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2024年8月31日 (土)

スマホを忘れました

 先週末にソッサスフレイに旅行に行ってきたわけですが、その際ロッジにスマホを忘れてきたようです。

 現在自分はスマホを2台持ちしていて、1台は当地で使うもの、もう1台は日本の電話番号のものです。現在メインで使っているのはもちろん前者なんですが、たまに日本から電話が掛かってくることもあるため後者も時々持ち歩いています(あとは予備カメラ的な使い方もある)。日本の電話番号を維持しているのは、日本からかかってくるからというのもありますが、近年はネット上での決済などで二段階認証が必要になるケースが多く、そうした際には日本の電話番号が入ったスマホにコードが送られてくるパターンが大半だからです。ただ、たまにしか使わないというのが禍して今回の忘れ物に繋がったといえます。

 今回無いことに気付き、スマホ位置情報で確認したところ、見事に先週のロッジだったというわけです(そういう意味では便利な時代になった)。早速ロッジに問い合わせたところ、たしかに部屋で発見されたこと、フロントに保管しておくので取りに来るようにと言うことでした(郵送に関しては本人確認ができないので対応していないとのこと)。

 結構遠いですが、仕方が無いのでそのうち取りに行きたいと思います。

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2024年8月30日 (金)

ソッサスフレイ旅行④

 再び夜が明け8月26日になりました。旅行最終日帰宅の日です。実はこの日の朝はロッジ周辺をハイキングして動植物を観察するツアーに参加したかったんですが、残念ながら満席のために断念、ゆっくりとロッジの朝を堪能することにしました。昨日はツアー参加で外での朝食だったので、この日はゆっくりとロッジの朝食です。パンとチーズ、ハムといったところは昨日と一緒でしたが、こちらは注文に応じて卵料理を作ってくれるアメリカンスタイルです。ちょうど夕食でメインの肉を焼いてくれるコーナーが卵コーナーになっていました。この日はオムレツを選択、朝の温かい料理はほっとします。

Img_3723 Img_3725(左写真1)卵コーナー、(右同2)オムレツ

 朝食後はチェックアウト時間までのんびりと散策、プールに挑戦しようかとも思ったのですが、午前中のこの時間はまだ涼しく、ちょっと無理だなとあきらめました(笑)。

 時間が来てチェックアウト、その後は近くにあるセスリエムキャニオン(2008年の旅行の際も来たことがある)に行こうかと思ったんですが、一度国立公園のゲートに入らなければならないらしく面倒なのでやめました(汗)。結局そのまま帰路につくことに、舗装道路からやがてC19号線の砂利道へ、ひたすら北上してソリテアの集落に着きます。ここでトイレ休憩となりますが、実はここにあるカフェのアップルパイが美味しいというウワサを聞き買ってみることにしました(朝ゆっくりで朝食が遅かったため、まだお腹がすいておらずテイクアウトにした)。駐車場付近を散策していたら、あちこちに穴が開いていて、ジリスがたくさんいました(我々が写真を撮っていたら他の観光客もやってきた)。

P1010246(写真3)ジリス

 ソリテアからはC14号線を北上し10キロほど進んだ地点をD1275線に右折します(C14をさらに北上すると最終的にウォルビスベイに至る)。ここを進んでいくと来たときも見たドライブインがあります。きれいなお姉さんがビールを持った看板といい、宇宙船が突き刺さった外観といい、なんかアフリカ離れしたところです。非常に興味があったのですがこの日はスルーしました。

P1010272 Img_3744(左写真4)素敵な看板、(右同5)謎のドライブイン

 そこから先に進むとSpreetshoogte Passの峠にさしかかります。さすがに砂利道だと危険な急勾配のため、この区間のみ舗装されています。途中で止まったら再発進困難そうな道ですが、なんとか登って峠へ。ここには展望台があるためちょっと立ち寄ります。

