2019年9月16日 (月)

三国志展に行ってきました

Img_5696  音楽好き,旅行好きな私ですが,それに負けず劣らず歴史好きです.日本史ももちろん好きなんですが,メインにしているのは世界史です.本業(笑)である中世ヨーロッパ史に加え,イスラム史,中国史など興味が尽きないのですが,とりわけ中国史は漢民族が文書記録を残すのが大好きな人々で資料が豊富であることから小さい頃から興味深い分野でした.中国史といえば平和な時代と激動の時代が交互にやってくる歴史ですが,子供心にワクワクするのはやっぱり激動の時代です(まあ民衆にとっては不幸な時代かもしれませんが).とりわけ後漢末から西晋に至る2世紀末から3世紀前半いわゆる三国時代は好きな時代です.

Img_5462 (写真1)関羽像

 三国時代の正史である三国志は西晋時代に陳寿によって著されましたが,世間にこの時代を認知させたのはより後の時代,明代の羅貫中によって書かれた「三国志演義(三国演義)」によるところが大です.三国志演義はすでに江戸時代には我が国でも広く知られるようになっていたようで,いつしか日本では三国時代の歴史=三国志演義という構図が出来上がってしまい,そのまま現代に至っています.

 今回上野の国立博物館で「三国志展」が開催されているという話は聞いていたんですが,ふと調べたら会期が9月16日までとなっていたので,慌てて出かけてきました(最後の3連休は混むに違いないと確信したため,その前日12日(金)の夜に行った).

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(左写真2)東京国立博物館,(右同3)三国志展があるのは奥の平成館

 当地から新幹線と上野東京ラインを乗り継いで上野駅の公園口から出ます.公園内を通って博物館の入り口に来ましたがチケット売り場にはほとんど人がいません.「おっ!これは空いているな」とほくそ笑んで中に入ろうとしたんですが,そばに「三国志展は混雑中です」の張り紙が… 入り口はこんなに空いているのに… と思いながら構内に入りました.そのまま三国志展が開催されている平成館へ,ここでチケットを見せていよいよ入館します.展示室のある2回に向かうエスカレーターはまあまあの人でした.

Img_5454 Img_5542 (左写真4)横山光輝三国志第1巻,(右同5)部屋一面で再現された孔明の矢狩り

 2階に上がりいよいよ見学開始です.今回の展示は日中文化交流協定締結40周年を記念して行われるもので,三国志を虚像と実像から迫ろうという趣向です.虚像の三国志といえば日本では横山光輝の「三国志」とNHK人形劇「三国志」が双璧です.今回はマンガの一部や川本喜八郎氏制作の人形が展示されていました.また虚像の三国志のハイライトである赤壁の戦いの前哨戦における孔明の”矢狩り”のイメージが部屋いっぱいで表現されていたのが興味深かったです.

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Img_5492(写真6~7)川本喜八郎氏製作の人形(左から曹操,劉備,孫権)

 一方で実像の方はというと,当時使用されていた印や食器の展示および今世紀に入って発見された曹操の墓”曹操高陵”の埋葬品の展示がされていました(曹操は遺言で自分の葬儀は質素にせよと命じていたとのことでしたが,実際に当時の権力者にしては質素だったらしいです).平日の夕方とはいえ,それなりの人出,ボリュームたっぷりの展示だったので3時間の滞在ながら最後の方は駆け足になってしまいました.

Img_5527 Img_5525Img_5691  (左写真8)お墓を照らす多層灯,(中同9)鏡台,(右同10)揺銭樹

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(左写真11)獅子像,(右同12)再現された曹操高陵

 そんなわけで久しぶりに三国志の世界を堪能いたしました(この展覧会は東京では終了,来月1日から福岡で開催されるとのことです).

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2019年9月13日 (金)

小田原医師会合唱団第11回定期演奏会

70515357_2478427192254631_76309982874991  合唱が趣味の自分,現在いくつかの合唱団に所属しているんですが,そのうちのひとつである小田原医師会合唱団の第11回定期演奏会が来る9月22日(日)に行われます.

