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2024年1月28日 (日)

ゼロ勉共通テスト

 さる1月13日と14日の両日、日本での大学入試の大きな山である大学入学共通テストが行われました。この試験、自分が現役の頃は共通一次試験という名前で、その後平成2年から大学入試センター試験と名が変わり、今から3年前の令和3年から今の名称になりました。この、

 共通一次試験 ➡ 大学入試センター試験 ➡ 大学入学共通テスト

 という名称の変換がフランス革命時の 国民会議 ➡ 立法議会 ➡ 国民公会 という流れを連想させて面白いなと感じています。

 さて、そんなセンター試験や共通テストにゼロ勉で臨んだら何点取れるかという企画を例年やっているんですが、今年もやってみました。ただ受験生と同じく2日間で全科目やる時間と気力はないため、1日1科目ずつ取り組んでこのほど完了しました。受験科目は国語、英語(リーディング&リスニング)、数学(1A & 2B)、社会科(世界史、日本史、地理)、理科(物理、化学、生物、地学)の5教科12科目です(本来なら理系は社会1科目、理科2科目なんですが余興なので…)。結果です。

国語 179点(現文 86点、古文 43点、漢文 50点)

英語 リーディング 77点、リスニング 75点

数学 1A 91点、2B 72点

社会科 世界史 79点、日本史 52点、地理 80点

理科 物理 64点、化学 73点、生物 78点、地学 67点

でした。感想です。

 国語 予想以上にできたので純粋に嬉しいです。第1問がモーツァルトに関連した評論文だったので出だしから快調に飛ばせたのがラッキーでした。古文はもともと苦手だったのでやや苦戦、昔から得点源だった漢文が今でも通用したのは感動です。

 英語 (リーディング)個々の問題の難易度はそれほどではないですが、とにかく文章量が多い。制限時間以内にこれを読みこなすのはかなり大変だと思います。文章を読んでから問題文を読んでいてはとても間に合わないため、先に問題を見てから英文を見ないと時間切れになります(それでも最後はかなり焦った、後半ボロボロ失点しているのはそのせい)。(リスニング)問題1と2は文章を2回読んでくれますが、問題3以降は1回なので、油断してボーっとしていたらわからなくなりました。集中力が必要だと思います。

 数学 1Aは昔の数学Ⅰの範囲なのでなんとか付いていくことができました。2Bは微分積分はどうにかできましたが、数列はかなり微妙、空間座標(ベクトル)はかなり忘れていて失点してしまいました。昔は一番得点できる科目でしたが相当忘れています。

 社会科 共通テストは資料が多いので先に問題に目を通し該当資料を読み解く方式を採用しないと時間切れになります。ただ近年確実に知識が衰えていることを痛感、特に日本史は高校時代未履修の科目とはいえ60点いかなかったのはショックでした。地理と世界史は近年点数が拮抗していましたが、今年ついに地理の方が上になりました。地理は知識がなくとも考察で解ける問題が多いので仕方ないでしょう(ただ趣味を世界史と謳っている人間にとっては悲しい)。

 理科 昔は数学、社会と並んで得点源だった科目ですが、生物・化学は今の仕事に就いてからもそれなりになじみがありますが、物理の劣化は衝撃的です。やっぱり普段使っていない分野ほど劣化していくなと感じました。地学はまあこんなものでしょう。

 というわけで、久しぶりに良い頭の体操になりました。

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2024年1月26日 (金)

第27回日ひの新選組まつり

 春の定番イベントといえば、ひの新選組まつりです。例年1月に入るとX(旧ツィッター)上の公式アカウントから開催予告のアナウンスがあり、その後日野市観光協会のウェブサイトで正式なアナウンスが出るというのがパターンになっています。ただ今年に関しては1月下旬になっても特にアナウンスがありません。これはどうしたことだろうと思い、1月25日に

というポストを投じたんですが、まさかそれに反応したわけでもないでしょうが、なんと!その翌日1月26日に観光協会のアカウントから

と、今年のひのパレ開催のアナウンスが出ました。私はといえば、日本から1万キロ離れたナミビア在住のため今年の参加は不可能ですが、ぜひ盛り上がってほしいものです。

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2024年1月25日 (木)

詐欺メール

 メールを扱っているとよく遭遇するのがいわゆる詐欺メールです。AMAZONやApple、さらには大手銀行を騙ったものが多く、「不審な取引があります」「アカウントが停止されました」などと言って個人情報を抜き取るページに誘導するのが一般的です。

