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2024年4月 7日 (日)

野球観戦と音威子府そば

 初島&医師会合唱団の4月6日から一夜明けた4月7日は日曜日、この日は朝から快晴のお天気でした。小田原のホテルをチェックアウトして新幹線で東京に向かいます。宿泊予定の品川のホテルに荷物を置いてちょっとした用事のあった板橋へ、ここでのミッションはすぐに終わりそのままJR板橋駅前にある新選組の供養塔に行きました。新選組愛好家としては外せない場所ですが、ここはいつ来ても感慨深いものがあります。

Img_1706 Img_1708(左写真1)板橋の新選組の碑、(右同2)近藤勇の像

 板橋を後にしてその後は電車で神宮球場に行きました。目的はこの日ここで開催されるヤクルト-阪神戦の観戦です。帰国したらナミビアでは味わえないものを堪能しようと考えていたんですが、野球観戦もその一つです(そもそもナミビアには野球が存在しない)。この日は近くの東京ドームでもプロ野球の試合があったんですが、元々ヤクルトが贔屓球団だったこともあり文句なしに神宮にしました。座席は当然ヤクルト側なんですが、スタンドをみるとレフト・三塁側はもちろん、バックネット裏ですら黄色い格好の人たちであふれています。ここはスワローズのホームなんだけどなと思いながらも、かつてヤクルトの監督だった故・野村克也さんが「ヤクルトのファンだっておるんや」と言っていたのを思い出しました。

 黄色い球団のファンは熱狂的な人が多いのですが、私を含めスワローズファンは目先の勝敗よりも「どうせスワローズは10年に1回は優勝するからまあいいや」と達観したところがあるのか、勝っても負けてもあまり騒がしくないイメージがあります(私が生まれた1966年以降でカウントしてみてもヤクルトの優勝回数9回は広島と並んでセリーグ2位である)。スワローズといえば優勝する年以外はほぼBクラスという極端さがあるんですが、今年は今のところどうなるか… とはいえ私が観戦したこの日は見事勝利を収めました。試合中に電光板に「相手チームや選手に対する汚いヤジや替え歌はやめましょう」みたいなアナウンスが出ていました。昭和の頃の球場は酔っ払いの汚いヤジが定番で(特にパリーグの試合は観客も少なかったためこうしたヤジが球場にこだまするのが風物詩だった)、特に不快感も感じなかったんですが、そういえばあれはあくまで個人が騒いでいるだけなので、近年のような応援団が組織的に相手を侮辱するような替え歌を歌うのとは全く次元が違う話だよなと時代の変化を感じました。

Img_0008 Img_0010(左写真3)神宮球場、(右同4)ビジターのファンの方が多いです(笑)

 スワローズ勝利の余韻に浸りながら神宮外苑を歩きます。いつの間にか東京の桜も盛りを過ぎて葉っぱが出始めているようでした。となりの国立競技場から大歓声が聞こえます。どうやらこの日はJリーグの試合も行われているようでした。

Img_1717 Img_1718(左写真5)神宮外苑、(右同6)徐々に葉桜に

 夕闇の神宮外苑から徒歩で四ツ谷方面へ、今回の帰国に当たり必ず行こうと考えていたお店がいくつかあるんですが、そのうちのひとつが音威子府TOKYOさんです。駅そば好きには有名な北海道音威子府の真っ黒な蕎麦です。かつては現地に行かないと食べられないある意味幻の蕎麦でしたが、2019年にこのお店ができたことでアクセスが格段に容易になりました。ただ蕎麦を提供していた音威子府の畠山製麺さんが閉店したため、その後どうするのかと心配していましたが、新・音威子府そばを開発提供するなど新しい道を模索しているところです。この日も日本最北の酒蔵国稀のお酒や北海道の食材をしつつ、最後はお蕎麦で締めました。とりあえず目的は果たしたという満足でいっぱいでした(日本にいた頃も結構通っていたのでお店に人にも顔を覚えられていた)。

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(左写真7)季節の天ぷら、(右同8)音威子府と新得の合い盛り

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