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2023年1月19日 (木)

月齢26の月

 月は地球の衛星で、約27日で地球を一周する公転周期を持っていますが,同じ27日で自転しているため常に地球には同じ面を向けていることになります.これが月の表側ですが,一方その反対の裏側の様子は地球からは見えないため謎が多く,ようやくその実態がわかるようになったのは宇宙船が飛ばせるようになった20世紀後半以降のことです(それ以前はSFの世界を中心に月の裏側にはUFOの基地があるなどと言われていたし,昭和47年のウルトラマンAでも月の裏側に月人が住んでいるとされた).

 そんな月ですが,一方で満ち欠けがあることも知られています.こちらは太陽との位置関係によるもので,ほぼ太陽と同じ側に来た時の新月から,反対側に来た時の満月を経て約30日で新月に戻るサイクルを繰り返しています.ちなみに新月の時に月と太陽が重なって起こるのが日蝕,満月の時に地球の影に入って起きるのが月蝕です.月の呼び名としては月齢1の新月のほかに月齢3の三日月,月齢7~8の上弦(向かって右側が光る半月),月齢14~15の満月,月齢21頃の下弦(上弦とは逆に左半分が光る半月)があります.

 昨夜は隣県への出張当直だったのですが,今朝6時半に現地を出発しようとしたところ,東の空にきれいな月が出ていました.普段なら夕方の西の空に出る三日月と反対側が光る月齢26の月です.その形から逆三日月と呼ばれることもありますが,普通の三日月と違い早起きしないとみられない貴重な月です.

Img_9565(写真)月齢26の逆三日月

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