 ただ多くは日本語がおかしい文体であるため、一目見ただけで詐欺メールとわかります(それでも騙される少数の人を狙っているんでしょうが)。ただ今回アメックスを名乗る、一見ホンモノそっくりな偽メールが来たので紹介します。

20240202-232827 20240202-232848  写真左が本物、右が偽物です。一見しただけでは違いが判りません。従来の詐欺メールは日本語の文章の違和感から見破れたわけですが、この偽メールは本物のレイアウトをそのまま流用したものなので、うまく作っていると思います。ではどこで偽とわかるのか…

20240202-232827_20240203081801  それは右側のマイ・アカウントの下、本物にはカード番号の下5桁が記載されていますが、偽物にはありません。偽メール一般にいえることですが、本当の銀行やAMAZONからの個人宛てメールなら、必ず宛先の名前(この場合は自分の名前)が記されるはずです。アカウント停止や不審な取引と言っているのですから、先方も当然こちらを指定して送ってくるはずだからです。しかし詐欺メールの場合は不特定多数に大量に送り付けてきますから当然そうした個々のあて名はありません。なのであて名がないメールは100%偽物と断定できます(時に”メールアドレス様”というパターンがあるが、メアドはすでに相手が持っている情報なのでこれを文中に自動で入れることは可能なので、これも詐欺パターンである)。今回のアメックスの偽メールもそこが見分けるポイントとなりました。ただ詐欺側も工夫してくることが予想されるため、今後は適当な5桁の数字を記載した偽メールが来る可能性があります。ただ、不特定多数に送り付けてくる特性上、本当の自分の番号と一致するのは奇跡に近いので、一応自分のカード番号との参照はした方がいいと思います。

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2024年1月23日 (火)

当地の缶ジュース

 日本のコンビニやスーパーは本当に飲み物の選択肢が多いです。清涼飲料水やジュース、コーヒーやお茶など本当にたくさんの種類の商品が並んでいます。一方当地ナミビアのスーパーは選択肢は多くありません。コカ・コーラやファンタなどの世界的な飲料を別にすれば種類は少ないです。日本では飲料としてはペットボトルか紙パックが主体で缶入りは少数派という印象です。一方ナミビアではもちろんペットボトルが多いですが、缶入りもよく見かけます。日本だと缶飲料は細い250mL入りのものと、太い350mL入りの2パターンが主体ですが、こちらでは細長いタイプがメインになります。

Img_1030  で、このナミビアの細長い缶、日本と同じ250mLなのかと思ったらさにあらず、なんと330mLなのです。そういえば日本の250缶よりも大きい気がしますが、店に並んでいる姿を見ただけでは気づきませんでした。ところ変われば品代わるですが、たしかにこちらの人にとって250mLでは物足りないんだろうなと思ったのでした。

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2024年1月21日 (日)

イタリア料理

 あっという間に週末になりました。我が家恒例、週末の外食です。この日は去年の秋に行ったイタリア料理店Franccescoさんです。前回来たときは外でお祭りみたいなことをやっていてにぎやかだったんですが、この日は特に何も内容で静かでした。

 注文しようとしたら女将自らが登場、ワインやいろいろおススメを紹介されました(笑)。女将の意見も参考にしつつ、前菜は生牡蠣と牛のカルパッチョ、メインは牛フィレのステーキと海鮮パスタをシェアする形にしました。この日のワインは赤です(メルロー)。

Img_1022 Img_1023 Img_1024 Img_1025(左上)生牡蠣、専用ソースでいただきます。(右上)牛のカルパッチョ、乾燥チーズが美味、(左下)海鮮パスタ(麺はタリアッテレ)、(右下)フィレステーキ

 とても美味しかったんですが、特に海鮮パスタがよかったなぁと思いました。

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2024年1月18日 (木)

渋滞!

