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2022年1月22日 (土)

対面石

 1月から新大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まりました。鎌倉幕府を立てた源頼朝を補佐した有力御家人たちを中心とした物語です。大河ドラマの題材は圧倒的に戦国と幕末が多く、今回のような平安末期から鎌倉初期を描く作品は21世紀に入ってからは2005年の「義経」と2012年の「平清盛」に続いて3作品目です(21世紀になってからの作品は戦国10、幕末維新7、その他5)。

 時々静岡県東部の病院に応援出張に出かけているんですが、実はその途中に平安末期の治承四年(1180年)の富士川の戦いに際して挙兵した源頼朝とこれに応じて奥州から駆けつけた源義経が対面したとされる八幡神社があります。そしてその境内には二人が対面の際に腰掛けた石(対面石)が残されています。昨夜は向こうに泊まりだったのでその帰りに寄ってみることにしました。

Img_7130 Img_7112(左写真1)正面大鳥居、(右同2)中鳥居

 八幡神社は静岡県清水町の住宅地に立つこじんまりとした神社です。バス通りに面したところに正面大鳥居がありそこから参道を歩くと中鳥居が見えてきます(中鳥居の手前に駐車場がある)。鳥居を潜ってまっすぐ行くと本殿、寒さ対策なのか感染対策なのか自動ドア形式になっていました。参拝しついでに御神籤も引いてみたら中吉、まあまあです。

Img_7120 Img_7119(左写真3)本殿、(右同4)自動ドアになっています

 参拝後本殿お左奥に進んでいくと、目指す対面石が鎮座していました。2つの石が並んでいるんですが、向かって左側がやや高くなっていることから左に頼朝が、右に義経が座ったと思われます。

Img_7117 Img_7122 (左写真5)中吉でした、(右同6)対面石

 頼朝が座ったと思われる石の側には絡み合った二本の柿の木が生えています。これはねじり柿と呼ばれるもので兄弟が対面した際に頼朝が柿を食したもののそれが渋柿だったためにその種を捻って捨てたところ芽を出した。その二本がお互い幹を絡ませねじり合うように成長したためと言われています。
Img_7128 (写真7)ねじり柿

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