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2022年7月28日 (木)

バッハの曲を語らう会

Bach_20220729162701  クラシック音楽といえば,世間的には古典派とかロマン派などが知られていて,作曲家としてはモーツァルトやベートーベン,ショパン辺りがメジャーかと思います.一方で一部のファンから圧倒的な人気を得ている作曲家にJ. S. バッハがいます.彼は1685年にドイツ中部の都市アイゼナハで音楽家一族の家に生まれました.ヴァイマールやケーテンなどの宮廷楽長を務めた後,1723年にライプチヒの聖トーマス教会のカントールに就任し,以後1750年に亡くなるまでその地位にありました.生前は作曲家としてよりもオルガン奏者として知られた人物ですが,今日ではバロック音楽の集大成を成した作曲家とも,あるいは現代にる西洋音楽の基礎を作った作曲家として「音楽の父」などとも呼ばれています.

 バッハの音楽といえばブランデンブルク協奏曲や管弦楽組曲といった合奏曲もありますが,その神髄は何といっても約200曲ある教会カンタータやオルガン・クラヴィア用の器楽曲にあります.この辺は好きな人はとことん好きな世界で,世の中にはとにかくバッハが好きだという人がかなりの数いるのです.

 SNS上でもそうした話題は良く取り上げられており,Facebookには「バッハの曲を語らう会」というグループがあり私も参加していました.その名の通りとにかくバッハに関する話題(「この曲はこの演奏が素晴らしい」とか,「この作品は私の思い出だ」など)なら何でも投稿可というもので,世のバッハ好きがたくさん参加して盛り上がていました.

 しかし,今年の春ごろからバッハとは関係ないいわゆるスパム投稿が増えてきました.このグループはいわゆる公開グループなので基本的に誰でも投稿できるという特徴があるため,一旦自動巡回でスパムを張り付けるアカウントの侵入を許すと次々とその手の投稿がやってきてムチャクチャになってしまうのです.本来であれば管理人がその手のアカウントを排除すればいいのですが,手が回らないのか完全放置状態で荒れるがままになってしまいました.で,状況を見かねた人が避難先として「新バッハの曲を語らう会」というグループを立ち上げ,相当数の方々がそちらに避難する状況になりました.私自身は新グループに参加すると同時に,旧グループの行く末を見届けたいという思いもありそちらは退会せずそのままにしていました(退会しないので自分のTLを開くたびにスパム記事が目に入る(笑)).

 そういう状況だったのですが,先日旧バッハの有志メンバーが頑張って管理者との連絡に成功,権限を譲り受けてスパムアカウントの排除や記事の削除がなされたのでした.旧バッハグループがスパムまみれになっていた頃,「この管理者はどうしてしまったんだろうか? もしかしてコロナ時代に体調を壊し活動できない体になってしまったのではないか」などと心配していただけに,無事が確認されたと聞いた時にはホッとしました.

 そんな盛り上がりが見られたバッハの世界ですが,実は今日7月28日はバッハの命日なんだそうです.暑い日が続きますが,ゆったりとバッハの曲を鑑賞するのもいいかもしれません.

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2022年7月26日 (火)

うなぎ

Img_8603  先日の土用の丑の日は時間が遅くなったこともあり鰻にありつくことができませんでした.そのリターンマッチというわけで,昨夜食べに行ってきました.

 行ったのは市内の松琴楼という老舗のうなぎ屋さんです.この日は普通のかば焼きのほかに白焼きも注文しました.ふわっとした食感でとても美味しかったです.お酒も一緒に頼んだことは言うまでもありません(笑).

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2022年7月25日 (月)

島田陽子さん逝去

 報道によると女優の島田陽子さんが亡くなったとのことです。

 女優・島田陽子さん逝去

 島田陽子さんといえば初期の仮面ライダーにも登場していましたが,当時はあまり記憶に残りませんでした(当時の幼稚園の年長組には真樹千恵子や山本リンダのインパクトの前に隠れてしまった感じ).

 自分的に存在を強く感じたのは,昭和51年(1976年)の犬神家の一族での野々宮珠世役でした.腹に一物ありそうな面々ばかりの犬神家の中で,唯一清純なイメージの珠世は本当にかわいくて、まさに「掃きだめの鶴」といった感じでした.その後TBSで放送された森村誠一シリーズの腐食の構造でのヒロインも印象深かったです.

 私生活上ではいろんなことが取りざたされましたが,自分の中ではいつも犬神家の一族の珠代さんでした.島田陽子さんのご冥福を心からお祈りいたします.