 ウィントフックは首都とはいえ人口30万人程度の小さな町です。日本で言えば前橋や旭川、那覇といったあたりが同規模となります。一方で市域はかなり広いのと公共交通機関がまったく発達していないこともあり、中心市街地を比較しても日本の同規模の街と比べてもかなり閑散としています。アフリカや東南アジアなどの発展途上国の首都というと、朝夕の大渋滞や排ガスによる大気汚染が名物みたいなところがありますが、当地は朝夕に交通量が増えることはあっても基本的に車は流れていて、世界水準で言うところの渋滞になることはほとんどありません。

 が、しか~し

Img_1017  この日は夕方結構強い雨が降ったこともあるのか、車が止まってしまう本当の渋滞に遭遇しました。ウィントフックでは初体験だったので、ここでもこんな日があるのかと感心したのでした。

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2024年1月17日 (水)

メンズ・デー

 先日行ったステーキ屋さんが毎週水曜日メンズ・デーを開催しています。これは男性のみのグループで飲食するとメイン料理が半額、またビールを注文すると2杯目が無料になるというものです。日本だとレディース・デーみたいな女性が優遇されるイベントは多いですが、男性優遇イベントはほとんど聞いたことがありません。

 というわけで職場の男性有志らで行ってきました。メインがなんでも半額になるわけですから、特に若い人たちは大張り切りで、ステーキ800gとか盛り合わせ1kgなんてのに挑戦していました(すごいです)。ちなみに近年すっかり胃袋が小さくなってしまった私はかわいくサーロインステーキ200gで十分でした(ビールは2杯飲んだ)。

Img_1018 Img_1020(写真左)盛り合わせ1kg、(同右)ステーキ800g

 店内は大賑わいでしたが、意外と女性客も多かったので、特にメンズ・デーだから混んでいるわけでもないんだなと思ったのでした。

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2024年1月15日 (月)

ウィントフックの雨

 ナミビアは基本的に非常に乾燥した国です。冬の乾季には湿度が10%を切るような日もあり、油断していると脱水になってしまうためこまめな水分補給が欠かせません(汗はかくのですが一瞬で蒸発してしまうため、いわゆる汗をかいた実感に乏しく、気づかないうちに脱水になってしまう危険があります)。

 一方で夏の雨季になるとそれなりに雨が降る日も多くなります(そうでなければそもそも人が住めない💦)。ただナミビアの雨季は日本の梅雨のように一日中しとしとと雨が降るのではなく、日中は晴れていて夕方にザザッと降るイメージです(いわゆる夕立)。その勢いは結構あって、ゲリラ豪雨とまではいきませんが、道路もかなりビチャビチャになります。ただ基本的に湿度が低いため、雨が上がるとあれだけビチャビチャだった道路があっという間に乾いていくのがナミビアです。そして水が水蒸気になる際に大量の気化熱を奪っていくため、雨上がりは本当に涼しくて気持ちがいいです。気化熱の凄さを改めて感じるのでした。

Img_2054 Img_2055(写真左)雨の最中、(同右)雨が止むとあっという間に乾いていきます

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2024年1月14日 (日)

海鮮プレート

 昨日1月13日は2024年2回目の週末でした。この日は午前中久しぶりに床屋へ、数か月ほったらかしで正直かなり頭がウザったくなっていたからです。職場近くの床屋を予約して訪問、詳しく説明する英語力がないため、去年の夏の自分の写真を見せ、「こんな感じにしてくれ」的なことを言います。その後カットが始まりましたが、気が付いたら予想以上に切られていました(笑)。それでも数か月ぶりだったのでかなり頭がすっきりです。

Img_1010(写真1)だいぶすっきりしました(笑)

 その後夕方からは恒例の外食へ、この日が市内北部のポルトガル料理屋さんKubata Restaurantに行きました(このお店は何度も来ている)。この日注文したメイン料理は海鮮プレート、様々な魚介類が鍋で煮込まれて出てくるスタイルです。登場したときは果たして完食できるのかと不安でしたが、肉と違い、殻など食べられない部分が結構あるので、案外食べられました。ポルトガル産の白ワインとの組み合わせもよかったです。

Img_1013(写真2)海鮮プレート

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2024年1月10日 (水)

ストレスチェック

 ストレスチェック制度は定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団的に分析し、職場環境の改善につなげることによって、労働者がメンタルヘルス不調になることを未然に防止することを主な目的とて平成27年12月に施行されたものです(厚労省より)。

 ストレスチェックのやり方は職場によって異なりますが、大体は外部の専門業者に依頼して行われるのが一般的で、過去には答案用紙みたいなものに記載して郵送し、後日結果が返ってくるというパターンでした。ただ近年ではeラーニングみたいな感じでオンライン上で質問に答えていくと、その場で結果が表示される(それを自分でダウンロードする)ような形が多くなりました。今の職場もそのオンライン形式で今日から開始ということでさっそく受検してみました。

