2021年10大ニュース
今年も残すところわずかとなりました.大晦日当ブログ恒例,10大ニュースの発表です.コロナ禍での2回目の年末となったわけですが,昨年同様ひの新選組まつりやしながわ宿場まつり、日本寮歌祭といった定番イベントが軒並み中止になっており,例年に比べてネタが少ない印象です.まずは選外の紹介です。
・続日本100名城スタンプラリー: 集める系が好きな私が取り組んでいるものの一つです。今年はコロナ禍で長期旅行が無くなった反動で短い国内旅行が増え、結果いくつかの城郭を回ることができました。
・メインPCを買い替える: 今年は家のメインPCを買い替えました。これまで20年以上使っていたWindowsからMacになりました。元々医師の世界ではMacがメジャーだったのと、最近はiPadを使うことが多くてAppleへの違和感がなくなっているのも要因です。
・志摩マリンランド: 今年の3月で閉園となった志摩マリンランドに行ってきました。せっかくなので当地の美味いものである安乗フグもいただきました。
・秋の下北半島: 秋の晴天の中久しぶりに下北半島に出かけてきました。尻屋崎や仏ヶ浦に加えて大湊の海自カレーも堪能しました。
・山梨ヌーボー: 11月に解禁となる山梨ワインの新種、山梨ヌーボーを堪能してきました。
・十津川村に行ってきました: 山深い奈良県南部の中でもとりわけ奥深いと言われる十津川村に行ってきました。確かに狭い道が多かったのですが、昔に比べるとだいぶ道路が改良された印象です.
(左上)明智光秀ゆかりの福知山城、(中上)新しく購入したiMac、(右上)志摩マリンランドにて、(左下)護衛艦おおよどのカレー、(中下)山梨ヌーボー、(右下)十津川村の谷瀬の吊橋
それでは10位から発表します。
第10位 掲示板のダウングレード
私のホームページ「ビザンチン皇帝の部屋」には掲示板が設置されています.かつて2007年~2009年頃は春のひの新選組まつり関係者が多数書き込んでくれてそれなりに盛り上がっていましたが,SNSが急速に普及した2010年以降は過疎化が著しく,年間投稿数一桁という状況になっていました.実はこの掲示板見栄えをよくするためにあえて有料版を使っていたのですが,現在の過疎具合からそこまで経費をかける必要はないだろうと考え,6月1日をもって無料版にダウングレードしました.無料版になると広告が出て見づらくなるのですが,現在の過疎っぷりから実害はないと思われます(関連記事)
第9位 チンチラ15歳
我が家にはペットとしてチンチラがいます(チンチラというと猫の一種と思われる向きもありますが、ウチにいるのは齧歯類の方です)。迎えたのが2006年の春だったので今年で15歳になったことになります。一般的なチンチラの寿命がどのくらいなのかきちんとした統計があるわけではないですが、かなり長生きしている方ではと考えています。チンチラはアンデス高地帯出身なので高温多湿な日本の夏には非常に弱く、飼育にはエアコンが必須です。迎えた当時は岩手県の沿岸北部に住んでいたんですが、当時は家にエアコンが1台しかなく、その唯一の部屋にチンチラが住み、飼い主はエアコンのない部屋で寝泊まりしていたのを思い出します(岩手の沿岸北部はそれでもどうにかなった)。これからも可能な限り長生きしてほしいと思います(関連記事)。
こうして見比べると加齢と共に毛皮の艶が落ちてきているのがわかる
第8位 日本3大桜
日本3大〇△というのも私のライフワーク的なテーマですが,今年は日本三大桜を一気に観桜しました.具体的には福島県三春町の三春滝桜,山梨県北杜市の山高神代桜,岐阜県本巣市の根尾谷淡墨桜の3つです.共通しているのは樹齢1000年をこえる一本の巨木であるというところ,過去には樹勢の衰えから枯死の恐れがあった状態から関係者の努力で見事に復活したところなど様々な歴史があるのも特徴です.
コロナ禍での訪問ということで,前夜近くの旅館に宿泊して朝まだ人が少ない時間に観桜するというソーシャルディスタンスに注意した観桜だったのはいうまでもありません(関連記事).
第7位 オペラ鑑賞
クラシック好きの我が家ですが,鑑賞する分野はかなり偏っていて,主に聴くのは教会音楽とオペラです.とりわけオペラは大好きで関東に越してきてからは年間10回以上生鑑賞しています.コロナ禍に入って昨年春から秋までは新国立劇場をはじめとして多くの舞台が中止になってしまったのですが,今年に関して言えば関係者の努力のおかげで多くの舞台が行われました(客の数を絞るなど劇場側にとっては大きな痛手になるものでしたが).
確認したところ今年我が家で鑑賞したのは新国立劇場では「トスカ」,「フィガロの結婚」,「ルチア」,「ドン・カルロ」,「チェネレントラ」,「ニュルンベルクのマイスタージンガー」,藤原歌劇団の「ラ・ボエーム」,東京二期会の「こうもり」の合計8本でした.コロナ禍ということを考えるとよく行った方だと思います.どれも印象深かったんですが,特にマイスタージンガーは良かったです(ワーグナー主要作品中唯一生観劇したことがなかった作品でした).この分野は来年もたくさん見に行きたいです.
(左)新国立のマイスタージンガー,(中)藤原のラ・ボエーム,(右)二期会のこうもり
第6位 温泉三昧
旅行好きの私ですが,コロナ禍で海外旅行が封印されてしまったため今年は長期の休暇を取りませんでした(昨年は小笠原に行ったのでとりあえず1週間の休みを取った).世の中ではソーシャルディスタンスが叫ばれる中,私が編み出したのが温泉,特に客室に温泉を備えた旅館やホテルです(さらに食事も個食のタイプ).これなら他のお客さんに接することなく旅行を堪能できます(ついでに移動手段が自家用車ならもう完璧).