P1010277 P1010278(左写真6)峠の道が見えます、(右同7)右にアジトっぽい建物が

 素晴らしい眺望です。これまで登ってきた道が遙か下方に見えています。こうしてみると凄い高さを登ってきたんだなと感心します。見渡すとやや右手に一軒家のような建物があります。いったいあんなところに誰が住んでいるのか、それとも何らかの組織のアジトなのか、などと想像してしまいました。

 その後再び帰路へ、来るときはウィントフックから最短距離のほぼ砂利道を来たのですが、帰りは少し遠回りになるもののレホボスという町を通るコースを選択、たしかに距離は30キロほど遠くなりますが、こちらだと約100キロ舗装道路になるので、所要時間はほぼ変わらず、絶対こっちの方がいいなと感じました。こうして夕方早くに家に着いたのでした。

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2024年8月29日 (木)

ソッサスフレイ旅行③

 ソッサスフレイ観光からロッジに戻ってきました。まずは部屋で一休みですが、なんと向かいの部屋の前にオリックスがいるではないですか!日差しが強くて暑い時間帯にさしかかっているためか、ロッジの日陰で寛いでいるようでした。

Pxl_20240825_115117055mp (写真1)ロッジの木陰で休むオリックス

 一休みした後はロッジ内の散策、ここにはプールもあって何人かの観光客がチェアで休んでいます。暑いとはいえ湿度が低い砂漠のプールってどんな感じだろうと、水に触れてみましたが冷たいのなんの… たしかに誰もプールで泳いでいない理由がわかりました。

 その後レストランで昼食(夕食と同じ会場)、さらには昨日も寄ったバーでビールを飲みながらまったりと過ごします。そして夕方4時半午後の観光のためにフロントに向かいます。今度はセスナで上空からナミブ砂漠を堪能しようという企画です。完全予約制ですが、この日は我々の他に5人組の家族が参加していました。さすがに一度に7人は乗れないため(セスナは操縦者込みの6人乗り)2機に分乗です(もう一家族がちょうど5人なので我々は1機貸し切り)。ロッジからトラックの荷台に乗せられて近くの飛行場へ、ここで地図を見ながら簡単な説明を受けます。セスナは飛行場を出ると一路西へ向かい、途中ソッサスフレイからデッドフレイ上空を飛んでそのまま大西洋に出ること、大西洋岸を北上して再び内陸に入りそのまま南東に向かい、途中フェアリーサークル(砂漠の中で草が生えている地帯に所々十円ハゲのように円形に草が生えないスポット)を見ながら飛行場に戻ってくるということでした。

Img_3523 Img_3534(左写真2)セスナをバックに、(右同3)飛び立ちました!

 説明後はいよいよセスナに乗り込み出発です。あっという間に飛行場を後にして飛んでいきます。見下ろすと今朝通ったソッサスフレイへ続く道が見えます。道周囲には草原地帯が広がりその奥に赤い砂丘が、まさにここが砂丘に挟まれた谷のような地形であることがわかります。さらに進んでいくとひときわ道路に迫った砂丘とその麓に停まっている自動車が、これがデューン45です。さすがに夕方の時間のためか人影は少ないようでした。

Img_3569 456751302_8064384776992150_4689788640907 (左写真4)最初は砂丘が離れた場所にあります、(右同5)上空からのデューン45

 この辺から徐々に砂丘が迫ってきて草原地帯が減っていきます。ちょうどソッサスフレイの駐車場があるところです。そこを過ぎるといよいよ全域赤い砂漠が広がるナミブ砂漠の最深部、感動的な光景です。そして赤い砂漠の真ん中に白い円形地帯が… 今朝行ったデッドフレイ、沼地とはよく言ったもので、上空から見ると砂漠の中の特異な空間であることがよくわかります。沼地の北にはビッグダディの姿も見えました。