 この合唱団は自分がちょうど当地に転勤してきたタイミングで結成された合唱団で(もっともこれは偶然で,自分自身は合唱団結成には関わっていない),縁あって最初の練習から参加させていただいております.合唱未経験というメンバーが大半で,当初は4声のアンサンブルをすること自体が困難な状況からのスタートだったんですが,指導して下さる先生方の忍耐強いご指導と,メンバーのひたむきな努力によってこの10年の間に驚くほど進歩したと感じます(自分だけが取り残された感じか? 笑).特に昨年は10回記念ということで,大田桜子先生の委嘱作品(金子みすゞの詩による混声合唱組曲「私を好きに」)を取り上げることができました.

 そして今年は11回目ということで,新境地を開拓すべく,なんと!アカペラの本格的な混声合唱組曲である石井歓作曲の「風紋」に挑戦します.他にもスタジオ・ジブリの作品や昭和歌謡,祈りの歌といった医師会合唱団らしいステージも盛りだくさんです.

70154089_2478427825587901_41004544892264  練習もいよいよ追い込みに入っているんですが,やっぱり風紋は難敵です.特にアカペラなので合唱団の実力がもろに発揮されてしまいます(笑).これは大変だということで,昨夜はテノールを中心とした有志による特訓が行われました.弱点の克服をメインテーマに掲げて練習しましたが,少しは解消されたかなぁ.

 そんな医師会合唱団のコンサート,お近くの方はぜひいらしてください(当日券はたくさんあると思いますし,メールでもご連絡いただければチケットの取り置きも致します).

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2019年8月11日 (日)

夏のマドリガルコンサートに参加しました

 以前から予告していたように,8月10日(土)長野県軽井沢のショー記念礼拝堂で開催された夏のマドリガルコンサート(東京マドリガル会主催)に参加してきました.東京マドリガル会は1929年に故・黒澤敬一氏によって結成された英国マドリガルを専門に歌う団体です.私がこの会に参加するようになったのは2008年に現在の職場に赴任してからで,一昨年の春に亡くなられた高校の先輩Sさんのご紹介によるものでした.英国マドリガルを専門に歌っている団体は例がなく,ここに参加しなければ知ることのなかった曲がたくさんあります.近年は定期的なコンサートはありませんが,不定期にいろいろな所でコンサートを開催するようになっています.今回は縁あって軽井沢のショー記念礼拝堂でのコンサートとなりました.

 ショー記念礼拝堂は明治時代に英国国教会の宣教師として来日したアレクサンダー・クロフト・ショーが建てた教会です.ショーは東京の夏の暑さを避けるためにたまたま訪れた軽井沢を大いに気に入り,この地に別荘を建てました.これが軽井沢の別荘第1号で,以降軽井沢の地は避暑地として知られるようになり様々な著名人の別荘が建てられて現在に至っています.行ってみれば避暑地軽井沢の生みの親と言ってもいい人物です.

 そんな歴史がある方の建てた教会ですから,ここは軽井沢最古の教会でもあります.そんな教会でのコンサートということで大いに楽しみにしていたのでした.

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 この日の集合は10時30分,自宅から向かうとすると早朝出発を余儀なくされるので前泊することに.ただし軽井沢宿泊は先日の浅間山噴火があったものの非常に高価なのであきらめ(笑),麓の高崎に泊まりました.朝8時40分台の新幹線で軽井沢へ移動します.信越本線の碓氷峠越えの時代は40分以上かかっていた高崎-軽井沢間も新幹線だと15分程度,それこそあっという間です.この日は8月の三連休初日朝の下りということで自由席は通勤電車並みの混雑だったようです(我々は1か月前に指定席を取っていた).軽井沢駅に降りたつと涼しげな空気を感じます.さすが標高1000メートル!と感動です.大半のメンバーが同じ新幹線に乗ってきたため,駅からはタクシーに相乗りして教会へ.さすがに歴史ある教会,しかも日本の教会だけあって木造でとても良い雰囲気でした.会場に着くと教会の担当の方が出迎えてくださいました.ここで教会や注意事項の説明を受けます.特にこの教会はトイレの容量が極めて少ないということで,基本的に100メートル先にある公衆トイレを使用することになっているとのことでした.

