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2023年9月24日 (日)

ウィントフックの道路事情

 今日はウィントフックの道路事情です。

 アフリカ諸国といえば首都といえども未舗装路が多いとか、とにかく渋滞がひどいというイメージがありますがナミビアの首都ウィントフックはそうではありません。そもそもウィントフックの人口は40万人程度で日本でいえば富山市、高崎市、岐阜市程度です(代表的なアフリカの大都市だとエジプトのカイロ、コンゴ民主のキンシャサ、ナイジェリアのラゴスは1000万人規模、ケニアのナイロビ、南アのヨハネスブルク、エチオピアのアジズアベバで500万人規模となる)。しかも日本の諸都市に比べて市域が非常に広いので人口密度は少なく基本的に渋滞らしい渋滞はありません(車がひっきりなしに走っている時間帯はあるが基本的に流れているので、日本のような渋滞はない)。道路も市内は基本的にすべて舗装されており、いわゆる砂利道や泥道もありません。さらに自動車の走行が日本と同じ左側通行であることもあって。運転のストレスも少ないと感じます。

 こちらに来る前にナミビアは運転マナーが悪いと聞かされてきたのですが、実際に1か月近くこちらで運転した感覚では、少なくとも東南アジア諸国に比べるとはるかにマシで、いわれるほど悪いとは感じませんでした。クラクションもそれほど鳴らされませんし(これに関しては日本国内が異様に鳴らさないというのが正解)、基本的にみんな信号はきちんと守っています。右折待ちをしていると対向車がパッシングで先に行けと合図してくることも多いです。

Img_0151(写真1)3方向が一時停止の三叉路、日本の感覚だとこっちは優先道路と錯覚します。

 先述のように左側通行ということで基本ルールは日本と変わりませんが、いくつか気を付けるべき点もあります。その一つがStop & Goというもので、これは十字路あるいは三叉路の全方向が一時停止で、先に止まった車が優先で交差点に入るというものです。日本でも細い路地の十字路だと4方向すべて一時停止というパターンもありますが、三叉路の場合は基本的に縦棒の道が一時停止で横棒は優先路というのが普通なので、特に三叉路の場合は注意が必要です(うっかりこっちが優先だと思っていると縦棒方向からの車が入ってくる)。あとはヨーロッパなどでよくあるロータリーのシステムはこの国にもあり、日本人にはなじみがないため慣れないと戸惑います。左側通行の国なのでロータリーは時計回り、左から進入する形なので、右側の車が優先です(まあ慣れればどうってことないですが)。

Img_0149 Img_0164(左写真2)前方にHUMPありの標識、(右同3)よく見ると道路が盛り上がっています

 あとウィントフック市内でよく見るのが、HUMPと呼ばれる道路の盛り上がり部分、日本でもたまに見かけますが、おそらくはスピードの出しすぎを防ぐためのものですが、気づかず減速しないで突っ込むと結構な衝撃です(HUMPの前にはちゃんと標識がある)。

 ちなみにウィントフックには車が増える時間帯が1日に3回あり、朝と夕方に加えて午後1時頃になります。これは学校が終わって子供を迎えに行く車のためだそうです(当地の学校は朝早い代わりに終わるのも早い)。

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