« 足利義詮の墓 | トップページ | 小笠原旅行記④ ~ハートロック編~ »

2020年11月15日 (日)

坂本龍馬暗殺

Imagehtml_20201116093601 (写真1)龍馬殉難の現場

 今日は11月15日です.新暦と旧暦の違いはありますが,今から153年前の1867年(慶応3年)11月15日に,京都河原町の近江屋に滞在中だった土佐藩の坂本龍馬が同郷の中岡慎太郎ともに何者かの襲撃を受け,龍馬は即死、中岡も二日後に死亡しました.犯人は佐々木只三郎ら京都見廻組といわれていますが異説も多く,本能寺の変などと並ぶ日本史の謎のひとつです.

P1010098 (写真2)桂浜に立つ龍馬の銅像

 もっとも生前の彼はそれほど世間に知られた存在ではなかったそうです.明治になって新政府内で薩摩・長州の藩閥が幅をきかせるなか,土佐出身者達が自分達の立場を強くするために龍馬の業績をことさらに持ち上げ,彼を英雄に仕立てていったという側面があると思われます.特に日露戦争時に当時の皇后の夢枕に立ったという話は龍馬の名を広めるのに大いに役立ったようです.そして第二次世界大戦後,司馬遼太郎の「竜馬がゆく」によって一役幕末の著名人の仲間入りをし,その人気は不動のものとなりました.現在では幕末期を代表する英雄として知られ,また日本人が好む歴史上の人物では常に上位にランクされる存在になっています.

 龍馬を生んだ土佐(高知)では文字通り郷土の英雄であり,同地の空港が「高知龍馬空港」と命名されているほか,太平洋に臨む桂浜には巨大な龍馬の銅像が大海原の遥か彼方を見つめるように立っています.

 そんな坂本龍馬の記念日に,昔撮った扮装写真を思い出したのでした.

Tachi Suwari (写真)今に残る坂本龍馬の写真を再現してみました(10年以上前の作品です)

|

« 足利義詮の墓 | トップページ | 小笠原旅行記④ ~ハートロック編~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 足利義詮の墓 | トップページ | 小笠原旅行記④ ~ハートロック編~ »