今年の我が家はこうした貸し切りタイプの温泉に行くのがトレンドになっていました.
第5位 上高地帝国ホテル
前述のように海外旅行が封印されいるため長期の旅行に行けない世相ですが,逆に人があまりいない国内の自然系に短期で行く分にはむしろ行きやすい世の中とも言えます.そんなコロナ禍だからこそ行けた場所が上高地帝国ホテルです.
今年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公渋沢栄一が設立・経営にかかわった東京の帝国ホテルは日本初の国際水準のホテルですが,その関連施設として1933年(昭和8年)に開業したのが上高地帝国ホテルです.日本を代表する山岳リゾート地である上高地を代表するホテルとしてで,自分も一度は泊まってみたいと思っていましたが,人気が高いので特に夏休みシーズンには予約が取れないことでも有名でした(毎年春にそのシーズンの予約を一斉に受け付けるので,あっという間に埋まってしまう).ただ今年は夏に首都圏に緊急事態宣言が出たことで旅行をキャンセルした人もいて,おかげで空きが出て行くことができました.2泊じっくりと宿泊し山岳リゾートを堪能しました.
第4位 日本の滝100選に挑む
ライフワークの一つになっている日本の滝100選,海外旅行が封印され出かけるのが専ら国内になったことで逆に訪問頻度が上がっている分野です.今年は長野県の三本滝,岐阜県の平湯大滝,奈良県の不動七重の滝,笹の滝,兵庫県の猿尾滝の計5瀑を新規訪問しました(そのほか再訪となったのが山梨の仙娥滝で、行こうと計画していたものの断念に至ったのが福島の三条の滝).今年1月にここに書いた抱負の中で最低5ヶ所の滝に行くと書いたので、とりあえず目標は達成したようです.
(左上)三本滝、(右上)笹の滝、(左下)猿尾滝、(中下)不動七重の滝、(右下)平湯大滝
第3位 間人蟹を食べる
いよいよベスト3の発表、第3位は食べ物の話題です.冬の味覚といえば蟹です.特に山陰から北陸の日本海沿岸では冬に美味しい蟹が採れることで知られています。そんな日本海の蟹の中でも最高峰とされるのが京都府の北、丹後半島の北端にある間人港で水揚げされる間人蟹(たいざがに)です。とにかく漁場から近く、採れた蟹がその日のうちに食べられるという鮮度の良さが魅力です(僅か5隻の小型船で漁をしているため海が時化ると漁ができず食べられないことも)。いつか食べてみたいと願っていましたが、今年ついに食べることができました。新鮮な間人蟹を刺身で、しゃぶしゃぶで、焼きで、茹ででと様々な形で堪能しました。甲羅酒や締めの雑炊も最高でした。ただこれを食べてしまうと、今後これ以上の感動を味わうことができないのではという贅沢な不安もあるのでした(笑)。
第2位 春の尾瀬旅行
第2位は6月の尾瀬旅行、今年我が家が出かけた最も長期間の旅行です(そうは言っても4泊5日ですが)。当初は北海道の離島、利尻島&礼文島に行って自然観察、特にレブンアツモリソウを見ようと張り切っていたのですが、北海道に緊急事態宣言が出てしまい医療環境の脆弱な離島に本土の人間が行くのが憚られる状況になったため中止となり、その代替企画として浮上したものです。
群馬県側の入口である戸倉温泉に前泊、翌朝一番で尾瀬に入りました。初日は尾瀬ヶ原を歩いて北の温泉小屋に宿泊、2日目は尾瀬ヶ原から白砂峠を越えて尾瀬沼へ行き湖畔の尾瀬沼ヒュッテに宿泊、3日目は尾瀬沼東岸を南下して三平峠から大清水に抜けるというルートでした。当初は温泉小屋から北の三条の滝(日本の滝100選)まで行こうと思っていたんですが、3日分の荷物を背負って歩くのは日頃の運動不足で鈍っている我々には厳しく結局断念しました(温泉小屋に連泊してその中日に行くならアリかと思う)。3日間とも晴天に恵まれ、素晴らしい景色を堪能し癒された旅行でした(疲れたけど 笑)。
(左)水芭蕉、(右)尾瀬沼をバックに
第1位 合唱活動再開
そして第1位は合唱活動再開です。
合唱を趣味としている我が家です。現在いくつかの合唱団に所属していますが、コロナ禍の中で、合唱活動が「集まって声を出す」という感染対策として避けるべき行動に当たるとして、コロナ禍の初期段階で全て活動休止に追い込まれました。昨年秋に一時的に再開の動きがあった合唱団もあったものの、冬の第3波により再び休止となっていました。
しかし今年夏の第5波が収束し、9月末の緊急事態宣言解除後も感染の再拡大が見られなかったことから、東京21合唱団が隔週ながら再開しました。ただこの2年間で人々の生活も大きく変わったため、現在参加しているのは往時の半数程度です。それでも次の目標に向けて一歩一歩進んでいこうと頑張っています。
一方医師会合唱団は医療従事者が趣味で行なっている活動で万一でもクラスターなど発生させられないという事情もあるため、正式の再開には至っておらず、代わりに有志による自主練という形で最近2回ほど活動を行いました。また東京マドリガル会も活動再開とまでは行きませんが、久しぶりの例会を開き親睦を深めました。
このように少し明るい兆しが見えてきた合唱界です。オミクロン株の不安もありますが、なんとか来年は本格的な活動ができたらと願っています。
| 固定リンク
コメント