Img_3583 457099235_8064385123658782_7368191603039(左写真6)デッドフレイ付近、(右同7)確かに特異な空間です

 ここから先はひたすら砂漠、砂漠、砂漠です。日本では絶対に見られない光景ですが、万一セスナに異常が発生してこの辺に不時着した場合、生き残る自信は無いなぁと感慨に浸ってしまいます。そうした砂漠上空を飛んでいる内に気付いたことが… 砂漠の色彩が変わってきた! そう、ソッサスフレイやデッドフレイ付近はアプリコット色のいかにもナミブ砂漠色でしたが、気がついたら普通の砂漠色に変わっています。ただどこかのポイントで急に変化したわけではなく、徐々に徐々に少しずつ変化してきたものでした。このへんにも自然の不思議を感じます。

Img_0088 Img_0087(左写真8)アプリコット色の砂漠が…、(右同9)こうして白い砂漠に変わります

 そうした白い砂漠地帯を進んでいくと前方に群青色の空間が見えてきました。大西洋です!ついにナミブ砂漠を横断して海まで来ました。陸路では絶対に来られない貴重な体験です。海に出たところでセスナは海岸線に沿って海岸を見ると海岸を見ると砂丘には荒波が打ち付けています。先月ウォルビスベイ観光で行ったサンドイッチハーバーのさらに先ということになります。ウォルビスベイからリューデリッツまでひたすらこういう光景が広がっているんだなと想像すると、そりゃあ陸路での走破は不可能だろうと思うのでした(そもそも道がないし、砂地で波は打ち寄せるわだし、たとえ四駆でも素人がいったら遭難必至、ある意味知床五湖以北の知床半島みたいなものでしょう)。ただそんな海岸部にポツンとロッジのような人工物が見えます。こんなところに建物が… 結構砂に埋もれており今使われているのかは不明ですが、ソーラーパネルも設置されてなど稼働している可能性はありますが… 果たしてどうやってたどり着くのか(あるいは海から上陸するのか)謎の施設です。

Img_0083 Img_3632(左写真10)砂丘に荒波が打ち寄せる、(右同11)小さくですが建物が見えます

 そんな感慨に浸っている内にセスナは再び内陸に入っていきます。白い砂漠が徐々にアプリコット色に変わっていきます。遊覧飛行も終盤ですが、機体は高度を下げていきます。地表を見下ろすと、砂漠の中に円形のスポットがたくさんあるのが見えます。これがフェアリーサークル(妖精の輪)と呼ばれる不思議な現象です。ナミブ砂漠の中の草が生えている部分の所々にあるのですが、どうしてこれができるのかはよくわかっておらず、一説によればシロアリの活動によるものとも言われています。そんな自然の不思議を眺めながらセスナは飛行場に戻り無事に着陸しました。

Img_3702(写真12)フェアリーサークル

 セスナによるナミブ砂漠遊覧飛行、さすがに結構なお値段がするんですが(笑)、これでしか味わえない感動があるのでせっかく来たらぜひお勧めだなと思いました。終了後は再びトラックの荷台に乗ってロッジへ、この頃には日も暮れてきたため部屋で少し休んだ後夕食となったのでした。

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2024年8月28日 (水)

ソッサスフレイ旅行②

 一晩明け8月25日になりました。この日は午前中にソッサスフレイを観光、午後はセスナでナミブ砂漠を空から観るという趣向です。午前中の観光は7時集合ということで、その前に朝食を摂ろうと会場に(朝食は6時半開始)。入り口で部屋番号を伝えると、われわれの朝食は観光とセットになっているとのこと。そうだったかと思い直し、その後ツアーの集合場所へ。時間になり昨夕と同じような四駆に乗り込みます。この日の参加者は10人ほどでした。ロッジを出発するとゲートを通っていよいよ国立公園内に入ります。そういえば16年前にナミビア旅行に来た際もここを通ったはずです(たしか同じように朝で半分寝ていた記憶が…)。