 ストレスチェックのような形式は深く考えず直感的に答えた方が真実に近いものになります。問題は40問ほどありましたが、それほど時間はかからずに回答できました。で、結果です…

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 「あなたはストレスをあまりかかえておらず、またストレスの原因となる要素もあまりないようです」

 ハイ、知ってました(笑)。例年ストレスがないといわれるのがストレスだと公言してはばからない私ですが、今回アフリカの果てまで飛ばされてどうなっているんだろうかと思っていましたが、やっぱりストレスとは無縁な状態に変わりはないようでした。

 ただ、今後状況が変わればどうなるのかは不明なので、気を付けていきたいと思います。

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2024年1月 9日 (火)

今年の活動は?

 例年お正月が明けると、今年は何をするかという抱負を語るのが定番になっています。ただ今年は生活の拠点がナミビアになっていることから、例年の定番であるひの新選組まつりしながわ宿場まつり日本寮歌祭は残念ながら参加できそうにありません。そんな中やれそうなものを列挙していきます。

① 健康でいる

 どんな活動をするにせよ、健康であることが大前提です。幸いこちらに来てから食生活が変化し、特に塩分摂取量が減ったことから血圧は高校生並みに下がっています。ただ基本Door to doorの生活なので運動不足傾向にあります。そこでどうにか体を動かすことを考えていきたいと思います。

② ライプチヒ・バッハ音楽祭に行く

 毎年6月にドイツのライプチヒで行われているのがライプチヒ・バッハ音楽祭(Bachfest Leipzig)です。実は縁あって私が岩手県にいた頃に所属していた合唱団が今年の音楽祭に参加することになりました。その応援を兼ねて、ついでに近くのドレスデンも観光してこようという企画です。すでに航空券や現地のホテルも予約済みです。

③ ナミブ砂漠に行く

 ナミブ砂漠は15年前の旅行の際にも訪問しています。特に夜明けが感動的な場所ですが、前回は日程の関係上1泊2日で慌ただしく見てきたイメージでした。せっかくナミビアに在住しているのですから、今度は2泊くらいして現地を堪能したいと思います。

④ 英語の勉強

 昨年の豊富でも掲げたものですが、実際に海外に出たことでより切実な問題になっています(笑)。スマホのアプリなどもあるので、空き時間を利用して少しずつ積み重ねられたらと思います。

⑤ どこか周辺国に行く

 旅行の話が多くなりますが、せっかく陸続きの大陸にいるのですから、周辺国にも遊びに行きたいと考えています。具体的には北のアンゴラや東のボツワナ、モザンビークなどです。休暇と旅費をひねり出す必要がありますが、どうにかして実現させたいです。

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2024年1月 7日 (日)

ユリウス暦のクリスマスイブ

Img_1007  グレゴリオ暦2024年1月6日はユリウス暦の2023年12月24日です。そうこの日の夜がクリスマスイブ、というわけで夕方からレストランに出かけました。この日訪れたのはButcher Block Namibiaというステーキハウス、時々訪れる海鮮料理のCape Town Fish Marketの隣にあるレストランです。

 カウンター脇の冷凍庫に肉の塊が冷やしてあるのが見えるなど、肉を前面に出しているのがよくわかります。店内も落ち着いた良い雰囲気です。

 この日注文したのはスターターとして生牡蠣とカタツムリのガーリックバター焼き、メインはサーロインステーキです(Kはフィレ)。もちろんワインも注文したのは言うまでもありません。サーロインといっても和牛に比べると脂分が少なくさっぱりしているのですが、そこも含めてナミビア風です。

Img_1003 Img_1002 Img_1005 食後はアイスクリームとエスプレッソで締め、ユリウス暦のクリスマスディナーを堪能したのでした。

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2024年1月 6日 (土)

電気式ハエ叩き

 ウィントフックは乾燥地帯なのであまり虫は飛んでいません。ただたまに窓を開けて換気をした際になどにハエが入ってくることがあります。たとえ一匹だけとはいえ、ハエがその辺を飛んでいるのは非常にウザったいものです。特に食事中なら尚更です。

