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2021年12月 7日 (火)

間人蟹

 冬の味覚といえばカニ🦀です.特に北陸から山陰にかけての日本海で冬場に獲れる雄のズワイガニは越前がに,松葉がになどの名前でよく知られています.この付近のカニが美味しいのはカニが生息する海底が豊かでカニの餌が豊富なため,太って身が詰まったカニになるからだそうです.このため現地では漁港ごとに専用のタグをつけてブランド化と品質の保持を図っています.こうしたブランド蟹の中でも最高峰とされているのが京都府丹後半島の北端付近に位置する間人(たいざ)港に水揚げされる間人蟹です.

 ここのカニが他とどう違うのかというと,その鮮度にあります.間人港はカニの漁場から最も近い港なため,日帰りで漁を行うことができます.ここでは朝早くに港を出て午前中に漁を終えて戻り,夕方にセリにかけてそのまま地元の旅館や飲食店で提供されます.すなわち漁から半日くらいで消費者の口の中に入ることになります(世間では一旦生け簀に入るのが普通).このため海が時化て漁ができないと新鮮なものは食べられないので幻のカニとも呼ばれています(ぶっちゃけ運次第).一度でいいから食べてみたいなぁと思っていたんですが,12月5日に思い切って行ってきました(笑).

Img_6853(写真1)間人港

 この日お世話になったのは間人港そばにある海遊館さん,一人あたり間人蟹が1.5杯付くプランです.1.5杯というのは一人1杯が生で供され刺身,焼き,しゃぶしゃぶお好みで,次いで二人に1杯が茹でで供されます.地元のお酒も一緒に頼んだのは言うまでもありません.

 感想ですが,まず刺身が旨いです! ズワイガニの刺身は他でも食べたことはあるんですが,まあ焼きやしゃぶに勝るかといえば,そこまでではないと思っていましたが,この日の刺身は本当に旨いです(塩をちょっと付けて食べる).しゃぶしゃぶも身がぷりぷりして美味,茹では鉄板の美味しさでした.一方で焼きは自分で焼くスタイルなので,焼き加減によっては意見が分かれるところでしょう.カニで酒飲みといえば蟹味噌ですが,さすが鮮度抜群だけあって生でも食べられます.もちろん甲羅焼きや甲羅酒も最高でした.今の自分の腹具合だと1.5杯で十分でした.大満足だったのは言うまでもないですが,一方でこれを食べてしまうと以後もうほかのカニでは満足できなくなるのではという点が不安です(笑).

Img_6839 Img_6842_20211207220501 Img_6841 Ff13ennagaazpta Img_6849 Img_6846_20211207220601(左上)生は一人1杯,(右上)茹では二人で1杯,(左中)握りも,(右中)カニしゃぶ,(左下)甲羅酒,(右下)間人蟹の証のタグ

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