開ガイドライン

 その内容はというと,事前の検温や消毒の徹底,こまめな休憩や換気といった合唱以外でも推奨されることが中心で正直あまり目新しいものはありません.ただ,身体的距離の確保という項目があり,そこには「できれば2m,最低1mの確保」と書かれており,仮に一人一人の間を2m開けるとすると,40人の合唱練習でも単純計算で160㎡の会場が必要ということになります(その他懇親会は自粛,連絡事項はwebなど練習後の懇親会もセットで合唱練習と思っている人間には辛いことも書かれています 笑).

 なかなか先は遠いようです.

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2020年5月20日 (水)

ヘルムート・ヴィンシャーマン

 世界的なオーボエ奏者・指揮者,バッハ研究の第一人者であるヘルムート・ヴィンシャーマン氏が100歳でご健在であるとの情報がTwitter上に流れていました.

P5270137  ヴィンシャーマン氏は1920年3月22日にドイツのルール地方にあるミュールハイムに生まれ,エッセンとパリでオーボエを学び,以来様々な楽団でオーボエ奏者として活躍しました.1960年代にドイツ・バッハ・ゾリスデンを主催して指揮者としても活動を始め現在に至っています.何度も来日されており,縁あって盛岡で私の所属する合唱団とも何度も共演させていただきました(とりあえずバッハの四大宗教曲はすべてやった).巨匠ですが,とても懐の深い素晴らしい人格者です(手がゴールキーパーみたいに大きい).自分が最後にお見かけしたのは2012年に仙台萩ホールで,仙台宗教音楽合唱団のコンサート”ヘンデルのメサイア(モーツァルト編曲版)”の際,会場でだったと思います(関連記事 この時すでに92歳ですが,シャキッとしてお元気でした).

 今回ツイッターでご健在であることを知り嬉しかったです.

Olivia_dehavilland22  で,100歳といえば,1939年公開の映画「風と共に去りぬ」でメラニー役を演じた女優オリビア・デ・ハヴィランドが103歳でまだご存命だったと思います.2013年に96歳で亡くなった妹の女優ジョン・フォンテインとともに大正時代の東京に生まれ,姉妹でアカデミー主演女優賞を受賞した唯一の例でも知られています.たしかフランスに在住していたはずですが,現在のコロナ禍の中どうしているのでしょうか.

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2020年5月18日 (月)

合唱界の置かれた状況

 私の趣味というと,旅行歴史,そして音楽になります.現在のウイルス騒動の影響で,このうち旅行に関しては今は自粛をしています.今後ですが,海外旅行は当分無理そうですが,国内については,県境をまたぐ移動が緩和されるようなら,ぼちぼち先行きが見えてくるように思います.歴史についてはゆかりの地に行けないという問題はありますが,本や映像等で楽しむことは可能ですから,まあ良い方でしょう.

 さて,残るのは音楽関係です.オペラなどの鑑賞系は,新国立劇場は6月予定の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の中止も発表されたことから,結局3月以降今シーズンの全ての公演が中止になってしまいました.また6月予定の藤原歌劇団のセビリアの理髪師が中止,7月予定の東京二期会のサムソンとデリラは来年1月に延期が決まっています.というわけで思い返すと最後のオペラ鑑賞は2月11日の新国立のセビリアの理髪師,それ以外のコンサートだと2月23日の東北大混声60周年記念演奏会ということになります(それにしても東北大60周年は絶妙な時期の開催だったように思う.もしもあと1週間遅かったら中止になっていただろう).

Img027_20200530102301(写真)医師会合唱団昨年の定演から

 一方で合唱関係ですが,ウイルス騒動が本格化した2月末から3月上旬に政府関係からいわゆる「3密」を避けるようにという要請が出されました.で,考えてみると合唱練習というのは,屋内でみんなが寄り添いながら声を出す行為ですから,見事に3密に該当してしまいます.ハーモニーを作るためには周りの声をよく聴いて合わせる必要がありますから,人と人との間隔を2メートル空けて… なんてのは無理な話です.屋外でというのも近所迷惑になるのでできません.もちろん声を出さない合唱練習はそれ自体が矛盾した表現です(笑).

 そんなわけですから世の中の大人の合唱団では早いところでは2月中旬から,遅いところでも3月下旬には練習休止に追い込まれています.学校関係の合唱団(合唱部)は微妙に状況が異なると思いますが,やはり3月以降全国的に休校に追い込まれた頃からは部活動自体が難しくなっているものと思われます.とりわけ4月7日の政府の緊急事態宣言を受けて4月10日付で全日本合唱連盟理事長名で「当面の間、合唱団の練習を取り止めていただくようお願いいたします」という声明が出てからは事実上練習は不可能になっていると思います(大人の合唱団と違って中学・高校の学校合唱団はほぼ全日本合唱連盟に加盟しているため).5月中旬に入り,県によっては緊急事態宣言が解除されたところもありますが,今後連盟がどのタイミングで新たな声明を出すのか注目されます.

 そんな中,学校合唱部の大きなイベントのひとつである,NHK全国学校音楽コンクールが今年は中止されることが発表されました.すでにインターハイなど運動部系の大会の中止も発表されているため驚きはありませんが,大人のグループなら「来年があるさ」と言えますが,学校とくに最終学年の児童生徒にとっては学校クラブ活動の総決算ともいえる大会を失ってしまうわけですから,心中察するに余りあります.

 自分の体そのものを楽器にする合唱は,人が集まればどこでもできる… ハズだったんですが,まさかそれができない世の中が来るとは,改めて感染症の恐ろしさを知った今日この頃です.

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2020年5月12日 (火)

しながわ宿場まつり中止

 昨夜フェイスブック上に,毎年9月下旬に開催されているしながわ宿場まつりが,今年は中止になるという発表がされていました.

 

 私にとっては毎年秋恒例の扮装イベントです.パレードはありますが,それよりも江戸時代の人々に扮して,界隈を散策し当時の宿場の雰囲気を醸し出すというコンセプトが私にぴったりで,可能な限り参加しているお祭りです.昨年は医師会合唱団のイベントと被ったため不参加となっていましたが,今年は出たいと思っていただけに残念です.屋外パレードではありますが,たしかに着替え会場はは密だなぁ💦.今年は春の行事はもちろん,各地の夏祭りも軒並み中止,ついに秋のイベントまで中止の余波が広がってきています.

P9300544(写真)一昨年の様子(旅人に扮しました)

 かくしてまたひとつ,今年のイベントが消えてしまいました.残すは夏の日本寮歌祭ですが,まだ事務局からなにも来ていませんが,おそらくは無理だろうなと感じています.なにせあのイベント3密に加え,参加者がハイリスク者ばっかりですから.

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