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2020年11月14日 (土)

足利義詮の墓

 時々出張で静岡県沼津市に行っています.以前は電車利用でしたが,今年の春以降は感染リスクの軽減のため自家用車を利用するようにしています.国道1号線(小田原から箱根峠までは箱根新道)経由で行くんですが,途中三島市内の東海道本線のこ線橋を越えたあたりでカーナビに気になるスポットがありました.

Img_6782  足利義詮の墓です.

 足利義詮は室町幕府を立てた足利尊氏の嫡男で,第2代将軍となった人物です.室町幕府の最盛期を築いた3代将軍足利義満の父でもあります.日本史的には超メジャーな人物とはいえませんが,それでも征夷大将軍であり,そんな人物の墓がどうしてここにあるのか不思議です.興味がありつつも,いつもここを通過するのは夕方か早朝だったため立ち寄る機会がなかったんですが,今日は帰りが土曜日の午前中だったため寄ってみることにしました.

Img_6777 Img_6780  国道1号線からわき道に入り少し行ったところにある宝鏡院にそれはあります.案内板によるとこの宝鏡院を建立したのが足利義詮なのだそうです.彼が亡くなった地は定説では京都だとされていますが,建立のいきさつからここにも墓所があるものと思われました.

Img_6778 Img_6779  墓所には堀越公方足利政知も眠っています.堀越公方というのは,室町幕府の体制で主に関東地方を将軍に変わって治める人物で,本来は鎌倉公方と呼ばれていたものの,関東の政争の中で政知は鎌倉に入ることができなかったため,伊豆の堀越を拠点としたためそう呼ばれたものです.

 久しぶりに歴史関連の散策となりました.

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