2023年十大ニュース
2023年も残すところわずかとなりました。大晦日当ブログ恒例の十大ニュースの発表です。今年は上半期と下半期で生活環境が激変したこともあり、様々な出来事があったように感じます。まずは選外の発表からです。
・オペラ鑑賞: オペラ好きの我が家です。今年は新国立劇場で1月にタンホイザー、4月にアイーダ、5月にリゴレットを、藤原歌劇団で1月にトスカ、さらに同月オテロ(ただしロッシーニ)を鑑賞しました。夏以降についてはナミビアには歌劇場がないため、生公演はしばらくお預けです。
・毒展見学: 1月に国立科学博物館で開催されていた「毒展」を見学しました。理科大好き少年だった自分にとって、こうしたテーマの話題はウキウキするものです。ベニテングタケのぬいぐるみも買ってしまいました(笑)。
・河津桜: 2月に咲く早咲き桜として有名なのが河津桜です。小田原からさほど遠くない場所にあるので、伊豆アニマルキングダム訪問に合わせて観桜しに行ってきました。
・祈りのコンサート最終回: 2011年3月11日に発生した東日本大震災、この震災で亡くなったり傷ついた人たちを慰める一助として始められたのが毎年この日仙台で行われる祈りのコンサートです。過去には自分も何度かステージに乗せてもらいましたが今回は客席での参加でした。そんなコンサートも10回の節目で今回が最終回とのことです。
・函館野外劇: 毎年7月函館市民が自主開催しているイベントに函館野外劇があります。ひのパレで知り合った仲間が関係しているイベントということで、いつか行ってみたかったのですが、今回ウチのKの実家に行くついでに鑑賞することができました。
・スワコプムントでバギー: 11月にスワコプムントで当地のドイツ大使館が後援するコンサートが行われ、聴きに行ってきました。そのついでに同地で体験できるサンドバギーを楽しみました。
・ホバ隕石見学: ナミビア北部には世界一重量のある隕石があります。その名もホバ隕石、今回クリスマス休暇を利用して見学に行ってきました。
(左)アイーダ、(中)ベニテングタケ、(右)祈りのコンサート
(左上)河津桜、(右上)函館野外劇、(左下)サンドバギー、(右下)ホバ隕石
それではトップ10の紹介です。
第10位 英会話教室に通う
縁あって今年の7月からナミビアに赴任することになったのですが、当地の公用語は英語です。そこで暮らす以上ある程度英語ができなくてはなりません。私の場合は高校時代英語の偏差値が40以下で、大学入試も英語0点でも合格できるよう他の4教科を鍛えまくったわけですが、その後英語では散々苦労しました(苦笑)。その後1988年にアメリカの大学に単身乗り込むという、自らを谷底に突き落とすような体験をした結果、帰国時には偏差値が60以上に跳ね上がっていました(笑)。ただその後は実用で英語を使うことがないままこの歳になってしまったわけです。今回これではいけないと、非常に付け焼刃ですが英会話教室に通いました(関連記事)。
第9位 更新単位ガバガバ大作戦
現在いくつかの学会の専門医や認定医、産業医を持っているのですが、これらは一度取ればOKということはなく、定期的な更新が必要です。その更新には学会への参加や研修会への参加など条件があります。今回海外転勤が決まったことで問題になるのが、これら専門医等の更新です。更新時期は様々ですが、中には今年いっぱいなどというものもあります。数年先というところもあるのですが、海外に行ってしまうといつそうした研修会に参加できるかわかりません。そんなわけで日本にいるうちに必要な単位を全部集めてしまおうと思い始めたのが、この更新単位ガバガバ大作戦です。幸い2023年春段階ではオンラインで参加取得できる研修会が多かったこともあり(その後コロナの5類移行を受けてこうしたオンライン研修会は急速に減っている)、それこそ参加できるものには全部参加して単位を集めまくったのです(複数学会の単位が一気にもらえる一方、参加費として数万円を取られる禁断の日本医学会にも参加しました 関連記事)。
第8位 広島旅行
今年はゴールデンウィーク後半がフリーだったこともあり、週明けに年休をくっつけて広島県に旅行に行ってきました。全国47都道府県すべて行ったことのある私ですが、もちろんそこには濃淡があり隅々まで行っているところもあれば、案外行っていないところもあります。この広島県はそんな薄い県で、過去には宮島にちょっと行ったくらいな感じでした。今回はそんな広島県を堪能しようと宮島はもちろん、風情のある街並みの尾道や大和ミュージアムのある呉、県都の広島市を観光しました。名物のお好み焼きや牡蠣、尾道ラーメン、海自カレーも堪能しました(関連記事①、②、③、④)
第7位 新車を購入
今年7月にナミビアに引っ越したわけですが、当地には外国人が安心して利用できる公共交通機関はありません(唯一使えるのがアプリなどで呼び出す貸し切りのタクシー)。普段の買い物や通勤には自家用車が欠かせません。まさか日本で使っていた車を持ってくるわけにもいかないので(不可能ではないが、時間と手間、費用がムチャクチャかかるので非現実的)、当地で新たに買うことに。中古車という手もあったのですが、今回はあえてトヨタの新車を購入しました。理由は日本だと新車3年で車検というように、初期不良は別にして日本メーカー車なら最初の3年間はエンジンなどの内部に問題は起こらないだろうと思ったからです。当地は砂漠などもあり、そんなところで車が故障したらシャレにならないからです(関連記事)。
