2022年の節分
今日2月3日は節分です。二十四節気の一つである立春の前日という節目の日ということでその名があります。本当なら立春以外の立夏、立秋、立冬の前日も全て節分なんですが、世間で言う節分はもっぱら立春前日のものを指しています。
節分といえば豆まきが有名ですが、これは季節の変わり目には邪気(鬼)が生じるため、これを退治する目的で行われるものとされています(「鬼は外、福は内」など)。今でも各地の神社やお寺などで節分には豆を撒く習慣があります。
一方で21世紀になってから全国的に知られるようになってきたものに恵方巻きがあります。これは節分の夜にその年の恵方の方角を向いて黙って太巻きを食べると願いが叶うというもので、元々は関西にあった風習とされていますがその実態は不明です。ただ大手コンビニチェーンがこの風習を大々的に売り出したことで全国的に認知されるようになったイベントです(一方でコンビニの思惑で始まっただけに毎年大量の恵方巻きが製造され、売れ残ったものが廃棄されたり従業員にノルマとして課されたりとブラックな一面もあります)。ただ北海道生まれ東北育ちの私にはまったく馴染みのない風習なので、これまで節分に恵方巻きを食べたことはありません(笑)。
ちなみに今年(2022年)の恵方は北北西とのこと。北北西といえば1954年公開の映画「北北西に進路を取れ」(アルフレッド・ヒッチコック監督、ケイリー・グラント主演)が有名です。私も大好きな作品で、恵方繋がりの今年の節分はこの映画を見ようかと思ったのでした。
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