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2024年11月29日 (金)

ドラゴンクエスト3 HD-2D リメイク

 11月18日にドラゴンクエスト3のHD-2Dリメイク版が発売されました。日本を代表するRPGシリーズであるドラクエシリーズの中でもある意味頂点といえる作品です。はじめて発売されたのがゲーム機がファミコン時代の1988年、発売日には買った子供から奪い取る悪いやつが出現するなど社会現象にもなりました。当時自分もかなりプレイしてやりこんだ記憶があります。その後スーパーファミコンに移植された際に今に続く諸要素が付け加えられました。以後は各種ゲーム機のほかガラケーやスマホなど様々な媒体で遊べるように展開されていきましたが、グラフィックや仕様は基本的にスーファミ版を踏襲していました(一方ですごろく場など後に削除された設定もある)。今回はグラフィックをはじめとして大幅な改訂がなされると言うことで世間的にも注目されていたようです。

 そんなドラクエ3リメイク版、昔遊んでいた者としてはもちろん関心はあります。ただ、在外生活者ゆえゲーム機本体を入手するのが大変ということもあって、今回はPCでも遊べるsteam版を購入、さっそく遊んでいます。

Dorakue Dorakue3  注目点としていわれるのは性別がなくなったことですが、代わりにルックスA、ルックスBの選択となり、これが実質的にA=男性、B=女性であり、ルックスB専用の優秀な装備品があるなど、女性優遇のドラクエ3の伝統はしっかり残っています(なのでスーファミ版以降は常に女性キャラ4人で冒険するのがデフォルトになっている)。

 ネット上ではすでに全クリ、やりこみの話題があふれていますが、そこまでコアではないのでのんびりと当時を懐かしみながら遊んでいきたいと思います。

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2024年11月26日 (火)

クリスマスキャロル礼拝

 先日、11月24日の日曜日に市内にあるNederduitsch Hervormde Kerk Windhoek(NHKAと略すらしい)というアフリカーンスの教会で開催されたクリスマスキャロル礼拝に参加し、歌う機会がありました。

 ナミビアは第1次世界大戦前にはドイツ、その後は南アフリカによる支配を受けた歴史があり、宗教的にはキリスト教が盛んな国です。宗派的にはプロテスタントということになります。一方で言語的には南ア同様英語をメインとしながらも歴史的背景からいわゆるボーア人(オランダ系の移民)の言葉であるアフリカーンスも一定数話されています(その他一部ではドイツ語も)。今回参加した教会はこのアフリカーンスの教会ということになります。

Img_4290(写真1)アフリカーンスの教会

 教会の礼拝は毎週日曜日に行われていますが、この日はクリスマスキャロル礼拝と題して、クリスマス関係の歌がたくさん登場する礼拝だったわけです。本来この時期の教会歴ではまだ待降節にすら入っていないのですが、当地は12月になると休暇を取っていなくなる人が多数いるため、こうしたクリスマスイベントは早めに行われる傾向があります。

 今回は現在所属している合唱団Cantare Audire Choirの一員としての参加でした。合唱団の歌として演奏したのは2曲だけでしたが、そのほかにクリスマスの賛美歌も多数歌いました。「神の御子は今宵しも」、「きよしこの夜」、「荒れ野の果てに」といった日本でも定番の賛美歌なのでメロディー的には何の問題もないんですが、言葉がアフリカーンスのため発音に難儀しました(単語だけ見ると、ドイツ語のようにも見えるんですが発音が違うため大変)。とはいえ久しぶりの人前での演奏、感無量でした(そういえば最後の人前での演奏は小田原医師会合唱団が台湾の合唱団と共演した昨年6月以来だ)。

468422873_1048790990591534_3011196929763 468541125_1048791013924865_3985295327445(写真2、3)記念写真

 改めて合唱がやれる幸せを感じています(年内の活動はこれで一応終わりっぽい)。

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2024年11月22日 (金)

