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2023年11月12日 (日)

パリに行ってきました

 11月第1週は仕事の用事でフランスのパリに行ってきました。メジャーな都市ですが私の訪問は2008年以来15年ぶり通算4回目です。今回は仕事での訪問というわけで遊ぶ時間はほとんどなかったのですが、それでも前後の空き時間などを利用して市内を散策しました。

398570537_6802292869868020_3478205201896(写真1)パッシー駅を出てまもなくのエッフェル塔の光景)

 観光としては過去にじっくり回った経験があるため、今回は地下鉄を利用しての外観観光が中心です。凱旋門、エッフェル塔、シテ島のノートルダム寺院、アンヴァリッド等の外観を見学しました。エッフェル塔といえば凱旋門から地下鉄6号線に乗って南下していくと、ちょうどパッシー駅から線路が地上に出て、その瞬間セーヌ川の対岸に塔がババーンと現れるのは毎度感動する光景です(この光景は基本的に昔から変わらない)。

398572826_6802292996534674_5552926764825 398594921_6802292863201354_3088845367046(左写真2)凱旋門、(右同3)パリの地下鉄

 一方でシテ島のノートルダム大聖堂は2019年に大規模火災で一部が焼失しまっています。岸辺から見ると復元工事が行われていましたが、かつてを知るものとしては、その痛々しい姿を目の当たりにすると胸が痛むのでした。寺院のはす向かいには幕末の医師高松凌雲が学んだ病院"Hotel Dieu"があります。ここは2008年に来たことがありますが、当時とは外観が微妙に変化した印象がありました(エッフェル塔やノートルダム寺院のようなシンボルマークではないから当然か 笑)。

398549365_6802292986534675_2199248245423 Paris65(左写真4)修復中のノートルダム寺院、(右同5)15年前同じ場所でこんなことをしてました(笑).

 最後に立ち寄ったのがセーヌ左岸にあるアンヴァリッド、廃兵院です。ここにはナポレオンの棺や歴代国王の心臓などが保管されていますが、私が地味に注目しているのが入り口付近に並んでいる大砲です。これは主として19世紀にフランスが戦った対外戦争で戦利品として持ち帰ったものです。オスマントルコのものや清国のものに交じって、1864年(元治元年)の下関戦争時に捕獲された長州藩の大砲もあるからです(参考記事)。15年ぶりの再訪ということで楽しみにしてきたんですが… いくら探してもそれらしいものが見当たりません(清国の大砲はちゃんとあったのに…)。どこかにしまわれたのか、あるいは密かに返還されたのか、謎です(その後ネットで調べてみても2008年以降に返還されたという記事は見つけられませんでした。

Img_0541 Img_0539(左写真6)アンヴァリッド、(右同7)たくさんの大砲が並びます

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