2023年11月23日 (木)

雨季の到来

 ウィントフックに引っ越してから4か月ほどになります。到着直後は冬の乾季で朝夕は寒かったものの、天気は一日中快晴で、天気予報で「明日のウィントフックは晴れでしょう」と言っておけば間違いないような毎日だったんですが、11月に入ってからは徐々に雲が広がる日も増えてきました。

 そして今日の夕方ついにまとまった雨が降ってきました。

Ame1 Ame2  7月にここに来て以来、毎日晴天なのに水道の蛇口をひねると普通に水が出るって、この町はどうなっているんだろうと不思議に思っていたんですが、やっぱり降る時には降るようです。この雨によって、これまでは10%台が基本だった湿度も30~40%台に上昇しています。これから来年の3月くらいまで当地は雨季になります。

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2023年11月15日 (水)

魔境フランクフルト

401102916_6799872006776773_4428020082702  パリ出張シリーズ最後の話題です。ウィントフックから直行便があるヨーロッパの都市まではドイツのフランクフルトのみです。このためその周辺のヨーロッパ各都市に行く場合はここで乗り換えるのが一般的です(そのほか南アフリカのヨハネスブルクまで行けばいろんな都市に行けるが治安がイマイチなのが欠点)。

 フランクフルトといえば7月にこちらに赴任する際に遅延や欠航で足止めを食らった街として印象に残っているんですが、今回の出張の帰路でまたしても…

 足止めを喰らってしまいました( ̄▽ ̄)

 11月10日夕方パリから無事にフランクフルトに到着し、さあ乗り換えだとターミナルを歩きながらゲートを確認したら、見事にDelayの表示がありました。次の出発時刻は明日の8時30分、完全に7月と同じパターンです。さすがに前回での耐性ができているためさほど動揺はせず、航空会社のカウンターに行ってホテルクーポンをもらってそのままシャトルバスでホテルにゴー、今回は空港近くのホテルでした。こんなこともあろうかと思って1泊分の着替えを手荷物にしていて正解でした。ホテルにチェックイン後は1階のラウンジで夕食、軽くフィッシュアンドチップスとビールにしました。

Img_0552  翌朝はシャトルバスで空港に戻り無事に飛行機に乗ることができました。正直ここから欠航の流れも覚悟していたため、案外被害が少なかったなと感じた次第です。完全に魔境フランクフルトですが、往路じゃなくて本当に良かったです。

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2023年11月12日 (日)

パリに行ってきました

 11月第1週は仕事の用事でフランスのパリに行ってきました。メジャーな都市ですが私の訪問は2008年以来15年ぶり通算4回目です。今回は仕事での訪問というわけで遊ぶ時間はほとんどなかったのですが、それでも前後の空き時間などを利用して市内を散策しました。

398570537_6802292869868020_3478205201896(写真1)パッシー駅を出てまもなくのエッフェル塔の光景)

 観光としては過去にじっくり回った経験があるため、今回は地下鉄を利用しての外観観光が中心です。凱旋門、エッフェル塔、シテ島のノートルダム寺院、アンヴァリッド等の外観を見学しました。エッフェル塔といえば凱旋門から地下鉄6号線に乗って南下していくと、ちょうどパッシー駅から線路が地上に出て、その瞬間セーヌ川の対岸に塔がババーンと現れるのは毎度感動する光景です(この光景は基本的に昔から変わらない)。

398572826_6802292996534674_5552926764825 398594921_6802292863201354_3088845367046(左写真2)凱旋門、(右同3)パリの地下鉄

 一方でシテ島のノートルダム大聖堂は2019年に大規模火災で一部が焼失しまっています。岸辺から見ると復元工事が行われていましたが、かつてを知るものとしては、その痛々しい姿を目の当たりにすると胸が痛むのでした。寺院のはす向かいには幕末の医師高松凌雲が学んだ病院"Hotel Dieu"があります。ここは2008年に来たことがありますが、当時とは外観が微妙に変化した印象がありました(エッフェル塔やノートルダム寺院のようなシンボルマークではないから当然か 笑)。

398549365_6802292986534675_2199248245423 Paris65(左写真4)修復中のノートルダム寺院、(右同5)15年前同じ場所でこんなことをしてました(笑).

