2022年1月21日 (金)

氷川きよしの休養

 歌手の氷川きよしさんが今年いっぱいで歌手活動を停止し休養に入るというニュースが流れました。

 氷川きよしが年内で活動休止

 事務所によるとこれは本人の意向によるもので、引退ではなくあくまでもリフレッシュのための休養であるとのことです(期間は未定)。私の母親が氷川きよしの大ファンで、地元で開催されるコンサートはもちろん、仙台や東京にも良く出かけているので、これはさぞショックを受けているのではないかと思い電話をしたところ、「今までたくさん稼いできたんだから疲れたんだろう」と意外にサバサバした様子でした。ただ「明治座のチケットを買っているのだどうなるのか」というので、今年いっぱいは活動するらしいから大丈夫じゃないかと答えておきました。

 母親と氷川きよしで思い出すのが何年か前のレコード大賞です。氷川きよしもエントリーされていたものの結局受賞したのはEXILE、最後彼等のパフォーマンスが流れるのを見ながら、「こんな大勢で出てきて、きよし君は一人で頑張っているのに…」と、氷川きよしが受賞できなかったのはマンパワーが不足しているためという認識だったのが微笑ましかったです。

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2021年12月23日 (木)

久々の東京マドリガル会

 趣味が合唱の私ですが,10月にようやく活動を再開した東京21合唱団,11月に自主練という形で活動し始めた医師会合唱団のほかに東京マドリガル会にも所属しています.この団体は1929年に故・黒澤敬一氏によって結成された英国マドリガルを専門に歌う団体です.同年に英国大使館にて第1回のコンサートが開催され,以来毎年コンサートを重ねてきました(第二次大戦中も大学の構内などに会場を移して演奏し続けたそうです.当時英国は敵国だったわけですから,その音楽を演奏するというのは非常にリスクのある行動だったはずです).

 その後メンバーの高齢化もあって定期的なコンサートは2016年をもって終了となり,以後は純粋にアンサンブルを楽しむ場として維持されていました(その間2018年春には私の病院でのミニコンサート,2019年夏には軽井沢の教会でのコンサートを行った).そして2020年初頭からのコロナ禍でここも活動休止に追い込まれたのはいうまでもありません.しかも私が所属している合唱団の中でもとりわけ高齢化率の高い団体であり,なかなか再開にこぎつけられませんでした.

 しかし9月から感染傾向が落ち着き世間の活動も戻り始めているこのタイミングで,一度みんなで集まろうということで昨夜その集会に参加してきました(この団体では普段の練習のことを”例会”と呼ぶのですが,この日は”例”ではないので”集会”でいいんだと思う).通常レパートリーとしているマドリガルを何曲か歌ったほか,この日はゲストとして調律師で日本古楽史研究家でもある梅岡俊彦さんをお迎えして古いレコード鑑賞会も行われました.

Dsc_2245 Dsc_2246(左写真1)ホーンは紙製です,(右同2)レコードはもちろんSP版

 使用されたプレーヤーはいわゆる蓄音機と呼ばれた電気式ではないラッパのようなホーンが付いたものです(ターンテーブル部分は電気で動く).鑑賞したのは古くは1910年録音のバイオリンものや1930年頃の声楽,さらには1950年の本会のコンサートの録音などでした.それにしても物理学の法則に従っているとはいえ,立派な音が鳴ることに感動を覚えました.

 いろんな意味で新鮮な喜びのあった集会でした.またぜひ集まりたいものです.

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2021年12月20日 (月)

小田原三の丸ホール

Img20211220_20464944  この週末は強い寒気が入り込んできているとのことで,全国的に気温の低い地域が多かったようです.ただ関東は寒いけれども快晴の良いお天気でした.この日は午後からお城の近くにある三の丸ホールに出かけてきました.

 小田原市のホールとして小田原市民会館があったのですが,施設の老朽化が進んだため閉館となり代わって新たに建設されたのが三の丸ホールです.総事業費63億円で,起工したのは2019年4月でした.ただ建物らしい様相を呈してきたのがちょうどコロナ禍が始まった頃の外出自粛時期になったため,出来上がっていく様子がわからないまま今年9月のオープンを迎えました.

 前の市民会館がかなり老朽化していたこともあり,旧ホールとのギャップが凄いらしいと噂には聞いていたんですが,なかなかいく機会のないまま3か月が過ぎてしまいました.

 で,ようやく1月19日(日)にここで開催されるコンサートに行く機会があり出かけてきました.