Img_5187  その後練習,リハーサルと進み11時過ぎには準備終了,この後は本番まで自由時間となります.会員の中には外に食事に出た方もいましたが,我々はコンビニで購入したおにぎりで済ませて,その後は隣接しているショーハウス記念館(ショーが当時住んでいた別荘を移築したもの)を見学したりして時間を過ごしました.ここは旧軽井沢銀座の一番外れにあるので,少し行くと自然いっぱいの雰囲気がたのしめます.

Img_5186 Img_2173  午後1時20分頃から徐々にお客さんが集まってきます(チラシ以外にあまり宣伝をしていた自覚がなかったので,果たしてお客さんが来るのかちょっと不安もあった 笑).最終的には礼拝堂の椅子があらかた埋まるほどの盛況となりました.そして2時に開演,第1部のマドリガルに続き会員の方によるチェンバロの演奏が始まります.

 がその時,突然雨が降り出しました! しかも結構激しい (゜o゜)

 雨の音が教会に響き渡り、せっかくのチェンバロが聴こえません.仕方なくマイクを用意して仕切り直ししたんですが,今度は雨による湿度の上昇によってチェンバロの音が狂ってしまいました(泣).元々乾燥したヨーロッパで発達した楽器ですから,こんな高湿度の環境に置かれることは想定されていないのです(コンサートホールと違って高原の古い教会ですから空調はない).それでも調律をし直しているうちに雨脚が弱まり無事に演奏となりました.その後は短い休憩時間,まだ雨が降っているのでこの時間はお客さんにチェンバロ(主催の黒澤さんのお宅にあった楽器)を紹介する時間となりました。

Img_2168  休憩後は再びマドリガル数曲と英国のフォークソング,最後に日本の歌(「夏の思い出」と「故郷」)で終演,みなさん最後までご鑑賞くださいました.ありがとうございます(ちょうど休憩時間に雨が降っていたので,途中で抜けようにも抜けられなくなったためではと話していた 笑).

Img_5192 Img_2184  会場の片づけをして徒歩で旧軽井沢銀座を散策しながら,主催の黒澤さんお薦めのハンバーグレストラン・ガンボーさんで打ち上げ.美味しいサラダとハンバーグ,そしてお酒をいただきました.その後7時近くの新幹線で戻ります.20時に東京駅に降り立ったら,夜だというのにひどい暑さ… やっぱり軽井沢は避暑地だと改めて実感したのでした.

Wafu 写真はガンボーさんの和風ソースハンバーグ(お店のHPからいただきました).美味しかったです.

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2019年8月 5日 (月)

マリリン・モンロー

41uviktylol  今日8月5日はマリリンモンローの命日です(正確にいうと亡くなったのが確認された日).

 マリリンモンローは1950年代に活躍したアメリカの女優です.ちょっとおバカさんな金髪・セクシー美女というイメージを見事に演じて当時の男性のハートを鷲摑みにしました.日本でもその人気はすさまじく,1954年にMLBのスター選手だったジョー・ディマジオを結婚直後に新婚旅行で来日した際には,夫のディマジオよりも,モンローの方に多くの記者が殺到したとか,宿泊していた帝国ホテルに多くの人がやってきて,モンローがベランダから挨拶するまで帰らなかったなどのエピソードが残ります.

 彼女のそんなイメージを代表する作品が1955年公開の「七年目の浮気」です.妻と息子を避暑に送り出したさえない中年男性と夏の間上の階に間借りしてきた美女(マリリンモンロー)とのコメディーです.この映画でもっとも有名なのが地下鉄の風で彼女のスカートが捲れ上がるシーンです.DVDの表紙にもなっているほど有名な写真ですが,実は映画本編にこのカットは出てきません(映画で出てくるのは風でスカートの裾がひらひらするシーンと,マリリンモンローの上半身のカットのみ).これは当時のアメリカ映画にはヘイズ・コードと呼ばれる自主規制があり,道徳的に問題とされうる場面は上演が憚られたからです.

