在外選挙
日本では10月9日に衆議院が解散され、27日に総選挙が実施されます。国内の有権者は当日に投票所に行って投票するか、それ以前に期日前投票をするのが一般的です。ただ私のように在外に生活している場合は投票のためだけに帰国するというのは現実的ではありません(というかそもそも住民票を抜いているため投票券がない)。
そんな在外居住者(税制関係では非居住者というらしい)のための制度が在外投票制度です。これは所定の手続きを行うことによって、居住する地域の在外公館で投票ができるという制度です。ただし全ての選挙に投票できるわけではなく、国政選挙(衆議院、参議院)と最高裁判所判事の国民審査は投票できますが、地方議会選挙や首長選挙には投票できません。ちなみに投票する選挙区は直前に住民票のあった選挙区になります。
で、今日在外投票をしてきました。会場には係員や立会人などがいて、投票用紙を受け取り別室で記入、指定された封筒に入れて投票を行います。イメージとしては国内の期日前投票に近いのですが、ひとつ決定的な違いがあります。
それは締め切り
国内の期日前投票は投票日前日までできますが、在外投票の場合はまったく違います。これは記入された投票用紙を選挙当日(すなわち10月27日)までに当該の地域の選挙管理委員会に確実に届ける必要があるため、その移動日があるからです。当地で実施された投票用紙は係員の手によって南アフリカに運ばれ、そこに集まったアフリカ南部地域他の国の投票用紙と一緒に、また係員によって日本に運ばれることになります(投票用紙は非常に重要なものであり、紛失などのリスクを極力減らすため人間によって運ばれる)。
そんなわけで当地での投票締め切りは早く、実際の選挙よりも8日も早い10月19日となっていました。国民の貴重な権利である一票を大切に行使したいものです。
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