 それは小田原少年少女合唱隊&マルベリー・チェンバークワイアのクリスマスコンサートです.ここは声楽&合唱指導者として知られる桑原妙子先生が主宰している合唱隊です.少年少女はその名の通り地元の子供たちで、マルベリーはその卒業者たちで構成されています.非常にレベルが高い団体なんですが,このコロナ禍でほかの合唱団と同様に活動ができない状況に陥っていました.特に少年少女に関して言えば、大人のように自己責任でというわけにはいかないことから,未だに集まっての活動ができない状況のようです.

Img_6927 Img_6929  しかし,せっかく新しいホールができたということで関係者の方が努力した結果、今回のコンサートとなったものです.先述のように少年少女の方は活動ができていない状況のため、内容は前半が過去のコンサートのVTR鑑賞、後半はマルベリーの方々による独唱・重唱・アンサンブルを経て,最後に少年少女も参加してのクリスマスソングという流れでした(子供たちはこの日が初めての合わせだったもよう).

 この日は巷の多くの教会でクリスマス礼拝が行われていましたが,そうした雰囲気の中素敵な歌声を堪能することができました.

 そして肝心のホールですが,まあ昔の市民会館が古すぎた💦こともありますが,近代的な素晴らしいホールになっていたと思います.医師会合唱団もいつかここでコンサートができたらいいな,と強く感じたのでした.

Dsc_2241  追 ホールの2回ホワイエからの小田原城の眺めがいいです.

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2021年12月 2日 (木)

楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

Meister  12月最初の日は初台の新国立劇場で行われている楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」公演に出かけてきました.

 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」はリヒャルト・ワーグナー主要作品中,唯一の喜劇的な作品です.ただロッシーニの喜劇作品のような底抜けの喜劇というわけではなく,喜劇的な題材の中にもワーグナーらしい精神性や哲学性などが散りばめられているのは言うまでもありません.

 今回の公演は新国立劇場と東京文化会館,ザルツブルク・イースター音楽祭,ザクセン州立歌劇場による共同制作で本来は昨年6月に上演されるはずでした.しかし新型コロナの感染拡大を受けて中止となり今年あらためての公演となったものです.オペラ愛好家の私ですが,ワーグナー主要作品中唯一生観劇したことのないのがこのマイスタージンガーだったので,昨年段階から行く気満々でした.今回公演最終日にようやく鑑賞することができ感慨深いものがあります.

 指揮は新国芸術監督の大野和士,演出はイェンス=ダニエル・ヘルツォークです.キャストはザックスにトーマス・ヨハネス・マイヤー,ヴァルターにシュテファン・フィンケ,ボーグナーにギド・イェンティンス,ペックメッサーにアドリアン・エレート,エーファに林正子etc.です.オケは定番の東フィルや東響ではなく大野和士が音楽監督を務めている都響が起用されました.

Img_6815  演奏は30分の休憩を2回入れて約6時間,正味5時間はワーグナーの中でも「神々の黄昏」と並んで最長レベルです(特に3幕が130分とこれだけで普通のオペラ1本分!).ただ喜劇的な要素が多くストーリーがテンポよく進むことや合唱が多用されるなど苦痛はそれほどでもありません(笑).出演陣は期待にたがわぬ素晴らしい歌唱を聴かせてくださいました.ただ演出に関しては最後ちょっとどうなんだろうと個人的に思いましたが(この作品は強く政治的に利用された過去があるので,特にドイツの演出家にとっては難しいのだとは思います).

 終演後は定番のレストランでのディナー,この日もコース料理となりました.

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(左上)始まりはスパークリングワイン,(中上)前菜はギアラとトリッパ,(右上)パスタはリングイネのクリームソース,(左下)秋鮭のムニエル,(中下)牛ザブトンのロースト,(右下)モンブランのタルトと栗のジェラート

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2021年11月30日 (火)

医師会合唱団の自主練習

 私はいろんな趣味がありますが,その一つが合唱です.東京21合唱団のほかに,もうひとつメインに活動していたのが地元の医師会合唱団です.コロナ禍になって合唱は感染リスクの高い活動とみなされており,長期の活動休止を余儀なくされていました.しかし9月末に緊急事態宣言明けからの感染縮小傾向の継続を受けて,東京21合唱団は10月から活動を再開しています.

 ただ医師会合唱団の方はやや事情が異なります.医師を中心とした医療従事者が趣味で活動している団体ということで,その活動には社会的な責任を伴います.万が一というようなことがあれば世間に顔向けができないということで,こちらは残念ながらいまだに公式な活動再開を果たすには至っていません.とはいえ,ようやく感染が縮小してきた今だからこそ何かやれるのではということで,昨夜一部有志による自主練習が行われました.

