冬至2020
今日12月21日は冬至です.1年でもっとも夜が長い日(昼が短い日)として知られています.今日東京の日の出は6時47分,日の入りが16時32分ですから,日の長さは9時間45分,1日に占める昼の割合は40.6%になります.ちなみに昼夜の差は緯度が高くなるほど極端に変化するので,北欧スウェーデンの首都ストックホルム(北緯60度)の昼の長さは6時間5分(25.3%),ベトナム最大の都市ホーチンミン(北緯10度)のそれは11時間29分(47.9%)になります.
そんな冬至,日本では南瓜を食べる,柚子湯に入る習慣があります.南瓜の方はこれは野菜不足になりがちな冬のこの時期に栄養のある南瓜を食べることで寒い冬を乗り切ろうという意味があるようです.一方柚子湯の方は,柚子は香りが強いので寒い冬至の時期にその湯に入ることで邪気を払えるからとか、冬至=湯治との語呂合わせから、柚子湯に入ると融通が利くという洒落であるとも言われています.
世界的に見れば,特に高緯度地方では冬至は太陽が復活する日(冬至以降どんどん日が長くなっていくから)と考えられており,その時期に特別な行事を行う習慣があります.キリストの生誕を祝うとされているクリスマスも,もとはゲルマン人の間にあった冬至祭がベースにあったと言われていますし,南米インカ帝国のインティ・ライミも冬至に行われる太陽の祭です(もっともペルーは南半球なので冬至は6月になります).
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