文豪の宿
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、1月8日から1都3県に緊急事態宣言が発令されました(その後1月14日に2府5県が追加).不要不急の外出自粛や飲食店などの時短営業などが呼び掛けられています.私も昨年来出張が激減し,従来なら週末や夜に開催されていた研究会,講演会の類もすべてweb開催になっているため,以前に比べて自宅にいる頻度が増えています.職場と住居が遠くないこともあって,きわめて狭い範囲内で生活していることになります.
世の中の情勢としてやむを得ないわけですが,一方でなにか息抜きがないと精神衛生上よくないのも確かであり(それこそストレスで免疫力が低下する),専門家の言うことを尊重し,極力人と接触しないような息抜きをしてきました.具体的には同居人のみで(自分とK),移動には自家用車を使用し,山奥の内湯付きの温泉宿です(食事も個室).
行ったのは伊豆半島の真ん中天城峠の北側麓にある湯ヶ島温泉の湯本館,文豪川端康成が定宿としていたところで,名作「伊豆の踊子」を執筆した宿として知られています.日本秘湯を守る会の宿でもあります.
感染の拡大と政府のGoToトラベルの休止でお客さんが激減しているとのことでした.15時チェックインしてそのままお風呂へ,大浴場も完全貸し切り状態でした.しばし寛いだ後はお楽しみの夕食,山奥だけに猪鍋や鮎の煮付けが魅力的でした.翌日のチェックアウト時間までひたすら温泉を堪能しました.
| 固定リンク
コメント