海自カレー
日本人の国民食ともいわれるカレーライス🍛ですが,本場インドなどで供されるカレー料理とは明らかに異なります.今世の中に普及している具材に肉やタマネギ,人参,ジャガイモを使い,ルーにはとろみがついているスタイルは明治期に作られたとされています.特に海軍の給食として出されていたもの有名で,ルーにとろみがついているのは揺れる艦内でもこぼれにくくするためであるとか,具材の肉・タマネギ・人参・ジャガイモは栄養はもちろん味付けを砂糖と醤油にすればそのまま肉じゃがに流用できて食糧管理上便利だからなどと言われています.
海軍の流れをくむ海上自衛隊でもカレーライスは盛んで,現在では毎週金曜日の昼食にカレーが供されるそうです.各護衛艦や基地ごとに独特のレシピがあり,今ではその多くが公開されるなど一般への認知も進んでいます.特に海上自衛隊の基地がある自治体では海自のカレーを町おこしに利用していて,横須賀や呉,大湊などにはその基地に所属する艦艇のレシピを再現したカレーを出すお店があったりします.
先週末ふとしたことでむつ市を訪問した際にそれを食べる機会がありました.
現在むつ市内7つの店でそれぞれ異なる艦艇や基地のカレーが食べられます(大湊海自カレー).今回お邪魔したのは下北駅前にあるプラザホテルむつの1階に入っている下北バルさん,ここで供されているのは護衛艦おおよどのカレーです.
隠し味としてはちみつやコーヒーが入っているとのことで一口食べた瞬間は甘く感じるのですが,後からじわーっと辛さがやってくる辛口カレーです.セットとして牛乳や卵が付いてくるのが海自カレーの定番です.おいしくいただきました.
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