歌劇「ばらの騎士」
オペラ好きの我が家、毎年10本以上の生観劇をしていますが、2022年に入ってからはオミクロン株の流行を鑑みて観劇を自粛していました。しかしワクチン3回目接種も完了したことや、まん延防止等重点措置の解除等の世相から再開することにしました。
で昨日観劇してきたのが表題の「ばらの騎士」、1911年に初演されたリヒャルト・シュトラウスを代表するオペラ作品です。新国立劇場の公演です。
作品の好みは人それぞれと言いますが、この「ばらの騎士」に関しては実は若い頃はあまり好きな作品ではありませんでした。その昼ドラ的なストーリーとシュトラウスの音楽がなんか安っぽい映画音楽のようで、どうも生理的に受け付けなかったのです。
しかし、歳を重ねてのち改めて鑑賞してみると、その良さがわかり今では好きな作品のひとつとなっています(この辺は事情はいつかここにも書いてみたいと思います)。
コロナ禍に入って恒例だったホワイエでのアルコールが無くなったのが我々的には残念だったんですが、4月から外のテラスでの販売が始まりました。さっそくいただいたのはいうまでもありません(笑)。
土曜日のマチネ公演ということもあるのか、会場はほぼ満員の入りです。やっぱり芸術鑑賞に飢えていたんだなぁと感じました(やっぱりこういうご時世だからこそ文化芸術は重要です)。舞台はジョナサン・ミラー演出による新国立定番のレパートリー、舞台の華やかさが特徴です。キャストはコロナの影響で、邦人歌手主体ですがよくまとまって美しい調べを奏でていました。
終演後は劇場内のレストランへ。約4ヶ月ぶりの訪問でしたが常連のためか名前を覚えられていました(笑)。この日はフルコース、ワインも各種いただいたのはいうまでもありません。やっぱりオペラは最高だなとしみじみ思った1日でした。
(左上)レストランマエストロ、(中上)前菜のマカジキのカルパッチョ、(右上)タリアテッレ 桜エビと空豆 クリームソース、(左下)真鯛と蛤、春野菜の蒸し焼き、(中下)熟成牛のビステッカ、(右下)デザート苺のスープ、ジェラート添え
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