デリーの大気汚染
最近インドのデリーの大気汚染がひどいという話を聞きました。どのくらいひどいんだろうと思って、そうしたアプリで調べたところ、なんと!
AQIが4桁の場所があります!
大気汚染を表す指数として近年使われているのがAQIです。Air Quality Indexの略で日本語では大気質指数と呼ばれています。空気中に含まれる様々な有害物質(オゾン、PM10、PM2.5、一酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化窒素)の濃度を指数化したものです。指数は有害物質によって違いがありますが、おおよそ
50未満 問題なし
51~100 非常に敏感な人は注意
101~150 心疾患や喘息がある人は注意
151~200 心疾患や喘息のある人、子供、高齢者はかなり注意
201~300 上記の人は屋内避難、それ以外もかなり注意
301~500 全員屋内避難
となっています。ひどいところでもせいぜい300から500程度までしか想定していないのですから、4桁というのがいかに異次元なものか分かると思います。現地に在住している方の話では、事務所のドアや窓を閉めきって空気清浄機をフル回転させてようやくAQI200程度とか、会議の際は全員N95マスク着用が呼びかけられているとのことです。SNS上の知り合いの方によると、デリーには市内あちこちにゴミ溜め場があり、時々そこが燻って不完全燃焼した煙が発生しているという話を聞いたので、冬季という時期的要因にそうした環境要因が加わって、この恐ろしい数字になったのかと推測しています。ちなみに私のいるウィントフックは79、実家のある盛岡市北部は44のようです。
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