3月11日
今日3月11日は15年前に東日本大震災が起こった日です。あの日から15年になります。
15年前の2011年3月11日は金曜日でした.朝から良いお天気で,当時の勤務地ではあの日院長も副院長も出張で不在、自分も外来がない日だったので、午前中からお昼にかけては、なんとなくのんびりとした気だるい週末の雰囲気が漂っていた記憶があります.
そんなのんびりムードの昼下がり,2時46分に突然大きな揺れを自覚しました。日本に住んでいれば地震は日常茶飯事です。ちょっと揺れが大きいなとは感じましたが、すぐに収まるだろうと思いじっとしていました。しかし揺れは収まらずむしろ強くなってきたために、これはただ事ではないと感じ、他のドクターと手分けをして病棟に異常がないか確認しに走りました。問題がないことを確認してから医局に戻りテレビを着けたところ、東北の太平洋側を中心とした大きな地震が発生したことを知りました(テロップで仙台市が震度6強と表示されていて青ざめたのを覚えている)。
その後の展開は当時関東地方在住だった人なら理解できると思いますが、津波被害に加えて原子力発電所の事故も重なったことから、人々の不安感が高まり、スーパーから即席めんなどの保存食やミネラルウォーターが次々と消えました。ネット上ではデマ情報が拡散し振り回される人も大勢現れました(この震災は情報通信革命が起こってから初めての広域震災のため、ネット上では玉石混交のたくさんの情報が飛び交い、混乱に拍車をかけた)。不安感が社会を包んだためか、過度な自粛ムードが広がり、様々なイベントが自粛の名のもとに中止されました(ちょうど花見シーズンを向かえるところでしたが、そうしたイベントを行うことが許されない雰囲気があった)。
今振り返ると、あそこまで自粛しなければならない理由はなかったのではないかと感じるのですが、やっぱり日本人は空気に支配されやすい国民性なんだなと痛感しました。それにしても,当時買い占められた即席めんや水はちゃんと消費されたのか心配になります。
大震災はいつやってくるかわからない。それに備えるために普段から準備することは重要です。一方で15年前のように震災の直接的な被災者にならなかった者がどのような行動をとるべきなのかも浮き彫りになりました。そのあたりをしっかりと啓蒙していくことが、いつかやってくるだろう次の大震災での被害を最小限に食い止めることにつながる、そんなことを考えた2026年3月11日でした。
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