Img_6809  この日集まったのは10名ほど,リアルに顔を合わせるのは約2年ぶりという方もいます.休止前の演奏会でよく取り上げていたフォーレのラシーヌ賛歌や群青などを歌いました.久しぶりのアンサンブルに一同大感激でした.

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2021年11月26日 (金)

歌劇「こうもり」

Img014_20211126155901  11月もいよいよ下旬になってきました。秋の夜長は芸術鑑賞の季節でもありますが,昨日11月25日は東京日比谷の日生劇場で行われた東京二期会オペラの歌劇「こうもり」を鑑賞してきました。

 「こうもり」はワルツ王ヨハン・シュトラウス2世によって書かれたウィンナー・オペレッタの最高峰とされる作品です.オペレッタとはセリフと踊りが入った喜劇的なオペラ作品のことで主にドイツ語圏で発達しました.イタリアの喜劇的オペラであるオペラ・ブッファではセリフ部分がレチタティーヴォになっているのに対し,オペレッタでは完全なセリフであるため,演出によって自由に変えられるというメリットがあります.特に「こうもり」の3幕に登場する看守フロッシュの独白は演出の腕の見せ所とでもいうほどたくさんの笑いの要素が盛り込まれます.日本では年末というとベートーベンの第九交響曲が盛んですが,ウィーンでは大晦日にはこの「こうもり」が上演されるのが定番です(そして元旦にはウィーンフィルのニューイヤーコンサートという流れになる).

 日本でも比較的上演頻度の高い作品で、過去に私も何度も生観劇しています。今回の公演は2017年にも行われたアンドレアス・ホモキ演出による再演でした(感染対策を施した演出ということでしたが、前回の記憶が薄れているためどの辺が違ったのかは不明 笑).

Img_6792  指揮者は川瀬賢太郎さん、新進気鋭の若手指揮者です(自分より20近く若い💦).キャストは二期会オペラの恒例であるダブルキャスト制(木土組と金日組に分かれる)で、今回鑑賞したのは木土組、主役のアイゼンシュタインには我が家でも応援している又吉秀樹さん、ロザリンデには幸田浩子さん、ファルケに宮本益光さん、アデーレに高橋維さんという布陣です.注目のフロッシュには歌手だけでなく女優やタレントとしても活躍している森公美子さんが登場しました(すごく笑えました).

 全編で3時間ほど(休憩含む)、本当に肩の凝らないオペレッタはいいなぁと改めて感じた夜でした。

Dsc_2199-1  付近の通りがイルミネーションで綺麗でした.

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2021年10月16日 (土)

東京21合唱団の練習が再開

 新型コロナウイルス感染症の第5波が収束傾向に向かう中で国による緊急事態宣言が解除されたのが9月末,その後10月に入ってもその傾向が持続していることを受け,私がメインに参加している東京21合唱団の練習がようやく再開されました.

 この合唱団では2018年10月にコンサートを終え,その後2020年10月にバッハのマタイ受難曲を目指して練習を続けてきたのですが,練習が佳境に入った2020年2月に新型コロナのあおりを受けて休止に入りました.その後感染がやや落ち着き,国のGoToキャンペーンが始まった同年9月に一時再開したのですが,11月からのいわゆる感染第3波を受けて再度休止に追い込まれたものです.その後緊急事態宣言の発出・解除を繰り返しましたが,いわゆる第3波,第4波の時は解除のタイミングですでに次の波が始まる状態になっていたため再開には踏み切れませんでした.しかし今回は解除後も収束傾向が続くことと,一般のワクチン接種が進んだことからようやく再開と相成った次第です.

 休止前には50人くらいいた団員ですが,長期の休止を挟んだことや今回比較的周知期間の短い中での再開だったこともあり,この日の参加者は15人程度と寂しいものでした(変なたとえですが戦後の焼け野原からの再開みたいな感じ).以前目標にしていたマタイ受難曲は団員数が回復しないと手が付けられないため,当面はなにか違う曲を中心にやっていく予定です.あとは感染が再拡大しないことを祈るばかりです.

Img_6323_20211019105201  写真は幻となった2020年10月のコンサートのチラシとチケットです.

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2021年10月10日 (日)

歌劇「チェネレントラ」

Img013_20211011160601  緊急事態宣言が明けて2度目の週末となった10月9日,久しぶりにオペラ観劇のために新国立劇場に行ってきました(調べたら5月29日のドン・カルロ以来,ちなみにこの時は感染対策を兼ねて自家用車で行った).

