2017年9月16日 (土)

お久しぶりです

 久しぶりの投稿となりました.最後が9月6日の肉の記事でしたからまさに10日ぶりということになります.実はこの間,当直やら出張やらその他会議やらなにやらで夜家にいないという生活が続いていたためです.昨夜は本当に久しぶりに家での夕食となりました(笑).

 その間いろんなことがあったんですが,まずは10月に予定していた南アフリカ旅行が延期になりました… (泣).今年の夏季休暇旅行は最初の9月予定のアイスランドが中止になったことで味噌が付いてしまってるんですが,再びのご破算ということで,もうどうにでもなれという感じです.ただ,どこにも行かないというのは悔しすぎるので,時期をずらしてでも出かけようと決意を新たにしているのでした.

Jaka (写真1) ジャカランダの並木,本当はこういう景色を見るはずだった… 

 その他九州方面衣出張に行っていたため,現地でラーメンや魚介類を食べたりしていたので食的には充実していたとも言えます.

 あとは,来月に行われる小田原市合唱祭の打ち合わせ会がありました.先月に引き続いての会合ですが,今回も人間模様が観察できて面白かったです(プログラム作製にかかる経費を,各団体登録団員1名あたり200円負担する決まりになっているのですが,ある団体が「ウチの団では1名の休団者が出たのでその分負担金を減らしてもらえるのでしょうか」という質問が出たときには笑ってしまいました.メンバーの微妙な増減はどこの団でもあるだろうに…).

 そんな感じで9月の中旬を迎えております.明日は14時から小田原市民会館で,第9回小田原医師会合唱団定期演奏会に参加します.台風の接近が気がかりですが,なんとか頑張っていきたいと思います.

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2017年9月 2日 (土)

9月になりました

 一昨日から急に気温が下がって来た当地,もう秋だなぁと感慨にふけっていたら,9月に入っていました.例年8月はあまり活動しない反動でやたら活動的になる9月ですが,今年は休暇が10月になってしまった関係もあり,9月もイベントとしては医師会合唱団の定期演奏会くらいしかありません.

 そんな9月初めですが,長年使っていた札入れがいよいよダメになってきました.

P9020013_2  自分の場合,札入れと小銭入れの両持ちを基本にしていて,小銭入れに小銭とメインのクレジットカード1枚を,札入れにお札とその他のカード類を入れて持ち歩いています.長財布にしないのは上着の内ポケットにスムーズに収納できるからです.

 で,この札入れ,10年位前にクレジットカードのポイントで入手したものです(腕時計といいカードのポイントばっかりじゃないかというウワサ 笑).外観上は特に問題なさそうに見えますが,

P9020012  収納部分の皮の劣化が著しく,皮が剥がれて入れておいたカード類にこびりついて酷い状態になってしまうのです.

 さすがに限界だろうと諦めて処分することにしました.新しい札入れを入手するまでは,別に所有していた長財布で代用することにします.

 昨夜は沼津の泊り出張だったんですが,朝雲の上に頭を出した富士山が見えました.まさに歌の通りだなと思ったのでした.

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2017年8月25日 (金)

富士総合火力演習

Img169  お盆を過ぎて,そろそろ秋の気配かな,なんて思っていたら逆に暑くなってきた印象のある当地です.そんな暑かった昨日,陸上自衛隊の富士総合火力演習(総火演)に行ってきました.

 もっとも総火演の本番はあさって,8月27日(日)になります.この日に行われたのは総火演の予行,いわばリハーサルということです.ただ予行とはいえ,行われるプログラムは本番と同じです.今回は縁あってチケットが手に入ったので知人らといってきました.

Dsc_0053(写真2) チケットと駐車券

 ただこのイベント,観覧するブロックは決まっているものの,基本的に自由席なので,良い席はお早めにということで自宅発はなんと!朝3時(笑). 県境を越えて,静岡県に入り駐車場として指定されている海苔川駐車場に向かいます.4時過ぎに到着しましたが,すでに20台くらいの車列ができていました(ナンバーも全国様々).

P8240004 (写真3) 駐車場開場待ちの車列

 待つこと2時間近く,6時になりようやく開門,駐車場に車を置いてシャトルバスで会場に向かいます.会場にはすでにたくさんの人が来ていて長蛇の列でしたが,我々もなんとかEブロックのスタンド席を確保できました(総火演にはスタンド席と地べたにシートが敷かれたシート席があって,高い位置から観覧できるスタンド席の方が人気がある).