 セスリエムからソッサスフレイまでの道のりは全て舗装道路なので快適です。最初はただ荒野が広がっていますが、徐々に遠くの方にあの砂丘が見えてきます。ナミブ砂漠というと、あのアプリコット色の砂丘が広がっている光景がイメージされますが、本当に全てがああいう場所だとアプローチが極めて困難なはずです。セスリエムからソッサスフレイまでの区間は奇跡的に(?)砂丘が途切れる環境になっていて、こうしてアプローチがしやすくなっているのでした。

Img_3410 P1010115(左写真1)熱気球が、(右同2)赤い砂丘

 快適な舗装路を進んでいくと向こうの方に熱気球が浮かんでいるのが見えます。ナミブ砂漠は熱気球も有名なところで、これはいつか乗ってみたいなと思います。そうこうしているうちにひときわ大きな砂丘が見えてきます。これがデューン45という有名な砂丘、ナミブ砂漠の観光ガイドには必ず出てくる場所です。ナミブ砂漠の砂丘は立ち入り禁止になっているところも多く、このデューン45は誰でも立ち入れる代表的な砂丘なのです。この朝も大勢の観光客が登っているのが見えました。ただ我々はここには寄らず、さらに奥に進みます。やがてソッサスフレイに到着、ここが舗装路の終点でここからはランクルなどのガッチリした四駆でないと走れない地域になります。それ以外の車で来た場合はここの駐車場に駐め、国立公園のシャトルに乗って先へ進むことになります。乗り場を見ると大勢の観光客が順番を待っていました。ただ我々は完璧な四駆利用なので、そのまま先へ進みます。

P1010126(写真3)典型的な砂丘

 ソッサスフレイから先は半分砂漠の道なき道を進みます。たしかに四駆じゃないと無理だし、そうだとしても走るポイントを間違うとスタックする危険が高そうです(素人はやめた方がいい感じ)。そんな道なき道を走りついに車で来れる最終ポイントであるデッドフレイに着きました。

Img_3495 Img_3498(左写真4)デッドフレイ入り口、(右同5)一面の砂漠

 デッドフレイは「死の沼地」の意で、赤い砂丘の中に真っ白い地面がむき出しになり、そこに枯れ木が立っているという、まるで最終戦争後の地球みたいな光景が広がる場所です。ナミブ砂漠観光の中心部でここを訪れる観光客は必ず立ち寄ります。デッドフレイの駐車場に四駆を駐め、一同まずここに向かいます。その後は各自自由行動となりますが、我々はガイドと一緒に隣接する砂丘を登ることに。砂丘は当然のように砂の塊なので登りにくいことこの上ありません。3歩進んで2歩下がる感じで進んでいきます。ただこの日は風が比較的弱かったのが幸いでした。しばらく登って砂丘の稜線に到達、ここから眺めるデッドフレイは壮観のひとことで、いやぁ凄いところに来たなと感慨深く思ったのでした。

Img_3438 Img_3432P1010177 Img_3481 (左上写真6)稜線にて、(右上同7)デッドフレイを望む、(左下写真8)壮観です、(右下同9)デッドフレイの枯れ木

 この稜線をひたすら進んでいくと、この辺り最高峰のビッグダディという頂に至るのですが、さすがにそこまで歩くガッツはないため適当なところから下山します(ここでガイドと離脱)。とはいえ結構な急勾配なので転倒しないよう注意して下るのは言うまでもありません。10分ほどでデッドフレイの白い大地に到着、しばらくは写真を撮ったりして過ごしました。この時間帯になるとだいぶ日が高くなり気温も上がってきます。そろそろ集合時間かなと思い見渡すと、ちょうどガイドの姿がありました。ここで際合流して駐車場に戻ったのでした。

P1010144 Img_3502(左写真10)砂丘、(右同11)朝食

 全員集まったところで車は出発、少し進んだ木陰のベンチで遅い朝食となります。パンにハム、チーズ主体のコンチネンタルブレックファストでした(さすがにアルコールはない 笑)。