Fygjs9ucae4wgm (写真)映画「犬神家の一族」(1976年東宝 監督市川崑)

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2022年7月23日 (土)

土用の丑の日

 今日は7月23日,ちょうど1年前に東京オリンピックが開幕した日です.開会式の入場行進曲にゲーム音楽が使用されるなど大きな話題となりました.あれから1年が経過したということで,月日が経つのは早いものだと改めて実感しています.

 一方で2022年7月23日は土用の丑の日です.世間では夏バテ防止に栄養価のある鰻を食べる日として知られていますが,実際には「う」のつくものならば良く,うどんや梅干しからウズベキスタン料理,ウクライナ料理までなんても良いという説もあります.

 そんな7月23日,合唱団の練習の後鰻を食べようと新宿小田急百貨店の鰻料理屋さんに行ったのですが,残念ながら売り切れ閉店💦,急遽予定を変更してオイスターに変更したのでした.

Img_8598  こちらも海のミルクの異名があるように栄養豊富,暑い夏を乗り切りたいと思います.

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2022年7月22日 (金)

濃厚接触者の待機期間

 新型コロナウイルス感染の第7波に入っている世相ですが、今日国は新型コロナ感染の濃厚接触者の待機期間を変更する旨を発表いたしました。

 濃厚接触者の待機期間 5日間に短縮 社会経済活動の維持のため

 従来は原則7日間だったものを5日間に短縮するとのことです。記事には社会経済活動の維持のためとありますが、もちろん医学的な知見がベースにあるのはいうまでもありません。

 新型コロナウイルス(COVID19)感染症は当初潜伏期間が長いことが特徴で、感染から発症まで1週間以上かかることもざらでした。しかし変異株の登場に伴って徐々に短縮傾向を示し、2021年秋に出現したオミクロン株では大体2〜3日で発症するケースがほとんどとなりました。それでも従来株も残っていたことから7日間の待機が維持されていましたが、7月下旬に入り市中の株がほぼBA5(オミクロンの亜型)に置き換わったことを受けて今回の措置となったと思われます。

 ただ5日間というのは原則で、途中2日目、3日目の2回医療用の認可を受けた抗原定性キットを用いて検査を行い陰性が確認されれば3日目での解除も可能となっています(無症状であることが大前提。従来は4日目、5日目の検査で陰性なら5日目解除だったもの)。これは潜伏期間がほぼ3日以内でありその段階で無症状かつウイルスがある程度検出されなければ、その後発症する蓋然性は極めて低いということでしょう。注意が必要なのは待機解除に用いる抗原定性キットは必ず体外診断用医薬品でなければならず、通販などで見かける研究用と書かれたキットではダメだという点です。これは研究用とされているものは精度が保証されておらず、特に今回のような陰性を確認する目的には適さないからです(偽陰性が出る可能性が高いため)。これらのキットは有症者が自分で陽性であることを確認する目的ならばそれなりに有用です(低リスク者がこれで自己診断し自主的に自宅療養に入れれば医療機関への負荷も軽減できると思います。その場合解熱鎮痛剤などをどのように手配するのかという問題がありますが)

K10013731671_2207221918_0722192044_01_03  ちなみに待機日数の数え方ですが、感染者との最終接触日(同居者の場合は屋内隔離が開始された日)を0日とし翌日から1日、2日と数えて行きます。最終接触日が1日目ではありませんので注意が必要です。

 ともかく私たちにできるのは従来通りの基本的な感染対策であることは言うまでもありません。

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2022年7月21日 (木)

ブログ開設記念日

 今日7月21日は当ブログ,ビザンチン皇帝の日常の開設記念日です.

 このブログは私のホームページ,ビザンチン皇帝の部屋を補完するものとして2006年7月21日に開設されました.主として旅行記や学生時代の思い出などをメインとしていたホームページに対して,日々の日常生活を綴る場として始めたものです(ホームページ上で”非日常の世界”に対して”日常の世界”と銘打たれているのはそのためです.

 その後ホームページの更新が滞っていた時期でもこのブログだけはコツコツと更新していたこともあり,次第に日常生活だけでなく非日常の旅行の話も綴るようになり名が体を表さなくなっているともいわれます(笑).開設以来今日で16年,近年はTwitterなどのSNSに人々の関心が移ってしまったため,ブログというコンテンツ自体がマイナー化してしまった感がありますが,16年間の自分の生活記録をまとめたものであり,自分にとっは貴重な財産となっています.今後も可能な限り続けていきたいと考えています.