 そんなマリリンモンローですが,1956年の「バス停留所」からはセクシー女優イメージの脱却が図られていきますが,1961年の「荒馬と女」が最後の作品となってしまいました.彼女の死については自殺説,謀殺説等があり現在でも謎が多い状態です.

 自分の学生時代(仙台時代),誕生日のプレゼントに後輩からマリリン・モンローのタペストリーを貰った.部屋に飾っていたのを思い出します.

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2019年7月29日 (月)

夏のマドリガルコンサート

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 今日はコンサートの宣伝です.

 現在私が所属している団体のひとつに東京マドリガル会があります.1929年に故・黒澤敬一氏によって結成された英国マドリガルを専門に歌う団体です.同年に英国大使館にて第1回のコンサートが開催され,以来毎年コンサートを重ねてきました(第二次大戦中も大学の構内などに会場を移して演奏し続けたそうです.当時英国は敵国だったわけですから,その音楽を演奏するというのは非常にリスクのある行動だったはずです).ただメンバーの高齢化等の事情もあり公式なコンサートは2016年の第88回をもって終了となり,その後は月2回の例会(この団体では練習とは呼ばず例会という)で純粋にアンサンブルを楽しむスタイルになっていました.その間2018年4月には自分の勤務先でのミニコンサートなどもあったんですが,今回久しぶりに公式のコンサートを開催することになりました.

 夏のマドリガルコンサート

 日時 2019年8月10日(土)14時開演

 場所 軽井沢ショー記念礼拝堂

 入場無料

 ショー記念礼拝堂は聖公会の教会で,軽井沢最古の教会としても知られています.そんな歴史ある場所での英国マドリガルはいかがでしょうか.

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2019年7月23日 (火)

歌劇「トゥーランドット」

Img022  先日,7月18日新国立劇場で上演されたプッチーニの歌劇トゥーランドットを鑑賞してきました.

 トゥーランドットはプッチーニが最後に取り組んだオペラです.1896年のラ・ボエーム,1900年のトスカの成功によってイタリアオペラ界の第一人者となったプッチーニですが,20世紀に入ると三部作と呼ばれる異色な作品や,日本を舞台にした蝶々夫人(1904年),アメリカを舞台にした西部の娘(1910年)といったご当地オペラに取り組むようになります.トゥーランドットはこのご当地オペラの系譜に連なるもので舞台は中国の北京です.蝶々夫人で日本の旋律が取り上げられたのと同じように,本作では中国の旋律が採用されているのも特徴です.

 今回の公演は新国立劇場と東京文化会館の共同制作で,演出家として斬新な演出で世界的に有名なラ・フーラ・デルス・バウスの芸術監督のひとりであるアレックス・オリエを招聘しています.

 よく知られているようにこのオペラは未完のままプッチーニが亡くなり,フランコ・アルファーノの補筆によって完成するという,モーツァルトのレクイエムのようなパターンをたどりました.その補筆部分に関しては,初演の指揮者アルトゥーロ・トスカニーニは不満があったらしく初演ではプッチーニの絶筆の部分(リューの死の部分)で指揮棒を下ろして幕として,2日目から完成版を上演したというエピソードが残っています.

 実際にリューの死からエンディングまでの流れはやや唐突な感が否めず(リューの死でトゥーランドットが急に愛に目覚めるなど),仮にプッチーニだったらどういう構成にしたのかという議論は昔からあります.今回演出家のオリエは,このオペラに流れる軸から導き出した独特の演出で最後をまとめていました(新国立の公演は終わりましたが,びわ湖や札幌での公演がまだこれからなのでネタバレは避けます).タイトルロールのテオリン(指環のブリュンヒルデ以来だ)やカラフ役のテオドール・イリンカイ,リュー役の中村恵理の歌唱も素晴らしく,見ごたえのある舞台でした.

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 ちなみにこの作品の初演,1926年4月25日は大正15年で,同年日本では最初のプロオーケストラである新交響楽団(今のNHK交響楽団)が結成されています.

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2019年7月13日 (土)

医師会合唱団のポスター

 私がメインに活動している合唱団のひとつ,小田原医師会合唱団の今年のポスター&チラシが完成しました.