砂漠の野生動物

 ハンザホテルでの一夜が明け日曜日になりました。この日の午前中はサンドバギーに乗って砂漠の動物を観察する企画です。

 まずはレストランで朝食(一般的な卵ありのアメリカンブレックファスト)、その後チェックアウトを済ませて、サンドバギーの会社へ向かいます。実は昨年の11月にもここでサンドバギーを経験しています。前回は乗り回すだけだったんですが、今回はそれを移動手段としつつ、砂漠の動物を観察するという企画です。

Img_4259(写真1)バギーで観察します

 受付を済ませると担当ガイドに案内されてまずは準備、頭にネットを被りその上からヘルメットを着用します。その後サンドバギーの簡単な説明を受けていよいよ出発です(サンドバギーは2度目なので、基本的な動作は理解している)。砂漠の動物は基本的に極めて小さいので、素人が見つけることは困難です。一般にはガイドが動物がいそうなスポットを探し、実際にいるかどうかチェック、いたら我々も下車して観察するという流れになります。ガイドがこの日は前夜風が強かったために条件が悪いといっていたとおり、なかなか見つかりません。ただ探し回る行動はすなわちバギーで走り回れる時間ということにもなるので、それはそれで有意義なのがこのツアーの魅力です。

Img_4263 Img_4226 Img_4243 Img_4249(左上写真2)いかにもな砂漠、(右上同3)アンチエタヒラタカナヘビ、(左下同4)アシナシトカゲの仲間、(右下同5)ナマクアカメレオン

 それでもようやく、アンチエタヒラタカナヘビ(トカゲのように見えるが蛇の一種)やFitz Simons’ burrowing skinkという逆に蛇のようなトカゲ、ナマクアカメレオンなどの姿を見つけられました(カメレオンはともかく、こんな砂中深くにいるやつをよく見つけるものだ)。2時間半のツアーはあっという間に終了、その後は海岸沿いにあるレストランで昼食を摂ってそのまま帰宅となったのでした(一言で帰宅といっても4時間かかる 汗)。

Img_4272(写真6)シーフードパスタ

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2024年11月21日 (木)

ウェルウィッチアと月面世界

 先週末、久しぶりに大西洋岸方面に出かけてきました。昨年夏以来ナミビアに在住していますが、実は2008年に観光で訪れたことがあります(ナミビア旅行記)。この時は8日間という短い日程だったものの、ヒンバ族のいる北部やナミブ砂漠中心部のソッサスフレイ、スワコプムントやウォルビスベイといった大西洋岸など主だった見所をコンパクトに巡りました。昨年こちらに来てからは休日を利用しながら、そうした過去に行った場所を再訪しているんですが、実は2008年に訪問していてまだ行っていない場所もありました。それが表題のウェルウィッチア月面世界で、どちらもスワコプムントからほど近い場所になります。首都のウィントフックからも1泊2日で行ってこられるので、今回行ってくることにした次第です。

 朝9時に自宅を出発、まずはA1号線を北上します。A号の国道はナミビアでは数少ない完全4車線の高速道路です。日本の高速道路のイメージに最も近い道路ですが、山がちな日本とは違い砂漠&平原が続くこの国では道路のカーブはほとんどないため、全線で120キロ出すことができます。ただしサービスエリアなんていう便利なものがない点と、たまに歩行者や自転車、さらには動物が走っていることもあるため注意が必要です。約1時間ほどでオカハンジャの町を通過、ここから西に向きを変えて号線に入ります。ここからは通常の対面2車線道路ですが、こちらもひたすらまっすぐな道路なので、一部アップダウンのある部分を除き120キロ道路です。オカハンジャから約1時間でカリビブという町に到着、ここはウィントフック・スワコプムント間のちょうど中間地点に位置する町です(なので自分はバラン星と呼んでいる 笑)。休憩ポイントとしても絶好の位置にあるため、ここで給油およびトイレ使用となります(ナミビアには日本でいうところのサービスエリアや道の駅はないため、ガソリンスタンドとそこに併設されている売店が休憩スポットとなる)。