073  そういえば先日亡くなったチンチラのナンネルさんをお迎えしたのがこのブログ開設の少し前のことでした(写真はまだ生後半年くらいだったナンネルさん).

 

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2022年7月20日 (水)

しながわ宿場まつり中止

20shina12  秋の恒例イベントになっているのがしながわ宿場まつりです.江戸時代の扮装をしたままワインを飲んだり自由行動ができるゆる~い楽しいイベントなので,基本的に参加できる年は参加しています.新型コロナウイルス感染症流行の影響で2020年と2021年は中止になっていましたが、今年は規模を縮小して開催する旨がアナウンスされていました(関連記事).開催されるならばぜひとも参加したいと張り切っていたのですが,今日改めて公式ホームページを見たら…

 中止のお知らせが出ていました💦

 今月に入ってからのいわゆる感染第7波の拡大に伴う措置のようです.7月に入って,もうしかしたらそうなるかなぁと思っていたため驚きはありませんが,もしかしたらコロナ後初の扮装イベントかもと楽しみにしていただけに残念です.

Shinachu  ところで,来月28日は3年ぶりの日本寮歌祭も予定されていますが,こちらは果たしてどうなるのでしょうか(屋外のパレードが中止なら…).

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2022年7月19日 (火)

医療相談

 皇帝を名乗っている私ですが,それだけでは生活ができないため普段は医師をやっています.勤務先での診療に加えて隣県の応援当直や介護保険の審査員に加えて昨年からは市の保健センターでの医療相談も担当するようになりました.これは患者さんの病気の困りごとを直接専門の医師が相談に乗るという企画です.主催は地元の医師会地域医療連携室で,ホームページ上にカレンダーがあって,何日の午後は内科,ここは皮膚科などの設定がなされており電話をかけると,それら専門医に相談することができます.なので患者さんはあるいは予約して、あるいは直接電話して医師に相談する流れになります(普段なら).

 が,今日はいつもと様相が違いました.かかってくる電話かかってくる電話みんな「発熱してしまった!どこに行ったら診てもらえるんでしょうか」,「子がコロナ陽性になってしまったんだけど自分はなにをしたらいい?」みたいな電話がひっきりなしにかかってきます.新型コロナウイルス感染が急拡大している世相を受けていることは間違いありません.その種の電話が多すぎて,とても自分領域の電話が入り込む余地など全くないのでした.

 第7波に入ったと言われるコロナ感染ですが,個々人ができる対策は以前と変わるわけではありません.まずは基本的なマスク,手指消毒等という基本に立ち返って徹底させていく必要があると感じます.

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2022年7月18日 (月)

最強かき揚げ蕎麦

 カップヌードルと並ぶ日清食品の定番商品がきつねどん兵衛です.カップうどんのジャンルでは東洋水産の赤いきつねとともに東西の横綱といった感じです.そんなきつねどん兵衛の豪華版ともいえる最強どん兵衛が発売され,5月にそれを食べたという記事を挙げました.

 最強どん兵衛

 で,その際にその仲間として最強かき揚げ蕎麦もあるという話をしたのですが,今回そのかき揚げ蕎麦に挑戦しました.

 蓋に書かれた文面によると,「麺の弾力、のどごし 新太そば」,「厚さアップ サクサク旨い鬼かき揚げ」,「華やぐ香り 6種の合わせ出汁」,「浅草 やげん堀 特製七味唐辛子」とのことです.調理時間は5分,最強うどんの8分に比べると短めですが,蕎麦としては長い方です.5分待ってさっそく味わうことにしました.

Img_8596 Img_8597  まずは出汁をいただきます.6種混合の出汁は醬油をベースに魚粉の旨みを感じるものでした.麺は5分待たなければならないだけに太さがあり,コシもしっかりあります.そしてなんといっても圧倒的な存在感があるのが鬼かき揚げ、通常版よりもタマネギが増量されているためその甘みが素晴らしいです.名前に鬼とついているように,大きくて暑いかき揚げです.これはたしかにカップ麺のかき揚げのレベルを超えていると感じました.

 きつねどん兵衛に負けず,こちらも最強の一品だと感じました.

