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2024年2月13日 (火)

ウォーターバーグ旅行①

 しばらく投稿から間があいてしまいました。実は2月第2週末は3連休だったため、それを利用して北にあるウォーターバーグ国立公園に行ってきました。

 2月10日朝早めに家を出て高速道路をひたすら北上します。日本でもよく見かける片側2車線の高規格道路ですが、無料である一方で、時々人も歩いているというのが日本との違いです(自動車専用道路ではない!)。なのでたまに路肩を自転車が走っていたり、地元民が横断してきたりするのはちょっと怖いものがあります(制限速度は120キロ)。

 約3時間でオチワロンゴという街に到着、ここでトイレ休憩を兼ねてガソリンスタンドに寄ります。日本だと高速道路にはPAやSA、一般道でも各地に道の駅があってトイレに困ることはないんですが、当地はパーキングスポットはあってもトイレはないため、トイレがある休憩スポット=ガソリンスタンドになるのでした(なので小さな町にもガソリンスタンドが結構ある)。トイレと給油を済ませてオチワロンゴから真東に向かう細い道に入ります。この道は進むとすぐに砂利道になります。日本だと砂利道なんてよほど山奥の林道にでも行かなければお目にかかれませんが、ナミビアでは主要道路以外は砂利道が基本です(当地ではグラベルロードと呼ばれる)。小石が転がっていたり水たまりがあったりするのはまだいいんですが、予期しない段差があると車のサスペンションが壊れるのではという恐怖があるのでした。

 砂利道を進むこと50分ほどで、この日最初の目的地Cheetah Conservation Fundに到着です。ここは簡単に言えばチーターの保護施設で、様々な事情で野生にいられなくなったチーターが保護されているところです。チーターは気候の変化や人間の活動範囲の拡大等(密猟を含む)の影響で数が著しく減っているのです。ここではそうした貴重なチーターの姿を見ることができます。この日はチーターを観察するドライブと餌付けを観察しました。

Img_1054 Img_1072(左写真1)チーターの施設、(右同2)チーターがいます

 チーターの見学の後は昼食、この日は家から持参したお弁当をいただきました。

 昼食後は再びオチワロンゴに戻り少し南下、そこから左折して東に向かいます。この道は舗装道路ですが、30キロほど行った先からはまた砂利道に入っていきます。先ほどのチーターに向かう砂利道のような突然の段差はないものの、一面重機が通った跡のようなガタガタ道で、走りにくいことこの上ありません。その後2か所ほどゲートがあり、そこから国立公園内に入ります(ゲートでは車両のナンバーをチェックされる)。周囲には段々テーブルマウンテンが近づき気分が盛り上がります。

Img_1100 Img_1101(左写真3)ナミビアのグラベルロード、(右同4)ロッジの入り口

Img_1102(写真5)テーブルマウンテン

 約30キロほどそんな砂利道を進んでこの日の目的地、Waterberg Wilderness - ONE Namibiaに到着、ここは国立公園内にある民間のロッジです。入り口にもゲートがあり予約の有無を確認されます(ここは宿泊者以外は入れない)。もちろん予約は入れてあるので名前を告げてゲートを通過、構内の道路はこれまで以上の悪路でおそらくは四駆でない車が走れる最低限のレベルと思われます。約5分ほどでレセプションのある建物に到着、ここでチェックインの手続きをします。我々の宿泊するロッジはここからさらに2キロほど奥地にあること、朝食夕食のほか、希望があれば昼食も出せること、ここのアクティビティに参加したい場合はレセプションか、ロッジのレストランの係員に依頼すること等の説明がなされました。

 その後は再び車でロッジのある場所へ、本当に山奥です。時速20キロも出せないような悪路を進んでようやく開けた場所に到着、ここが我々の宿泊地ウィルダネスロッジです。レセプションから連絡がいっているのか係員が待っていました。ここで部屋の鍵を受け取り、まずは部屋へ入ります。室内には蚊帳付きのベッドと扇風機があります。ここは山奥で携帯の電波も届かないところなので、もちろん公共の電気は来ておらず、必要な電気は自家発電、したがってエアコンのような電力をたくさん使う設備はないのでした(もっとも標高も高い山奥なので扇風機で十分といううわさもある)。荷物を運び入れた後はレストランへ、夕食前のこの時間はケーキとお茶がふるまわれることになっているからです。ケーキのほうはこの後の夕食も考えて遠慮しましたがお茶はしっかり堪能しました(ちなみに携帯電話が圏外の地であるが、レストラン周辺のみホテルのWifiが飛んでいて、外部とのやり取りは可能)。

Img_1120 Img_1117(左写真6)こんな感じのロッジです、(右同7)部屋の内部

 しばしのお茶タイムの後は夕食前の運動を兼ねて、ロッジ周辺の散策コースを歩いてみることにします。片道1キロほどのアップダウンも少ないコースでいろんな植物が観察できるコースでした(この日はほかに歩いている人はおらず貸し切り状態(笑)。

 戻った後は夕食のためにレストランへ。前菜のスープとデザートは配られますが、それ以外のサラダやメインはブッフェスタイルでした(この日の肉はゲームミートとチキン)。ワインも一緒に頼んだことは言うまでもありません。

Img_1114 Img_1115(左写真8)レストラン、(右同9)この日のメインプレート

 こうしてウォーターバーグでの1日目の夜は更けていきました。

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