 そんな時に欲しくなるのがハエ叩き、殺虫剤もいいのですが確実ですが、食事中に使うのは抵抗があります。ハエ叩きといえば一般にしなやかなプラスティック製のものを連想します。物理的にハエを叩き潰すスタイルで、ハエ叩きの王道です。ただ空間が狭く壁などに止まったハエを見つけやすい日本家屋と違い、当地の住居は天井も高く空間も広いため、なかなか止まった状態のハエには出くわしません。

 そこで登場するのが電気式のハエ叩、これは捕虫網部分に電気を流してその効果でハエをやっつけるタイプです。今回一本購入してきました。単三電池2本を使用するタイプ、今度ハエが侵入してきたら使ってみることにします。

Img_0997_20240106150801 Img_0999_20240106150801(写真)電気式ハエ叩き

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2024年1月 4日 (木)

今年は何の記念イヤー?

 2024年になって数日たちましたが、当ブログ恒例の「今年は何の記念イヤー?」です。

① 甲子園球場竣工100年

 春や夏の高校野球大会が開催される球場、あるいは昨年久しぶりに日本一になった阪神タイガースの本本拠地が阪神甲子園球場です。今年はその球場が竣工して100年なのだそうです。今年もタイガースの活躍はあるのでしょうか?

② ベートーベン交響曲第9番初演200年

 日本では年末になると、なぜか各地で演奏されるのがベートーベンの交響曲第9番です(「合唱付き」などとも呼ばれる)。実はその第九が初演されたのが1824年5月7日のウィーンでした。今年は初演200年の記念イヤーです。

③ バッハのヨハネ受難曲初演300年

 後期バロック音楽を代表する作曲家がJ.S.バッハです。数多くの器楽曲なども作曲していますが、そのメインは教会音楽です。特にバッハの4大宗教曲として知られるのが、マタイ受難曲、ロ短調ミサ曲、ヨハネ受難曲、クリスマス・オラトリオです。このうちヨハネ受難曲が初演されたのが1724年4月7日(金)でした。

④ ドイツ農民戦争500年

 16世紀のドイツは軍事技術の発展による騎士階級の没落やルターによる宗教改革など社会の変革期でした。そうした時代背景の中で発生したのが農民の大反乱で、これをドイツ農民戦争と呼びます(日本だと江戸時代の百姓一揆を連想しますが、ドイツの方がはるかに規模が大きいので戦争という呼称なのでしょう)。この事件が起こったのが今から500年前の1524年です。

⑤ 永楽帝崩御600年

 14世紀後半に朱元璋(洪武帝)によって建国された明の最初の首都は南京でした。しかし洪武帝の死後、跡を継いだ建文帝が同族の王たちを排除するようになると、危機感を抱いた健文帝の叔父朱棣は反乱を起こし帝位を簒奪するとともに都を北京に移します。これが永楽帝で彼の時代に明の基礎が確立しました。今年はその永楽帝没後600年です。

⑥ 正中の変700年

 鎌倉時代末期、後醍醐天皇とその腹心たちが倒幕計画を立てたものの事前に露呈し失敗した事件が正中の変です。首謀者が後醍醐天皇であることは周知の事実でしたが幕府側があまり事を荒立てないようにしたかったのか、天皇の罪は問われませんでした。しかし後醍醐はこの後も倒幕計画を継続し、9年後についに成功します。今年はそんな鎌倉幕府滅亡の始まりとなった事件の700年記念です。

⑦ 北条義時没後800年

 一昨年の大河ドラマの主人公にして、鎌倉幕府第2代執権が北条義時です。彼の時代に幕府は将軍を中心とする組織から、北条得宗家を中心とする組織へと変わりました。そんな北条義時が亡くなったのが1224年(元仁元年)のことです。

⑧ 中尊寺金色堂建立900年

 奥州藤原氏の栄華を今に伝えるのが、平泉町中尊寺にある金色堂です。実際の金色堂は風雪からの保護のために鞘堂と呼ばれる建物の中にあり、さらには周囲をガラスケースで覆われるなど感動は今一つです(笑)。ただし、近くにある歴史公園奥州藤原の郷には実寸大のレプリカが展示されており、日に当たって輝くさまは感動的です。そんな金色堂は1124年(天治元年)藤原清衡によって建てられました。

⑨ ローマ憲法制定1200年

 このローマ憲法というのはビザンチン皇帝ユスティニアヌスによるローマ法大全とは別のもので、800年にカール大帝が西ローマ皇帝として戴冠を受けた後、皇帝と教会、諸侯の関係を定めた法律になります。今年はこれが制定されて1200年の年です。

