新幹線回数券
出張の際よく利用するのが電車などの公共交通機関です.ただコロナ禍に入った昨年春以降は少しでも感染リスクを軽減するために,近距離の出張には自家用車を利用することが多くなりました.時々出向く隣県の沼津市への出張の場合はちょうど箱根峠を越えていくことになりますが,昨年春の第1回緊急事態宣言の折には峠に「静岡県に来ないでください!」という趣旨の看板がたくさん出ていて,大変申し訳ない気分で通っていたものです.
一方同地に電車で行く場合は東海道線の普通電車を利用するのが一般的ですが,こちらを出るのが遅くなる場合や早く戻ってこなければならない場合などは新幹線利用になることもあります(新幹線の場合は三島で降りる).
小田原-沼津の電車賃は770円ですが,新幹線利用の場合は小田原-三島の運賃680円に加えて自由席特急券1,760円の合計2,440円が必要になります(ぶっちゃけ3倍以上).少しでも出費を抑えたいと思うのが人情,そうした場合の強い味方が新幹線自由席回数券でした.これは6枚つづりの3か月間有効な切符で,これだと小田原-三島間が10,560円で1回分が1,760円となり割引率は約28%です.一般にJR東海の新幹線はお得な切符とされる商品でも割引率は低いことが多いので,割引率28%はかなりお得な部類になります.3か月間で6回はほぼ消化できるためこの回数券は重宝しておりました.
で,先日久しぶりに同地出張の際新幹線を利用することになり,この回数券を買おうと券売機を操作したところ・・
なんと,小田原-三島の設定が消えていました!
どうやら3月31日に回数券の設定見直しが行われ,小田原駅発の下りは静岡,名古屋のみの設定になったようです(上りは新横浜,東京ともにあり).コロナ禍でJR東海も経営が厳しいのかもしれませんが,お得感の高い切符だっただけに残念です.
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