 出す物を出してすっきりした後は再び西へ、20分ほどでウサコスという町を過ぎてさらに進み、徐々にB2号線は南西へと向きを変えます。ここからはスワコプムントまでまっしぐらなんですが、この日は途中のアランディスというところからD1991号線に左折し南に進路を変えます。D号線は基本砂利道です。交通量は少なく、走ると砂が舞いあがるのであっという間に車が汚れるのが悲しいところ、そんな道をひたすら南下していきます。約30分ほど走ったところで三叉路があり、ここから左折、今度は東へと進路を変えます。この道がWelwitschia Driveという観光道路(?)なんですが、先ほどのD1991号線に比べて圧倒的に路面が悪く、ガタガタでサスペンションが壊れるんじゃないかという悪路です。当然スピードも出せないので、距離の割には時間がかかることになります。それでも40分ほどで最初の目的地であるウェルウィッチアスポットに到着です。

Img_4108 Img_4168(左写真1)ご神体のような巨大なウェルウィッチア、(右同2)最初はこんな感じ

 ウェルウィッチアは裸子植物の一種でウェルウィッチア科に分類される唯一の種です(1科1属1種)。世界でもナミビアからアンゴラにかけての海岸砂漠地帯にしか生息していない貴重な植物で、乾燥地帯で生き残るために地中に巨大な根を張ります。特徴的なのはその見た目で、一見すると地面に枯れかかった草が詰んであるように見えるのですが、実はこれ、最初に生えた2枚の葉がひたすらに伸び続け(時には途中で割けてスズランテープ状になりながら)、こういう形になっているという点です。こうした独特の姿から奇想天外という和名が付けられています。このスポットにはたくさん尾ウェルウィッチアが観察できますが、保護区なので個体周囲に石が巡らされており、中に入ることは禁止されています。ひときわ大きな個体は、まるでご神体のように柵に囲まれて鎮座していました(日本ならしめ縄とかが取り付けられそう)。

 ウェルウィッチアを観察した後は来た道を戻ります。当然あの悪路をもう一度ですが、そこはなんとか堪え忍び、例の三叉路に到着します。そこからは来た道ではないD1991号線西に向かう)になって道が安定してきました。その道を少し進んだところにあるのが次の目的地月面世界です。ここはその名の通り、まるで月面を思わせる荒涼とした景色が広がるところです。案内板によるとスポット1から10くらいまであるようで、今回はその中から景色が良さそうな4カ所程度から観察しました。約180度広がる荒涼とした大地、こんな景色を目にしたら些細なことはどうでもいいと思えてくること間違いなしです。日本では絶対に見られない光景の一つでしょう。

Img_4213 Img_4194(左写真3)月面世界、(右同4)クレーターのようです

 月面世界を堪能した後はD1991号線をそのまま西へ、1時間ほどでスワコプムントに到着です。そのままこの日の宿泊先であるハンザ・ホテルへ、名前のイメージからハンザ同盟と関係があるのではないかと思いました。中庭を有するきれいなホテルでした。

Img_4218(写真5)中庭がきれいです

 チェックイン後しばし休んだ後、夕食になります。スワコプムントにはたくさんのレストランがあるんですが、この日はせっかくだからとホテル内のレストランへ。予想以上に高級な雰囲気でびっくり、注文したのは前菜で生牡蠣とエビのスープ、メインがWagyuのステーキ、デザートがシャーベットでした。どれも良かったですが、特にエビのスープが出汁が利いていて美味でした。

Img_4215 Img_4214 Img_4216 Img_4217(左上写真6)生牡蠣、(右上同7)エビのスープ、(左下同8)Wagyuのステーキ、(右下同9)シャーベット

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2024年11月20日 (水)

谷川俊太郎さんの訃報

 日本のニュースを見ていたら詩人の谷川俊太郎さんの訃報が流れていました。

 谷川さんの詩は独特の味があることで知られていました。合唱人としては、木下牧子さんが作曲した「地平線のかなたへ」も印象的ですが、やっぱり個人的には昭和時代のNHKみんなの歌で取り上げられた「誰も知らない」がピカイチです。私と同世代なら誰も知らないどころか、みんな知っている歌ですが、4番の歌詞がオリジナルでは「人食い土人」だったのが、諸般の事情()で「大きな象」に変更されたというのも有名な話です。