Img_3505(写真12)デューン45

 食事後は来た道を引き返してソッサスフレイを通過、そのまま舗装道路を走り、往路はスルーしたデューン45に立ち寄り、記念写真を撮ってからロッジに戻ったのでした。

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2024年8月27日 (火)

ソッサスフレイ旅行①

 8月26日(月)は当地のヒーローズデーという祝日のため、24日の土曜日と併せて3連休になりました。これはもうどこかに出かけるしかないだろう(笑)というわけで、ナミビア中部のソッサスフレイに繰り出すことにしました。

 ナミビアで紹介されるものといえば、なんといってもナミブ砂漠です。アプリコット色の砂丘が広がる光景は、まさに外国人にとって、これがナミビア!といえるほど典型的なイメージではないでしょうか(実は私もそうでした)。ただナミブ砂漠自体はナミビアの大西洋岸に広がっており、その姿は一様ではありません。特にあのアプリコット色の砂丘がみられる場所は多くはなく、それが見られる代表的な場所が今回のテーマであるソッサスフレイなのです。

 そんな観光客に人気のソッサスフレイですが、首都のウィントフックから南西に約330キロ離れています。しかもそこに向かう道路はほぼ砂利道となるため一筋縄ではいきません。ツアーなどではがっちりした四輪駆動車で向かうケースが多いんですが、今回我々は普通の自家用車で向かうことにしました。

Img_3767(写真1)ナミビア名物制限速度100キロの砂利道

 8月24日の朝9時ごろに自宅を出発、Googleマップに従い南西に走ります。最初の10キロほどは舗装道路でしたが、やがて砂利道に代わります。周囲に標識があって制限速度100キロと表示されています。カーブもさほどないため、四駆なら100キロいけると思いますが、自分の車では危険なので60~70キロ程度でゆっくり走ることにしました。運転は苦労しないんですが、案の定猛烈な速度の四駆に何台か抜かされます。そのたびにものすごい砂埃が舞い上がり視界を妨げるのが困ったところです(車も汚れるし 汗)。そんな感じで2時間半ほど進んでいくと、目の前に山がそびえたち、そこを縫うように道路が見えてきます。これはSpreetshoogte Passという峠道です。日本でいえば「いろは坂」や「国道286号線笹谷峠」みたいな感じです。峠道ですから道幅も狭く勾配もかなり急です。日本だと法律で公道の勾配はマックス12%に設定されていますが、ナミビアの峠道はそれよりも勾配がきつい部分もあります(セカンドはおろか、ローでやっと登れるみたいな)。一般にこちらの道にはガードレールはないのが普通ですが、例外的にここにはガードレールがあるほか、この峠区間のみ舗装されていました(たしかにこんな急こう配で未舗装だと滑って超危険)。

P1010272(写真2)アメリカチックな看板

 そんな峠道を超えて進んでいくと、なんかアメリカっぽい看板を発見、どうやらドライブインのような施設でした。ちょっと興味がありましたがこの日はスルーして先へ進みます。しばらく進むとやがてソリテアという集落に到着、ここはソッサスフレイに向かう人はみな立ち寄るだろうポイントで、この辺唯一のガソリンスタンドやカフェ、トイレなどがあります。我々もここで給油と休憩となりました。

Img_3338 Img_3340Img_3730 Img_3343 (左上写真3)ソリテアの休憩所、(右上同4)ガソリンスタンド、(左下同5)ロッジ入り口、(右下同6)部屋の様子

 ソリテアを後にしてさらに先に進みます。この辺から路面状態がやや悪くなり、油断していると段差で車のサスペンションが痛みそうになります(汗)。そんな道を進むこと約1時間、いよいよ右折するとセスリエムというソッサスフレイの入り口の集落への道です。と、ここから急に舗装道路に変わるじゃないですか、たしかに有名観光地ではあるんですがこの変わり身のすごさに感動です。最後の10キロは快適なドライブ、いやぁ舗装道路ってありがたいと再認識させられるポイントです。10分ほどでこの日から連泊するソッサスフレイ・ロッジに到着、チェックインを済ませてさっそく部屋に入ります。エアコンや冷蔵庫も完備した、こんな山奥とは思えないロッジでした。荷物を置いた後はバーでビールを飲んで寛ぎました。

