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2022年7月 3日 (日)

チンチラ逝く

 我が家でペットとして飼っていたチンチラさん(名前 ナンネル)が去る7月1日お昼に亡くなりました.享年17でした.

 チンチラのナンネルは2006年春,まだ岩手県沿岸北部に勤務していた頃にお迎えしました.ペットとしてはそれ以前にハムスターを飼っていたことがあったのですが,寿命が短いこともあってお別れする日が早くきてしまうのが残念なところでした.その点チンチラならば比較的長生きするということ,草食なのでにおいが少ないこと,騒音もないことから飼ってみることにした次第です.もっとも原産地が南米アンデスの高地帯なため暑さと湿気には極端に弱いという習性があります.暑くて蒸す日本の夏はチンチラの飼育環境としては最悪であり,飼育にはエアコンが欠かせません.ただ,当時勤務していた岩手県沿岸北部の夏はそれほど厳しいわけではなかったことから,家にエアコンのある部屋が一つしかなく,その唯一の部屋にチンチラが済み,飼い主はエアコンの無い部屋に寝泊まりしていたのを思い出します(笑 その後2台目のエアコンを購入した).

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(写真)左上から1歳,3歳,9歳,15歳のもの.段々毛のツヤから老いが来ているのが分かります

 以来16年,休暇の海外旅行の際にはペットホテルに預けるなどしていましたが,犬などと違い情が移ることもないのか,10日間留守にしても我関せずといった感じででした.チンチラの平均寿命が10~15年とされているため,結構高齢になります.基本的に大きな病気もなくきていましたが,昨年夏ごろ検診で腹腔内に腫瘤があることを指摘されました.その後その影響なのか便が小さくなるなどの影響が出始め,少しずつ弱ってきていた印象がありました.

 ここ1か月くらいは衰えが顕著になり,それ以前なら見せるだけで飛びついてきたドライフルーツにもあまり関心を示さないようになりました.それでも日によって調子が良い日や今一つの日があったり一進一退といった感じでしたが,6月30日の夜からはいよいよ元気がなくなり,そして7月1日のお昼前にウチのKの手の中で静かに旅立っていきました.

 翌7月2日の午前中に業者に火葬していただき,骨壺に入りました.傍には主のいないケージ,16年間いつもそこにいるのが当たり前の存在だっただけに,そこに姿がないのは本当に寂しいものです.

 チンチラのナンネル安らかに.そしてありがとう.

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