⑩ 聖武天皇即位1300年

 奈良時代を代表する天皇が聖武天皇です。ただ彼の時代は長屋王の変や天然痘の流行、藤原広嗣の乱といった社会不安が広がっていた時代でもあり、それに対応するために仏教に帰依し東大寺の大仏も作られています。

⑪ 武則天生誕1400年

 中国史上唯一の女帝である武則天、唐第3代皇帝高宗の皇后でしたが病気がちだった皇帝に代わって政治の実権を握り、690年ついに自ら皇帝の位についたものです。彼女の治世には皇族や反対勢力の粛清など血なまぐさい事件も多かったのですが、自身が貴族階級からの支持を得られないという自覚があったため、身分が低くても有能な官僚を登用、政権はむしろ安定したといわれます。

⑫ コンスタンティヌス大帝統一1700年

 ローマ帝国は3世紀のディオクレティアヌス帝以降、広くなりすぎた帝国を効率よく統治するため正帝、副帝複数の支配者による分割統治が行われるようになりました。そして4世紀初頭には西のコンスタンティヌスと東のリキニウスによって統治されていたが、両者の対立が深まり戦いとなります。そして今から1700年前の324年に戦いに勝利したコンスタンティヌスにより帝国は久しぶりに単独皇帝の支配になったのです。

⑬ パルティア王国滅亡1800年

 紀元前3世紀半ばに中央アジアに起こり、今のイランやイラク方面に勢力を拡大していった国がパルティア王国です。西部国境では当初はアレキサンダーの後継国家であるセレウコス朝シリアと、その後はローマ帝国と接しシリアやメソポタミアの支配権をめぐって何度も戦いを繰り広げました。その中で徐々に国力をすり減らし、224年に新興国ササン朝ペルシャによって滅ぼされました。

⑭ ストラボン没後2000年

 紀元前後に活躍した著名な地理学者がストラボンです。彼は主に初代ローマ皇帝アウグストゥスの時代に地中海およびその周辺を旅し、後に「地理誌」という書物を書きました。この本には地中海世界の地図も描かれていて、この時代としてはかなり正確なものでした。そんなストラボンが亡くなったのが今から2000年前のことです。

⑮ デロス同盟結成2500年

 ペルシャ戦争はアテネやスパルタの奮戦によってペルシャが退却したため一応終結しました。しかしペルシャが再び来襲する可能性は高くそのための備えが必要と考えられました。戦後アテネとスパルタの対立を受け、アテネを中心としたポリス連合としてデロス同盟が結成されました。それが今から2500年前の紀元前477年のことです。

 こうしてみるといろんな出来事があったようです。個人的にはベートーベンの第九とバッハのヨハネ受難曲が印象深いです。

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2024年1月 2日 (火)

新年会

 当地はクリスマス時期の休日と年末年始の休日に、年休をくっつけると結構長い休みが取れます。この機会を利用して遠方への旅行や日本に帰る職員もけっこういます。一方で居残って留守番をする職員も必要なわけで、今年の私は居残り組です。

 で、正月1月2日に居残り組で新年会をやろうということになり、飲食物持ち寄りで集まりました。

 飲み食いだけでなく、カラオケ装置を使ってのカラオケ大会も。私はといえばワインをひたすらに飲んですっかりイイ気分になっていました。

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2024年1月 1日 (月)

おせち料理

 今日は元日です。たとえ時差があっても1月1日は地球上すべての地域に訪れます。ここウィントフックも日本に送れること7時間、無事に2024年を迎えました。

 日本でお正月といえばおせち料理ですが、当地にはもちろんそんなものはありません。

 が、しか~し 昨年末に日本から常温保存可のおせち料理が送られてきていたため、それと保存してある日本酒でお正月気分を味わいました。

Img_0988 Img_0989(左写真1)おせちの箱、(右同2)中身です(一部抜いてあります)

 このおせち、本来は重箱に盛り付けると写真のような風情になるらしいのですが、残念ながら我が家には重箱がないため皿に盛りつけました。主食にはあっさりとうどんを、具材は天かすとワカメ、いたってシンプルです。

Img_2053 Img_0993(左写真3)重箱に盛り付けるとこうなるらしい、(右同4)あっさりうどん

 南半球、夏のウィントフックの元旦でした。

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謹賀新年

Nennga_20231230205801みなさま、新年あけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いいたします。

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