 谷川俊太郎さんのご冥福をお祈りいたします。

 そんな”誰も知らない”、youtubeにもいくつかアップされていますが、歌詞が修正される前のバージョンを見つけました。

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2024年11月15日 (金)

Wagyuのイベント

 ナミビアは牛の飼育が盛んな国です。国土の大半が砂漠という気候から、穀物など食料の多くを輸入に頼っていますが、牛肉だけは別で各地で飼育されています。そんなナミビアの畜産界で最近話題なのが今回のテーマ "Wagyu" です。日本語の響きから分かるように、要は和牛です。牛種はもちろん日本由来なんですが、当地に持ち込まれてWagyuの名前で飼育されています。日本とは気候や飼料などの飼育環境が違いますから、全く同じ物になるはずはなく、日本のものに比べるとサシは控えめで赤身が多い印象があります。とはいえ現地の牛肉に比べると柔らかくてジューシーではあります。当地でも一部のレストランでステーキなどとして供されています。

Img_4082(写真1)Wagyuイベント

 そんなナミビアのWagyu飼育促進のイベントに参加する機会がありました。集まっていたのは当地の農業関係者や金融関係者です。Wagyuの魅力(付加価値が高い)を紹介する一方で、飼育には手間がかかることから資金面が重要であり、融資も大切だというような話をしていました。現在は流通量が少ないため国内メインですが、今後飼育量が増えれば輸出も視野に入れているようです(とはいえ、日本の和牛とは同じステージでは戦えないため、メイン市場はヨーロッパとのこと)。

Img_4076 Img_4079(左写真2)Wagyuの寿司、(右同3)バーベキュー

 イベントの最後にはWagyuの試食会も。オードブルに登場したWagyuの炙り寿司は美味しかったです。一方でメインのWagyuのバーベキューの方ですが、文化の違いといってしまえばそれまでですが、日本人的にはせっかく上質の肉なんだからバーベキューではなく、鉄板で焼くなどすればいいのになと思ったのでした。

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2024年11月 7日 (木)

自動車の点検

 こちらでの生活に自動車は欠かせません。日本の大都市なら電車やバスが、中規模都市でもそれなりに公共交通機関が利用できますが、当地は首都で会っても鉄道はなく、バスも多くはありません。しかも治安上の問題もあってバスの利用ははばかられるため、移動はもっぱら自家用車ということになります。

 それだけ重要な交通の足ですから、急な故障はもっとも困るシチュエーションです。しかも当地には日本のような車検制度がないため、その辺りのメンテナンスは持ち主の自覚に任されています。なので当地で購入する中古車は当たり外れが大きいため、トヨタの新車を購入したのが1年前です。常に安全な状態で乗り続けるには定期検査が重要というわけで、本日点検のためにディーラーに持って行きました。事前に予約をしていたためスムーズに受付、この後はディーラーのサービスなのか、職場まで連れて行ってくれました。

Img_4059 Img_0069photoroom_20241120172701  そして夕方、作業が終了したとの連絡があり車を引き取りに行ったという次第です(今度はさすがに自力で行かなくてはならないため、貸し切りタクシーで行った)。中の点検だけでなく、タイヤまわりの清掃もしてくれたみたいで、結構きれいになっていました。当地にいる間は自分の足になる車、これからも大切に乗っていきたいと思います(砂漠にも行くし 笑)。

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2024年11月 1日 (金)

カリオストロの城のパスタ

 いよいよ11月に入りました。今年も残すところ2ヶ月です。で、今回は先日我が家で食べたパスタの話題です。

Img_0162  どこかで見たことがあるような気がする… と思ったら、昭和54年(1979年)公開の映画「ルパン三世 カリオストロの城」に出ていたものでした。

Img_36411-1  作品序盤、ルパンと次元がカリオストロ公国内の食堂で奪い合って食べていたやつです。当時から美味しそうだなぁとは思っていましたが、トマトソースのミートボール入りは確かに美味しいはずです(もちろんワインも一緒です)。

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