ゼロ勉共通テスト
さる1月13日と14日の両日、日本での大学入試の大きな山である大学入学共通テストが行われました。この試験、自分が現役の頃は共通一次試験という名前で、その後平成2年から大学入試センター試験と名が変わり、今から3年前の令和3年から今の名称になりました。この、
共通一次試験 ➡ 大学入試センター試験 ➡ 大学入学共通テスト
という名称の変換がフランス革命時の 国民会議 ➡ 立法議会 ➡ 国民公会 という流れを連想させて面白いなと感じています。
さて、そんなセンター試験や共通テストにゼロ勉で臨んだら何点取れるかという企画を例年やっているんですが、今年もやってみました。ただ受験生と同じく2日間で全科目やる時間と気力はないため、1日1科目ずつ取り組んでこのほど完了しました。受験科目は国語、英語(リーディング&リスニング)、数学(1A & 2B)、社会科(世界史、日本史、地理)、理科(物理、化学、生物、地学)の5教科12科目です(本来なら理系は社会1科目、理科2科目なんですが余興なので…)。結果です。
国語 179点(現文 86点、古文 43点、漢文 50点)
英語 リーディング 77点、リスニング 75点
数学 1A 91点、2B 72点
社会科 世界史 79点、日本史 52点、地理 80点
理科 物理 64点、化学 73点、生物 78点、地学 67点
でした。感想です。
国語 予想以上にできたので純粋に嬉しいです。第1問がモーツァルトに関連した評論文だったので出だしから快調に飛ばせたのがラッキーでした。古文はもともと苦手だったのでやや苦戦、昔から得点源だった漢文が今でも通用したのは感動です。
英語 (リーディング)個々の問題の難易度はそれほどではないですが、とにかく文章量が多い。制限時間以内にこれを読みこなすのはかなり大変だと思います。文章を読んでから問題文を読んでいてはとても間に合わないため、先に問題を見てから英文を見ないと時間切れになります(それでも最後はかなり焦った、後半ボロボロ失点しているのはそのせい)。(リスニング)問題1と2は文章を2回読んでくれますが、問題3以降は1回なので、油断してボーっとしていたらわからなくなりました。集中力が必要だと思います。
数学 1Aは昔の数学Ⅰの範囲なのでなんとか付いていくことができました。2Bは微分積分はどうにかできましたが、数列はかなり微妙、空間座標(ベクトル)はかなり忘れていて失点してしまいました。昔は一番得点できる科目でしたが相当忘れています。
社会科 共通テストは資料が多いので先に問題に目を通し該当資料を読み解く方式を採用しないと時間切れになります。ただ近年確実に知識が衰えていることを痛感、特に日本史は高校時代未履修の科目とはいえ60点いかなかったのはショックでした。地理と世界史は近年点数が拮抗していましたが、今年ついに地理の方が上になりました。地理は知識がなくとも考察で解ける問題が多いので仕方ないでしょう(ただ趣味を世界史と謳っている人間にとっては悲しい)。
理科 昔は数学、社会と並んで得点源だった科目ですが、生物・化学は今の仕事に就いてからもそれなりになじみがありますが、物理の劣化は衝撃的です。やっぱり普段使っていない分野ほど劣化していくなと感じました。地学はまあこんなものでしょう。
というわけで、久しぶりに良い頭の体操になりました。
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