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2023年5月12日 (金)

広島旅行④~宮島編夜~

Img_0970 Img_0975  5月8日15時ごろに広島に戻った我々はホテルから荷物を引き出し,今度は山陽本線を西に向かいました.行先は日本三景のひとつ宮島です.私は2006年以来17年ぶり,ウチのKは初めての訪問となります.宮島口駅で下車してフェリーターミナルへ.フェリーはJRと宮島松大汽船と2種類あるのですが値段はおんなじなので何も考えず入ったら宮島松大汽船の方でした.乗船時間15分なので本当にあっという間です(桜島フェリーとほぼ一緒).事前に電話しておいたのでこの日宿泊するホテルの送迎車が来ていました.そのまま車に乗ってホテルに入りチェックインを済ませます.温泉付きの宿なのでさっそくお風呂を堪能,その後夕食となります.この日は和食のコース料理,瀬戸内の地魚のお刺身に加えて牡蠣も登場しました.お酒も頂いたのは言うまでもありません(地酒の飲み比べ).

Img_0979 Img_0981 Img_0980 Img_0976(左上)お刺身,(右上)牡蠣(2日連続です),(左下)日本酒の飲み比べ,(右下)記念撮影

 料理を堪能した後は,ホテルの車で桟橋まで送ってもらい夜の宮島遊覧船へ.ライトアップされた厳島神社の大鳥居を観光しようという趣向です.厳島神社観光の定番はもちろん昼間ですが,夜の鳥居も幻想的で素敵でした.

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2023年5月11日 (木)

広島旅行③~尾道編~

 平和記念公園の訪問を終えてJR広島駅に戻ります.この日はこれから東に向かい尾道を訪問します.広島-尾道間は山陽本線だと1時間半以上かかるのでこの日は時間節約のために新幹線を利用,新尾道からバスで入るパターンにします(新幹線だと40分弱).尾道市の中心部に入ったのは11時30分頃,そろそろお昼にしても良いのではということで駅前にあったラーメン屋さんに入ります.もちろん尾道ラーメンのお店です(尾道ラーメンたにさん).すべてカウンターのお店で食券制なので回転が速いのも魅力です.この日はほぼ並ばずに座れました.注文したのは通常の尾道ラーメンです.尾道ラーメンの特徴といえば背脂なので,こってりしているのかと思いきや,ここのラーメンは醤油味でかなりあっさりしています.背脂も言われなければ「揚げ玉」かと思いました.美味しかったです.

Img_09361(写真1)尾道ラーメン

 食事後は尾道観光の定番,千光寺山を目指します.とはいえ登るのは結構大変なので行きはロープウェイ利用(片道500円,往復700円),約3分で山頂に到着です.まずは山頂駅のすぐそばにある展望台へ.ここからは市街地はもちろん,瀬戸内海や対岸の向島の姿も良く見えるのでした.そこからは整備された遊歩道を下山していきます.この経路は「文学のこみち」という名前が付けられているように尾道にゆかりのある25人の作家・詩人の作品の一部を刻んだ石碑が所々にあります.文学音痴の私にはよくわからない世界ですが,文系であるウチのKは熱心に見入っていました.

Img_09371Img_09441(左写真2)千光寺ロープウェイ,(右同3)展望所から

 しばらく下っていくと千光寺が見えてきます.大同元年(806年)創建と言われており,1200年以上の歴史を持つ古刹,ここに来るためにロープウェイを利用する人も多いようです.ちなみにこの後の下山ルート上で「千光寺にお参りするために往復のロープウェイチケットを買ったけど,帰りのロープウェイに乗るためには文学のこみちを登り返さなくてはならず,それならいっそ下界まで下った方が楽だから片道分損した」とぼやいている高齢夫婦を見かけました(千光寺だけに行きたい場合はタクシーで行くのがベスト).

Img_09551 Img_09561(左写真4)千光寺,(右同5)天寧寺の三重塔

 千光寺からさらに降りていくと,尾道の観光ガイド本などには必ず出てくる天寧寺の三重塔がその姿を現します.下界の街並みとの相性もばっちりで,これはいい景色だなぁと感心しました.またこの辺りに降りてくると周辺には猫の姿が… 付近には猫の細道などスポットもあるようでした.

Img_09571 Img_09591(左写真6)猫の姿,(右同7)本通り商店街

 約30分ほどで麓の国道2号線に帰還,このまま国道を歩くのは風情がないので、その一本奥にある商店街(本通り商店街)を散策することにします.昭和の地方都市のアーケード街で,銭湯や昔のアイテムなど見ているだけで風情を感じさせるポイントでした.