P8240183 (写真4) 富士山がきれいです

 この段階で朝8時,駐車場に到着から4時間経っています(汗).演習は10時からですが,この時間帯はその演習の演習が行われていました.各種自走砲やヘリなども登場していて早くもテンションが上がります.

 その後演習が行われる広場の整備を行いつつ,9時頃からは音楽隊による演奏と続きます.そして10時いよいよ演習の開始です.演習は陸上自衛隊の装備品を紹介する前段演習と,日本の島嶼部に侵入し上陸した敵を撃破することを想定した後段演習とで構成されます.この演習の肝は普段は見ることのない実弾射撃が見られることにあります.

P8240266_2 P8240287 (左写真5) 各種榴弾砲の射撃,(右同6) 弾着

 各種榴弾砲や迫撃砲もすごかったんですが,なんといっても初速の速い戦車砲の迫力は別格で,予告されてから発射するのでイイんですが,不意に撃たれたらショックで倒れる人が出るんじゃないかと思いました(今回実感したのは,砲身から炎が見えた直後に衝撃波を感じ,少し遅れてドーンという爆発音が聞こえること.昔物理で習った,速度は光>衝撃波>音であることを実体験できた).

Sensha3 (写真7) 90式戦車

Sensha4 (写真8) 10式戦車の射撃

Sensha6_2 (写真9) 74式戦車の射撃

 また今年は総火演初登場の機動戦闘車(MCV)と水陸両用車(AAV)の機動展示もありました.

P8240615P8240620(左写真10) 機動戦闘車,(右同11) 水陸両用車

 今回はウユニ塩湖に行く際に購入したミラーレス一眼を使って撮ったんですが,あとで写真を確認したところ気が付いたポイントがありました.それは,迫撃砲だと砲身から出た火焔が納まるくらいの段階でようやく砲弾が飛び出してくるのに対して,初速が圧倒的に速い戦車砲だと火焔が出た段階ですでに砲弾はかなりの距離を飛んでいるということでした.

P8240340P8240341 P8240342 (写真12,13,14) 迫撃砲弾は火焔が収束したのち飛び出す.

Sensha2 (写真15) 10式戦車の砲弾は火焔が出た段階でもうこんなに飛んでいる(方角から見て左の戦車の砲弾です)

 後段演習ではF2戦闘機も登場したんですが,かなり低い位置を飛行していて爆音が凄かったです(毎年来ている方が,「こんなに低空飛ぶのは見たことない」とおっしゃってました).

 演習終了後は装備品の展示です.どの装備品もたくさんの人だかりができていました(笑).

P8240740 P8240756 (左写真16) 74式戦車と記念撮影,(右同17) 87式偵察警戒車の砲塔って昔の九七式中戦車改の砲塔になんか似てる

 演習中オートバイに乗った偵察隊が飛ぶジャンプ台があるんですが,その下に並ぶのがこちら

P8240780  これは隊員の安全を祈願するお守りのようなものなんだそうです.

 装備品展示も14時には終了,シャトルバスと車を乗り換えて帰宅の途に就いたのでした(充実した一日だった).

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2017年8月22日 (火)

時計のバンド

Img_3196  自分が普段使っている時計,10年位前にクレジットカードのポイントを交換したものです.有名ブランドものとかではないんですが,電波&ソーラーなので手入れいらず,自分のようなモノグサな人間には最適です.実際使用開始から今日まで機械的な不具合は一度もありません.

Dsc_1709  ただ毎日使うアイテムなので,バンドがダメになるという問題があります.金属製のバンドを使えばいいという話もありますが,自分の場合金属バンドだと痒くなることがあるので,革製にならざるを得ません.革バンドだとやっぱり1年くらいでヘタレてしまうので定期的な交換が必要になります.

 で,今日約1年ぶりに交換作業をしました.

 細い専用の棒で古いバンドを取り外し,新しいのを装着します.毎年恒例の作業なので10分程度で完了しました.ただ細かい作業のため,年齢に伴う微妙な目が悪化に悩まされている自分には年々厳しい作業になっているのでした(笑).

Dsc_1708  今日のお昼は医局会という名のランチ,あっさり系のお弁当でした.

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2017年8月 9日 (水)

合唱連盟の会合

Img_3166 ちょっと前の話題になるんですが,小田原市合唱連盟の理事会に参加してきました.小田原市およびその近隣にある30ちょっと(だったかな?)の合唱団が参加していて,私が所属している医師会合唱団も加盟団体です.合唱団としてこうした連盟に所属するかどうかは任意なんですが,所属するともれなく合唱祭に参加できるという特典があります(笑).