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2022年7月14日 (木)

巴里祭

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 今日は7月14日はフランスの革命記念日です.1789年のこの日,折からの不景気等による生活苦から不満を募らせた民衆がパリのバスチーユ牢獄を襲撃,この暴動が全国に波及することでフランス革命が始まったとされています.同国ではこの日は祝日とされ,市内では様々な行事が行われます.

 フランスという国は独特の文化や風土を持った国です.日本から見ると欧米諸国,西ヨーロッパ諸国などと一緒くたにされるイメージがありますが,政治的には現代のグローバリゼーションの中心にある米英とは常に一線を画した行動をとっています(それは今のウクライナの問題でもそうです).文化面でもかつて日本や中東との間で物議を醸しだした風刺画文化や性への意識など,禁欲的なプロテスタントのイメージのある特にアメリカとは明らかに異なっています.食文化に関しても,質素&ジャンクなイメージでお世辞にも美味といいにくい(笑)米英とはきわめて対照的にフランス料理はは洗練されています.

 このような現代に続くフランス人のアイデンティティの原点となったのがフランス革命なのです.そしてこの革命記念日をテーマにしたフランス映画がQuatorze Juilletで意味はそのまま7月14日となります.これはルネ・クレール監督によって1933年に作られたモノクロ映画で,特に革命をテーマにしているわけではなく,1930年代のこの日に繰り広げられた庶民の恋愛をほんわかと描いたものです.日本ではこの映画を輸入配給した東和商事社長,川喜多長政氏らによる翻案で巴里祭という題で人気を博しました.この影響からフランス革命記念日自体も日本では巴里祭といういい方をすることがありますが,フランス人に向かってこの7月14日を "Festival de Paris" といってももちろん通用しません(笑).

(↑ 映画巴里祭のメイン音楽)

 自分も学生時代ある年の7月14日にレンタルビデオ店でこの作品を借りてきて,観たのを覚えています.

 そんなことを思い出した2022年7月14日でした.

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2022年7月13日 (水)

掲示板サービスの終了

 久しぶりの更新になりました.この間世間ではいろいろなことがありましたが、当ブログのテーマではないので割愛しています.

 さて、私のホームページ「ビザンチン皇帝の部屋」には掲示板が付いています.2000年代初め頃に運用されていた個人のホームページには大抵ついていたもので、その目的はホームページ管理人(当サイトの場合は私コンスタンティヌス21世)とサイト閲覧者との間のコミュニケーションツールでした.SNSが発達してオンラインで手軽にやり取りができるようになる前はこうしたweb掲示板がそういう役割を担っていたのです.当サイトの掲示板も2006~2010年頃までは主に春のひの新選組まつり参加者が多数やってきて,結構賑わっていたものです.

 しかしTwitterやfacebook、InstagramなどのSNSツールが急速に発展し人々がそちらの利用にシフトした結果,ホームページの掲示板はそれと反比例するように過疎化していきました.2009年以降の掲示板への投稿数はスパムを除くと

 2009年 69件

 2010年 28件

 2011年 9件

 2012年 3件

 2013年 4件

 2014年 4件

 2015年 11件

 2016年 2件

 2017年 3件

 2018年 2件

 2019年 1件

 2020年 2件

 2021年 1件

 2022年 0件(7月12日現在)

 となっていて,特に2011年以降は過疎化というレベルを超越した状態になっています.それでもやめていなかったのは過去のやり取りが今でも思い出として残っているからです.

 しかし,運営元のteacup.から本年8月1日13時で掲示板サービスを終了する旨のアナウンスがありました.同社のブログに関しては他社への乗り換え等もあるようですが,掲示板に関してはそうしたものはないようです(現在の過疎っぷりからみて世間的にもweb掲示板自体の需要がないということでしょう).

 時代の流れであり仕方ないのですが,せっかくの思い出が消え去るのは寂しい限りです.スクショなり魚拓なりで残していく方法を考えます.

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2022年7月 4日 (月)

歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」

Img20220704_17504061  チンチラのナンネルさんの火葬が済んだ翌日,7月3日は日比谷の日生劇場で開催された藤原歌劇団の歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」を鑑賞してきました.

 これは俗にモーツァルトの四大歌劇(フィガロ、ドン・ジョバンニ,魔笛、コジ)と称される作品の中でも比較的上演頻度の高い作品です(魔笛には負けますが,フィガロと同等以上、ドン・ジョバンニよりは明らかに上).我が家でも様々なプロダクションを生鑑賞しています.このオペラの上演頻度が高い理由の一つが,これがアンサンブルオペラだからというのがあるように思います.いわゆる難アリアと呼ばれるものがないことからレベルの高い歌手を呼んでこなくても大丈夫というのもあるでしょう.