Img_09601 Img_09621 Img_09631 Img_09651(左上写真8)オバQでしょうか,(右上同9)風情ある銭湯,(左下同10)たばこ店,(右下同11)商工会議所

 こうして尾道を軽く散策して広島方面に戻ることにします.当初は山陽本線で三原まで行ってそこから新幹線を予定していたんですが,何やら東の方でなにかあったらしく大幅に遅れている模様です.この後の日程もあるためやむなく山陽本線で福山に戻ってのぞみに乗り換える作戦に切り替えました(金銭的に痛手だがしかたない💦).こうして3時ごろに広島に戻ったのでした.

 こうして約30分で無事に下界に到着,このまま国道を戻っても面白くないため

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2023年5月10日 (水)

広島旅行②~平和記念公園編~

 一夜明け5月7日になりました.一昨日以来の雨も上がり,青空が広がっています.ホテルで朝食を取りましたが,かなり混んでいた昨日と異なり同じ時間帯にも拘らず空いていました.考えてみればこの日はGW明けの月曜日,多くの観光客はすでに日常生活に戻っているわけです(世間の動きとは微妙に行動パターンをずらすのが自分らしい).

 この日の午前中は、まず市内の平和記念公園を目指します.1945年(昭和20年)8月6日に投下された原子爆弾によって広島の街は一瞬にして廃墟になり多くの市民の命が奪われました.その際投下目標とされたのが市内の本川と元安川の分岐部に架かる相生橋です(実際の爆心は橋のやや南東にあった島病院の上空と考えられている).爆心地周辺の建物はほとんど全壊したものの、奇跡的に全壊を免れたのが広島県産業奨励館で,独特のドームを持つことから戦後原爆ドームと呼ばれるようになり,核兵器の恐ろしさを後世に伝えるものとなっています(1995年国の史跡,1996年ユネスコ世界遺産).

Img_09261 Img_09291(左写真1)原爆ドーム,(右同2)元安川から先の相生橋を望む

 徒歩と路面電車を利用して現地へ.やはりGW明けの平日ということで一般観光客の姿は少なく,修学旅行生や外国人観光客の姿が目立ちました.まずは原爆ドームへ,ここに来たのは学生時代以来なので30年は経っているはずです.テレビではあのドームの建物しか見えませんが,実際に現地で見ると敷地内に多くの瓦礫が散らばっているのが分かり,そちらの方がより当時の惨状を思わせるように感じます.

Img_09301 Img_09341(左写真3)慰霊碑,(右同4)平和の鐘

 その後は橋を渡って平和記念公園へ.ここには小グループに分かれた修学旅行生が多かったです.毎年8月6日の記念式典の会場になる場所ですが,青々とした緑が広がる光景は廃墟から復興したこの街の思いを感じさせます.公園の中心にある慰霊碑からは原爆ドームの姿を望むことができました(反対側が平和資料館).様々なことを思いながら頭を垂れた我々でした.

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2023年5月 9日 (火)

広島旅行①~呉編~

 基本的におとなしめのGWを過ごしたビザンチン皇帝ですが,終盤からちょっと本気を出しました(笑).6日のお昼に知人のコンサートを鑑賞した後は直ちに東京駅に移動し,そのまま東海道新幹線に乗車し西に向かいました.行先は広島県です.旅好きの私はもちろん47都道府県すべてに行ったことがあるわけですが,観光の量に関してはかなりの濃淡があります.北海道やかつて住んでいた東北地方はもちろん濃い部類ですが,一方で薄い部分の最上位に来るのが広島県です.もちろん行ったことはあるんですが,例えば同じ中国地方で比較しても,出張でちょくちょく行く岡山は別格として,鳥取・島根・山口と比較しても広島県の訪問頻度はかなり少ないものがあります.県庁所在地の広島市も例外ではなく,最後に訪問したのが2008年10月なのでもう15年前です(新幹線で通過ならしている).そんな本州の都府県で最も訪問濃度の薄い広島県を満喫しようというのが今回の企画です.

 新幹線は快調に西へ,がしかし,新大阪を過ぎたあたりから周囲は雨模様に(まあ天気予報がそうだったから覚悟はしていた).広島駅に着いた時には本格的な雨になっていました.慣れない広島駅でちょっと迷いながら,この日宿泊のホテルにチェックインしました(結局夕食は駅弁で済ませた).

 翌5月7日は朝から活動開始,JR呉線に乗って40分の呉に向かいました.呉といえば軍港,そっち関係に興味がある自分には外せないポイントです.実は訪問頻度の少ない広島県の中でも呉は初訪問なのでした.

