影のない日
当地は南緯22度33分という南回帰線よりも赤道寄りに位置しています。これが何を意味するのかというと、1年のうちで2回太陽が真上に来る瞬間が存在するということです。太陽が真上に来るということは、すなわち影がなくなるということです(R. シュトラウスのオペラに「影のない女」というのがあったが、もちろんそういう話ではない 笑)。実際には本当に影のない状態を観察するためには、なるべく細い棒を地面から垂直に立てなければならないため、結構ハードルは高いです。
で、調べたら今日12月7日が当地で太陽が真上に来る日だと判明、さっそく観察することにしました。一般にお昼は12時なんですが、これは日付の基本線(経線)と一致した場所限定です。経度の関係で当地の正中時刻は12時42分ということで、それに合わせて外に出て観察してみました。
まず目についたのが電灯の柱です。上に傘が乗っているため必然的に影ができてしまうのですが、見たら傘部分のみ影ができ柱部分の影はありません。まずまずです。続いては旗が立っているポールです。こちらは残念ながら微妙に傾いているせいか、わずかに柱の影が見えています(その横の影は旗部分)。こうしてみるとなかなか難易度が高いです。年明けにもう一度同じ現象がみられる日があるので、今度は準備して観測してみようと思ったのでした。
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