Img_3347(写真7)ビールを頂きます

 その後夕方5時にフロントへ、この日はサンセットドライブに参加することになっています。時間が来て指定の四駆に乗って出発です。この日の参加者は我々のほかはヨーロッパ系、半数以上がイタリア人という今までにないパターンでした(この国はドイツ系の観光客は多いがイタリア系はあまり見たことがない)。この日のドライブは自然と夕陽を楽しむことがメインで動物などのゲームドライブではないのですが、それでもオリックスなどの姿は見られました。

Img_3360(写真8)動物の姿が

 1時間弱のドライブののちサンセットポイントに到着、ここでしばしスナックと飲み物をいただきながら日没を待ちます。スナックはナッツやチーズなどの乾きもの中心、飲み物は当然のようにワインをいただきます。しばしアフリカの大地に沈んでいく夕陽を堪能、いつもながらそれまでゆっくりと地平線に降りていく太陽が、最後沈む瞬間一気に落ちていくのが不思議な感じです。そして日が沈むと一気に冷えてくるのもアフリカならでは、その後はロッジに戻ります。

Img_3377 Img_3383(左写真9)夕陽とワイン、(右同10)日没

 到着後はそのままレストランへ、ここの食事はブッフェスタイルです。前菜コーナーとメインコーナーに分かれていて、メインコーナーではビーフやチキンはもちろん、魚やゲームミートを焼いてくれるコーナーもあります。野性的なディナーを満喫したのでした。

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2024年8月23日 (金)

週末の外食

 8月第3週末の外食の話題です(最近ネタがこればっかり 笑)。この日は自宅からやや離れたショッピングモールにあるポルトガル料理店The Hookに繰り出しました。何度も話題に出していますが、当地にはスペイン料理店はほとんどない代わりにポルトガル料理店は多数あります(周辺にアンゴラ、モザンビークといったポルトガル系の国があるからと思われます)。ここThe Hookはそんなポルトガル料理店の中でもレベルが高い店だと思います。

Img_3328  この日メインで頼んだのはマグロのステーキです。ソースに用いられたガーリックの風味が素晴らしいです。ワインも一緒に頼んだのは言うまでもありません。

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2024年8月21日 (水)

Mpox

 アフリカでは今、Mpoxが話題になっています。これは以前サル痘と呼ばれていた感染症のことです(実際には主に感染する動物がげっ歯類だということがわかり、名が体を表さなくなったことや、罹患者に偏見を抱かせかねないということで、現在ではMpoxの名称となっています)。ポックスウイルス科のオルソポックスウイルス属の一種で、昔怖い感染症として知られていた天然痘ウイルスの仲間です。日本でも何年か前に海外から持ち込まれ実際に症例が発生したことで知られています。おもな症状は発熱、頭痛に加えて特徴的な発疹が全身に現れることです。これらは天然痘に類似した症状ですが、天然痘に比べると毒性や感染性は低く、致死率も低いとされています。

 Mpoxにはコンゴ盆地由来の株(グレード1)と西アフリカ由来の株(グレード2)があります。以前世界的に広がったものはグレード2だったのですが、今回問題になっているのがグレード1によるものです。これはグレード2に比べると毒性や感染性が強いとされています。昨年以降アフリカ中部のコンゴ民主共和国で多数の症例が報告され、その後周辺国でも症例報告が増えてきていることから、今回アフリカCDCやWHOが「公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。Mpoxは天然痘に比べれば毒性は低いとされていますが、今問題になっているグレード1は致死率5%程度と決して無視できる数字ではないことと、アフリカ地域で蔓延しているHIVとの絡み(HIVで免疫不全状態になっているところにMpoxが感染すると致死率が一気に上がる)で問題になっているわけです。

