3月もいよいよ下旬となり,完全に春めいてきたと感じる今日この頃です.今年は気温の高い日が多いということもあるのか各地で桜が開花したニュースが飛び交っています.
桜といえば花見,日本では「花より団子」という言葉が代表するように,美しい花を愛でるよりも宴会を好む風潮がありました.しかし新型コロナウイルス感染症流行の時代,大人数での宴会はご法度です.一方で最少人数でソーシャルディスタンスを取り静かに花を楽しむ本来の花見は禁止されるどころか,日頃のストレスからのリフレッシュの意味合いからも,むしろ推奨されるべきではないかと思います.
というわけで今年は各地の名桜を鑑賞したいと考えているんですが,その第1弾として山梨県にある山高神代桜をゲリラ観桜してきました.
(写真1)山高神代桜
俗に日本三大〇△などというものがあり,自分もそれ系の話題が好きでホームページにも載せていたりするんですが(日本三大),日本三大桜というのもあります.福島の三春滝桜,山梨の山高神代桜,岐阜の根尾谷淡墨桜の3つで共通しているのは長寿の巨大な一本桜ということです.今年は大型の旅行がしにくい世相ということで,ネットで開花状況をチェック,その結果山高神代桜が満開らしいということで急遽見に行くことにしました.
3月25日仕事を終わらせてからすぐに自家用車で出発,約2時間半かけて山梨県北杜市武川町の国道20号線沿いの旅館にチェックイン,この日は遅かったので夕食はコンビニで調達した食品を部屋で食しながら日本酒をいただきました(常に酒は欠かせない 笑).
翌朝は7時半に旅館の朝食(いわゆる旅館の朝食)を食べてチェックアウト,その後車で10分の現場へ直行です(山高神代桜は実相寺というお寺の境内にある).あえて平日の朝に行ったのはもちろん土日だと混む事態が懸念されたからです.行ってみたら激混みではなかったもののそれなりに人がいたほか,どこかのテレビ局が撮影取材を行っていました(テレビ局も混まない平日の朝を狙ったんだろうと想像).
(左写真2)神代桜は実相寺の境内にある.(右同3)桜以外の花もきれいです
山高神代桜は日本武尊が植えたという伝説があるほどの老木で,品種はエドヒガンザクラ,樹齢は2000年ともいわれています.古くから銘木として知られ多くの人々を楽しませてきましたが近代以降樹勢の衰えが顕著で,一時は枯死の恐れがあるとまで言われていましたが,21世紀に入ってから学術的な研究に基づく対策が施され,近年は樹勢を回復し現在でも楽しむことができるようになっています.この日はちょうど満開でしかも快晴の良いお天気というタイミングの良さも相まって素晴らしい観桜となりました.
(左写真4)別角度から,(右同5)ピンクの花々
観桜後は速攻で職場戻り,お昼には何事もなかったかのように業務に戻っていました(職場には「ちょっと所用があるので26日午前中年休を取りますと言って出かけた).
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