アインシュタイン記念日
例年になく早い梅雨明けを迎え,各地で連日の猛暑が続いています.今日6月30日は何かの記念日なんだろうかと探してみたら,アインシュタイン記念日でした.相対性理論で有名なアインシュタインです.とはいっても彼の誕生日とか命日とかではなくて(アインシュタインの誕生日は3月14日,命日は4月18日),主要な業績の一つである特殊相対性理論に関する最初の論文が投稿された日だからだそうです.
相対性理論には特殊相対性理論と一般相対性理論の2つがあり,観測者や対象が等速直線運動(一定の速度で方向を変えない運動)をしている場合にだけ成立するのが特殊相対性理論で重力場などそれ以外の場面でも通用するよう発展させたのが一般相対性理論となります.19世紀までの古典物理学に対する現代物理学の柱として量子力学と並ぶ有名な理論です.量子力学がデンマークのボーアら多くの物理学者によって作られたのに対して相対性理論はアインシュタイン単独で作られました.そのため彼の独特の風貌とともに少なくとも名前だけは非常に有名な理論です(有名であるが故に,いわゆるトンデモ系物理学者からはやたら目の敵にされる理論でもあります).
私と相対性理論の出会いは中学生時代で(多分SFか何かで知ったんだと思う),何とか理解したいと故・内山龍雄先生の「相対性理論入門(岩波文庫)」を買って必死になって勉強した思い出があります.当時この本で勉強した後,もっとわかりやすい本はないかと探してブルーバックスにたどり着き,そこからいろんな方面に手を伸ばしていくことになりました.
そんな思い出深い相対性理論にちなむ記念日,久しぶりにそっち系の勉強もしてみようかと思ったのでした.
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