 今回の演目はロッシーニのチェネレントラ,セビリアの理髪師と並ぶ彼のオペラ・ブッファの傑作です.原作はペローやグリム童話にも登場するシンデレラの物語です(チェネレントラはシンデレラのイタリア語読み).童話として非常に有名な作品ですが,ロッシーニはオペラ化に当たって本作のメルヘンチックな部分をそぎ落としたため,魔法使いやカボチャの馬車,ガラスの靴といったアイテムは出てきません.魔法使いに代わってチェネレントラを舞踏会に誘うのは王子の教育係の哲学者で,ガラスの靴の代わりに腕輪が本人確認に使われます.全体的に大人の恋愛喜劇という感じです.

Img_6568(写真)中庭と隣のオペラシティ

 初演されたのは1817年で前年に発表されたセビリアの理髪師に比べるとオーケストレーションが大規模になり合唱も多用されるなどかなりの進化が見られます.

 出演者ではタイトルロールのチェネレントラ(本名はアンジェリーナ)には日本が生んだロッシーニ歌いである脇園彩を,相手役の王子ドン・ラミーロにはルネ・バルベラが起用されました.この組み合わせは去年2月コロナ禍がひどくなる直前に行われたセビリアの理髪師公演と同じです.今回も素晴らしい歌を聴かせていただきました(ドン・ラミーノには2幕に高音が連発する難アリアがありますが,今回はその部分がアンコールされたのは感動ものです).そのほか脇を固めるメンバーとしてアリドーロ(王子の教育係)のガブリエーネ・サゴーナ,アンジェリーナの欲深い継父ドン・マニフィコ役のアレッサンドロ・コルベッリ,往時の従者ダンディーニの上江隼人,長姉グロリンダの高橋薫子,次姉ティーズべの齊藤純子の各氏もそれぞれ味のある歌と演技を見せてくれました.

 演出は粟國淳による新作で,物語全体を映画界での出来事に読み替えての演出で,こちらも興味深かったです.

 終演後はレストランへ.緊急事態宣言が明けて,晴れてお酒が提供されるようになりました(歓喜).

Dsc_2104 Dsc_2106 Dsc_2107 Dsc_2108 Dsc_2109 Dsc_2110(左上)シャンパンをいただきます,(中上)前菜(金美人参のムースと貝類のマリネ,(右上)リングイネ カルボナーラ,(左下)いとより鯛のポワレ,(中下)塾成牛いちぼのロースト,(右下)デザート(洋梨のタルト)

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2021年7月14日 (水)

巴里祭

 今日7月14日はフランスの革命記念日です.1789年のこの日,政治に対する不満を募らせた民衆がパリ郊外のバスチーユ監獄を襲撃,この暴動が全国に波及してフランスは革命の激動期に入ったのです.以来この日はフランスでは祝日として祝われています.

 このフランスにとって特別な日である7月14日をテーマにした映画が,Quatorze Juillet で意味はそのまま”7月14日”になります.これはルネ・クレール監督によって1933年に作られた庶民の恋愛劇で,日本では巴里祭という題で公開され人気を博しました.このため,革命記念日自体も日本では巴里祭といういい方をすることがありますが,フランス人に向かってこの7月14日を "Festival de Paris" といってももちろん通用しません(笑).

 映画「巴里祭」,私が見たのは学生時代の名画座でしたが,その哀愁的な挿入歌が素敵だなと思ったのでした.コロナ禍のステイホームの夏,ワインを片手に見たい映画です.

 

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2021年6月26日 (土)

梅雨の晴れ間

 今年は西日本ではかなり早く梅雨入りしたものの,東日本は梅雨入りしそうでしない日々が続き,先週の月曜日6月14日にようやく梅雨入りしました.その後はほぼ梅雨らしい(?)お天気だったんですが,今朝は久しぶりに良いお天気,まさに梅雨の晴れ間という感じです.

Img_7450  晴れといえばいわゆるいわゆる五月晴れ(さつきばれ)という言葉があります.現在では5月のスカッとするような晴れの日の意味合いで使われることが多いですが,本来の意味は旧暦の五月,すなわち新暦でいえば6月の梅雨の晴れ間をさす言葉です.そういう意味では今朝は典型的な五月晴れの一日だったといえます.

 さらに梅雨の晴れ間といえば,北原白秋作詞・多田武彦作曲の合唱組曲「柳河風俗詩」にある同名の合唱組曲の終曲が有名です.白秋が幼少時を過ごした福岡県柳川にやって来た旅芸人の様子を描いた作品です.男声合唱の珠玉の名曲で,この業界では歌ったことが無い人はいないだろうほど有名な1曲です.せっかくなのでyoutubeの演奏を貼っておきます.

 

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