 今回の理事会は10月に行われるその市の合唱祭の打ち合わせがメインテーマでした.ネタは3つ

1.合唱祭の歌う順番

2.当日の役割分担

3.当日の公式練習会場の分担  です.

 まずは1番目の議題,これは話し合いで決めるのはほぼ不可能なので,くじ引きとなります.とはいっても発表順番のくじではなく,好きな場所をとる順番を決めるくじです.すなわち1番のくじを引いた団体が1番目に発表するわけではなく,最初に好きな場所をとれるという寸法,つまり番号が若いほど有利になるわけです.ちなみに発表順1番と16番になると,そこの合唱団の指揮者の先生が全体合唱の指導も任されることになっています.

Img_3170_2 特に発表順にこだわりがあるわけではないウチの団,適当に残ったところから決めようと話し合ってたんですが,引いたくじはなんとブービー(ラストから2つ目)でした! どんどん埋まっていくんですが,1番と16番は埋まる気配がありません.まあ今ここに指揮者の先生がいるならともかく,不在の状況で勝手に全体合唱が課されている枠を選ぶ団体があるはずはないからです.おそらくは1番と16番が最後残るはずで,我々がブービーですからじゃあ16番にしようと相談していました(指揮者の先生が驚きそうですが,そういう全体指導みたいなのは得意な方なので 笑).

 その後は予想通りの展開で我々は16番目,全体合唱直後の順番に決まったのでした.

 続いては2番目の話題,当日の役割分担です.会場係やら舞台係やら,タイムキーパー,アナウンス等合計三十数人の係りが必要です.司会役の方が,最低1団体1名お願いしますみたいなことを言っていました.で,うちの合唱団の場合,こうした仕事を苦にしないメンバーが多いこともあり,「タイムキーパーって面白そうだね」とか話していて,せっかくだからウチからは2人だそうということになりました.複数名出してくれる団体は優先するとのことで会場係1名,タイムキーパー1名としてすんなり決まりました.

Img_3173 あとはその他の団体で係りを割り振るだけなんですが,ここからが難関(笑),曰く「うちは高齢者が多いから無理」とか,「そういうのできる人がいない」とか,難色を示すところも.それに対して「みんなでやっていく合唱祭なんですから,そんなこと言わずにお願いしますよ」と説得する主催者側とのやり取りが人間臭くて面白いなと感じてしまいました(PTAの役員決めとかもこんな感じなんだろうか).

 第3の当日の公式練習場に関しては例年医師会合唱団は独自の会場を使うので関係なしということですんなり終了,約2時間ちょっとの会合となりました.なにより人間社会の縮図のようなせめぎ合いを傍から観察するのが面白かったです.

 そんなことを考えた合唱連盟の理事会でした.

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2017年7月25日 (火)

土用の丑の日

 今日は土用の丑の日,世間ではウナギ屋さんが活況を呈する日であります.この土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣は,江戸時代に始まったとされ,特に平賀源内があるウナギ屋に当時夏にウナギが売れないことを相談されて(実はウナギの旬は秋から冬),店先に「本日土用丑の日」と掲げさせたところ,売れ行きが増加,やがて他店もこれをまねて,この日にウナギを食する風習が広まったという説が有力視されています.

Img_3058  もっとも平賀源内が土用の丑の日を持ち出したのには理由があり,それ以前から土用の丑の日には「う」の付くものを食べるとよいという説があったのが背景にあります.そこで「う」の付くものとしてウナギを出し,しかもそれが栄養価の高いものであったことから,暑くて体力が消耗する夏を乗り切るために,栄養のあるウナギを食べようという習慣になったと思われます.

 ただ,江戸時代とは比較にならないほど国民の栄養状態が改善した現代社会において,このウナギの効用がどこまであるのかは疑問があります.一方で近年ウナギの稚魚であるシラスウナギが激減しており,このままでは近い将来ウナギ(二ホンウナギ)が絶滅してしまうのではという議論もあります.

 そうした背景の中で,土用の丑の日は何もウナギだけではなく,「う」の付くものなら何でもいいじゃないかという話題も出てきています.そう考えてみると,牛,ウニ,うどん,梅干し,ウド… とたくさん出てきます.

Img_2146 Img_3122 Mizusawaudon1 Fuu2010100nam  どうせならこれらを組み合わせて,ウドの酢味噌和え,生うに,牛肉と進み,うどんをいただいて最後に梅干しとお茶で締める究極の土用丑の日御膳なんてのを出してもいいんじゃないかと思ったのでした.

