秋の昇仙峡
11月3日に山梨に行った目的の1番は山梨ヌーボーだったわけですが,それだけだと寂しいのと,この日は朝から良いお天気だったこともあり秋の昇仙峡散策に行ってきました.
自宅から電車を乗り継ぎ,八王子駅から中央本線の特急かいじで甲府へ.下車後昇仙峡行きのバスが出る駅南口に向かうと人が立っていていて何やらパンフレットを配っています.みたらシンゲンパスと書かれています.曰く,11月の土日祝日限定で甲府市・山梨市・笛吹市・甲州市の主要観光地の移動がお得になる一日パスだそう.例えば甲府駅から昇仙峡までバスで往復し,さらに現地でロープウェイにも乗れて2000円だそうです。ちなみに甲府駅-昇仙峡はバス往復で1840円,ロープウェイが往復1300円なので合計するとそれだけで1140円お得です.ただこのパス,実券はなくスマホでダウンロードする形式とのこと,バス停に着いたらちょうど昇仙峡行きのバスが出るところだったので確認したらバスの中でゆっくりダウンロードすればいいということだったのでそのまま乗り込みました(ちょっと苦戦したがなんとかダウンロード完了).
約30分ちょっとで昇仙峡の入口にあたる長潭(ながとろ)橋に到着,ここから渓谷沿いの道を歩いていきます.この道は基本的に舗装されており快適に歩くことができます.周囲には豆腐岩,猿岩,ラクダ石などの奇岩が並んでいます.30分ちょっと歩いたところで寒山拾得岩と呼ばれるポイントに到着,ここは唐の高僧拾得を思わせる岩があるから命名されたそうです(そういわれれば人の姿のようにも見える).
(左上写真3)愛の架け橋,(右上同4)五百羅漢、(左下同5)渓谷美,(右下同6)寒山拾得岩
そこから少し歩いていくと”愛の架け橋”と呼ばれる小さな吊橋があり,そこを渡ったところに羅漢寺があり五百羅漢の一部が安置されています.その先が天鼓林と呼ばれる休憩所で紅葉スポットでもあります.この日はちょうど紅葉の見ごろでもあり,素晴らしい景色が見られました.
この段階でちょうどお昼時になっていたので,この後近くにあるお食事処一休に入り山梨名物のほうとう鍋をいただきました(それとビール🍺も,こうして昼間からアルコールが飲めるのも公共交通機関利用ゆえ 笑).
昼食後さらに歩いていくと,昇仙峡を代表する景観である覚円峰に出ます(昇仙峡を取り扱う記事では必ずここの写真が出る).高さ180メートルを誇る巨大な花崗岩の岸壁です.言い伝えによると禅僧の覚円がこの上で修業をしたことに由来するそうです.快晴の文化の日とあって,ここは結構な人出で賑わっていました.
覚円峰から先はこれまでの舗装道路から通常の遊歩道となります.一部蜀の桟道のような部分を経て10分ほどでこれまた昇仙峡を代表するスポット仙娥滝に到着,ここは日本の滝100選にも入っている名瀑です(2013年6月にこの滝目的で来たことがある仙娥滝).地殻変動によって川に段差ができて形成された滝といわれています.
仙娥滝からは一気に登りになり,10分ほどで滝上のお土産物屋街に到着,ここの仙人茶屋で”食べる水晶玉”をおやつでいただき,その後はロープウェイに乗って山頂からの眺めも楽しみました.
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