ウィントフックの気候
ナミビアのウィントフックにやってきて10日が経過しました。今後当地での住居を見つけなければならないのですが,いろいろ手続きに時間がかかるためしばらくはホテル住まいになります(キッチン付きのいわゆるウィークリーマンションみたいなやつ).ホテルなので広くはないですが(1LDKといった趣),これまで病院の宿舎生活が長かったのであまり苦には感じません(笑).
こちらに来てからは主にネットのニュースやNHKプラスなどで日本の情報に接しているのですが,日本は真夏で猛暑日が続いているようです.一方でここウィントフックは南半球南回帰線の近くに位置します.南半球ですから日本とは季節が逆で今は冬ということになります.もっとも南回帰線は南緯23度付近になりますから,北半球の日本でいえば緯度的には小笠原諸島や先島諸島に相当します.かなり温暖なイメージですがさにあらず,ウィントフックは標高1600メートルの高地であることに加えて,沿岸には南極からやって来る強力な寒流(ベンゲラ海流)が流れているために緯度の割にはかなり冷涼な気候です.しかも寒流のために上昇気流が発生しないために大気が安定し基本的に晴れの多い気候になっています.ウィントフックでは「明日の天気は晴れでしょう」と言っておけば9割方当たると言われるゆえんです.
実際に当地に来て以来毎日が晴天(しかも雲一つない快晴)だったんですが,この日ついに曇り空になりました.雲を見ただけで感慨にふけれるとは… やっぱり日本とはかなり違う環境です.
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