Img021  今年のメイン曲は石井歓の「風紋」です(実は今年は石井歓さんの没後10年で関連のイベントも行われるようです).アカペラのなかなか官能的な作品です😃

 それ以外のステージとしては,ジブリの作品のステージ,以前やって好評だった昭和歌謡のステージ,そして祈りのステージの4部構成です(これまでは毎年必ず何曲かあった外国の曲が今年は1曲もないことに気づきました 笑).

 コンサートは2019年9月22日(日)14時から小田原市民会館大ホールにて行われます.

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2019年6月10日 (月)

医師会合唱団の合宿

Dsc_1903_2 (写真)合宿会場の箱根湯本ホテル

 ARSのコンサートが終わってそのまま小田原に戻り,そこから登山電車で箱根湯本に向かいました.その目的はというと,この週末に同地のホテルで医師会合唱団の合宿が行われるからです.鎌倉を出たころは曇りでしたが,こちらに着いた頃は本降りの雨になっていました.湯本の駅からはバスに乗ってホテルへ.到着後はそのまま練習会場に入ります(ここのホテルロビー階が5階!なので練習会場の2階まで降りることになる).

Img_4983 (写真)練習風景

 行ってみるとすでに練習は始まっていました(本当は3時からだったんですが,前記事のようにARSのコンサートに寄ったため遅れた).医師会合唱団は2008年4月というちょうど自分がこっちにやってきたタイミングで結成された合唱団です.縁あって私とウチのKも結成当初から参加させていただいています.ほぼ合唱未経験者で始まったこともあり,当初は多声部でのアンサンブルを行うことすら困難な感じだったんですが,指揮者の先生やピアニストの先生の熱心な(そして我慢強い)指導と個々の団員の努力のおかげで,10年経った今ではけっこう本格的な合唱組曲を歌うこともできる水準になっています(昨年は10周年記念コンサートで大田桜子先生の委嘱作品を初演することができました).ほかの合唱団ではほぼ洋物専門なので,この医師会合唱団は邦人作品や歌謡曲などよそではできない曲が歌えるのが魅力です.

Dsc_1984 (写真)夕食会場には歓迎の文字が!

 今回の合宿では9月に予定されている第11回定期演奏会で取り上げる曲を中心に練習します.今年の定演ではメインに石井歓さんの「風紋」(合唱関係者の間では有名な作品)を据え,そのほかに歌謡曲やジブリ作品の合唱編曲版も取り上げることになっています.自分が付いた時はちょうど風紋の練習でした.1時間強の練習後,演奏会プログラム用の写真を撮ったりしてそのまま夕食会場へ,この日は一般的な温泉旅館の夕食でした(お造り,焼き魚,椀物から後半はステーキが出て最後は炊き込みご飯で締める感じ).飲み物はビールでしたが,ここはあまり多くは飲まないようにセーブします(笑).

Dsc_1985 (写真)昼食はカレーでした

 その後は有志の部屋で二次会,ここでは持ち込まれた日本酒やワイン,シャンパンなどをいただきます(このお酒の充実ぶりが医師会合唱団の合宿の妙味というウワサ 笑).翌朝は朝食を摂って9時から練習開始,途中昼食休憩をはさんで終わったのは夕方4時,非常に充実した合宿でした(惜しむらくは夜飲み過ぎて,せっかく温泉ホテルに泊まったのに温泉に入れなかったこと 笑).

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2019年6月 9日 (日)

ARSのコンサート

Img015  怒涛の活動が続いている6月第1週です(キリスト祭→八甲田→タリススコラーズ×2→蝶々夫人).8日土曜日は鎌倉芸術館で開催されたCollegium Armonia Superiore Japan(略称ARS)のコンサートに行ってきました.ARSはアマチュアのオーケストラなんですが,実は縁があって来年の10月に東京21合唱団がマタイ受難曲を共演することになっている団体なのです.この話が出た昨年8月以来なんどか向こうの役員と会合を重ねて,すっかり意気投合しています.お互いこれを生業にしているわけではないものの,とにかく好きでいろいろ研究しているところなんかが共通していて楽しいのです.今回はそんな彼らのコンサートということで楽しみにしていました.

