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2023年10月 2日 (月)

エトーシャ国立公園に行ってきました①

 ウィントフックに引っ越してから約2か月、この間生活の立ち上げがメインだったため、ほとんど市内から出ることがありませんでした。しかし周辺がようやく一段落したということと、夏季休暇を9月中に消化する必要があったことからこの月末に休みを取って、ナミビア北部のエトーシャ国立公園に行ってきました。

 実は我々は2008年に観光でナミビアを訪問したことがあるのですが、日程の関係でエトーシャには寄っていなかったのです。ナミビアを代表するたくさんの動物が見られる場所であり、今回ナミビアに滞在するにあたりぜひ行きたいと願っていた場所です。

 で、行き方ですが、自家用車を入手したこともあり、自力で行くことも不可能ではありません。ただまだ遠乗りには慣れていないことと、サファリ的な場所ではガイドがいた方が圧倒的に楽しめます(我々のみだとゾウやキリン、シマウマなどの大型獣は見つけられても、肉食獣や鳥などは絶望的)。そんなわけでガイド兼運転手付きの個人ツアーを組んでもらい、それに参加することにしました。

 9月28日朝、自宅まで迎えに来た車に乗り込みます。車種はトヨタのランドクルーザー、サファリ系の定番です。車は市内の高速道路に入り北上、すぐに周辺は一面の荒野に変わりその中をまっすぐな道路が続いています。そんな環境を時速100~120キロで快調に走っていきます(この辺の高速道路は基本的に120キロ制限)。約1時間ほどでオカハンジャの街に到着、ここで最初のトイレ休憩です(当地ではトイレ休憩といえば大体ガソリンスタンド)。オカハンジャは北のエトーシャ国立公園などの北部地方へ向かう国道1号線と、西の大西洋岸のスワコプムントに至る2号線が分岐する交通の要衝です。今回我々は1号線を北上します。オカハンジャからしばらくは大きな町はなく120キロでひた走ります。基本的にサバンナが広がっていますが、途中左手には円錐形(コニーデ式)をした2つの山が聳えるポイントがありました。

P1010009 P1010015(左写真1)こんな道をひた走ります.(右同2)2つの円錐山

Img_0173(写真3)ワニが食べられるレストラン

 オカハンジャから2時間ほど走るとオチワロンゴの街に到着、ここで昼食休憩となります。さっそくレストランに向かうのですが、店名がCrocodile Farm、日本語訳するとワニ牧場でしょうか。そう実はここワニの飼育を行いその肉や革製品を販売している店なのです。別料金でワニ牧場も見学できるらしいのですが、今回我々はあくまでも昼食に立ち寄っただけのため見学は無しでした(💦)。とはいえ昼食はしっかりいただこうということで、この日はワニのステーキとワニ肉のスペリアリブを注文しました。ワニ肉は非常に濃厚な割にはあっさりした鶏肉のような感じです。15年前のナミビア旅行の際にも食べましたが、ここのワニの方が美味しいと感じました。

Img_0184 Img_0058_20231014084901(左写真4)ワニのステーキ、(右同5)ワニのスペアリブ

 昼食後は再び北上します。オチワロンゴからは北西に向かうとエトーシャ国立公園西側のアンダーソンゲート、北東に向かうと同じく東側のナムトニゲートに至るのですが、この日の目標は北西のアンダーソンゲートです。再びサバンナの中をひたすら走ります。途中国立公園前の最後のトイレ休憩に寄ったのですが、異様に敷地の広いガソリンスタンドで、大昔に見たウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」を思い出しました(わかる人はわかる 笑)。

Img_0195Img_0060 (左写真6)無駄に広い空間、(右同7)アンダーソンゲート

 そこからさらに20分ほどで国立公園の入口のひとつであるアンダーソンゲートに到着、ここで手続きをしていよいよエトーシャ国立公園に入ります。中に入ると早速レイヨウが歩いているのを目撃、一気に気分が高揚します。さらに20分ほど北上するとオカウクエジョ リゾートという国立公園内では一番立派なリゾートホテルに到着です。ここではトイレ休憩のほかに付近の水場で動物見学です。ここの水場はかなり規模が大きく、この日はたくさんのゾウが水浴びをしていました(一方でゾウに圧倒されて他の草食獣はすみっこで小さくなっているなど大自然の厳しさを感じた)。このリゾートは快適なプールもあるなどいつか泊まってみたいなと思ったのでした。

P1010026_20231014085601 P1010092(左写真8)公園内に入るとさっそくいます、(右同9)水場のゾウ

 トイレ&観察の後はいよいよ公園内の奥地に入っていきます。オカウクエジョまでは舗装されていた道路もここからは未舗装の砂利道になります。エアコンがイマイチなランクルだったため基本窓を開けて走っていましたが、対向車が来ると土煙がひどいためその都度窓を閉める作業が必要になります(笑)。ここからはガイドさんが鳥やいろいろな動物を見つけては停車して観察する感じになります。

P1010134 P1010395(左写真10)キリンの姿が、(右同11)別な水場にて

 ゾウをはじめ、キリン、シマウマ、ダチョウといった定番が次々と目の前に現れました。さらに進んでいき大きな水場に到着、ここでは対岸に数頭のライオンが寝ているのが見えました。今回初の肉食獣です。ガイドの話によるとライオンは大型で無敵なので一か所に留まる傾向があるが、豹やチーターはあまり強くないため留まることがなく、見つけられるかどうかは運次第とのこと、かつてオカバンゴに行ったときはサバンナのオフロードにバンバン入って動物を探しましたが、ここでは基本的にオフロードに入ることは禁止されているらしく、道路付近にいなきゃどうしようもないため難易度が高いことはわかります。

Img_0227 Img_0231(左写真12)こんな感じの部屋、(右同13)クドゥのステーキコーナー

 それでも動物がいないか探しながら公園内を走り、この日宿泊するハラリ・リゾートに到着したのは18時30分でした。ハラリはエトーシャ国立公園のちょうど中心に位置するポイントです。入口であるアンダーソンゲート付近のロッジに比べると素朴な感じです。

 チェックインを済ませ部屋で少し休んだ後は夕食へ。ここのレストランはブッフェスタイルでした。サバンナゆえ肉メインでしたが、チキンともう一つはクドゥのステーキでした(当然こちらを選択)。ワインを別注文したことはいうまでもありません(笑)。食事の後はロッジそばの水場へ。この日は主としてゾウが水を飲みに来ていましたが、その後ろでサイの姿も見られ感動したのでした。

Img_0256 (写真14)夜の水場(奥にサイの姿)

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