Img_09011(写真1)10分の1サイズの戦艦大和

 雨の中到着後まず向かったのは大和ミュージアム,大戦中の日本最大の戦艦大和をはじめ,呉と海軍の博物館です.名物の10分の1サイズの大和の模型のほか,実物の零式艦上戦闘機や特攻兵器として知られる人間魚雷「回天」なども展示されています.普段のほほんと生きている者として気が引き締まる思いがしました.

Img_08401 Img_08301(左写真2)零式艦上戦闘機,(右同3)回天

 一通り見学した後は歩いて10分ほどの場所にある海上自衛隊呉地方総監部の青山門へ.隔週の日曜日に一般公開されている旧海軍関係の施設を見学するためです(事前に申し込みが必要で,希望者が多い場合は抽選).11時から受付が始まり中に入ります.ここでは係員(多分海曹の方)の案内で見学が進みます.まずは旧呉鎮守府庁舎(現海上自衛隊呉地方総監部第1庁舎)です.中央にドームを持つ煉瓦造りの建物は明治40年に竣工したもので,今でも現役で使用されています.我々が向かった青山門方面が正面とされていますが,海に面した側が正面ではないかという議論もあるようです(海に面した側に海岸に降りる急階段がある).

Img_08531(写真4)旧呉鎮守府庁舎

 鎮守府庁舎に続いて,旧海軍電話交換所へ.ここはさすがに現役では使われていないものの,空襲にも耐えられる強度を誇っています.戦中の使用目的はよくわかっていないそうですが,戦後すぐには電話交換所として使用されていたようです.すぐ近くには当地の地下に張めぐされていた地下通路への入口もあります(危険なので立ち入りはできない).全体で1時間ほどの見学でした.

Img_08721 Img_08781(左写真5)電話交換所,(右同6)内部

 その後は市街地に戻り,ハイカラ食堂でランチタイムです.海自&海軍に特化した食堂ですが,この日はもちろん定番の海自カレー(潜水艦そうりゅうのカレー)をいただきました(どうでもいいですがこのお店,一部界隈の人たちが発狂すること間違いなしです 笑).

Img_08991 Img_09001(左写真7)ハイカラ食堂,(右同8)そうりゅうカレー

 ランチ後は再び大和ミュージアムへ(再入場できるのが良い).先ほどはパスした特別展を中心に見学しました.そして14時40分頃にタクシーで呉基地のFバースに向かいます.今度は海上自衛隊の護衛艦の一般公開に参加するためです(午前中の鎮守府と同様隔週の日曜日に事前申込制で開催).この時間帯になると雨脚も強まっていました.雨の中見学開始,この日乗船できる艦艇はATS-4203訓練支援艦てんりゅうでした.全長100メートルのヘリ甲板を持つ艦艇で,対空射撃訓練用の標的機を発射する支援艦です.この日甲板には小型の標的機チャカⅢが展示されていました.ヘリ甲板にも立ち入りできましたが,こんなところでジンギスカンとかやったら楽しそうだなと思いました(100%懲戒処分の対象になりそうですが 笑).その後は他の護衛艦の外観を見学,一部しか見えませんでしたが海自最大の護衛艦である「かが」も停泊していました.

Dsc_2601 Img_09021 Img_09061 Dsc_2614(左上写真9)訓練支援艦てんりゅう,(右上同10)76mm速射砲,(左下同11)標的機チャカⅢ,(右下同12)壮観です

 1時間ちょっとで見学時間は終了,バスで市街地に戻り,この日最後の観光ポイントである,海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」に行きました.ここは海自の大きな任務である「掃海」をテーマにした展示のほか,退役した潜水艦「あきしお」の内部が見学できるのも魅力となっています(なので”てつのくじら”の異名がある).旧海軍が日露戦争の成功体験から艦隊決戦での勝利に力を注ぎすぎたことから,結果として本来日本の生命線であるはずのシーレーン防衛がおざなりにされ,結果大戦後半にはアメリカ軍によるシーレーンの破壊によって,日本は経済的に干上がってしまい戦争継続が不可能になりました.その反省から戦後の海上自衛隊は海上の安全確保を主要任務とし,掃海もその一環として最重要視されているのでした(朝鮮戦争に日本は基本的に参加していませんが,実はGHQの要請により当時の海上保安庁が掃海活動に当たっており殉職者も出ている).