Img_4982  演目はオールバロックで,ヴィヴァルディの調和の霊感,J. S. バッハのカンタータ82番,そしてメインがヘンデルの水上の音楽でした.指揮は川崎嘉昭さん,バッハのカンタータの独唱者はバスの田中俊太郎さんでした.感想としてはとにかく全体的に音が安定しているということ.調和の霊感が始まった瞬間から安心して聞いていられると感じました.一般にアマオケはレベルが様々なので,所によっては聴いててこっちが不安になるような演奏もあるんですが,ARSのメンバーは基本的に実力がある方々なのでその辺は問題がありません.バッハのカンタータも今回演奏がARSとしての初バッハだとのことでしたが,独唱の田中さんを含めよくまとまっていたと思いました.そして休憩をはさんでメインのヘンデルの水上の音楽です.この作品は一般に第1,第2,第3組曲からなるのですが,今回はそれに異稿版とされる曲を3曲追加したプログラムでした.そして異稿番の調性や演奏効果等を勘案して,演奏順を第1,第3,第2組曲の順として,さらに組曲内でも微妙に順番を変えるというまさに特別版での演奏です.もちろん緻密な演奏だったことは言うまでもありませんし,なにより楽団員一人一人がただ演奏しているのではなく,どういう方向性で音楽を作っていくのかを理解していることを強く感じました.指揮者の川崎嘉昭さんがプログラムの挨拶に書いていた「ARSとのリハーサルは実験室です」という言葉が,まさにこのオケの性格をよく表しているのでしょう.

Img017  終演後,理事の方に挨拶に行き,「演奏会の成功おめでとうございます」と伝えたんですが,第一声が「いやぁ,プログラムが長すぎましたね♪」だったのは,「そう来たか!」という感じでウケました(さすが実験室!).まあたしかにただでさえ分量のある水上の音楽全曲に異稿版も追加した結果,演奏時間1時間超えというバロックにあるまじき長さになったのは事実でした.

 そんな印象的なコンサートでした(思えばこの週4つ目の演奏会だ 笑).

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2019年6月 8日 (土)

歌劇「蝶々夫人」

Img016  GW10連休に仕事をした鬱憤を晴らすかのように活動的になっている6月上旬ですが,6月7日(金)はこの週3つ目となるコンサートに出かけてきました.行ったのは新国立劇場の歌劇「蝶々夫人」公演です.

 19世紀以降ロッシーニ,ベッリーニ,ドニゼッティ,ヴェルディと連なってきたイタリアオペラの本流を継いだのは間違いなくプッチーニでしょう.出世作となった1893年のマノン・レスコーから,1896年のラ・ボエーム,1900年のトスカと次々にヒット作品を世に出し,その名声は天下にとどろいていました.そんなプッチーニの20世紀最初の作品がこの蝶々夫人です.舞台は日本の長崎,日本人女性蝶々さんの悲恋物語で,オペラとしてはあまりにも有名な作品です.

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(写真)今シーズンからホワイエにこうした撮影スポットが用意されています

 今回の公演は栗山民也氏の演出によるもので,2005年の初出から今回で7回目の再演になる同劇場定番のレパートリーです.ピンカートン役にするアメリカ生まれのスティーブン・コステロを起用したほかはすべてのキャストが日本人によるものでした(近年の蝶々夫人はこのパターンが多い.舞台の雰囲気もそうだが,全体的に日本人歌手の技量が上がっているところが大きいように感じる).何度も鑑賞した作品で,次どんな音楽が来るのかもすべてわかっているんですが,やっぱり泣けました.プッチーニの音楽って劇の展開を盛り上げる効果が抜群で,いわゆる映画音楽の走りなんですが,いやぁ凄いですね (^^)v

Img_1 (写真)学生時代の懐かしの写真(右端が自分,蝶々さんちの使用人です)

 蝶々夫人といえば自分にとっても非常に思い入れの深い作品です.それは学生時代に市民オペラで参加した経験があるから.6年間の在学中2度蝶々夫人の公演があり,2度とも参加する機会を得ました.なのでこの作品を鑑賞すると,当時の練習の様子などを思い出して感慨深いのです.

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