第62回日本神経学会学術大会
表題の第62回日本神経学会学術大会が,今日5月19日から京都市の国立京都国際会館を会場にして始まりました.この学会は私がメインにしている学会なんですが,毎年この時期に行われるのが恒例となっています.
ただ2020年初め以来のコロナ禍の中で,同年5月に岡山市で予定されていた第61回大会は延期となり,状況がやや好転した同年8月末~9月初頭にリアル参加とWeb参加のハイブリッド形式で開催されました.当時職場付近に引きこもっていた私は,久しぶりに遠方の空気が吸いたくてリアル参加を選択し岡山に行ってきました(当該記事).
そして年が明けて今年の第62回大会,当初から主催側はやる気満々で,現地開催を基本とし諸事情でやむを得ない場合のみオンラインも認めるというスタンスでした.それは4月に入って世間でいわゆる感染の第4波に入ったとされる時期になっても変わりませんでした.4月25日に会場となる京都府に緊急事態宣言が出される事態になっても,「府に確認したところ今回のような学術大会は不要不急には当たらないことが確認できたため当初の方法で行います」という強気なスタンスは変わらず,結局現地参加メインWeb参加サブという形式のまま始まりました.
私も当初は京都に出向く形での参加を予定していましたが(久しぶりに京都に行きたかったというのもある),京都に緊急事態宣言が出ている状況から職場からもリアル参加は控えるようにというお達しが出てしまい,泣く泣くWeb参加に変更しました.
そんな神経学会学術大会,内容が豊富な大会なので複数の会場で各種シンポジウムが同時進行で開催されます.リアル参加ならば移動してそれらのシンポジウムの美味しいところをつまみ食いなんてことができます.webならその特性上,もっとそれができそうに思うんですが,なんと!今回Webで聴講できるのはごく少数の会場のみという,改めて現地参加がメインであるというスタンスを強く感じさせる内容になっています(聴講したければ現地に来い!みたいな感じ).このため興味深いシンポジウムがさっぱり聴講できないという残念な状況になっています.
そして極めつけが全員懇親会です.学術大会では毎年全員懇親会という名の宴会が行われます.コロナ禍の中さすがに宴会は開催できないため,今年はホールでの着席によるイベントに変更になりました.ただ会費として3000円徴収されるとのことで,アルコールはないとしてもサンドイッチ程度の軽食は出るのではないかと思われます(まあアルコール付きの宴会なら最低でも参加費1万円はとるだろう).で,サイトを見ていて気が付いたのですが,この全員懇親会Web参加もできるらしいのです.しかもその場合でも参加費が3000円かかるらしい…
Webですから当然懇親と言ってもできることは限られます.しかも仮に出されるかもしれない軽食はなし… こんな懇親会にWebで参加する人がいるんだろうかと不思議に思った次第です(さすが学会上層部は浮世離れしている 笑).
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