第6位 エトーシャ国立公園
ナミビアに来てから最初の2か月は生活の立ち上げでゴタゴタしていて、どこかに遊びに行ける雰囲気ではありませんでした。しかし生活が落ち着いてくると余裕も生まれ、9月末に夏季休暇を使って北部のエトーシャ国立公園に行ってきました。ここはナミビアでは著名な観光地なんですが、私が15年前に観光で来た際にはここは寄らなかったのです(主として日程の関係)。なので今回ナミビアに来た際には絶対行こうと決意していた場所でした。キリン、シマウマ、ゾウなどの定番の動物に加えて貴重なサイの姿も見られ15年ぶりの希望がかなった旅行でした(関連記事①、②、③)。
第5位 パリに出張
頻繁に海外旅行に出かけていた私ですが、実は近年ヨーロッパにはあまり行っていませんでした(2013年ドイツ演奏旅行と2019年ザルツブルクが例外的)。特にフランスは2008年を最後に行くことがありませんでした。しかし今回仕事でパリに行く機会がありました。仕事なので観光に費やす時間はほとんどありませんでしたが、それでも空き時間を使って地下鉄で多くの観光地を見物(外観のみ 笑)したり、ナミビアでは入手できない日本食材を購入したりしました。近年は物騒な話が聞こえてくるパリですが、夜にほろ酔い気分で凱旋門を歩けるところなどは、やっぱり素敵な街だと思います(関連記事①、②、③)。
第4位 第26回ひの新選組まつり
4位はひの新選組まつりです。毎年春の恒例時代扮装イベントだったわけですが、2020年のコロナ禍の始まりから3年間パレードは中止になっていました。この間2021年にはwebのみで開催、2022年は隊士コンテストのみ開催でしたが、5月にコロナが5類に移行したこともあり、ついにパレードが再開となりました。ただ諸事情(コロナよりも主として予算上の問題と思われる)により規模はかなり縮小され、参加者も抽選で選ばれることになりました(コロナ前は特に衣装持参者は全員参加できた)。普段くじ運の悪い私も晴れて当選し参加しました。途中から雨が降り出すあいにくの天気ではありましたが、隊士一同マスクもせず勝どきを挙げられたのはよかったです。
第3位 北海道離島旅行
いよいよトップ3の発表です。3位は6月の北海道離島旅行です。実はこの企画は2021年の夏季休暇として企画されたものでした。しかしこの年はコロナのデルタ株の流行によって現地の自治体から観光での訪問自粛要請が出てしまい中止になってしまいました。翌2022年はチンチラのナンネルさんの容態が悪くなったことで再断念、そして今年ようやく実現したものです。天売島、利尻島、礼文島を中心に回り、この時期ならではの風物を堪能しました。天売島ではケイマフリなど海鳥の営巣を、礼文島ではこの時期にしか見られないレブンアツモリソウの群生地や桃岩地区のトレッキングを、利尻島では日本離れした風景が楽しめるヤムナイ沢トレッキングを楽しました。もちろん当地特産のバフンウニやエゾムラサキウニなどの海産物も堪能、3年越しの企画実現は本当に嬉しかったです。
(左上)ケイマフリ(天売島にて)、(右上)レブンアツモリソウ、(左中)礼文島最北端スコトン岬、(右中)うに丼、(左下)利尻島ヤムナイ沢、(右下)利尻山
第2位 ニュージーランド旅行
2019年までは通常年に2回、少なくとも1回は海外旅行に出かけていた我が家です。しかしコロナ禍になった2020年からは全く行くことができないまま3年が経過しました。しかし周辺の状況が好転したことを受けて今年の2月ついに3年ぶりの海外旅行となりました。行った先はニュージーランド、理由としては久々の海外ということで、治安が良くこの時期の気候も良い場所ということで検討したらそこになったという具合です。今回北島・南島両方の見どころ回りました。南島では最高峰マウントっクックに代表されるサザンアルプスの名で知られる山岳地帯のトレッキングや、フィヨルド地帯のクルージング(当地は気候が急変しやすく完璧な晴れは珍しいらしいのですが、私が行ったときは快晴でした)、ワイナリー見学を、北島では温泉地として知られるロトルア、ツチボタルが幻想的に光るワイトモの鍾乳洞や最大都市オークランドの街を観光しました。これが今年の第2位です。
(左上)植物園(クライストチャーチ)、(右上)テカポ湖、(左中)マウントクック、(右中)ミルフォード・サウンド、(左下)ロトルアの温泉、(右下)レッドウッド森林公園
第1位 ナミビアに転居
そして今年の第1位はやっぱり私の人生にとって大きな転機となったナミビアへの転居であることは間違いないでしょう。この話が決まったのが3月だったので、実は今年の正月段階では夢想だにしていなかったことになります。決まってからの数か月が大騒ぎだったのはほかの記事にも記した通りなのですが、日本を出てナミビアに到着するまでに、飛行の遅延・欠航が相次いでフランクフルトに3日も足止めされるなど、初っ端から「これは大丈夫なんだろうか…」と不安になりましたが、到着後は周囲のサポートもありなんとかやってきました。約5か月生活してようやくこちらでの生活にも慣れてきたというのが実情です。来年もこちらでの生活が続きますが、頑張ってやっていきたいと思います。
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