 最後に立ち寄ったのがセーヌ左岸にあるアンヴァリッド、廃兵院です。ここにはナポレオンの棺や歴代国王の心臓などが保管されていますが、私が地味に注目しているのが入り口付近に並んでいる大砲です。これは主として19世紀にフランスが戦った対外戦争で戦利品として持ち帰ったものです。オスマントルコのものや清国のものに交じって、1864年(元治元年)の下関戦争時に捕獲された長州藩の大砲もあるからです(参考記事)。15年ぶりの再訪ということで楽しみにしてきたんですが… いくら探してもそれらしいものが見当たりません(清国の大砲はちゃんとあったのに…)。どこかにしまわれたのか、あるいは密かに返還されたのか、謎です(その後ネットで調べてみても2008年以降に返還されたという記事は見つけられませんでした。

Img_0541 Img_0539(左写真6)アンヴァリッド、(右同7)たくさんの大砲が並びます

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2023年11月 1日 (水)

11月になりました

 気が付けば11月になりました。日本のニュースを見る機会があるのですが(NHKプラスなど)、日本では11月といいつつも結構暑い地域もありながら、各地で紅葉が進むなど確実に秋の様相を呈しているようです。一方で当地では連日の快晴から徐々に曇りの日が増えてきているなど、乾季から雨季への変わり目の時期に差し掛かっています(たまに雨がぱらつく時もあります)。もっとも雨季というのは気温が高くなる時期でもあります(この辺は南米と一緒だ)。こちらに来た7月は最低気温が氷点下なんて日もあったんですが、最近は20℃になる日もあるなど明らかに気温が変わっているのを実感しています。

 そんな11月ですが、個人的には遠方への出張なども予定されており活動の多い月になりそうです。

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2023年10月27日 (金)

脳の血管

 私が住んでいる住居の浴室には絵が飾ってあります。それは私が飾ったものではなく、この住居備え付けのものです。

Angio1  最初見た時から、なにか見覚えのあるデザインだなぁと思っていたのですが、気が付きました。それは脳の動脈を側面から見た構図に類似しているのです。

Angio2  これは脳のMRA画像です。向かって左側(前方)に走っているのが内頚動脈、右側(後方)が椎骨・脳底動脈です。くだんの絵は前後が逆になっていますが、こうした脳動脈のように見えるわけです。しかも椎骨動脈から分岐する後下小脳動脈や脳底動脈から分岐する前下小脳動脈、上小脳動脈、後大脳動脈まできちんと描出されているのがすごいなと思ったのでした。

 ここまでくると完全に職業病ですが、なんかそんなことを考えてしまった我が家の浴室でした。

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2023年10月25日 (水)

ドライクリーニング

 こちらに越してきてから3か月になりました。仕事上スーツを着ることが多いのですが、複数着持ってきたとはいえそろそろクリーニングに出したくなります(残念ながら水洗い不可なスーツのため)。日本だとどこに出してもハズレは少ないですが、当地ではやっぱり不安になります。というわけで職場の現地人の人に聞いたところ、スーツを出すならここだろうという店を紹介されました。

Photo_20231104123901  場所は市内中心部、この町一番の高級ホテルヒルトンもほど近い場所です。お店の名前はWindhoek Dry Cleaners CCというそのまんまの店名です。営業時間が自分の勤務時間とほぼ被っているため、昼休み時間を利用して出しに行きました。カウンターにはコロナ時代の名残か、ビニールシートがかけられていました。ここで洗濯物を出し、名前と電話番号を伝えます(めんどくさいのでいつも名刺を出す)。その場で料金を払い、レシート(兼受付表)をもらっておしまいです(大体2~3日で仕上がるらしい)。

Img_0436  3日後、スマホのSMSに仕上がったらしい旨の連絡が入ったため、その日の昼休みに取りに行きました。針金製のハンガーに吊るされて返却、この辺は世の東西を問わないようです。仕上がりは上々でした。

 

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2023年10月19日 (木)

キリンが来る!

