細川ガラシャ隠棲の地
先日の丹波丹後旅行関連の最後の話題です.
伊根町の観光の後,その南にある京丹後市の山中にある細川ガラシャ隠棲の地を目指しました.歴史好きな方には有名な人物ですが,明智光秀の娘で戦国大名細川忠興の正室です.本名はたま,ガラシャというのはキリスト教に帰依した際の洗礼名です.元々明智光秀と忠興の父細川幽斉が盟友関係にあったこともあり,主君織田信長の命によって縁組されたといわれています.いわゆる政略結婚ですが夫婦仲は良く三男三女を得ています.
しかし天正十年(1582年)に父光秀が本能寺の変を起こし,その直後の山崎の戦で敗死したことから謀反人の娘となってしまい忠興によって山中に幽閉されてしまいました.その場所が味土野(今の京丹後市弥栄町)で現在はそのことを伝える碑が立っています.歴史好きとして近くに来たのだからぜひ行ってみたいと思い,伊根町から南下しつつ目指しました.Google Mapで検索したところ国道178号線から府道621号,75号を経由して行けるらしいのでそのコースを選択,車を走らせました.
マップを見てもわかるように山中を曲がりくねって走っており,林道レベルの道であることはわかります.ただそうした道を走る機会が多い私ですからさほど心配はしていません.途中2回ほど道を間違えながらもコース通りに進んでいきます.舗装された一車線道路が未舗装になってもまあ予想通りです.
が,その未舗装林道が狭くなり中央が草茫々になるとさすがに「おかしいぞ」となってきます(そういえば途中に「この先京丹後市への通り抜け困難」みたいな看板があった).さすがにこれはヤバいんじゃないかと感じ,途中カーブでやや広くなっている部分で諦めて引き返すことにしました.結局舗装道路に戻ってから改めてカーナビで検索すると(Google Mapを使ったのは当初カーナビで”細川ガラシャ隠棲の地”で検索しても出てこなかったから),どうやらぐるっと北西から回り込んでくるのが正解らしいです.地図にとりあえず道があればそちらで案内してしまう(場合によっては自転車に高速道路を勧めてくるみたいな)Google Mapのワナにハマったと後悔したのでした.
帰宅後Youtubeを検索したら,私と同じコースで同じ場所を目指したバイクの方がいたようで,見たら私が断念したもう少し先で道が本当に獣道になっていて,バイクの方が「無理だなこりゃ」とつぶやき引き返していました.バイクですら無理な獣道ですから,もしもそのまま車で突き進んでいたら立ち往生してしまった可能性があるなぁと思ったのでした(立ち往生はしなくても最悪数キロバックで戻るハメになったかも 汗).
こちらがバイクで目指した方の動画です.
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