気が付けば夏至
今日6月21日は夏至,1年の中で最も昼の時間が長くなる日です.毎年この時期の記事に書いているんですが,昼が長いということは大軍を動かす軍事作戦を行うのに適した季節ということでもあり,歴史的にはこの時期に大きな戦いが起こることがよくあります.古くは古代ローマ末期にアジアから西進してきたフン族と西ローマ・ゲルマン連合軍が戦ったカタラウヌムの戦いが451年の6月20日に起こりました.また有名なナポレオンのロシア遠征が1812年6月23日,ワーテルローの戦いが1915年6月18日,第二次世界大戦の独ソ戦の開始であるバルバロッサ作戦が1941年6月22日,同大戦のソ連側の大規模な反撃であるバグラチオン作戦が1944年6月22日に開始されています.日本史方面を見ると本能寺の変が1582年6月21日(天正10年6月2日)のことですし,応仁の乱も本格的な戦いが始まったのは1467年(応仁元年)のこの時期です.
そんな夏至ですが日本では梅雨時に当たるため天気が悪く,太陽を拝めないことが多い日でもあります.当ブログの過去記事を参照しても夏至は曇りや雨の日が多かったようです.
が,しか~し! 2021年の夏至は何年か振りの良いお天気,午後にちょっと職場の外に出ていつになく高いところにある太陽を堪能しました.
ちなみに夏至といえば,2003年のこの季節に訪問した北極海北緯80度にあるノルウェー領のスバールバル諸島を思い出します.さすがに夏至とはいえ日が沈む日本と違い,彼の地では24時間日が沈まない白夜(英語ではmidnight sun)が体験できます.
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