冬至2022
今日12月22日は冬至です。北半球ではもっとも太陽高度が低くなり,昼の長さが最も短く夜が最も長くなる一日です(南半球では逆になるためこの日は夏至)。暗くて寂しいイメージのある日ですが,逆の見方をするとこの日を境にどんどん日が長くなっていくため,太陽が復活する日と捉えられ,それを祝う風習が世界各地にあります。ヨーロッパのゲルマン人の祭りであるユールやインカ帝国のインティライミが好例でしょう。
日本では冬至といえば柚子湯やカボチャの風習があります。このうち柚子湯は冬至を湯治と引っ掛け,さらに当時は薬効が期待されていた柚子入りの風呂に入ることで,冬の寒さを乗り切ろうという考えからと言われています。一方のカボチャは野菜が不足する冬季にも保存がきくため,栄養豊富なカボチャを冬に食べることによって同じく寒い時期を乗り切るという意味だそうです。
世間ではコロナとインフルエンザの同時流行も言われていますが,来る春を信じて健康に留意しつつ寒い季節を乗り切りましょう.
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