ドイツ旅行⑥
さて、6月10日ついにドイツ旅行最終日となりました。当初この日はエルベ川のクルーズ船に乗ろうかと計画していたのですが、前夜オペラの終演が結構遅く(夜10時過ぎ)、そのあとで夕食をのんびり摂ったことで就寝時間も日付を超えていたため朝はのんびりしたい気分になったことから取りやめて、旧市街散策と買い物に充てることにしました。
遅めの朝食からホテルをチェックアウト、荷物はそのままフロントに預けてさっそく出かけます。この日も晴天で、結局今回の旅行中雨に祟られることはありませんでした(日頃の行いがよいからだとほくそ笑む)。まず向かったのは旧市街で今回まだ行っていないツヴィンガー宮殿です。ここは元々15世紀に当時のドレスデンの市域を拡張する際に作られた土地で、当初は庭園しかなかったところですが、18世紀のアウグスト強王の時代に宮殿が建てられたものです。現在建物内部は博物館になっており、アルテ・マイスター絵画館や数学・物理博物館などが入っています。ホテルから至近なので歩いて行ったのですが、有名な観光地なのに人がほとんどいません。なんでだろうと思って入ったら、
なんと!月曜日は休館日でした(T_T)
(左写真1)ツヴィンガー宮殿入り口、人がいません、(右同2)絶賛工事中
仕方ないので庭園を眺めるかと思ったら、こちらの方も今絶賛工事中でした。こりゃ人がいないわけだと妙に納得した次第ですが、それでも城壁やなどの鑑賞ポイントをほとんど人がいない空間で堪能できました(地元の小学校の遠足っぽい子供たちはいた)。
そんなツヴィンガー宮殿を後にして次に向かったのが初日にも見学した聖母教会です。その日は外観と内部を見学しただけでしたが、実はここドームの上に登ることができるのです。通常の入り口とは違うところから入れるようになっていて、そこから登ります。通常入り口は無料ですが、こちらは入場料として10ユーロ必要です。日本の観光地の感覚だと1000円以上も払うならドームの上までエレベーターか何かで連れて行ってくれそうですが、ドイツはそんなに甘くありません(笑)。階段とスロープをひたすら自分の足で登ります。さすがに日本の城郭のような急階段ではありませんが、日頃の運動不足がたたり結構大変でした。とはいえドームの上からの眺めは素晴らしいの一言です。ドレスデンの旧市街は教会以外に高い建物がないため、市街地を一望できます。先ほど行ったツヴィンガー宮殿やエルベ川、さらには郊外の火力発電所までよく見えました。
(左上写真4)聖母教会のドームに登ります、(右上同5)上から見たエルベ川、(左下同6)旧市街、(右下同7)奥に火力発電所が見えます
ドールを降りた後は昼食タイム、この日は昨夜宿泊ホテル内のレストランで軽食(とアルコール)を頂きます。そして午後は買い物メイン、市内のアジア食材店に行きウィントフックでは入手困難な食材、さらには職場へのお土産のために当地老舗のカフェでバウムクーヘンを購入したりして過ごしました。
夕方になりそろそろ空港に向かう時間、当初はトラムと電車を乗り継いでいくつもりでしたが、結構くたびれていたためタクシーを呼んでもらうことにしました。さすがタクシーだとあっという間で空港に着いたときはまだ搭乗手続きが始まっていませんでした(笑)。
しばし待ってほぼ一番乗りで手続き、搭乗券を受け取ります。ここではドレスデンからフランクフルトまでとフランクフルトからウィントフックまでの2枚の券を渡されました。
が… よく見るとフランクフルト発の搭乗時刻が明朝になっています。どうやら恒例の遅延が確定した模様、「はぁ~」となる瞬間でした。ウソであってほしいと願いましたが、フランクフルトに到着して案内板をみるとやっぱり遅延です。そのまま航空会社のカウンターに向かい、ホテルのクーポンを貰ってこの日も宿泊となったのでした。昨年11月の遅延の際は空港からすぐそばのホテルでしたが、この日は格安航空券だからなのか、結構遠いホテルでした(しかもレストランも無い 泣)。付近に店もないのでこの日は荷物内にあったスナックを食べてさっさと寝ることにしたのでした(翌朝は早いし)。
かくして6月11日早朝にフランクフルトを出発、同日夕方にウィントフックに戻ったのでした。遅延については通常なら夜行便でエコノミークラスの狭い座席で眠らなければならなかったところをホテルに宿泊、昼行便になったため無理に寝なくてよくなったのでラッキー!と思うことにしました(思考がポジティブなのは自分の長所)。こうして2024年の海外旅行が終わりましたとさ。
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