Wagyuのイベント
ナミビアは牛の飼育が盛んな国です。国土の大半が砂漠という気候から、穀物など食料の多くを輸入に頼っていますが、牛肉だけは別で各地で飼育されています。そんなナミビアの畜産界で最近話題なのが今回のテーマ "Wagyu" です。日本語の響きから分かるように、要は和牛です。牛種はもちろん日本由来なんですが、当地に持ち込まれてWagyuの名前で飼育されています。日本とは気候や飼料などの飼育環境が違いますから、全く同じ物になるはずはなく、日本のものに比べるとサシは控えめで赤身が多い印象があります。とはいえ現地の牛肉に比べると柔らかくてジューシーではあります。当地でも一部のレストランでステーキなどとして供されています。
そんなナミビアのWagyu飼育促進のイベントに参加する機会がありました。集まっていたのは当地の農業関係者や金融関係者です。Wagyuの魅力(付加価値が高い)を紹介する一方で、飼育には手間がかかることから資金面が重要であり、融資も大切だというような話をしていました。現在は流通量が少ないため国内メインですが、今後飼育量が増えれば輸出も視野に入れているようです(とはいえ、日本の和牛とは同じステージでは戦えないため、メイン市場はヨーロッパとのこと)。
イベントの最後にはWagyuの試食会も。オードブルに登場したWagyuの炙り寿司は美味しかったです。一方でメインのWagyuのバーベキューの方ですが、文化の違いといってしまえばそれまでですが、日本人的にはせっかく上質の肉なんだからバーベキューではなく、鉄板で焼くなどすればいいのになと思ったのでした。
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