エールとプリンプリン物語
朝ドラ「エール」が本日事実上の最終回を迎えました(明日はドラマパートなしのコンサートとのこと)。
朝ドラは主人公の一代記的なストーリーとなることが多いので,最終回はその晩年の姿が描かれます.今回と同様,実在の人物をモデルとし,男性が主人公だった2014年下半期の「マッサン」の最終回も,妻エリーの死を看取ってその後の最晩年の姿が描かれました.今回の「エール」も実在の人物がモデルで,同じように夫婦の強い絆が柱になっている作品でした.「マッサン」同様配偶者が先に亡くなっているという史実があるため,こちらも同じような晩年が描かれるのかなと思っていました.
しかし,今作では妻音の死ははっきりとは描かれず,若返った二人が海に向かって走り,はしゃぐというこれまでオープニングで描かれた風景が再び登場し終わる形でした.またパートの前半では故・志村けんさんが演じた小山田耕三が死の直前に書いた手紙が届けられるという話でした.
で,この事実上の最終回を観終わった時,人形劇「プリンプリン物語」の最終回を思い出してしまいました.
プリンプリン物語は昭和54年4月から57年3月まで放送された人形劇です.作品的にエールとの共通性はないのですが,ただその最終回が探し求めていたプリンプリンの母親からの手紙が届けられ,そこに書かれていた通り,プリンプリンとその仲間は海に向かい旅立つという形で締めくくられており,「意外な人物から届けられた手紙」と「海に向かって終わる」という2点が私の中でシンクロしたものと思われます.
こういう感想を抱いた人,他にもいるのでしょうか(笑).
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