 こちらに来てから運動不足を痛感しています。まあ日本にいた頃からそんなに運動をしていたわけではないのですが、定期的に東京に繰り出した際などはよく歩いていたのですが、当地は基本的に車でdoor to doorの生活なので本当に歩かなくなりました(日本の田舎もそうだというウワサはありますが…)。

 これではいけないということで、先日の日曜日自宅から車で30分ほどの場所にあるハイキングコースのある自然公園に行ってきました。場所は市内西部のダン・ヴィジョアン自然公園、ロッジやレストランも併設したちょっとしたリゾート地です(東京から見れば箱根みたいな感じか)。この日は日帰りなので受付で入場料を払って散策に向かいます。ここのハイキングコースには3キロコースと9キロコースがあって、何も考えずに9キロの方に向かったらスタッフがやってきて、「今日はこれから暑くなるし(出発時大体11時頃)、9キロはマジで大変だから3キロにしろ」と言われたため3キロコースに変更しました。

Img_0397 Img_0381(左写真1)レセプション、(右同2)これがハイキングコース

 道路からハイキングコースに入ります。コースとはいっても枯れた川底がコースになっている感じで歩いて行きます。この日は気温は30℃ほどでしたが乾燥が激しく後で調べたらこの時間帯湿度ほぼ0%でした。これくらい乾燥していると汗をまったくかかず不快感がありません。しかし確実に不感蒸泄があるため、こまめに水分を取らないと悲惨なことになります(一人水1.5Lを用意)。水を飲みながら散策しました。

Img_0394(写真3)古いお墓

 10分ほど歩くとなにやら墓地のようなところに到着、見ると墓石には1870年とか書いてあります。ヨーロッパ人がこの辺に進出してきた頃のお墓のようです。

 そこからさらに歩いて行くと前方に小高いところがあって何やら動くものが… なんだろうと見たらキリン🦒でした! 普段サファリでは車で移動するので何も考えてませんが、徒歩であんな巨大な動物に遭遇するとちょっとドキッとします。まあキリンは嗅覚がよく、こっちが余計なことをしなければ人間の気配を察して去っていくので、いま日本で話題のクマに比べればずっとマシです。

P1010596 P1010608(左写真4)キリンがこっちを見ています、(右同5)バブーンの群れ

 そんなことを思いながら歩いていました(その後遠くにバブーンの姿を見つけたがこっちの方が怖い)。それにしても首都から30分で野生のキリンに会えるとは… ウィントフックってすごいところだなと改めて思いました。

 その後しばらく歩いてダムに到着、これだけ乾燥しているので干からびているんだろうと想像していましたが、一応水がありました。ここで3キロコースはお終い、来た道を引き返したのでした(帰りにフロントで買って飲んだスプライトが美味かったです 笑)。

Img_0392 Img_0387(左写真6)ダム、(右同7)芽をあるとついこうして遊びたくなります

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2023年10月17日 (火)

谷村新司さん死去

 インターネットの発達でこちらにいても日本のニュースは自由に入手できます(ナミビアが報道や通信の自由がある国というのも多いいですが)。今日シンガーソングライターの谷村新司さんが亡くなったというニュースが飛び込んできました。

 谷村新司さん死去 74歳 「冬の稲妻」「昴」など数々のヒット曲

 昭和50年代半ばに多感な中高生時代を過ごした私にとってアリスや谷村新司というキーワードは強烈なものがあります。ジョニーの子守唄がヒットしたのが中一の夏、チャンピオンがその年の冬のことでした(チャンピオンを最初に聴いたのがたしか深夜放送だった 笑)。