456570332_8033581353405826_3587566798149  私のいるナミビアでは今のところ感染例は報告されていませんが、SNSでは当地の主要英字紙の名を騙ったアカウントが「100例以上の陽性者が!」などと投稿し、これに対して当地の保健省が「これはフェイクニュースです」と否定コメントを出すなどの騒ぎになっています。日本でも感染症や災害の時にSNSのフェイク情報が問題になりますが、世の東西を問わないようです。

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2024年8月15日 (木)

岸田首相の不出馬

 今日は終戦の日、当ブログは基本的に政治的な話題を扱わないのですが、この日だけは例外にしていることが多いのでお許しを。話題は昨日岸田総理大臣が来月行われる自民党総裁選に出馬しない意向を表明したというニュースです。

 自民党という一政党の党首と、日本の行政機関の長である内閣総理大臣は基本的に別物ですが、日本では政権与党最大政党の党首が内閣総理大臣になることが一般的であるため(村山富市氏など例外はある)、今期で自民党の総裁を退くということは、自動的に内閣総理大臣は辞任するということになります(過去には総理総裁分離論なんているのもあった時代もあるが)。いわゆる裏金問題などで世論の批判を受けたことから、そのけじめを付けるためということのようです。このタイミングになったのは、国会が閉幕し主要な外交日程が一段落したことからと思われます。その評価は人によりけりでしょうが、少なくとも外交安全保障政策に関してはよくやっていたと思います。

Img_0042  ちなみに今日のナミビアの英字紙Sunの国際面にこのニュースが載っていました。ロイター通信による記事ですが、興味深かったのが上智大学の中野晃一氏の話として、「自民党の現職総理は、勝利が確実でなければ総裁選に出馬できない。相撲の横綱と同じ、活だけではなく優雅に勝たなければならない」という話です。そういえばそうだったかなと思い調べたら、たしかに現職総理が出るときは無投票になることも多く、基本は無風なようです(ただし自分も記憶のある福田赳夫総理の時の総裁選は予備選で福田氏が大平氏に敗れて本戦に出なかったというケースがありましたが、これが勝利が確実でなければ総裁選には出られないの実例なのでしょう)。

 そんなことを考えた2024年8月15日でした。

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2024年8月11日 (日)

週末の外食

 またまた週末の外食の話題です。最近食べ物の話題しかないんじゃないかといわれそうですが、日本にいたときと比べて活動範囲がかなり制限されているため仕方ないという側面があります(小田原在住時は週に2回くらい東京に出ていたし)。

Img_3322  この週末8月10日は時々行くステーキ屋さん、Stellenbosch Wine Bar and Bistroに繰り出しました。ナミビアのステーキは美味しいのですが、調理がどうとかソースがどうとかではなく、ただ肉が旨いというのが感想です。この日はサーロインステーキをガーリックバターでいただきました。前菜は最近野菜不足を感じていたためトマトサラダを注文、料理のお供はもちろんワインです。

Img_3324 Img_3326  感想は「やっぱり肉が旨い」。肉料理と言えば日本だとステーキ以外にも焼き肉、すき焼き、しゃぶしゃぶなどいろんな食べ方がありますが、ここナミビアはほぼステーキ一択、それでも旨いので飽きることはないと思われます。

*そういえばパリオリンピックも今日で終わりだなぁと感慨深く思ったのでした。

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2024年8月 7日 (水)

ラ・セーヌの星

 パリオリンピックも佳境ですが、今日はフランスを舞台としたアニメ作品の話題です。フランスが舞台というと池田理代子先生のベルサイユのばらが浮かびますが、今回のテーマは1975年に放映されたラ・セーヌの星です。ベルばら同様フランス革命を描いた作品ですが、基本登場人物が貴族であるベルばらと違い、こちらは主に庶民目線の作品となっています。