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2017年7月24日 (月)

夏休みの旅行

 新潟や北日本では大雨になっているところもあるようですが,関東以西では梅雨明けが発表され,多くの学校でもこの週末から夏休みに入ってはいよいよ夏本番といった感じです.学校の夏休みは1か月以上あります.ドイツやフランス辺りなら社会人でも長期の休みを取る人も多そうですが,日本の社会人のそれはせいぜい1週間から両端の土日に祝日をくっつけてmax10日程度が関の山でしょう.

 夏休みといえば旅行です.昔から旅行大好き人間の自分は,まとまった休みがあればほぼ確実に旅行に出かけています.特に比較的長めの休みが取れる夏は海外旅行が定番で,特に21世紀になってからは夏季休暇で海外に行かなかったのは2014年のみだったりします(これは翌年2月にウユニ塩湖という大型の旅行を計画していたために,あえて行かなかった).

 そんな夏休みの旅行,以前は毎年ビーチリゾートの時代もありましたが,近年は秘境系がマイブームで,特に体力が必要そうなアフリカや南米の僻地に行きたいという思いが強くなっています.とはいえそこは他の興味とのバランスもあるので,昨年のイスラエルのような歴史的な場所も惹かれます.

 で,今年ですが実は以前から計画は立てていました.それはアイスランド,イギリスやアイルランドのさらに北にある島です.名前のイメージは氷の島ですが,そんなことはなく緑が多く,火山性のために温泉もある美しい島です(一方でグリーンランドは氷に覆われた島で,思うにアイスランドとグリーンランドはどう考えても名前が逆のように思う).

 そんなアイスランド,実はオーロラが観察できる高緯度帯に位置しています.オーロラというと冬というイメージがありますが,実は一年中発生している自然現象です.ただ高緯度地帯は夏季には夜が極端に短くなるので観測できないということにすぎません.ただ,9月ごろになるとこの地域もだいぶ夜が長くなるので十分にオーロラが観察できるようになります.一方で9月はまだ本格的な冬にはならないため,それほど気温も下がらず(アイスランドの9月は東京の12月程度らしい),オーロラ観察に最適な時期ともいわれています.そんな9月のアイスランドに2015年にウユニ塩湖でお世話になった写真家の先生が同行するツアーが某旅行会社から出され,「これは行くしかない」と早々に申し込んでいたのです.

 が,しか~し

 今日その旅行社から件のツアーは催行中止になったと連絡が入りました.どうやら思うように人が集まらなかったらしいんですが,いい企画なのになぁと残念に思うことしきりです.

 一方でこれで,今年の旅行が完全に白紙に戻ってしまいました ( ゚Д゚).どうしようか,これから考えたいと思います(行きたいところは山ほどあるので 笑).

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2017年7月21日 (金)

ブログ開設記念日

Byzantine2neo  今日7月21日は当ブログ,ビザンチン皇帝の日常の開設記念日です.このブログは自分のホームページ「ビザンチン皇帝の部屋」の一部として主に日常の出来事を語る場として2006年7月21日に開設しました.

 当初の目論見とは異なり,日常よりも小旅行やイベント参加などのネタがメインになっていて,名が体を表していないような気もしますが,今日で丸11年,飽きっぽい自分がよくここまで続けてきたものだと感心しています(笑).ここ数年はツイッター(このブログの右に張り付けてあります)の利用頻度が挙がっていることもあって,以前に比べると更新頻度が下がっているのが残念なんですが,それでも今日現在で総記事数1747,総アクセス数484240,なんといっても訪問して下さる方々のおかげと考えています.これからもよろしくお願いいたします.

 ちなみに当ブログの特徴として,開設以来11年間テンプレートを一度も変えたことがないというのがあります(単にめんどくさいからというウワサも).これはココログのKimonoラブリングというテンプレートで,決して派手ではないんですが,なんとなく落ちつくので使い続けているのでした.

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2017年7月18日 (火)

二つの訃報

 今年は梅雨入りした後,ちょっと雨の日もありましたが,その後特に7月に入ってからは基本的に晴れベースの日々が続いている当地です.

Img_3160  日中はかなり気温が上がり,夕方にはヒグラシの鳴き声が聞こえるなど,すっかり夏模様となっています.ただ今日7月18日は朝はいつも通り晴れだったんですが,お昼過ぎから急に曇りはじめ,やがて激しい雨と共に雷も鳴り出しました.都心では雹も降っていたそうですが,いわゆる梅雨のしとしと雨ではない,真夏のスコールのような雨,もう夏本番だなと感心する一方,そういえばまだ梅雨明けの発表はなかったなと不思議な気分になりました.

