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2021年11月28日 (日)

音威子府TOKYO

Img_6795  昨日は東京21合唱団の練習があって都内に出たのですが,練習前に以前から寄ってみたかった舟町にある音威子府TOKYOさんに行ってきました.

 音威子府村は北海道北部(道北)の内陸にある人口1000人に満たない小さな自治体です.ここの名物が蕎麦,特にかつて音威子府駅にあった駅そば常盤軒は日本屈指の駅そばとして高い人気を誇っていたほどです.音威子府蕎麦の特徴といえばその黒さ,これは蕎麦を殻ごと挽くからで,この製粉方法は当地の畠山製麺の企業秘密とのことです.このため麺の供給量が限られるため音威子府以外で食べるのが難しく,その希少性から幻の蕎麦などとも呼ばれていました.

 しかし東京で立ち食いそば店をやっていたオーナーがこの蕎麦に注目し,音威子府の関係者と交渉し2年前(2019年10月)にオープンしたのがこのお店です.オープンした時から行きたいなと思っていたんですが,まもなくコロナ禍に入ってしまい東京に出ること自体が激減したため行くことができませんでした.しかし昨日練習前に行ってみようと思い行ってきた次第です.

Dsc_2202 Dsc_2200(写真左)本当に黒い音威子府蕎麦、(同右)薬味

 店内はカウンター席と小上がりのテーブル席があってちょっと小料理屋風,特に夜はお酒も出される蕎麦懐石の趣もあるようでした.蕎麦は音威子府蕎麦(黒)のほかに更科蕎麦(白)もありました.それぞれにざるそばと温蕎麦(たぬき蕎麦)が用意されています(天ぷらは別注であり).この日はざるそばを注文しました.待つこと10分ほどで蕎麦が登場,かかっている海苔の存在が薄れるほどの黒さです(笑).薬味はネギ,ワサビのほか,大根おろしや青菜,キュウリ,人参もついています.特製の汁で美味しくいただきました.そういえばかつての常盤軒にはかけそばと天ぷらそばしかなく,音威子府蕎麦で冷やを食べたのは初めてでした.今度来るときはお酒を飲みながら温かい蕎麦も食べたいなと思ったのでした(そういえば常盤軒の天ぷら蕎麦の天ぷらは90%以上がコロモという事実上のたぬき状態,あれがドロドロに溶けて汁と混ざったのがムチャクチャ美味しいんですが,ここにある温蕎麦がたぬき蕎麦ってのはそのことへのリスペクトなのかも).

P7200364(写真)常盤軒の天ぷら蕎麦

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