 今回は藤原歌劇団の新プロダクションで,中心に配置された大きな円舞台を効果的に使った演出となっていました.

 終演後は東京駅八重洲地下のオイスターバーへ.久しぶりに生牡蠣とワインを堪能したのでした.

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2022年7月 3日 (日)

チンチラ逝く

 我が家でペットとして飼っていたチンチラさん(名前 ナンネル)が去る7月1日お昼に亡くなりました.享年17でした.

 チンチラのナンネルは2006年春,まだ岩手県沿岸北部に勤務していた頃にお迎えしました.ペットとしてはそれ以前にハムスターを飼っていたことがあったのですが,寿命が短いこともあってお別れする日が早くきてしまうのが残念なところでした.その点チンチラならば比較的長生きするということ,草食なのでにおいが少ないこと,騒音もないことから飼ってみることにした次第です.もっとも原産地が南米アンデスの高地帯なため暑さと湿気には極端に弱いという習性があります.暑くて蒸す日本の夏はチンチラの飼育環境としては最悪であり,飼育にはエアコンが欠かせません.ただ,当時勤務していた岩手県沿岸北部の夏はそれほど厳しいわけではなかったことから,家にエアコンのある部屋が一つしかなく,その唯一の部屋にチンチラが済み,飼い主はエアコンの無い部屋に寝泊まりしていたのを思い出します(笑 その後2台目のエアコンを購入した).

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(写真)左上から1歳,3歳,9歳,15歳のもの.段々毛のツヤから老いが来ているのが分かります

 以来16年,休暇の海外旅行の際にはペットホテルに預けるなどしていましたが,犬などと違い情が移ることもないのか,10日間留守にしても我関せずといった感じででした.チンチラの平均寿命が10~15年とされているため,結構高齢になります.基本的に大きな病気もなくきていましたが,昨年夏ごろ検診で腹腔内に腫瘤があることを指摘されました.その後その影響なのか便が小さくなるなどの影響が出始め,少しずつ弱ってきていた印象がありました.

 ここ1か月くらいは衰えが顕著になり,それ以前なら見せるだけで飛びついてきたドライフルーツにもあまり関心を示さないようになりました.それでも日によって調子が良い日や今一つの日があったり一進一退といった感じでしたが,6月30日の夜からはいよいよ元気がなくなり,そして7月1日のお昼前にウチのKの手の中で静かに旅立っていきました.

 翌7月2日の午前中に業者に火葬していただき,骨壺に入りました.傍には主のいないケージ,16年間いつもそこにいるのが当たり前の存在だっただけに,そこに姿がないのは本当に寂しいものです.

 チンチラのナンネル安らかに.そしてありがとう.

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2022年7月 1日 (金)

真夏日

 今日から7月,暦のイメージではいよいよ夏本番という感じがします.

 今年は6月中に梅雨が明けてしまったため,6月だというのに各地で激しい暑さが続いています.7月に入ってもその勢いは収まらず,1日は全国6か所で気温40℃以上を記録したようです

 6地点で最高気温40℃台を観測

 具体的には群馬県の桐生市40.4℃、群馬県の伊勢崎市40.3℃、山梨県の勝沼町40.2℃、埼玉県の鳩山町40.1℃、埼玉県の熊谷市と岐阜県の多治見市で40.0℃とのこと.30℃台後半でも強烈ですが,40℃ははっきり言って危険な気温です.なんたって自分の体温よりも高いのですから.

 夏の暑い日を指す気象用語はかつては最高気温25℃以上の夏日と30℃以上の真夏日の2種類しかありませんでした(その他最低気温が25℃を下回らない熱帯夜というのも).しかし温暖化の影響で夏の30℃が当たり前になり,さらには35℃以上もちょくちょくみられるようになったため,2007年から最高気温35℃以上の猛暑日が設定されました.ただその後も夏の高温化傾向は進み,最近は猛暑日も普通に見られるようになってきています.

 そしてついに40℃がちらほら散見されるようになると,今後新しい概念が必要になりそうです.その場合は最高気温40℃以上の激暑日とか,45℃以上の滅暑日なんて名付けられるのかもしれません.一方で,最高気温25~30℃だとかなり涼しい部類に思えてしまうので,夏日という言葉は死語に近いものになっていきそうです.

 そんなことを考えた2022年7月1日でした.

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