 そんな7月18日二つの訃報が飛び込んできました.ひとつは医師の日野原重明先生,聖路加国際病院名誉院長で100歳を優に超えた最近まで現役の医師として活動なされていた方です.自分と同じ職業なんですが,本当にカッコいい生き方だなぁといつも見ていた方でした.

 もう一人は俳優の砂川啓介さん.世間では大山のぶ代さんの旦那さんとしての方が有名かもしれませんが,自分の世代では超人バロムワンに登場する主人公の少年の伯父さん(松五郎,劇中では松おじと呼ばれていた)のイメージです.こちらも違う意味でカッコいい方でした.

 そんなお二人のご冥福を心からお祈りいたします.

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2017年7月16日 (日)

シスマ

 連日本当に梅雨なのかという暑く晴れ渡る日が続いていましたが,今日はやや曇った一日になっています(とはいえ暑いことに変わりはないですが 💦).職場のあじさいも連日の暑さですべて干からびてしまったかと思ってたんですが,まだ元気に咲いている株もありました.

Img_3156  さて今日は7月16日,10年前のちょうどこの日新潟県中越沖地震があった日です.このブログのバックナンバーを探したら当日の記事もありました(地震と雷 こうしてあらためて昔の記事を見ると今よりもよっぽど充実しているな).

 先日は九州の方で豪雨による水害がありましたが,日本は昔から災害の多い国です.2007年の中越沖地震後だけでも,2011年の東日本大震災,2014年の御岳山の噴火,昨年春の熊本の地震のほか,2015年&2016年夏には東日本を中心に台風による水害があったのは記憶に新しところです.こうした災害多発地帯に住んでいるがゆえに,たとえ災害があっても助け合い,落ち着いて行動する国民性が形成されたとも言えます(日本で大きな災害が起こるたびに,外国ではよくある略奪や暴動系の事件がほとんど起こらないことは海外メディアが驚くところです).災害は忘れた頃にやって来るというのはまさにその通りです.この機会に自宅の防災用品等のチェックを行いたいと思いました.

 で,本日のブログのタイトルであるシスマ,これはラテン語で分裂という意味です.一般名詞ではあるんですが,特に日本の学術の世界ではキリスト教会の分裂の意味で使われます.キリスト教の歴史はまさに分裂の歴史であるわけですが,その中でももっとも大きいのが中世におけるローマカトリック教会と東方正教会の分裂です.この分裂劇そのものは数百年かけて徐々に進行したわけですが,それを象徴するような事件が1054年7月6日に起こりました.

Istanbul1_233  当時のキリスト教会の中心地は西方のローマと東方のコンスタンティノープルでした.ローマはもちろんローマ教皇庁のあるところですが,一方のコンスタンティノープルは東ローマ帝国(ビザンチン帝国)の都です.一応聖職者としての格ではローマ教皇の方がコンスタンティノープル総主教よりも上なんですが,ローマ皇帝とい大君主をバックに持つコンスタンティノープル総主教の権勢も大きく,特に7世以降教義などの点から両者の対立は大きなものとなっていました.

 こうした状況を打開するためにローマ教皇から使節として枢機卿フンベルトがコンスタンティノープルに派遣されていました.しかしながら政治的な思惑もあってコンスタンティノープル総主教のミハイル1世はなかなか使節に会おうとはしませんでした.1054年7月16日こうした総主教側の対応に怒ったフンベルトは,ミハイル1世の破門状を当時総主教座が置かれていた聖ソフィア大聖堂の宝座に叩きつけて立ち去ったのです.これに対して総主教側も相手を破門し両者の対立は決定的になりました.

 これが世界史上シスマと呼ばれる事件です.書籍によってはローマ教皇とコンスタンティノープル総主教が相互に破門し合ったと書かれているものもありますが,前述のようにローマカトリック側の当事者は枢機卿フンベルトです.しかもこの時彼を使節として派遣した教皇レオ9世はすでに亡くなっていたので,総主教の破門が教皇の意志だったのかは不透明です(激怒した枢機卿の個人的な行動ともとれます).また総主教側が破門した相手はあくまでもフンベルト枢機卿(とその従者)であり,ローマ教皇は含まれていません.

Isutanbul2_156  というわけで,この日をもって東西教会が正式に分裂したというわけではなく,あくまでも象徴的な事件の日として記憶されているのでした.ちなみにフンベルトが破門状を叩きつけた宝座は大聖堂の至聖所という本来は聖職者しか立ち入ることのできない場所にあるわけですが,聖ソフィア大聖堂は現在無宗教施設であるアヤソフィア博物館となっているため,今は誰でも立ち入ることができます(ドームの一番奥,今はミフラーブがあるあたりです).

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