パリの地下鉄事情
パリ市内はたくさんの地下鉄路線が走っていて、市内の主だった場所にはほぼ地下鉄で行くことができます。その辺は東京も一緒ですが、違うのがパリの地下鉄は料金が均一であることです。行先ごとに料金を気にしないでいいのは便利です。一方でパリの地下鉄は全くと言っていいほどバリアフリーではありません。東京の地下鉄ならどの駅にでもエレベーターやエスカレーターがあり、足腰が弱い人はもちろん車いすでも利用することができます(駅員もサポートする)。しかしパリの地下鉄駅ではエレベーターがあるのは極めて稀、エスカレーターすら稀です。ほとんどが階段のみで車いすで利用するのは不可能です。足腰が弱い人にも厳しいでしょう(スーツケースを持っての移動も難儀です)。日本の駅だとホームに駅員がいて適宜サポートをしてくれますが、パリの地下鉄ホームには基本駅員はいません(というか、駅員ってどこにいるんだというくらい存在感が薄い)。まあこの辺はお国柄としか言いようがないですが、日本の地下鉄ってすごいなと改めて感じたのでした。
(左写真2)パリのポンヌフ駅(日本語だと新橋の意なので新橋駅という感じです)、(右同3)実際のポンヌフ(新橋)
さて、15年前に来たときは乗車券は紙の切符のみだったパリの地下鉄ですが、今は日本のPASMOのようなカード式の乗車券があります。日本との違いはチャージの仕方、日本だと金額をチャージするのに対して、こちらは乗車券何回分みたいな感じでチャージします。料金が均一だからと思われます。ちなみにパリの地下鉄にも日本と同様回数券や一日券があり、その条件でチャージすることも可能となっています。また切符の購入には現金のほかクレジットカードも可能になっていたのも15年前との違いでした。
駅といえば日本では駅メロが流れ、列車の時刻を表示する電光板もたくさんあります。一方パリの地下鉄駅にはもちろん駅メロはありません。ただ15年前にはなかった列車時刻を表示するものとして、先発電車は〇分後、次発は△分後みたいな表示がなされある程度状況が把握できるようにはなっています。
何はともあれ、久しぶりの地下鉄ではしゃいでいたビザンチン皇帝でした。
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