Img_09141(写真13)潜水艦の野外展示

 掃海展示の後はいよいよ潜水艦の見学の時間,昔読んだ本で旧海軍の潜水艦の居住性は最悪だったとありましたが,あきしおは戦後の艦艇なので,それなりに居住性のも考慮が払われているようでした(とはいっても,この中で何週間も作戦行動をとるというのは,訓練以上に個人の適性が重要だろうなと感じた).

 資料館の見学でこの日の呉観光は終了,JR線で広島に戻り駅ビル内の店で広島の牡蠣を堪能したのでした.

Img_09231 Img_09241(写真14,15)広島の牡蠣(もちろん生)

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2023年5月 7日 (日)

春のマチネコンサート

Img20230515_08025045  このGWはこれまで比較的おとなしめの行動をしているビザンチン皇帝ですが,連休終盤の5月6日は東京日暮里のサニーホールで開催された春のマチネコンサートを鑑賞してきました.

 これは若手音楽家(声楽5名,器楽1名)のユニットによるコンサートです.私にとっては構成員の半数が知り合いというなじみ深すぎる演奏会ということになります.コロナ禍の2020年秋に続き2回目のコンサートでした.

 曲目は合唱2曲,日本やドイツ歌曲,そしてオペラのアリアや重唱です.特にオペラは自分の大好きなジャンルなのでワクワクしながら鑑賞しました.合唱2曲は谷川俊太郎作詞・木下牧子作曲の「春に」と岩間芳樹作詞・新実徳英作曲の「聞こえる」で,これらはいずれも医師会合唱団で取り上げたことのある曲だったので感慨深いものがありました.会場では見知った方々も多く,コロナ禍で途絶えていた交流もできました.

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2023年5月 4日 (木)

二期会バッハ・バロック研究会

Img20230505_08222137  GWも深まってまいりました(笑).5月3日の日中は上野の東京文化会館小ホールで行われた二期会バッハ・バロック研究会20周年記念コンサートに行ってきました.二期会というとオペラのイメージがありますが,こうしたバロック音楽の活動も行われています.声楽一般に言えることですが,ここんもコロナ禍で演奏会が開催できず,今回は4年ぶりの公演となりました.

Img_08042 Img_08062  演奏されたのはシュッツやブクステフーデといった初期・中期バロックからテレマン,バッハの後期バロックのアリアや二重唱です.普段こうした分野の研鑽を積んでいる方々の演奏は染み渡るものがありました.あと、東京文化会館は大ホールはちょくちょく来ていましたが,小ホールは初めてでいいホールだなぁと思いました.

Img_08082 Img_08142  終演後は時々行く音威子府TOKYOさんへ.定番の国稀や各種料理に加え,この日は限定メニューの「しん・おといねっぷそば」をいただきました.このメニュー,公式Twitterの初出が4月1日で,エイプリルフールのネタかと思っていたんですが、本当にあったことに感動しました.

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2023年5月 1日 (月)

日本語の不自由な詐欺メール

 ネット時代になってから増えてきたものに,個人情報を抜き取ろうとするフィッシング詐欺と呼ばれるパターンの詐欺メールがあります.これは大手通販や金融機関などを名乗るメールを送り,そうした機関と紛らわしい偽のサイトに誘導,そこから個人情報を入力させ,それを盗み出そうというものです.仮にクレジットカードの番号や有効期限、暗証番号が盗まれた場合,後に金銭的な被害が発生する可能性もあるため注意が必要です.

 以前はAMAONや楽天市場,Appleなど有名どころを名乗るケースが多かったんですが,最近はパターンが広がりえきねっとやETCサービス,各種銀行を名乗るパターンも増えてきています.ただ数が増えるのと同時に,詐欺メールとしての質も様々で,以前えきねっとを名乗って話題になったような精巧なものから,逆にどうやったらこんなのに引っかかるのかと首をかしげるものまで玉石混交の状態になっています.

 メールソフトなどではそうした詐欺メールは最初から迷惑メールフォルダに振り分けられることもありますが、通常メールに紛れてくることも多く気が滅入ります.ここ数日はauじぶん銀行を名乗る詐欺メールが多いようなきがするんですが,今日やってきたこのメール、あまりにも日本語がひどくて唖然としました.

Sagi_20230505174501  明らかに日本語としておかしい箇所が多すぎるので,絶対これは日本語を理解しない人間が作ったろうなと思いました(じぶん銀行を新聞銀行と誤変換しているのも笑える).

 こうした詐欺メールの見分け方として,宛名がない(詐欺メールは一斉送信しているため)あるいは宛名がメアドというのがあります.本当にAMAZONや楽天からのメールならば必ず自分の名前宛になります.くれぐれも騙されないよう注意しましょう.

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