Rasenu  作品の基本設定は、パリのシテ島(セーヌ川に浮かぶ中州)で普段は花屋を営むシモーヌという美少女が変装してラ・セーヌの星と名乗り、剣を振るって私欲を肥やす悪徳商人や無慈悲な官憲を成敗するというものです。イメージとしてはフランスを舞台にした桃太郎侍といった趣です。しかもシモーヌが実は王妃マリー・アントワネットの異母妹という設定になっているため、暴れん坊将軍という見方もできます。ただこれだけだと「ふ~ん」という感じになるんですが、物語は後半フランス革命が始まると俄然様相が変わってきます。単なる勧善懲悪の時代劇ではなく、歴史の流れに翻弄される人々の姿が赤裸々に描かれていきます(それは主人公のシモーヌも例外ではない)。この後半部分がラ・セーヌの星が素晴らしい作品と言われるゆえんで、私を含めこの作品でフランス革命の流れを学んだという人は多いと思われます。革命が先鋭化して当初は虐げられる側だった民衆が最後、王妃の子供たちを虐待しようとするに至ると、そうした民衆に対して剣を振るいます。この時「ラ・セーヌの星はわれわれ民衆の味方じゃないのか」という人々に対して、「ラ・セーヌの星は弱いものの見方です」と毅然と答える場面はこの作品を象徴する場面だと思います。

 後年このラ・セーヌの星の後半部分を監督したのが富野由悠季(当時は富野喜幸)だと知ったとき、「そりゃぁ、盛り上がるはずだ」と納得した思い出があります。そんなラ・セーヌの星、現在UNEXTやFuluなどの配信サービスでは見られないのが残念ですが、youtubeでは時々上がってくるので今回その一部を鑑賞し、改めて凄い作品だったなと感じたのでした。

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2024年8月 5日 (月)

土用丑の日

 土用というのは古い日本の暦で季節の変わり目(季節が変わる直前18日くらい)を指す言葉で、春夏秋冬それぞれに存在します。ただ現在ではもっぱら夏の土用が有名で、その中の丑の日がウナギを食べる日として定着しています。一方で干支は12あるため、土用18日間の中に丑の日が2回現れる年も存在し、こういう年の場合1回目を一の丑、2回目を二の丑と呼んでいます。2024年は7月24日が一の丑だったのですが、実は今日8月5日が二の丑でした。というわけでせっかくなのでウナギをいただきました。

Img_0033(写真1)うな丼

 もっともナミビアにウナギの蒲焼は存在しないため、日本から持参した長期保存可能な真空パックのウナギです。さすがに焼きたてのふっくら感は望むべくもありませんが、たれや山椒をかけて美味しくいただきました。

 ちなみに夏の土用丑の日にウナギを食べる風習は江戸時代に始まったとされていますが、それ以前には「う」の付くものを食べるとよいとされていたそうです。そういう理由か知りませんが、今年の我が家の一の丑はきつねうどんでした(笑)。

Gtrnb7tw8aackou(写真2)きつねうどん

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2024年8月 3日 (土)

8月になりました

 気が付けば8月になっていました。昨年7月末にナミビアに赴任してから1年が経ったことになります。月日が経つのは早いとはよく言いますが、30代、40代、50代と加速度がついて早くなっているような気がします(還暦すぎて定年を迎えると遅くなるのでしょうか 笑)。日本は猛暑で大変なようですが、こちらは冬、とはいえ徐々に朝の寒さも緩んできているように感じます。

 そんな8月最初の週末は定番の外食に繰り出しました。行先はここも時々出かけるKubata Restaurantです。ポルトガル料理屋さんなので、基本的に魚が美味しいお店です(ウィントフックにはポルトガル料理店が多数ありますが、スペイン料理店はありません。これは周辺にアンゴラやモザンビークといったポルトガル関連の国が多いためと思われます)。この日はエビと白身魚をいただきました。

Img_3318_20240818122101 Img_3319_20240818122101(写真左)エビ、(同右)白身魚

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