 その後自分の趣味がクラシックメインになった後も、彼やアリスの曲はカラオケなんかではよく歌わせていただいただけに、今回の訃報はショックが大きいです。74歳だったとか、今の時代だとまだ若いのにという印象です。谷村新司さんのご冥福をお祈りいたします。

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2023年10月13日 (金)

野菜ジュース

 こちらで生活し始めて感じていることの一つに日本に比べて飲み物のヴァリエーションの少なさがあります。日本ならコンビニの冷蔵庫を想像すればわかりますが、清涼飲料水だけでものすごい量の選択肢があります(お茶はいうまでもなく、炭酸飲料やジュース類含め)。一方こちらではスーパーなどに行ってもミネラルウォーターのほかにはコカ・コーラ、スプライトなど世界的に知られた炭酸飲料、ジュース類もオレンジ、アップル、マンゴーくらいしか置いてありません。そんな中こちらに来てから気になっていたことが…

 野菜ジュースがありません💦

Img_0398  日本だとトマトジュースはもちろん、各社から様々なブレンドの野菜ジュースが売られています。そうした健康系ジュースがこちらには皆無なのです。当初は本当に見かけないので、そうしたジュースはないものと諦めていたんですが、とあるスーパーで陳列棚の片隅にトマトジュースを発見、さっそく買って飲んでみました。

 その感想ですが、

「うん、昭和時代のトマトジュースだ」

 どういうことかというと、トマトの生臭さを誤魔化すために食塩を添加していることです。思えば子供時代のトマトジュースはトマト自体の品質が今ほどよくなかったことから味を調えるために食塩を添加していたのです。もちろん健康のためにトマトジュースを飲もうと思えば余計な塩分はない方がいいわけですが、当時はそういう事情があったわけです。それはトマトベースで各種野菜をブレンドしていた野菜ジュースも同様で、大手のカ〇メ製ですらそうでした.

 しかし昭和末期から平成になると健康志向の高まりや原材料の品質向上などにより食塩無添加でも美味しいトマトジュース・野菜ジュースが作れるようになり、今に至っているわけです。ナミビアのトマトジュースはそういう意味では40年以上前の日本のトマトジュースを思い出させるものでした。まあ、たしかにこれなら喜んで飲むやつは少ないだろうなと思いました。

 トマトジュースでこれなので、野菜ジュースなんて存在しないんだろうと思っていたんですが、先日某スーパーのヴィーガンコーナー(私はここを意識高い系コーナーと呼んでいる)を覗いたら、なんと!野菜ジュースがあるじゃないですか! さっそく購入したのは言うまでもありません。

Img_0348  で、飲んでみたんですが、たしかに食塩添加の限界はあるものの、トマトジュースよりははるかに飲みやすく、さすが意識高いコーナーだなと感心したのでした(まあその分値段も意識高いですが 笑)。

 そんな当地の野菜ジュース事情でした。

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2023年10月11日 (水)

クリスマス飾り

 今日近所のスーパーに行ったのですが、

Img_0363  クリスマス飾りのコーナーが設置されていました(;・∀・)

 ナミビアはキリスト教徒の多い国ではありますが、クリスマス本番までまだ2か月以上あります。ちなみに教会のクリスマスシーズンの開幕ともいえる待降節第1主日ですが、今年2023年は11月27日なので、そこまででもひと月半以上あります。こっちの人はずいぶんと気が早いようです(笑)。

 ちなみにキリスト教徒の割合が低い日本では10月中はハロウィーン商戦真っ最中なので、本格的なクリスマス商戦が始まるのは11月からになります。そういえば日本の商売系の1年を考えてみると

 新年 バレンタイン商戦→ひな祭り商戦→ホワイトデー商戦→卒業・入学祝商戦→子供の日商戦→七夕・お中元商戦→ハロウィーン商戦→クリスマス商戦→お正月商戦 年末 のような気がします。

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