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2021年12月 9日 (木)

丹波丹後観光

 先日間人蟹を食べに丹後半島方面に行ってきましたが,普段なかなか訪れる機会が少ない場所ということで周辺の観光にも行ってきました.

Pc040181(写真1)福知山城

 まずは福知山城,丹後とその南に隣接する丹波地区は織田信長が天下布武を掲げて戦っていた天正年間,その命を受けた明智光秀が数年かけて攻略していった土地です.その前半生が謎に満ちている光秀が歴史の表舞台に登場し一番活躍していた時代にかかわる場所です.福知山城は丹波平定後に光秀が同地の拠点として築いた城です(続日本100名城にも入っている).

Pc050206 Pc050239(左写真2)黒井城の石垣,(右同3)眺望がすばらしい

 ついで黒井城,光秀の丹波征討戦で最大の激戦地となった城です.猛将として知られる赤井直正が拠点とした山城で江戸時代に入って間もなく廃城になったものの,現在でも山頂部に石垣と曲輪が残っています(ここも続日本100名城).麓の興禅寺は江戸幕府3代将軍徳川家光の乳母だったお福(後の春日局)の生誕地となっていますが,これは光秀の黒井城攻略後,当地を管理したのがお福の父親斎藤利三だったからです.

Pc050246(写真4)興禅寺

 黒井城の後は西の養父市にある日本の滝100選の天滝渓谷を目指したのですが,残念ながら雨が降ってきたために断念し,その北の香美町にある猿尾滝に行きました.こちらも100選滝で,滝の下段の様子が猿の尾のように見えることからその名があります(猿尾滝は駐車場からすぐにあるのに対し,天滝は遊歩道を1時間ほど歩かなくてはならないので冬の雨の中ではつらい).

Pc050269(写真5)猿尾滝

 そして間人蟹をいただいた翌日は丹後半島の観光,まずは近くにある琴引浜へ.ここは鳴り砂の浜として知られる場所です.最初に付近にある琴引浜鳴り砂文化館で予習をします.鳴り砂の原理や条件,世界各地の同様な場所の紹介がありました.鳴り砂の条件は砂がきれいで乾燥していることであり,当地の冬は雨や雪が多く,また海からのごみの漂着もあって鳴りにくいことを知りました.その後浜へ行くとやっぱり係員が「今日は鳴らんのですよ」と言っていましたが,もしかしたら乾いたところを探して歩けば鳴るかもということで少し期待して浜を歩きました.確かに乾燥したところを探してすり足で歩くと「キュッ,キュッ」と鳴っています.感動の一瞬でした.

Pc060283 Pc060288(左写真6)鳴り砂文化館,(右同7)琴引浜

 琴引浜を後にして丹後半島を海沿いに東に向かいます.丹後松島を過ぎて今度は半島東部の伊根町に入ります.ここは舟屋と呼ばれる海に面した1階に舟を収容するスペースを持つ建物が並ぶ光景で知られる地です.この日は遊覧船に乗って海から舟屋群の様子を眺めました.

Img_6904 Img_6887(左写真8)丘の上から,(右同9)舟屋群

 そして昼食として地物の魚をふんだんに使った舟屋定食をいただきました.

Img_6900(写真10)舟屋定食

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