久しぶりの投稿になりました。
昨年7月末からナミビアに勤務しているわけですが、今回英気を養うことを目的に休暇を取って一時帰国することになったものです。出発日である3月14日の夕方、ウィントフック郊外にある国際空港にやってきました。今回利用するルートはルフトハンザのフランクフルト経由です。まずはチェックインカウンターへ。昨年11月のパリ出張の際、搭乗2時間半前に行ったら長蛇の列という反省を生かしてこの日は3時間前に到着、まだ数人しか並んでいませんでした(我々が搭乗手続きを始めた頃から続々と人が並び始めたので、このちょっとの差が大きいんだなと実感)。ルフトハンザのこのルートはエコノミークラスでもスーツケース1人2個預けられるのが魅力です。今回は帰路大量の日本食材を持ってくる予定なのでこれは助かります(笑)。
手続きはあっという間に終わったため、出発までまだ2時間半以上あります。特にやることもないので、セキュリティ検査と出国審査を抜けて出発ロビーへ、プライオリティパスで利用できる空港ラウンジに入り、さっそくワインを飲みながら時間をつぶしました。
(写真1)夕暮れのウィントフック空港
やがて時間になり搭乗開始、ウィントフックの空港はボーディングブリッジやバスなどはなく、搭乗口から各自歩いて飛行機に向かいます。3月に入ってからのナミビアは晴天の日が多くなり、雨季から乾季に切り替わってきた感じがするのですが、この日も晴天、見上げると月が輝いていました。乗り込んで座席に座ろうとしたら、私とKの座席が離れています。確か隣り合わせで頼んだはずだったのですが、そういえば1か月くらい前に使用機変更のために座席も変更になったと連絡があったので、その際にずれたと思われます。Kの隣のおじいさんに代わってくれないかとお願いしたのですが、「自分は足が悪いから替われない」とのこと、そういえばKの座席の列は足元の広い座席でした。まあ足が悪いなら仕方ないと諦めて分かれて座ることにしました(まあ離陸したらあとは寝るだけだから)。ウィントフックの空港は羽田や成田のように混んでいるわけでもないためほぼ時間通りに出発、アフリカ大陸を北上していきます。安定飛行になったタイミングで時計を1時間遅らせます。そうこの時期ヨーロッパはまだ夏時間になっていないため、ナミビアとドイツには1時間の時差があるのです。
安定飛行になった後は飲み物が配られる時間、ウィントフック―フランクフルト間はルフトハンザとは言っても系列のLCCの運行なので国際線でもアルコールは有料になります。さっきまでラウンジで飲んできたとはいえ、欲望には勝てずワインを購入してしまいました(笑)。
食事後はさっさと眠ることに。エコノミークラスの窮屈な座席(LCCなのでさらに狭い)でどのくらい眠ったのかわからないうちに、気が付いたら機内モニターはヨーロッパになっていました。そうこうしているうちに飛行機は着陸態勢に入り、無事フランクフルトに到着しました。
フランクフルトは昨年7月から4回利用している空港、勝手はわかっています。トランジットの方向に歩きながら途中の電光板で乗り継ぎ便の様子をチェック、特に遅延も内容で一安心です。そのままその辺にあるスターアライアンスのチェックイン機へ、実は今回乗り継ぎ便がANAだったためウィントフックでは搭乗券が発行されず、ここで受け取らなくてはならないからです。この機械で搭乗券を発行… と思ったんですがうまくいきません。近くにいた係員に聞いたら同じスターアライアンスでもANAは一度外に出てチェックインしないとだめだと言われたため、やむなく入国審査を通って外に出ます。そのままANAのカウンターに行ったのですが、出発までまだ5時間くらいあるせいか係員が誰もいません。近くのラウンジで時間をつぶそうかとも思ったのですが、ラウンジの利用にも搭乗券が必要なので詰んでいます。困ったなぁと思ったら近くに先ほど見たのとは違うチェックイン機を発見、見たらANAのマークもあったため、ここで無事に搭乗券を発行できました。
搭乗券を入手できればこっちのもの、そのまま近くのラウンジへ直行です。ここは昨年7月に散々利用したところ、もちろん勝手もわかっています。ここでしばし寛いで、出発1時間前に出国審査、セキュリティと進んでいきます(この辺はスムーズ)。ゲート変更や遅延もなくそのまま羽田行きの便に乗り込みます。航空会社がANAですから当然CAも日本人、これは嬉しいです。
時間になり離陸、安定飛行になったのちに時計を日本時間に合わせるのはいつものパターン、飲み物のサービスが始まるとなんと!日本酒もあるじゃないですか、もちろんそれをいただいたのはいうまでもありません(機内食もさすがの日系航空会社という感じ)。
(写真2)寒い朝の羽田
ところでこの便はお昼にドイツを出発しますが到着は日本時間の翌朝、すなわち昼行便に見えて実は夜行便というパターン、どこかのタイミングで寝ないと日本に着いてからがキツくなります。逆算して日本着の8時間前から頑張って眠ました(とはいえそうそう眠れるわけでもないが)。
そして3月16日朝ついに羽田空港に着陸、8か月ぶりの日本は寒かったです(笑)。この後スーツケースを空港宅配で実家に送り、我々はモノレールと山手線を乗り継いで東京駅へ、そこから新幹線に乗り換えて一路盛岡に向かいます。ナミビアは公共交通機関がバスかタクシーしかなく、遠くに行くにはかなり時間がかかるのですが、500キロ以上の距離を2時間ちょっとで行ってしまう日本の新幹線は偉大だなと実感しました。
盛岡駅到着後は日本での最初の食事となります。とくればもうここしかないというわけで白龍へ。8か月ぶりのじゃじゃ麺を食べて感慨に浸ったのでした。
(左写真3)じゃじゃ麺、(右同4)ちーたんたん
最近のコメント